JPS6350852A - 電子写真感光体および画像形成方法 - Google Patents

電子写真感光体および画像形成方法

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JPS6350852A
JPS6350852A JP61195882A JP19588286A JPS6350852A JP S6350852 A JPS6350852 A JP S6350852A JP 61195882 A JP61195882 A JP 61195882A JP 19588286 A JP19588286 A JP 19588286A JP S6350852 A JPS6350852 A JP S6350852A
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JP61195882A
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Satoru Haneda
羽根田 哲
Kunihisa Yoshino
吉野 邦久
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Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/12Recording members for multicolour processes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真法を用いて多色画像を形成するための
電子写真感光体及び該感光体を用いた画像形成方法に関
し、各種の多色画像形成装置、カラー写真、プリンタ等
に利用される。
〔従来の技術〕
従来、電子写真法を用いた多色画像を形成するには、い
くつかの方法及び装置が提案されている。
例えば電子写真感光体上に各色分解光に応じた像露光及
び現象を施して各色トナー像を形成するたびに記録紙に
転写する多色画像形成方法及び装置(前者)がある。ま
た例えば分解色数に応じた複数の感光体を配設した装置
を用い、該感光体のそれぞれに各色の像露光及び現像を
施して各色トナー像を形成し、これを順次記録紙に転写
する方法及び装置(後者)がある。
しかしながら、前者にあっては感光体を複数回回転して
各色トナー像を形成するため画像記録に長時間を要し、
その高速化が困難であるなどの欠点がある。また後者に
あっては複数の感光体を併行的に使用するため高速性の
点では有利であるが複数の感光体を使用するため装置が
大型化し、高価となるなどの欠点がある。さらには前者
及び後者共に複数回の転写が繰り返えされるため、画像
の位置合わせが困難であるという問題がある。
本発明者等はこれらの欠点を改良したものとして特開昭
61−63856号、同61−65262号、特願昭5
9−199547号明細書等に色のそれぞれ異なる複数
種類の微少フィルターをモザイク状に配列した複合フィ
ルター層を感光層の上側(現像の際トナーの付着 。
する側)あるいは下側(現像の際トナーの付着しない側
)に有する感光体を用いた画像形成方法を提・案じた。
この方法は感光体に接着された複合フィルターを通して
像露光を与えた後、特定の光によって全面露光を与え、
複合フィルター中の特定のフィルターに対応する部分に
該フィルターを透過した光に対応した電位像を形成せし
め、特定の色のトナーを用いて現像し、再帯電によって
平滑化を行うこの過程をフィルターの種類だけ操り返し
て感光体上に多色像を形成せしめるものであって、露光
が1回で済み、位置合わせの必要がないなどの利点があ
り、簡単かつ高品質の多色画像を得ることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
モザイクフィルターを有する感光体を用いる方法は、上
記のように多くの長所を有するものであるが、上記のモ
ザイクフィルターの製造方法において如何にして多色パ
ターンの欠損や剥離などが生じ難い、精度の良い、着色
パターンを形成せし−め得るかが問題であった。
すなわち、従来モザイクフィルターの着色パターンの製
造に関しては、例えば特開昭55−146406号公報
等が知られており、上記公報には真空蒸着によって着色
