JPS6347741A - 光論理デバイス - Google Patents

光論理デバイス

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JPS6347741A
JPS6347741A JP61191014A JP19101486A JPS6347741A JP S6347741 A JPS6347741 A JP S6347741A JP 61191014 A JP61191014 A JP 61191014A JP 19101486 A JP19101486 A JP 19101486A JP S6347741 A JPS6347741 A JP S6347741A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光論理回路の構成要素となる光論理デバイス
に関するものである。
〔従来の技術〕
コンピュータの処理速度を速くするには、コンピュータ
を構成する論理回路の応答速度を速くする必要がある。
このため、高速な電子デバイスを適用することによシコ
ンピユータの高速化が進められてきた。しかし、電子デ
バイスの応答速度には浮遊容量や電子の走行時間による
限界があり、現在開発されつつある電子デバイスの応答
速度もこの限界に近づきつつある。そこで、電子デバイ
スより高速化の期待できる元デバイスに基づいた元コン
ピュータの研究が進められている。
従来の電子回路技術からの類推によう、光コンピュータ
における光論理回路の構成要素として、AND、 OR
,NOT などの基本ゲートやフリップ・フロップなど
が必要であると考えられる。また、光論理回路は高速化
、経済化の観点から電子回路と同様に、これらの光論理
デバイスを集積化した形で実現する必要がある。集積化
の点では誘電体元テハイスより半導体元デバイスの方が
優れており、光集積回路は半導体レーザのプロセスを基
本としたものになると考えられる。
光論理回路の構成要素のうち、NOT  すなわちイン
バータは、他のゲートやクリップ・70ツブに比べて実
現が難しく報告も少ない8従来から知られている元イン
バータとしては、文献(J、 LPankove : 
’ 0ptical Process in semi
conductors ’+Prentice Hal
l、  Inc−r  pp、2! I−2乙/、〔l
り7/〕)に記載されているレーザクラエンチングがあ
る。
しかし、低消費電力と高効率な最近の埋め込み構造や電
流狭窄構造の半導体レーザと同等のプロセスにより、こ
のレーザクラエンチングを実現することは構造的な違い
のため困難である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のように光論理回路を構成するためには、半導体レ
ーザプロセスに適己た光インバータ或いはインバータ機
能付光論理デバイス(NAND。
NOR,反転出力形フリップ・フロップ等)をいかに実
現するかが重要な問題点である0本発明は、このような
問題点を解決するために創案したものであシ、半導体レ
ーザを基にした簡単な構成の元インバータ及びインバー
タ機能付光論理デバイスを提供することを目的としてい
る。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は、光の強度をコ値論理に対応させ論理演算を行
う光論理デバイスにおいて、強度の異る入力光信号を波
長の異る出力光信号に変換する第1の半導体レーザと、
上記第1の半導体レーザO出力光信号を入力光信号に用
い、波長の異る入力光信号を強度の異る出力光信号に変
換する第2の半導体レーザとを備えることを特徴とする
光論理デバイスである。
すなわち、本発明における光論理デバイスは、半導体レ
ーザの注入同期特性を利用するものであり・外部からの
