JPS6348545Y2 - - Google Patents

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JPS6348545Y2
JPS6348545Y2 JP1983129601U JP12960183U JPS6348545Y2 JP S6348545 Y2 JPS6348545 Y2 JP S6348545Y2 JP 1983129601 U JP1983129601 U JP 1983129601U JP 12960183 U JP12960183 U JP 12960183U JP S6348545 Y2 JPS6348545 Y2 JP S6348545Y2
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JP
Japan
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box
interior material
cold
packaging container
outer box
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JP1983129601U
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JPS6038266U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、食品又は医薬品等の保冷を必要と
する物品の輸送用梱包容器に係り、これらの物品
等を保冷しつつ衝撃等から保護し輸送するための
簡易な梱包容器に関するものである。
従来、保冷を必要とする物品、例えば食品、医
薬品(血液、***等も含む)、化学品等を輸送す
る場合には、例えば第1図のように梱包箱Hに輸
送すべき食品等S(例ロースハム)を緩衝材K(セ
ロ綿等)を介して収納し、この梱包箱全体を保冷
室を備えた輸送車等により輸送していた。しかし
この方法による輸送では、特別な輸送車が必要で
あり、大量に輸送する場合はよいが、個別に種々
異なる他方に輸送する場合には輸送コスト的に問
題があつた。又、緊急に際してはドライアイスを
梱包箱に内装して輸送する方法もあるが、緩衝能
力及び包装、梱包容器としての美感が失われる欠
点がある。そこで本考案は上記現状に鑑み、食
品、医薬品等の保冷を必要とする物品を、保冷し
つつ衝撃等から保護し輸送するための、包装材と
しての美感にもすぐれた簡易な梱包容器を提供す
ることを目的とし、その要旨を、食品又は医薬品
等を保冷しつつ輸送するための梱包容器であつ
て、該容器は、断熱材にて形成され気密状に係合
し得る上箱と下箱からなる外箱を備え、該外箱の
前記下箱内には、食品等を抱嵌し得る凹部を有し
かつ内部に蓄冷剤が封入された内装材が内装さ
れ、前記上箱内には吸湿能と緩衝能を有するスポ
ンジ部材が内装され、しかも前記内装材の裏面側
にはドライアイス等の冷体を装着し得る空間部が
形成されていることとするものである。
次に本考案を具体化した一実施例を図面に基づ
いて説明する。第2図〜第5図において、輸送用
梱包容器1は、内装材2と外箱3と化粧箱4とか
らなり、輸送物は本例にあつては殺菌包装された
ロースハムの包装体5であり、2本の包装体5,
5を贈答品として地方に発送する場合の輸送用梱
包容器に関するものである。本例における内装材
2は、包装体5,5を抱嵌抱持し輸送中の衝撃等
から包装体5,5を保護するとともに、輸送中に
包装体5,5を保冷してロースハムのハム質の変
性、品質低下等を防ぐ役目を負うものであり、衝
撃緩衝能と保冷能を有するものである。そのた
め、内装材2は、ポリエチレン製のブロー成型さ
れた風船状の外皮2aと、この外皮2a内に充填
口2bより充填圧入された蓄冷剤2cとより構成
され、蓄冷剤2cの充填圧入後は充填口2bは熱
圧着により封止され、蓄冷剤2cは外皮2a内に
密閉状に封入されている。この蓄冷剤2cはゲル
状の半流動物であり、冷凍庫内に5〜12時間程度
放置することにより冷凍庫内の冷気を吸収蓄積
し、それを冷凍庫から取り出した場合、大気中に
おいて長時間冷温を維持し得るものである。そし
て冷温中においてもゲル状の弾力性を有するもの
である。なお、ポリエチレン製の外皮2aも低温
において相当の弾力性を維持し得るものであり、
蓄冷剤の温度降下に伴なつてヒビ割れ等が生じる
ものではない。
次に外皮2aの表面の一部に形成されている凹
部2dは、ロースハムの包装体5,5の外周囲を
約半分程抱嵌し得るものであり、包装体5,5の
外周形状に嵌合し得るように予じめ形状を特定し
て形成したものである。この凹部2dに抱嵌され
た包装体5,5は内装材2の有する弾力性により
輸送中の衝撃等から緩衝保護され、しかも、内装
材2り封入された蓄冷材2cの保冷力により保冷
されつつ輸送されるものである。
