JPS63500325A - 電磁制御式２方弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電磁制御式２方弁 作動位置と不作動位置を持ち、制御された流体の圧力又は流量が減少するとき不 作動位置へ自動的に復帰するように設計された２方弁を製造することが知られて いる。例えば、スイス特許第５３２．７２３号にはこのタイプの３方弁が記載さ れている。

ある適用では、電磁作動式２方弁であって、該弁が電流パルスによって作動位置 、すなわち弁開位置にすることができ、かつ特定な流量が弁を通過する限りこの 作動位置に留まることができ、しかも流量が所定値以下に下がると直ぐに不作動 位置に自動的に復帰し、制御パルスが弁に印加されるまで該不動位置に留まるこ とができる電磁制御式２方弁を使用することが望ましい。本発明の目的は、上記 スイス特許に開示されているものとは非常に異なる面単で経済的な手段によって この作用効果を達成することを可能にすることである。

この目的を達成するため、本発明の電磁式２方弁は、レセプタクルの中を磁場の 作用で移動できる可動鉄心を有し、この鉄心が吸着位置にあるとき弁座を露出さ せるフラップを有する該鉄心を備えた弁において、該フラップにダクトを貫通さ せ、流体が開き位置にある弁を通過することによって該ダクト内に真空を形成し 、このダクトは可動鉄心が移動して形成したレセプタクルの底部と、可動鉄心の フラップを担持する端部と反対側の端面との間にある室に流路を介して連通され 、弁組立体は全体として真空を上記チャンバーに伝達し、この真空のみで弁を開 き位置に保持する。

本発明の切換弁の２つの実施例を例示として添付図面に略示する。

第１図は本発明の１実施例の軸方向断面図、第２図は本発明の別実施例の軸方向 断面図である。

第１図について説明する。第１図は弁位置が開き位置、つまり作動位置にある２ 方切換弁を示し、該切換弁は加圧流体が流入する入口である管継手２と、加圧流 体が排出される出口である管継手３とを有する弁体１を含む。流体の流路は弁座 ５と保合可能なフラップ４によって制御される。

フラップ４は、可動強磁性鉄心の中に設けられた空間６内に浮（ように取付けら れ、また鉄心７のリム９に対しスプリング８によって押付けられている。フラッ プ４は弾性ワンシャーによって形成され、このワッシャには弁座５と係合する面 と反対側の面上に広がったカラー１１を有する金属部品１０が通過する。

電磁弁に関じよく知られているように、固定鉄心１３は弁体１にネジ止めした部 品１５上に設けられた励磁コイル１４によって形成された磁場によって磁化され 、可動鉄心７はこの磁化された固定鉄心１３によって戻しスプリング１２の作用 に抗して引寄せられる。第１図に示す可動鉄心７は弁開に対応した位置にあり、 この弁開は、弁座５によって入口管継手２と出口管継手３とを連通させている。

鉄心７には、該鉄心７の上端面と、摺動する鉄心７を内部に有するレセプタクル １８の底面との間に形成された室１７に空所６を連通させる軸方向ダクト１６が 形成されている。

このレセプタタル１８の底面は、弁開位置において鉄心７と係合することになる ○−リング１８を担持している固定心部材１３によって形成される。

フラップ４を貫通する金属部材１０には穿孔１９が貫設されていて、上記金属部 材１０はその延長部２０において１端が弁座５に向かって外側へ開くと共に、他 端は鉄心７の室６へ延びている。

弁が閉じているとき、フラップの上記穿孔１９の上部開口は鉄心７の下部に配設 されたシール２１によって閉塞される。

次に弁の作動について述べる。

充分な持続時間を持つ電流パルスがコイル１４に印加されると、鉄心７は固定鉄 心１３へ向かって吸引され、第１図に示す位置をとる。入口管継手２を通って流 入する加圧流体は弁座５を通過して出口管継手３へ向かうが、その時上記穿孔１ ９によって形成されたベンチュリ効果によりダクトの中に真空が形成される。こ の真空は軸方向ダクト１６を経て室１７の中に伝達される。鉄心７の下部が加圧 流体の圧力を受けると共に、上部が上記真空に曝される結果、鉄心７に作用する 力が生じる。この力は上方へ向い、ばね１２によって及ぼされる下向きの復元力 よりも大きい限り、該鉄心７を図示の位置に保持する。