入力光がないときには自走波長でレーザ発損し、入力光
があるときには発振が停止するように、1つの半導体レ
ーザ(または1つの半導体レーザと1つの双安定半導体
レーザ〕を組み合わせ、元インバータ機能を実現してい
る。
また、半導体レーザの注入同期特性と自走波長でのレー
ザ発振とを組合せてNAND、 NOR,反転出力形フ
リップ・フロップ等の機能を実現している。これらは第
1及び第2の半導体レーザで光論理を構成しており、半
導体レーザ十+4リプロセスにより実現できる。
〔作 用〕
第り図は、1つの半導体レーザに外部から入力光が注入
される場合の一般的な注入同期特性の概念図であり、横
軸が外部からの入力光の波長、縦軸が同期出力光パワー
を表している。入力光パワーがある程度以上大きい場合
には図に示すように同期特性が波長に対して非対称であ
ること、被注入レーザのバイアス電流により同期特性が
変化することはよく知られているところである。また、
バイアス電流をしきい値付近に設定した場合、同期特性
にヒステリシスが現れることは理論的には文献(フィジ
カルレビュー人、第27巻第5号2り!3−22jJ頁
 /り♂7年(Kenji (]5uka  andH
itoshi Kawaguchi : ’ Peri
od−doubling bifurcations 
1ndetuned  1asers with  1
njected  signals  ’+  Phy
sical 几eviewA、Vol−,2り+  A
j、  pp−2タタ3−27j 4 、  (NtA
ylり♂≠1)、)、で予測され、実験的には文献(弁
上。
河口、松岡、犬塚:I光注入同期におけるヒステリシス
の観測1、第32回応用物理学関係連合講演会講演予稿
集、3/p−ZB−’?、p、/4tグ、昭和10年春
季)で確認されている。
まず、1つの半導体レーザの注入同期特性を利用し、元
インバータ動作を実現する方法について説明する。
今、半導体レーザのバイアス電流をしきい値よりやや低
い値に設定しておくと、入力光の波長がある範囲にあれ
ば注入同期がかかシ、レーザ(以下半導体レーザを意味
する)は入力光と同じ波長で発掘する(2値論理の「l
」)が、入力光の波長がこの範囲よシ外である場合には
同期がかからず発振しない(2値論理の「O」)。した
がって、入力光信号として強度(元パワー)が一定で波
長がλ値論理に対応して変化する場合CFSKCFre
quency−5hift Keying ]変調のよ
うなもの)を想定し、レーザに同期がかかり出力が「l
」となるときの入力光信号の波長を論理「O」、同期が
はずれ出力が「O」となるときの入力光信号の波長を論
理r/Jと定めれば、人、出力間で信号が反転するNO
T論理(インバータ)と等価な動作を実現できる。
しかし、このままでは入力は尤の波長変化、出力は尤の
強度変化であり、多段に接続することができない。そこ
で、本発明による光論理デバイスでは、2つの半導体レ
ーザを縦続に結合させ、第1のレーザで入力光信号の2
値の強度変化を2値の波長変化に変換し、この出力を第
2のレーザに入射させ、第2のレーザで先に述べたイン
バータ動作を行うことで出力光信号を強度変化の形で取
り出すようにしている。これにより見掛は上、入出力が
λ値強度変調された光信号としている。
ここで第1のレーザの動作を説明する。第1のレーザの
バイアス電流はしきい値より大きな値に設定してあり、
外部入力光がない場合(2値論理の「0」)には自走波
長で発振し、外部入力光がある場合(,2値論理の「l
」)には同期がががり入力光と同じ波長で発振する。し
たがって、入力光の「O」「l」に対応した強度変化を
波長変化に変換することができる、 本元論理デバイスでは、第1.第2のレーザと ・して
、バイアス電流や温度の調整で発掘波長を一致させるこ
とができる程度に発掘波長特性の揃ったレーザを用いる
