JPS6349225A - 混合気体の分離方法 - Google Patents

混合気体の分離方法

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JPS6349225A
JPS6349225A JP19273486A JP19273486A JPS6349225A JP S6349225 A JPS6349225 A JP S6349225A JP 19273486 A JP19273486 A JP 19273486A JP 19273486 A JP19273486 A JP 19273486A JP S6349225 A JPS6349225 A JP S6349225A
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JP
Japan
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gas
electrons
separation
mixed gas
molecules
Prior art date
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Pending
Application number
JP19273486A
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English (en)
Inventor
Morio Okazaki
岡崎 守男
Hajime Tamon
肇 田門
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、混合気体から選択的に気体を分離する方法に
関する。特に、気体分子の電子付着性の差を利用して選
択的に気体を分離する新規な気体分離方法に関する。
[従来の技術] 従来の一般的なガス分離方法には、(1)冷却し。
沸点差による深冷分離法、■気体分子の吸着性の差、モ
レキュラーンーブ作用を利用する吸着分離法、c3)多
孔質膜或いは高分子膜を利用し、拡散係数の差を利用す
る膜分離法、(4)気体と錯体を可逆的に形成するもの
を利用する化学吸着法がある。
電子を中性の気体分子に衝突きせて負イオンのt超電流
によりガス検出する電子付着検出器(alectron
 capture 1onization detCc
tor)が従来からあるが、ガスを分離するものは未だ
具体化されていない。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明の混合ガス分離方法は、従来のガス分離技術とは
全く異なる原理でおこなうものである。
従来の分離法では、達成しがたい超本純度のガスの精製
を行なおうとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は1分離すべき混合気体を一定のチャンバー内に
導入し、その混合気体に対して電子発生装置により電子
を照射することにより1分離すべき混合気体のうち電子
付着性の高い気体分子から気体負イオンを発生せしめ、
その負イオンガスを、電場又は磁場により分離し1分離
されたガスを取り出すことを特徴とする混合気体の分離
方法である。
[作用] 本発明方法では、電子が気体分子に対し付着する付着反
応は、比較的低エネルギーで起こり、電子との衝突によ
る分子そのもののM離の度合いも小さい、更に、付着反
応の親和力は分子によりかなり差があると云う性質を利
用して、IE場、磁場などにより負イオンを中性分子と
分離することにより、気体を選択的に濃縮、除去するも
のである本発明による混合気体の分離方法は1次のよう
な原理を利用するものである。
電子が中性のガス分子と衝突すると、電子のもつエネル
ギーが小きい場合には、気体分子が電子を保護して気体
負イオンを形成する。この負イオン形成のし易さは、電
子親和力によって示きれる6種々のガス分子の電子親和
力は、第1表に示きれる。
第1表 1子親和力の例 親和力の値[eV]が大きくなるに従って電子付着性が
増大する。これは、負イオンのt離を流を検出してガス
検出2公析のために応用きれているが、ガスを分離する
ものではない0本発明はガスの電子付着性(を子親和力
)の差を利用してガスの分離操作を行なうものである。
本発明による分離法を、 N、+C1,の2成分混合ガ
スを例にとり説明すると1次のようである。
この混合ガスに電子を照射すると、第1表に示される電
子親和力でCLガス分子には電子が付着し、負イオンと
なるが、他方N+ガス分子には電子付着がほとんど起こ
らず、中性分子で存在する。
この状態のガスに電界を作用きせると、負イオンのC1