層を色素の蒸着膜として形成せしめる方法が記載されて
いる。
この方法によると着色層が色素そのものから形成されて
おり、媒染層が不要であるため、極めて薄膜化された着
色層として得ることができる。
このようにして蒸着法により形成された着色層をパター
ン形成グする方法としては、ドライエツチング法及びリ
バースエツチング法が知られている。
ドライエツチング法は、着色層上にフォトレジストでマ
スクパターンを形成させ、これをレノストマスクとして
非レジスト領域の着色層をイオンあるいはプラズマ雰囲
気中で蒸発させて除去し、所望の形状の着色パターンを
形成せしめる方法である。
また後者のリバースエツチング法は、除去すべき着色層
の領域の下方部にレジストパターンが位置するように、
除去可能なレジストパターンと着色層を基板上に積層さ
せ着色層の下のレノストパターンを基体から除去するこ
とによって、レジストパターンと共に着色層をも共に除
去し、非レジストパターン部の所望の形状の着色層を基
板上に残して着色パターンを形成せしめる方法である。
しかしながら、上記の如き蒸着法により形成された色素
のみからなる着色層は、強度が必ずしも充分でなかった
り、基板との密着性に欠けることか多く、そのために前
記の工程中に着色層にクラックが入ったり、あるいは基
板から剥離して破損を生ずる等の問題があった。
また更には、多色の着色パターンは上記のパターン形成
の工程を1色ごとに繰返すことによって形成される。従
ってこのような工程の繰返しによってパターンの欠損や
剥離等が生じ易く、精度の良い多色着色パターンの形成
は困難とされていた。
また上記の着色パターンは色素のみからなる着色層が用
いられるために、異色の着色層間での密着性も必ずしも
充分ではなく、また着色層間での層厚のバラツキが発生
し、均一の着色パターンは得られなかった。
従来のモザイクフィルターの製造方法の問題点は上記に
詳述した通りであり、このように異色の着色層間での層
厚のバラツキがあり、着色パターンの不均一なモザイク
フィルターを感光層上に有する電子写真感光体を用いて
多色画像を形成せしめると画質の良い多色画像を得るこ
とはできず、従って異色の着色層間での層厚のバラツキ
がなく、均一な着色パターンを有するモザイクフィルタ
ーの製造方法が強く望まれていた。
そこで本発明の目的は、上記の如き欠点を持たない改良
されたモザイクフィルターの製造方法を提供することに
あり、また改良された製造方法により得られた均一な着
色パターンを有するモザイクフィルターを設けた電子写
真感光体を提供することにあり、さらには改良された着
色パターンを有するモザイクフィルターを設けた電子写
真感光体上に多色画像を形成せしめる画像形成方法を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的は、感光層あるいは透明支持体上に所望の形
状を有する着色層からなる着色パターンを色素と樹脂と
を同時に蒸着して前記着色層を形成する過程を含む着色
パターンを有する電子写真感光体により達成し得ること
がわかった。
〔実施例〕
以下、本発明を更に詳細に説明する。
第1図乃至第5図は、リバースエツチングを用いた本発
明の着色パターンの形成法の一例を示すものである。
先づ第1図が示すように、プラスチック薄板の如き透明
な基体l上にホトレジスト層2を塗布し、このホトレジ
スト層2を所望のパターンを有するホトマスク3を通し
て露光し、現像液により現像すると第3図が示すように
リバースエツチング法によるレジストパターン2aが得
られる。
次に色素と樹脂とを同時に上記のレジストパターン2a
の形成面に蒸着させ、色素を含有する樹脂層4を形成せ
しめる。(第4図参照)上記の色素と樹脂を同時に蒸着
する方法としては、通常の真空蒸着装置により一方の蒸
発源には色素を入れ、また他方の蒸発源には樹脂を入れ
、それぞれの蒸発源の温度を適切な蒸発速度が得られる
ように調節しながら行なう方法を用うればよい。本発明
の方法に用いることができる9蒸発源としては、ボート
、バスケット等の如き抵抗加熱蒸発源が好ましい。
本発明において、前記の樹脂と同時に蒸発せしめられる
色素としては、昇華性もしくは蒸着可能な染料または顔
料が利用される。このような染料または顔料としては、