。そして、第1のレーザのバイアス電流をしきい値より
上に、第2のレーザのバイアス電流をしきい値よりやや
下に設定しておく。
また、第1のレーザと第2のレーザのバイアスおよび温
度の微調整を行うことによシ、第2図に示すように第7
のレーザの同期可能な波長範囲(入力光に同期して発振
する波長範囲)を第2のレーザの同期可能な波長範囲よ
り長波長側へシフト(波長→犬)させる。さらに、外部
入力光の波長を第1のレーザの同期可能な波長範囲内の
長波長側の肩付近に設定すれば、外部入力光が入射し第
1のレーザに同期がかかっても、第1のレーザの出力光
に第2のレーザが同期しないような波長範囲が生まれ、
第2のレーザで上述の元インバータ動作を実現できる。
以上述べたようにi/のレーザで強度変化から波長変化
への変換を、第2のレーザで波長変化に対する反転出力
動作を行い、全体として人、出力間で信号(強度変調)
が反転する元インバータ機能を実現している。
〔第1の実施例〕 第7図は、本発明による光論理デバイスの第1の実施例
の構成を示す図である。また、第2図。
第3図はそれぞれ本実施例の元インバータ動作と反転出
力形光RSフリップ・70ツブ動作を説明する図である
第1図において/、2は第1.第2の半導体し一ザ、3
はアイソレータ、弘はλ/2板、/at2aは第1.第
2の半導体レーザの入力端面、/b。
コbは第1.第2の半導体レーザの出力端面、IC12
Cは第1.第2の半導体レーザのバイアス電流の入力端
子である。
第1図において光信号の流れを説明すると、入力光信号
は入力端面/aから半導体レーザ/に入射し、レーザl
の出力光は出力端面/bから出射してアイソレータ3と
λ/2板μを通過し、入力端面2aから半導体レーザコ
に入射し、レーザ2の出力光は出力端面2bから外部へ
出力する。ここで、アイソレータ3は、光信号の進行方
向を一方向に制限するものであり、レーザλの出力光が
レーザlに入射し動作が不安定にならないようにしてい
る、また、レーザlの出力光は直線偏光であり、アイソ
レータ3の出力光は入力光に対し偏光方向がグ!度回転
する。このため、アイソレータ3の出力側にλ/2板≠
を配置し、レーザ/の出力光とレーザ2の入力光が同じ
偏光方向になるように補償する。なお、一般にこのよう
な元論理デバイスを構成する上では、レーザlとレーザ
コのそれぞれに、入力光を集光し、出力光をコリメート
するためのレンズ系が必要であるが、水元論理デバイス
の原理上本質的な要素ではないので、ここでは簡単のた
めレンズ系を省いて説明する。
まず、第1図と第2図により本発明による光論理デバイ
スの元インバータ動作を説明する。レーザ/のバイアス
電流は発振しきい値より大きな値に、またレーザ2のバ
イアス電流は発振しきい値よりやや小さな値に設定して
おく。さらに、レーザlとレーザ2のバイアスおよび温
度の微調整を行うことにより、第2図(a)の注入同期
特性の模式図に示すようにレーザlの同期可能な波長範
囲(入力光に同期して発掘する波長範囲)をレーザコの
同期可能な波長範囲より長波長側へシフト(波長→大)
させる。今、入力光がない場合、レーザ/は自走波長λ
F1で発掘する。レーザ2にはレーザ/の出力光が入射
し、その波長λ7、はレーザ2の同期波長範囲内にある
ため同期がかかり、レーザλはレーザ/と同じ波長λ2
、で発振する。
すなわち外部からの入力光がない場合(l値論理の「0
」)には、この光論理デバイスの出力光は0N(2値論
理の「l」)となる。
次に、外部からの入力光が入射する場合で、入力光の波
長がレーザ/の同期可能な波長範囲内にあり、かつその
波長範囲内でも長波長側の端に近い波長λ工、であると
きの動作を考える。このとき、レーザ/は入力光に同期
し波長λ工、で発掘する。
しかし、λ工、はレーザ2の同期波長範囲の外にあるた
め、レーザ/の出力光にレーザλは同期がかからず発振
が停止する。すなわち、外部入力光がある場合(l値論