,ガスは、千振へ移動し、−極側には、C18ガスが存
在せず、N、ガスのみとなる。子種側よりガスを取り出
せば当初の2成分混合ガスよりはるかに高濃度のC1,
ガスを得ることができる。一方。
−極側よりガスを取り出せば、CLを分離きせたので非
常に高純度のN、ガスを得ることができる。
本発明による混合気体の気体相のみでの分離法は1分離
すべき混合気体を一定のチャンバー内に導入し、その混
合気体に対して電子発生装置により7分離すべき混合気
体のうち電子付着性の高い気体分子に電子を付与し、気
体負イオンを発生せしめ、電場又は磁場により気体を分
離し1分離されたガスを取り出す混合気体の分離方法で
ある。
その一定のチャンバー内で電子発生せしめ、気体分子を
電離せしめる方法としては、(1)紫外線照射による光
電子法、■グロー放電性、0)コロナ放電法などが考え
られる。
分離すべき混合気体を閉じ込めるチャンバーは1回分式
のものでも、連続式のものでもよいが、連続式で連続運
転ができるものが好適である。
上記の電子発生装置は、気体分子に付与すべき電子を発
生するものであるが、同時に、放電、スパッタリングが
発生し、電極を劣化きせることなどがあるために、その
劣化対策を考えたものであることが望ましい。
本発明では、負イオン形成されたガスを回収できるが、
同時に、負イオン形成されない中性ガスの方を分離回収
することが好適の場合もあるので、適宜1分離条件、ガ
スの性質を考處して2分離方法9分離手段を決めること
がよい。
また1本発明は、混合気体の分離だけでなく。
気体の純度を高めるために用いることもできる。
次に本発明の混合気体分離方法の数種の実施例を述べる
が1本発明は、これにより限定されるものではない。
[実施例1コ [紫外線照射による光電子法によるコ pJ r + SF hの混合気体1を、第1図に示す
装置によりガス分離を行なった。SF、は、気体絶縁体
としてよく用いられるガスであり、その親和力は。
3、38eVである。
第1図の装置は、正に帯電している千振2と。
負の−ai3を有するセル4を備え2分離すべき混合気
体1が一定量セル4に封入される。−極3のカソード面
に紫外線を紫外線ランプ5により照射し、電子を発生許
せた1発生電子はSFa分子に付着し、電界の作用によ
りSF、ガスが千振へ移行する。
更に、詳しく説明すると、−極3は、バイコールガラス
(vycor glass)に金を蒸着した面をカソー
ド面としていて、紫外線を照射すると、カソード面が励
起されて電子が発生する。電子はカソード、アノード(
千振)間にかけられた電界によりエネルギーを得てアノ
ード側にドリフトする0発生した電子の一部は、被付着
気体分子SF、との衝突により1次のように負イオンを
生成する;SF I + e−+SF + − 生成諮れた負イオンSF、−は、を界エネルギーにより
アノード側に進む、同時に、千振のバイフールを中性気
体分子が透過し、試料室9に貯えられるe Xt料室に
貯えられた多孔性の一極3を通過してくる気体は一部一
定時間毎に質量分析計7に導かれ分析された。
分析結果による分離結果、成績を第2図に示す。
分離係数(SF、の出力比)ηと時間tとの関係を示す
ものである。ここで、η−I 、/ I Pである。但
し、Ipは紫外線を照射しない時の質量分析計の出力i
流であり、Isは紫外線を照射し。
電界をかけ分離を行なった時の質量分析言1の出力rl
l流である。η(分離係数)は1分離なしのとき1であ
り、全部分離芒れたとき0であると定義される。
第2図より、圧力、!圧が等しい場合、SF、9度が低
い方がηは小さく分離が良好に行なわれたことを示す、
a度に対して電子数が不足するものと思われ、a度増加
でカソード表面の励起状態が劣化するものと思われる。
電界/圧力比が0.7付近でηが最小に、即ち、電子の
SF、への付着確率が最大となり、この付近での分離が
好適であることがわかった。
[実施例2] [グロー放電によるコ 第3図に示す装置によりNI+SFlの混合気体を分離
試験を行なった。
前記実施例1の光電子法では発生電子数が不足の場合が
あることを考え2発生電子数が多いと考えられるグロー
放電による気体分子分離法を行なった。
第3図の装置は、ガイスラー管10であり、その中に2
つの電極11.12を有する。先ず、ガイスラー管10
にNI+SFsの混合気体を封入した。その後電極間に
電圧を印加すると Nl−りNl’+ e 、 SFl
+ e−>5FI−によりSFIの負イオンを生成する
。生成された負イオンは2つの電極11.12間を流れ
る電流によって生じる磁界により常に内側方向に力を受
は電極間の電場に對と込められ、中性気体分子(はとん
どN、)からの分離が行なわれる。
グロー放電では、同時に電極表面でスパッタリングが生
じ、電極が変質する。この実施例では。