例えばフタロシアニン系、イソインドリノン系、ポリサ
イクリック系、ナフトール系、インダスジン系などの顔
料、油溶性染料、分散系染料などを挙げることができる
他方、色素と同時に蒸着仕しめられる樹す旨としては、
蒸着可能であり、着色層として形成された時に該着色層
が所望の吸光特性を有することができ、また蒸着後の強
度が高く、基板との密着性に優れた薄膜を形成し得る如
き樹脂が選択される。
このような樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリス
チレン、ポリカーボネート、ポリパラキシリレン等を挙
げることができる。
上記により着色、@4が形成された基板1をホトレジス
ト除去用溶液に浸漬するとホトレジスト層2aと該ホト
レノスト層2a上に蒸着した着色層4aを共に基板lか
ら除去することができ、第5図が示すように所望の着色
層4bからなる着色パターンを得ることができる。
本発明の方法により多色からなる着色パターンを形成せ
しめる場合は、前記の工程を1色毎に繰返すことによっ
て達成することができる。
本発明により形成された多色着色パターンは、着色層が
色素と樹脂を同時に蒸着することにより得られたので、
第6図に示すように各着色パターン5.6および7は充
分な強度を存し、基板との密着性ならびに各着色層間の
密着性にも優れ、着色層の剥離や損傷を起すことはない
また本発明に従えば、上記の各着色層の色素含有量によ
って、それぞれの着色パターン5,6および7における
分光透過率を調節することができるので、各着色層の膜
厚を均一化することもでき、保護層8を着色パターン上
にむらなく積層することも可能である。
本発明の電子写真感光体は、前記により得られた透明な
プラスチックフィルム基体上に形成された多色の着色パ
ターンを電子写真用の感光体に積層し接着することによ
り得ることができる。
本発明では電子写真用の感光体に上記の着色パターンを
積層、接着する方法として、公知の如何なる接着方法を
も用いうろことができる。
例えば、シート状感光体に着色パターンを接着させる方
法には、両者をラミネータを通しては接着させる方法、
ならびに両者を仮接着させ、負圧下の状態に置き、大気
圧をかけろことにより接着させる方法、あるいは両者を
仮接着させたものに圧縮空気を当てつづけて接着させる
方法等がある。
上記のラミネータを通して接着させる方法では、シート
状感光体側あるいは色分解フィルタ側に接着剤を塗布せ
しめて着色パターンと共にラミネートローラーを通して
加圧、加熱することにより接着が行われる。また後者の
方法すなわち負圧下の状態においた後、大気圧をかけて
接着させる方法および圧縮空気を吹きつけることにより
接着させる方法においても接着剤の層を介して行われる
上記の接着に際しての接着方向は、感光体面に対して、
着色パターンの基板すなわち透明支持体面を接着させて
もよく、また着色パターン面を接着させてもよい。
本発明に用いられる前記支持体としては適度の硬さと可
撓性を有するフィルム状のウェッブ、例えばポリエチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、
ポリエチレン、トリアセテート、などの各種プラスチッ
クフィルム等が好ましく用いられる。これらの支持体の
厚さは素材の性質によっても異なるが10〜50μ輪程
度とすることが好ましい。
また感光体と着色パターンを接着させるために用いられ
る接着剤としては、特に限定はなく、各種の接着剤、粘
着剤を用いることができるが、電り密着性を保つ目的に
はシリコーンオイル(例えば信越シリコーンKF−96
)、粘着性を要する目的にはシリコーンワニス (例え
ば信越シリコーンKRIOI−10)などが特に好まし
く用いられる。
上記のようにして得られた着色パターンを有する感光体
の断面を佼式的に第7図に示した。
pIS7図のAにおいて、12は感光体、9は接着層、
1は透明支持体、また4は着色パターンを示しているが
、上記の着色パターン4上に更に樹脂等からなる透明な
保11vJsをもうけることは好ましい。
感光層10上に予め保vI層である透明絶縁層を設けた
後に色分解フィルタを設けることもできる。
このようにすることにより着色パターン4を使用時にお