理の「/」)には、この光論理デバイスの出力は0FF
(2値論理の「0」)となる・ このようにして第2図(b)の真理値表に示すようなλ
値論理のNOT K相当する元インバータ動作が実現で
きる。さらに、複数の光信号のパワーをハーフミラ−な
どで足し合わせ入力光信号として水元論理デバイスに与
えれば、N AN DやNORに相当する動作も実現で
きる。
例えば、2人力光信号のパワーでレーザ/の同期発振の
閾値を越えるようにすればNANDを実現でき、レーザ
/への入力光として波長λ工、近傍の2元を用いればN
ORを実現できる。
次に、第1図と第3図により本発明による光論理デバイ
スの反転出力端子几Sフリップ・フロップ動作を説明す
る。なお、ここで言う「反転出力形″/l、RSフリッ
プ・フロップ」とは、通常の電子回路におけるRSフリ
ップ・フロップの非反転と反転の1つ出力端子のうち、
反転出力端子に着目した時の動作と等価な動作をする光
RSクリップ・フロップという意味である。同様に、「
非反転出力形光RSフリップ・フロップ」とは、非反転
出力端子に着目した時の動作と等価な動作をする元几S
クリップ・フロップという意味である。
この場合のデバイスの構成は、元インバータ動作の場合
と全く同じで、第1図に示すとおりである。レーザlの
バイアス電流は発振しきい値より大きな値に、またレー
ザ2のバイアス電流は発振しきい値よりやや小さな値に
設定しておく。
反転出力端子几Sスリップ・フロップ動作においては、
第3図(a)に示すようにレーザ/の自走波長λ2.が
レーザ2の注入同期特性のヒステリシスの中央付近にな
るようにレーザ/、レーザ2の波長を選ぶ。レーザ/、
レーザlの波長の調整は温度またはバイアス電流の調整
で行う。外部からの入力光信号としては、波長λ5(〉
λ2、)のセット光信号と波長λR(くλ2□)のリセ
ット・光信号を与える。今、リセット光信号λ、を入力
するとレーザ/はこれに同期し波長へで発振する。レー
ザ2もレーザ/の出力光に同期し八で発振する。続いて
、リセット光信号をOFFにすると、レーザlの発振波
長は自走波長λ2、に戻る。λ2、はレーザ2の同期特
性のヒステリシスの中央付近にあり、かつレーザ/の出
力光の波長の変化方向がλ□からλア、の方向であるた
め、レーザコも同期してλF1で発振を持続する。
次に、セント光信号λ5を入力すると、レーザlは同期
しλ、で発振するが、λ、がレーザ2の同期可能な波長
範囲の外にあるため、レーザコは同期がはずれ発振は停
止する。続いて、セット光信号をOFFにすると、レー
ザlの発振波長は自走波長λ2、に戻る。λ2、はレー
ザλの同期特性のヒステリシスの中央付近にあり、かつ
レーザlの出力光の波長の変化方向がλ、から λF1
の方向であるため、レーザコは同期がかからず発振停止
状態が持続する。
第3図(b)はこれらの動作を真理値表にまとめたもの
であり、本元論理デバイスが反転出力形元几Sフリップ
・フロップ動作をすることがわかる。
また、λ5と への大小関係は任意に決定できるので、
λ、〈λ2、〈λ、 とすれば、非反転出力形[RSS
フリラグ70ツブとすることもできる。
〔第2の実施例〕 第り図は、本発明による光論理デバイスの第2の実施例
の構成を示す図である。また、第5図。
第を図はそれぞれ本実施例において注入同期特性本来の
ヒステリシスを利用した元インバータ動作と反転出力形
元几Sフリップ・70ツブ動作を説明する図である。第
7図、第♂図はそれぞれ本実施例において可飽和吸収の
影響で生じた注入同期特性のヒステリシスを利用した元
バッフ了動作と非反転出力形元几Sフリップ・70ツブ
動作を説明する図である。
第≠図において、lは半導体レーザ、!はタンデム電極
構造の双安定半導体レーザ、3はアイソレータ、≠はλ
/2板、/ a+ / b+ / cはそれぞれ第1の