次に外箱3について説明すると、外箱3は断熱
効果を有する発泡スチロールにより成型された上
箱3aと、同様に成型した下箱3bとからなり、
上箱3aと下箱3bはその各外周縁に段差状に形
成された雄雌状の嵌合部3aa,3baの嵌合によ
り一体状に閉塞係合されるものである、そして下
箱3bの内側面には前記内装材2が嵌入可能であ
り、内装材2が包装体5,5を抱嵌した状態で嵌
入された場合には、包装体5,5はその上端がわ
ずかに下箱3bの上端外周縁より突出した状態に
載置される。そしてこの包装体5,5の突出した
部分は、上箱3aの内側面に形成された空間部C
により覆蓋される。なお、外箱3を形成する発泡
スチロール壁の厚みは、上箱3aと下箱3bを嵌
合し、内部に冷凍後の内装材2を納置した場合、
内装材2の蓄冷剤2cの発する冷気が外部に漏出
しない程度の厚みで形成されている。
次に化粧箱4は、紙製又は合成樹脂製等の薄板
にて形成した箱体であつてその1側面は開口され
ていて、その開口面側4aより前記外箱3を挿入
可能であり、外箱3全体が化粧箱4内に嵌挿し得
るよう形成されている。即ち化粧箱4は外箱3の
外周形状に適応した形状に形成された外箱3を外
被するためのケース体であり、その表面には商品
表示等のための文字、イラスト等が描出されるも
ので、化粧箱としての機能と、外箱3の上箱3a
と下箱3bとの嵌合状態を挾持する挾持体として
の役目を負うものである。
次に上記実施例における輸送用梱包容器1の作
用効果を述べると以下のとおりである。
前記内装材2を冷凍室にて冷凍し、適度の冷温
に蓄冷した後、この内装材2を前記外箱3の下箱
3b内に納置し、その上からロースハムの包装体
5,5を内装材2の凹部2d,2d内に抱嵌状に
載置し、上方より上箱3aを覆蓋状に嵌合し、さ
らに外箱3を化粧箱4に嵌挿すれば、外箱3の上
箱3aと下箱3bは密閉状に嵌合保持される。な
お、外箱3の密閉された内部では内装材2が冷温
に保持され、ロースハムの包装体5,5を抱持し
ているため、包装体5,5の下面部は内装材2か
ら直接の冷温を受け、さらに、その上面部は内装
材2により空間部Cの空気が冷気となつているた
め間接的に冷却される。又、外箱3は断熱効果を
有する発泡スチロールにて形成されているため空
間部Cの冷気及び内装材2からの冷温が外部に漏
出することは少なく、包装体5,5に対する保冷
効果は長時間持続する。
本例における輸送用梱包容器1の効果は以下の
とおりである。
(1) 従来の保冷車による輸送に比し、輸送費が安
くなり、簡易な容器であるので各家庭別に食品
等を発送することも可能であり、食品、医薬品
等の輸送に便利である。
(2) 従来に比し梱包作業が容易簡単であり、しか
も梱包容器としての美感が良好である。
(3) 輸送すべき食品等の保存性が良好となる。
(4) 内装材2に設けられた凹部2dによる包装体
5に対する接触面積が大であり、保冷効率がよ
い。又、内装材2内に封入された蓄冷材2cは
冷温においてもゲル状であるため包装体5に対
する衝撃緩衝効果が良い。
(5) 本例梱包容器は安価な材料にて形成されてい
るため製作費は安価である。
なお、上記実施例は以下のような変更が可能で
あり、その変更は本考案の技術的思想に包含され
るものである。
(1) 第6図、第7図に示すような断面形状に内装
材2を形成すること。このような断面形状にす
れば、内装材2の裏面には空間部Bが形成され
るため、この空間部Bにドライアイス6を入れ
ることができ、ドライアイス6の冷却力により
内装材2内の蓄冷材2cをさらに長時間冷温に
保持することができるものである。又、空間部
Bにドライアイスを入れた場合には梱包前に行
われる内装材2の冷凍時間を短縮することがで
きるものである。
(2) 外箱3内の空間部Cにスポンジ又は多孔質の
紙等の吸湿材を装設すること。外箱3内で発生
する冷気による水滴をスポンジが吸い取り、し
かも、包装体5に対する衝撃緩衝力が増大され
るものである。
(3) 内装材2の凹部2d上周面に吸水マツトを敷
すること。
(4) 内装材2の外皮2aを、ナイロン、塩化ビニ
ール、ポリエステル等、その他合成樹脂、ゴム
等の弾性材にて形成すること。又、外皮2aは
上記材料による単層材のみではなく、ラミネー
トされた積層材にて形成してもよい。
(5) 外箱3を形成している発泡スチロールは、他
の断熱能を有する材料に置換してもよい。
(6) 蓄冷材は冷温において硬化するものであつて
もよい。
(7) 内装材2と外箱3は一体固着したものであつ
てもよい。
本考案は、食品又は医薬品等を保冷しつつ輸送
するための梱包容器であつて、該容器は、断熱材
にて形成され気密状に係合し得る上箱と下箱から
なる外箱を備え、該外箱の前記下箱内には、食品
等を抱嵌し得る凹部を有しかつ内部に蓄冷剤が封
入された内装材が内装され、前記上箱内には吸湿
能を緩衝能を有するスポンジ部材が内装され、し
かも前記内装材の裏面側にはドライアイス等の冷