入口管継手２と通じている容器が実際上空になるなどの理由によって弁を通過す る流体の流量が減少すると、穿孔１９の中及び室１７の中に生した真空はばね１ ２が鉄心７を元の位置へ復帰させるに充分なまでに低下し、これに伴って弁座５ をフラップ４によって閉塞すると共に穿孔１９をシール２１によって閉塞する。

弁がこの不作動位置に到達した時、入口管継手２を経て流入する加圧流体はなお 圧力を室１７に及ぼしているが、謹呈１７の密封は鉄心１７が離れてしまってい るため０−リングシール１８によって確保され得ない。従って、鉄心７は電流パ ルスが励磁コイル１４に印加されるまで弁閉位置に対応した下側の位置に留まっ ている。

第２図は筒素化された変形実施例を示す、この実施例では、フラップ４は該フラ ップと結合する金属部材を具備していないが、穿孔１９がフラップそれ自体に穿 設されていて、該穿孔の上部開口が鉄心７と一体に形成した環状リブ２２によっ て閉塞される。

室１７が鉄心１７の側壁に沿って延びているが、酸室がこのように形成されるの は謹呈の密封された閉じ込めが鉄心７０基部に形成した外周リム２４と係合する ０−リング２３によって確保されていることによる。このように構成した結果、 室１７とフラップの上方の空所６との間の流通は鉄心７に穿設した半径方向の穿 孔２５によって行われる。鉄心７は固定鉄心１３と可動鉄心７の間に作用するば ね２６によって不作動位置に復帰する。

この第２実施例の動作方式は第１実施例の動作方式と同一である。

国際調査報告 １ｋＮ）ＩＥＸＴｏＴＨＥＩＮＴＥＲ，’ＪＡＴ”０ＮＡＬＳＥＡＲＣ：ＩＩＥ ？ＯＲτＯＮ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．レセプタクル中に磁場の作用で移動可能に嵌装された鉄心であって、該鉄心 が不吸着位置にある時は弁座に着座しているが、吸着位置にある時は弁座を露出 させるフラップを担持する弁において、該フラップにダクトを貫設し、流体が弁 開位置にある弁を通過することによって該ダクト内に真空が形成され、しかも内 部を移動する上記鉄心を有するレセプタクルの底面と該レセプタクルの底面と対 向する上記鉄心の端面とによって挟設された室に該ダクトを通路を介して通じさ せ、該室に上記真空が伝達され、弁組立体全体としてこの真空のみで弁開位置に 保持されるように構成したことを特徴とする電磁作動２方切換弁。
2. ２．上記室中に真空を維持するため密封装置を可動鉄心とそのレセプタクルとの 間に設けた請求の範囲第１項に記載の弁。
3. ３．フラップのダクトが弁座の中心で軸方向に外側へ延び、流体が流れている間 にベンチュリ効果が生じるように弁座へ向かって延びる延長部を該ダクトに持た せた請求の範囲第１項又は第２項に記載の弁。
4. ４．フラップを可動鉄心のレセプタクルの中に浮ぶように装着し、該鉄心の一部 が弁閉位置において上記ダクトを閉め切るようにした請求の範囲第３項に記載の 弁。
5. ５．フラップを弾性ワッシャーで形成し、上記ダクトを該ワッシャーの中心穴に 配置した部品を貫通する穿孔によって形成し、該部品がワッシャーの弁座と反対 側の面上に広がったカラーを有するようにした請求の範囲第４項に記載の弁。
6. ６．弁が弁開位置にある時に限って可動鉄心とそのレセプタクルとの間で圧縮さ れるように該鉄心と該レセプタクルとの間に配設したＯ−リングによって上記密 封装置を形成するようにした請求の範囲第２項乃至第５項の各項の何れかに記載 の弁。