半導体レーザの入力端面、出力端面、バイアス電流の入
力端子、J’a、 jbはそれぞれ双安定半導体レーザ
の入力端面、出力端面、jc、jdは双安定半導体レー
ザの第1.第2のバイアス電流入力端子である。
第μ図の光論理デバイスと第1図の光論理デバイスの構
造上の相違点は、第1図の第2の半導体レーザλを第≠
図ではタンデム電極構造の双安定半導体レーザ!に置き
換えた点である。タンデム電極構造の双安定半導体レー
ザは、双安定半導体レーザの一種であり、通常のレーザ
ダイオードの電極を2分割し、各々の電極に別々にバイ
アス電流を流すものである。すなわち、一方の電極下を
元の利得領域、他方の電極下を光の可飽和吸収領域とし
て働かせ、第io図に示すように元の入出力特性に双安
定性(ヒステリシス)をもたせている、また、このよう
な双安定半導体レーザに外部から注入光を入射した場合
の注入同期特性には、第1/図に示すように通常の半導
体レーザの注入同期特性に存在する長波長側(右側)の
ヒステリシスに加え・可飽和吸収の影響で生じたヒステ
リシスが短波長側(左側)に存在する。したがって、右
側のヒステリシスを利用して第1の実施例と同様な元イ
ンバータ、反転出力形光几Sフリップ・フロップの動作
が実現できるばかりでなく、左側のヒステリシスを利用
して元バッファ、非反転出力形光RSクリップ・70ツ
ブの動作を実現することも可能である。さらに、第1の
実施例の特長は、双安定半導体レーザのバイアス電流ま
たは温度を変化させることにより、同期可能な波長範囲
を移動させ、右側または左側のヒステリシスを自由に選
択でき、元インバータと元バッファ動作め切り換えや反
転出力形元几571Jツブ・70ツブと非反転出力形元
几Sクリップ・フロップ動作の −切り換えが容易に行
えることである。
双安定半導体レーザの注入同期特性の右側のヒステリシ
スを利用した元インバータ、反転出力形元几Sクリップ
・70ツブの動作原理は、第1の実施例と全く同様なの
で(第!図、第6図参照)説明を省略し、ここでは、左
側のヒステリシスを利用した元バッフ丁と非反転出力形
元几Sフリップ・フロップの動作についてのみ説明する
まず、第弘図と第7図により、本発明による光論理デバ
イスの注入同期特性の左側のヒステリシス(可飽和吸収
の影響で生じた)を利用した光バッフ了動作を説明する
レーザlのバイアス電流は発振しきい値より大きな値に
、また双安定レーザ!のバイアス電流は発振しきい値よ
りやや小さな値に設定しておく。
さらに、レーザlと双安定レーザ!のバイアスおよび温
度の微調整を行うことにより、第7図(a)の注入同期
特性の模式図に示すようにレーザlの同期用能な波長範
囲(入力光に同期して発振する波長範囲)を双安定レー
ザ!の同期可能な波長範囲より短波長側へシフト(波長
→小)させる。今、入力光がない場合、レーザ/は自走
波長λ2、で発振する。双安定レーザ!にはレーザlの
出力光が入射するが、その波長λylは双安定レーザj
の同期波長範囲の外にあるため同期がかからず、双安定
レーザ!は発振しない。すなわち、外部からの入力光が
ない場合(コ値論理の「O」)には、この光論理デバイ
スの出力光も0FFC,2値論理の「0」)となる。
次に、外部からの入力光が入射する場合で、入力光の波
長がレーザ/の同期可能な波長範囲内にあり・かつその
波長範囲内でも長波長側の端に近い波長λ工、であると
きの動作を考える。このとき、レーザlは入力光に同期
し波長λ工、で発振する。
双安定レーザ!にはレーザlの出力光が入射し、その波
長λfNは双安定レーザ!の同期波長範囲内にあるため
同期がかかり、双安定レーザ!はレーザ/と同じ波長λ
□、で発振する。すなわち、外部入力光がある場合(2
値論理のr/J )Kは、この光論理デバイスの出力は
0N(2値論理の「/」)となる。
この場合の光論理デバイスの動作の真理値表は第7図(