直流電源よりも電極の変質を小きく押拵えるために交流
を源を使用した。
中性気体分子は、バイフール14を透過し、試料室15
に貯えられ、その貯えられたガスは実施例1と同様に質
量分析計にかけ分析した。
その結果を第4図に示す。
ガイスラー管内の圧力P [Torr]と、 SF、の
濃度Cs□[ppm]に対してのη[前記の実施例1の
ときと同し定義;即ちSF、の出力比コを反応時間tに
対してプロットしたものである。Run18.19.2
0では、η−0で、光電子法よりもかなり厳しい条件で
も100%の分離が行なわれていた。 SF、a度が、
igIa度の場合でもRun21.22の結果のように
分離成績は良好であった。
SF、のかなりの高い、a度2 X 10 ’ppm(
=20%)においても、ηく01の高い分離性が達成さ
れている。
[実施例3] [コロナ放電による] 第5図のコロナ放電を利用した気体の電界分離装置によ
り、Nl+5Flの混合気体を分離した。
グロー放電でもスパッタリングによる電極劣化が生じる
恐れがあるため、また、長時間の連続運転を可能ならし
めるために第5図の如きコロナ放電による連続運転可能
な気体分離装置を考えた。
第5図の装置は、全体が円筒状のもので、頂部に高圧t
fi21から負の高圧にかけられた線が接llf、諮れ
、絶縁碍子22を通り、放電極24(−極)を高圧の負
にする。子種は、多孔性の電極23であり、−の電極の
回りに円筒状に取り囲んである。−放電極24は先端に
ウェイト25を有し、その形状を直線に保持されるよう
にきれる。
混合ガス(例、Nl+5Fl)は、入口26から導入さ
れ1分離された中性のガスは底部にある出口28から、
そして負イオンガスを多く含む気体は、出口27から排
出される。
ガス入口26から導入きれた混合ガス(Nl+5Fl)
は、多孔質電極(子種)と放電極(−極)の間に形成さ
れるコロナ放電場に流入する。ここで、電子付着により
負イオンを形成したガス(SF+)は、電極間の電界作
用により子種の多孔質電極へ高速(数10m/秒以上)
で移動する。この移動した負イオンガスを多孔質電極を
通して外側に取り出す、このガスは負イオンガス(SF
、)の濃度が増加したものとなっている。一方1円筒状
部の内側の底部にガス出口28を設け、そこから外部に
排出されるガスは負イオン(SF、)の濃度が減少し、
中性ガスの純度が高くなった状態のものである。
このことより、負イオン形成イオンを選択的に分離でき
るとともに、中性のガスを、精製し、純度を向上できる
ことが分かった。
[発明の効果] 本発明の混合気体の分離方法は、第1に、従来のガス分
離法とは全く異なる原理によるガス分離方法を提供する
こと、第2に、従来の分離法では達成しがたい超高純度
のガス精製が可能になること、即ち、空気中からのN、
と022分離、吸着分離法で行なった場合99.7%〜
99.9%のN、を得ることは可能であるが、これ以上
の純度にすることは困難であるが、しかるに本発明の分
離法では、これが達成可能となること、第3に1本発明
分離法を常圧、連続処理で行なえば、大容量のガス分離
がり。
能となることなどの技術的効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の1実施例を行なう装置を示す説明図
である。 第2図は、第1図の装置による本発明の分離法を行なっ
た結果を示すグラフである。 第3図は1本発明の他の1実施例を行なう装置を示す説
明図である。 第4図は、第3図の装置による本発明の分離法を行なっ
た結果を示すグラフである。 第5区は9本発明の他の実施例を行なう装置を示す説明
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 分離すべき混合気体を一定のチャンバー内に導入し、そ
    の混合気体に対して電子発生装置により、分離すべき混
    合気体のうち電子付着性の高い気体分子に電子を付与し
    、気体負イオンを発生せしめ、電場又は磁場により気体
    を分離し、分離されたガスを取り出すことを特徴とする
    混合気体の分離方法。
JP19273486A 1986-08-20 1986-08-20 混合気体の分離方法 Pending JPS6349225A (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004007057A1 (en) * 2002-07-12 2004-01-22 Komad Parsa Continuous gas separation in an open system
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