ける摩耗、傷、汚れなどから保i1層することができる
また第7図Bに示された断面図は、本発明の他の実施例
による電子写真感光体の概略構成を示すもので、本発明
によれば前記の着色パターンの形成は、必要であれば感
光体面に直接行なうことができ、この場合には接着層9
は必要としない。
この場合も、感光層上に予め保護層である透明絶縁層を
設けた後に、色分解フィルタを設けることらできる。
上記着色パターンを構成する色分解フィルタの形状、配
列は、特tこ限定されるものではないが、fjSS図A
のような線条状、例えば感光体がドラム状の場合、線が
回転方向に直交するもの、平行のもの等を用いることが
でさる。
しかし通常は第8図中12のようなモザイック状に構成
したものが用いられ、各フィルタのサイズは、色の繰り
返し巾(第8図中12.、f!t)として30ないし5
00μmとするのが好ましい。フィルタのサイズが過少
の場合、隣接した他の色部分の影響を受けやすくなり、
またフィルタの1個の巾がトナー粒子の粒径と同程度あ
るいはそれ以下になると作成も困難となる。またフィル
タのサイズが過大となると画像の解像性、混色性が低下
して画質が劣化する。なお、第7図AおよびB、第8図
A乃至Cはいずれも赤、緑、青のいわゆる3色分解フィ
ルタを設けた場合を示す。図中Rは赤、Gは緑、Bは青
のフィルタを示すが、本発明に係る着色パターンの着色
はこの3色に限定されるものではなく必要に応じて任意
の色のフィルター層を形成することができる。
本発明に係る感光体(第7図の12)は導電性基体(第
7図の11)上に光導電性の感光層(第7図の10)を
設けたもので、光導電層は、硫黄、セレン、無定形シリ
コンまたはこれらとテルル、ヒ素、アンチモン等との合
金から成る光導電体、あるいは亜鉛、アルミニウム、ア
セチモン、ビスマス、カドミウム、モリブデン等の金属
の酸化物、ヨウ化物、硫化物、セレン化物の無機光導電
性物質やアゾ系、ジスアゾ系、トリスアゾ系、フタロシ
アニン等の染顔料とビニルカルバゾール、トリニトロフ
ルオレノン、オキサノアゾール、ヒドラゾン化合物、ス
チルベン誘導体、スチリル誘導体等の電荷輸送物質をポ
リエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリ酢酸ビニール、ポリカーボネート、アクリ
ル樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂等の
絶縁性バインダー樹脂中に分散したもの、あるいは電荷
発生層と電荷移動層に分離した感光層等によって構成さ
れている。
また前記の導電性基体としてはアルミニウム、鉄、ニッ
ケル、銅等の金属、それらの合金、又はそれらの金属の
薄層をラミネート、あるいは蒸着等の方法によってポリ
エステルテレフタレートフィルム等の上に設けられたも
の等、通常電子写真感光体に用いられる各種公知の基体
を用いることができる。感光体の形状は特に限定はな(
、ドラム状、無端ベルト状あるいはシート状のもの等必
要に応じて適宜の形状、構造のものを作成すればよい。
上記により得られた本発明による感光体を用いて多色画
像を形成するプロセスを例に挙げて説明する。まずその
全面に1次帯電、2次帯電及び同時像露光を施し、各フ
ィルタの下部の感光層に色分解画像濃度に対応する一次
潜像を形成する。次いで特定光、この場合最初の色分解
フィルタを透過する光による全面露光を施すことによっ
て、該フィルタの下部の感光層にのみ、前記−次潜像の
強度に対応する表面電位の強弱、即ち電位パターンを有
する二次潜像を形成する。この二次潜像は前記フィルタ
と補色の関係にあるトナーで現像される。以後表面電位
を平滑化するための再帯電、次の分解フィルタ部での電
位パターンを形成する特定光の全面露光、該フィルタと
補色の関係にあるトナーによる現像の工程を繰り返すこ
とにより感光体上に多色画像が形成される。この多色画
像は唯1回の転写によって記録紙上に重ね合わきて転写
される。
第9図〔1〕乃至〔8〕は感光層として硫化カドミウム
のようなn型半導体を用いた感光体の一部分を取り出し
、そこにおける像形成過程を模式的に表わしたものであ
る。図中11.10は第7図と同じく、それぞれ導電性
部材、感光層であり、4は前記の高抵抗の3色()3.