体を装着し得る空間部が形成されていることによ
り、内装材を予め冷凍庫等に入れて内部の蓄冷剤
に冷気を蓄冷させた状態で、この内装材を外箱の
下箱内に内装させてて、内装材の凹部に食品等を
抱嵌させ、さらに上面側の上箱内にスポンジ部材
を内装させ、上箱と下箱を気密状に一体化させる
ことにより、輸送中に食品等が内装材の凹部とス
ポンジ部材により衝撃等を回避された状態で良好
に輸送されるとともに、内装材の蓄冷剤が徐々に
冷気を発して食品等を良好に保冷することがで
き、冷温輸送が可能である。又、外箱は断熱材に
て形成されているため冷気は内部に循環して、よ
り良好な保冷効果を得ることができ、さらに内装
材の裏面側の空間部内にドライアイス等を装着し
ておけば、輸送中にドライアイス等が内装材の蓄
冷剤を冷却し、より強力な保冷効果と長時間の保
冷機能を発揮させることができ、簡単な構成の容
器として輸送費を低減させた状態で各家庭別等に
食品等の輸送を良好に行ない得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の、食品等の輸送用梱包容器を示
す斜視図であり、第2図〜第5図は本考案の一実
施例を示し、第2図は内装材の斜視図。第3図は
第2図の横断面図。第4図は輸送用梱包容器の各
構成要素を示す分解斜視図。第5図は本例容器の
要部横断面図である。第6図及び第7図は内装材
の他の実施例を示す横断面図である。 1……輸送用梱包容器、2……内装材、2c…
…蓄冷剤、2d……凹部、3……外箱、4……化
粧箱、5……包装体、B,C……空間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 食品又は医薬品等を保冷しつつ輸送するための
    梱包容器であつて、該容器は、断熱材にて形成さ
    れ気密状に係合し得る上箱と下箱からなる外箱を
    備え、該外箱の前記下箱内には、食品等を抱嵌し
    得る凹部を有しかつ内部に蓄冷剤が封入された内
    装材が内装され、前記上箱内には吸湿能と緩衝能
    を有するスポンジ部材が内装され、しかも前記内
    装材の裏面側にはドライアイス等の冷体を装着し
    得る空間部が形成されていることを特徴とする食
    品又は医薬品等の輸送用梱包容器。
JP12960183U 1983-08-22 1983-08-22 食品又は医薬品等の輸送用梱包容器 Granted JPS6038266U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12960183U JPS6038266U (ja) 1983-08-22 1983-08-22 食品又は医薬品等の輸送用梱包容器

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JP12960183U JPS6038266U (ja) 1983-08-22 1983-08-22 食品又は医薬品等の輸送用梱包容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6038266U JPS6038266U (ja) 1985-03-16
JPS6348545Y2 true JPS6348545Y2 (ja) 1988-12-14

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ID=30293602

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JP12960183U Granted JPS6038266U (ja) 1983-08-22 1983-08-22 食品又は医薬品等の輸送用梱包容器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0669826B2 (ja) * 1988-01-15 1994-09-07 バーンウェル キース 飲料容器の冷熱収容容器及び該収容容器に用いられる冷却媒体インサート部材
JPWO2022004322A1 (ja) * 2020-06-30 2022-01-06

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5898367U (ja) * 1981-12-25 1983-07-04 日本軽金属株式会社 運搬容器用冷却体
JPS58116579U (ja) * 1982-02-02 1983-08-09 アキレス株式会社 低温固体の保護容器

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Publication number Publication date
JPS6038266U (ja) 1985-03-16

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