G、R)分解フィルターである。また第9図中の各図の
下部のグラフは感光体各部表面の電位を示している。
先ず帯電器14によって全面に正のコロナ放電を与える
色分解フィルタ4表面に正の電荷を生じ、それに対応し
て感光層10とフィルタ4の境界面に負の電荷か誘発さ
れ第9図(1)の状態となる。
次いで露光スリットを備えた帯電器15により交流若し
くは負の放電を与え、色分解フィルタ4表面の電荷を消
去しながら多色原稿から像露光を施す。
本発明の感光体においては、前記のように赤色、緑色、
青色の多色像露光が施されて像形成が行なわれるが、わ
かり易くするため赤色像のみを有する原稿を例として像
形成プロセスを説明する。
第9図〔2〕は前記赤色像からの像露光(矢印Lr)が
施された部分の状態を示す。赤色光Lrは赤色分解フィ
ルタ部4Rを通過し、その下部にある感光層10を導電
性とするため、フィルタ4上の殆んどの正電荷が消去さ
れると共に感光Jr110中に誘発された前記負電荷も
消去され、表面電位が零電位に近いものとなる。
これに対して緑色、青色分解フィルタ4G、4Bは赤色
光Lrを透過しないため、フィルタ4上の正電荷の一部
は消去されるが、感光N10中の前記負電荷はそのまま
残留し、かつ前記消去された一部正電荷に相当する電荷
が導電性部材11に誘発される。このような電荷配置に
おいては緑色、青色分解フィルタ部4G、4B上の表面
電位は零電位に近いものとなる。但し帯電器15はスフ
トロン帯電器としてグリッド電圧を制御することにより
極性を反転させ、例えば−200V等の均一な表面電位
となるようにしてもよい。したがってフィルタは1犬潜
像としての電荷模様が内在しているが、表面電位差が生
じないためトナー像を形成することができない。
次に分解フィルタの一部にのみ電位パターンを生じさせ
る特定光、例えば光源16及び青色フィルタFBによっ
て得られた青色光(矢印り、B)で全面露光を施す。こ
の場合青色光LBを透過する分解フィルタ4B下部の感
光層10の負電荷の一部と導電性部材11の正電荷が中
和されて、第9図〔3〕のような分解フィルタ4Bの部
分と、感光層1oとの間に正負の電荷が残留して色分解
フィルタ4上に正の表面電位が与えられる。これを第9
図〔4〕に示されるように負のイエロートナーTyを担
持した現像器17により現像することにより、分解フィ
ルタ4Bの部分イエロートナー像が形成される。
このイエロートナー像が形成された分解フィルタ4Bの
領域は未だ表面電位がトナーにより飽和されずに残って
いるため、下方グラフに示されるように、比較的に高い
表面電位が残存していて、次の工程の現像により別のト
ナーが付着できる余地が残されている。
そこでフィルタ4の表面に交流または負の直流再帯電、
好ましくはスコロトロン帯電器18による負のコロナ放
電を付与して、19図〔5〕下方のグラフのようなフラ
ットな表面電位の状態に復帰せしめ、tjSS図〔2〕
のときの表面電位と等しくするとよい。
次に光源16及び緑色フィルタFCによって得られた緑
色光(矢印LG)で全面露光を施すことにより、第9図
〔6〕に示されるように感光層10中の負の電荷と導電
性部材11の正電荷が中和されて、フィルタ4の4Gの
領域に下方グラフの高い表面電位が得られる。これを第
9図〔7〕のマゼンタトナーTHを担持した現像器19
で現像することにより、4Gの領域にマゼンタトナー像
が得られる。
次に再帯電後(第9図〔8〕)、赤色フィルタFRによ
って得られた赤色光で全面露光を施こすが、この時には
電位パターンが発生せず、シアントナーTCによる現像
は行なわれない。かくして前記イエロートナー像とマゼ
ンタトナー像を記録紙に転写定着すれば、記録紙には視
覚的にイエローとマゼンタが1畳された赤色像が観察さ
れる。
以上の説明は原稿が赤色像である場合について説明した
が、原稿が白、緑、青、イエロー、マゼンタ、シアンま
たは黒の画像である場合についても同様三色分解法と加
法混色3原色トナーの組合せにより色再現が行なわれる
。第10図はかかる各色原稿を用いたときの色再現のプ
ロセスを説明する図表である。第10図中横軸は原稿の
色調を表わし、縦軸は各色原稿を用いたときのトナー像
形成に至る各段階のプロセスを表わしている。
符号「・−゛・」は−次層像形成、符号「○」は二次潜
像形成、符号rOJはトナー像形成の各段階のプロセス
を表わしている。また符号「↓」は上側の状態がそのま
ま維持されていることを表わし、空欄は潜像形成が行な
われない部分を表わしている。
なお、前記説明では感光体としてn型半導体が用いられ
ているが、セレン等のn型半導体を用いた感光体であっ
てもよく、この場合は電荷の正負符号が逆になるだけで
基本的には変りがない。むろんn型及びp型としても使
いうる感光体ではどちらを用いてもよい。
以上の説明から明らかなように本発明に係る感光体は、
感光層上に絶縁性色分解フィルタを設けた感光体であり
、さらに該感光体を用いて画像形成方法として、唯1回
の像露光により一次潜像を形成した後、三色分解法によ
る全面露光を施して色分解フィルタの色別毎に二次潜像
を形成し、対応する色のトナーで現像し、かつ再帯電す
る工程を繰り返えして多色像を得るようにしたものであ
る。
前記の如く感光層中に誘発させる電荷を利用する例えば
、NP方式が用いられるが、2回目以降の全面露光によ
る二次潜像形成に際して、先の1回目の2(l像電位の
残留による弊害を除去するため再帯電が必要とされる。
この再帯電は交流または負の直流放電、好ましくはスコ
ロトロン帯電器による負のコロナ放電により行なわれる
。なお、本発明の方法でいう「帯電」とは、帯電を行な
ったとき得られた表面電位が0となっfコリ、表面の電
荷が消失するような場合も含むものである。
また本発明は、−次帯電、−次帯電とは実質的に逆極性
の二次帯電、像露光の後、電位パターンの平滑化のため
の再帯電、特定光による全面露光、特定の色トナーによ
る現像を繰返す画像形成法にも適用することができる。
(特願昭60−229524号)本発明における現像は
磁気ブラシ法によって行うのが好ましく、現象剤は非磁
性トナーや磁性トナーを用いるいわゆるl成分現像剤、
トナーと鉄粉等の磁性キャリアを混合したいわゆる2成
分現像剤のいずれとも使用することができる。現像に当
っては磁気ブラシで直接摺擦する方法を用いてもよいが
、特に第2の現像以後は形成されたトナー像の損傷を避
けるため現像剤層が感光体面に接触しない現像方式であ
って、現像スリーブと感光体との間隙が該スリーブ上の
現像剤層の厚さより大きく設定(但し両者間に電位差が
ない場合)されている現像方式、例えば米国特許第3,
893,418号明細書、特開昭55−18856号公
報、特願昭58−57446号、特願昭58−2382
95号、特願昭58−238296号の各明細書に記載
されているような方式を用いることが特に好ましい。こ
の方式においては、彩色を自由に選べる非磁性トナーの
みからなる一成分現像剤、非磁性トナーを含んだ二成分
現像剤を用い、現像域に交流電場を形成し静電像支持体
と現像剤層を接触仕ずに現像を行うものが好ましい。但
し磁性トナーを用いた現像剤であってもよい。
現像に用いるカラートナーは、通常トナーに用いられる
公知の結着用樹脂、有機無機の顔料、染料等の各種有彩
色、及び荷電制御剤などの各種添加剤等からなる、公知
技術によって作られた静電像現像用トナーを用いること
ができ、キャリアとしては通常静電像に用いられる鉄粉
、フェライト粉、更に好ましくは鉄粉やフェライトに樹
脂被覆を施したもの、あるいは樹脂中に微粉磁性体を分
散したもの等の高抵抗磁性キャリア等各種公知のキャリ
アを用いることができる。
また本件出願人が先に出願した特願昭58−24966
9号、同5g−24QOa6号各明細書に記載された現
像方法を用いてもよい。
第11図は本発明に係わる方法により得られた前記の感
光体を用いた、多色画像を複写するための多色画像形成
装置の要部断面図である。SDは金属製ドラム上に前記
フィルム状感光体40を取り付けた感光ドラム、41は
正の直流1次帯電器、42は像露光し用スリットを有す
る負の直流コロナ放電用スコロトロン帯電器、43Bは
青色フィルタFBを有し青色光LBを照射する光源、4
4Yはイエロートナーを収容した現像器である。45は
負の直流コロナ放電用スコロトロン帯電器、46Gは緑
色フィルタFGを有し緑色光LGを照射する光源、47
Mはマゼンタトナーを収容した現像器、48は負の直流
コロナ放電用スコロトロン帯電器、49Rは赤色フィル
タPRを有し赤色光LRを照射する光源、50はシアン
トナーを収容した現像器である。Pは記録紙、51は転
写電極、52は分離電極、53は電極背面から白色光を
露光しっつ除電を行なう残留電荷除去用除電器、54は
残留トナー除去用クリーニングブレードである。
前記溝成の感光体40にまず帯電器41により一様な正
の帯電を施し、次いで負の極性をもつ帯電器42を作用
させると同時に青、緑、赤の3原色原稿からの像露光り
を走査露光する。感光体40上には複合フィルタの各色
分解フィルタ別に原稿からの像露光の強度に対応した原
稿を色分解した一次潜像が形成される。次に青色光透過
の干渉フィルタと硝子フィルタFBを備えた白色光源4
3Bによる全面露光LBを施し、青色分解フィルタの領
域に前記−次潜像に対応した静電荷像を形成し、これを
イエロー現像器44Yでイエロー現像する。
次に負のスコロトロン帯電器45により前記青色分解フ
ィルタの領域に残存する静電荷像を消去した後、緑色光
透過の干渉フィルタと硝子フィルタF’Gを備えた白色
光146Gによる全面露光LGを施し、マゼンタ現像器
47Mでマゼンタ現像する。
次に負のスコロトロン帯電器48により残存する静電像
を消去した後、赤色フィルタPRを備えた白色光源49
Rによる全面露光LRを施し、シアン現像器50でシア
ン現像する。かくして感光体上には原稿に対応した多色
トナー像が形成され、タイミングを合せて給紙された記
録紙Pに転写電極51の作用で転写され、かつ分離電極
52の作用で分離された後図示しない定着器により定着
される。
一方転写後の感光体40は除電器53により除電された
後、クリーニングブレード54により残留トナーが清掃
され次の像形成に備えられる。
以上の説明はすべていわゆる3色分解フィルタと3原色
トナーを用いたカラー複写機の実施例についてこべたが
、本発明の実施態様はこれに限定されるものではなく、
各種の多色画像記録装置、カラー写真プリンタ等広く使
用することができる。
分解フィルタの色、及びそれに対応するトナーの色の組
み合わけも目的に応じて任意に選択できることはいうま
でもない。
また本件出願人が先に出願した特願昭58−24966
9号、同58−240066号各明細書に記載された現
像方法が用いられてもよい。
〔発明の効果〕
前記により明白なように、本発明に係わる方法により形
成された多色着色パターンは、色素と樹脂を同時に蒸着
することにより得られたので、各着色パターンは充分な
強度を有しており、基板との密着性ならびに各着色層間
の密着性にも優れ、着色層の剥離や損傷が起り難い。
従って上記の如き多色着色パターンを色分解フィルタと
して有する電子写真感光体は、画像形成に際し、濃度ム
ラ。、鮮鋭性、色再現性などの点で従来の感光体に比較
して優れた画質の多色画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本発明に係わる着色パターンの形
成法の工程を示す模式図、第6図は本発明に係わる方法
により形成された多色着色パターンの断面図、第7図A
およびBは本発明による電子写真感光体の断面図、第8
図は本発明に係わる着色パターンによる色分解フィルタ
の配列図、第9図は色原稿からの像形成プロセスを説明
する図、第1O図は各種着色原稿からの像形成プロセス
を説明する図表、第11図は本発明による感光体を用い
た多色画像形成装置の要部断面図である。 1・・・基板 2・・・ホトレジスト層 3・・・ホトマスク 4・・・着色層 5・・・ンアン着色パターン 6・・赤色着色パターン 7・・・緑色着色パターン 訃・・保2i層 9・・・接着層 lO・・感光層 11・・・導電性基体 12・・・感光体 出願人 小西六写真工業味式会社 第7図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光層あるいは透明支持体上に所望の形状を有す
    る着色層からなる着色パターンを色素と樹脂とを同時に
    蒸着して前記着色層を形成する過程を含むことを特徴と
    する着色パターンを有する電子写真感光体。
  2. (2)感光体あるいは透明支持体上に所望の形状を有す
    る着色層からなる着色パターンを形成する方法において
    、色素と樹脂とを同時に蒸着して前記着色層を形成する
    過程を含むことを特徴とする着色パターンを有する電子
    写真感光体を用い、前記感光体に対し、帯電と像露光後
    、特定光による全面露光と現像をくり返すことにより前
    記感光体上に多色画像を形成することを特徴とする画像
    形成方法。
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