b)のようになる。また、一般にレーザがしきい値近傍
にバイアスしてあり、かつ入力光パワーがあまり大きく
ない場合には、そのレーザは同期状態で利得を有してい
る。したがって、本実施例の光論理デバイスは、人、出
力間の論理は不変で光信号の振幅を増幅する光バツフア
として動作させることができる。さらに、複数の光信号
のパワーをハーフミラ−などで足し合わせ入力光信号と
して水元論理デバイスに与えれば、ANDやORに相当
する動作も実現できるー 例えば、2入力光信号のパワーでレーザlの同期発振の
閾値を越えるようにすればANDを実現でき、レーザl
への入力光として波長λ工、近傍の2光を用いればOR
を実現できる。
次に、第≠図と第r図により本発明による光論理デバイ
スの注入同期特性の左側のヒステリシスを利用した(可
飽和吸収の影響で生じた)非反転出力形光RSフリップ
・フロップ動作を説明する。
この場合のデバイスの構成は・光バツフア動作の場合と
全く同じで、第≠図に示すとおりである。
レーザ/のバイアス電流は発振しきい値よシ大きな値に
、また双安定レーザタのバイアス電流は発振しきい値よ
りやや小さな値に設定しておく。
フリップ・フロップ動作においては、第r図(a)に示
すようにレーザ/の自走波長λ、1が双安定レーザjの
可飽和吸収の影響で生じた左側のヒステリシスの中央付
近になるようにレーザl、双安定レーザよの波長を選ぶ
。レーザ11双安定レーザタの波長の調整は温度または
バイアス電流の調整で行う。外部からの入力光信号とし
ては、波長λ。
(〉λF1)のセット光信号と波長λR(くλ2□)の
リセット光信号を与える。今、セット光信号λ5を入力
する・とレーザ/はこれに同期し波長λ、で発振する。
双安定レーザタもレーザ/の出力光に同期しλ、で発振
する。続いて、セント光信号をOFFにすると、レーザ
/の発振波長は自走波長λ2、に戻る。λ71は双安定
レーザ!の同期特性の左側のヒステリシスの中央付近に
あり、かつレーザlの出力光の波長の変化方向がλ、か
ら λF1の方向であるため、双安定レーザ!も同期し
てλ2、で発振を持続する。
次に、リセット光信号λ、を入力すると、レーザlは同
期し八で発振するが、λ□が双安定レーザ!の同期可能
な波長範囲の外にあるため、双安定レーザ!は同期がは
ずれ発振は停止する。続いて、リセット光信号をOFF
にすると、レーザ/の発振波長は自走波長λ、1に戻る
。λ2.は双安定レーザよの同期特性の左側のヒステリ
シスの中央付近にあり、かつレーザlの出力光の波長の
変化方向がλ、から λ、1の方向であるため、双安定
レーザ!は同期がかからず発振停止状態が持続する。
第r図(b)はこれらの動作を真理値表Kまとめたもの
であυ、水元論理デバイスが非反転出力形光几Sフリッ
グ・プロップ動作をすることがわかる。
また、λ、とへの大小関係は任意に決定できるので、λ
5くλ2、〈λ□ とすれば、反転出力形光几Sフリッ
プ・フロップとすることもできる6なお、上記の説明に
おいて便宜上、「右側のヒステリシスを利用した元バッ
フ了」や「左側のヒステリシスを利用した元インバータ
」という表現を用いているが、元バッファや元インバー
タ動作では、ヒステリシス自体は必ずしも必要でなく、
第1I図の同期特性の「左右どちらの端を利用するか」
ということを示しているにすぎない。
なお、レーザlに外部から元入力を加える代りに、注入
電流を変化させることによっても、出力の波長を変化で
きる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、2つの半導体レ
ーザ(または1つの半導体レーザと1つの双安定半導体
レーザ)を組み合わせ、それらの注入同期特性を利用し
て光論理動作を行うので、従来実現のむずかしかった半
導体レーザプロセスに適した元インバータやインバータ
機能付光論理デバイス(NAND、 No几2反転出力
形元几Sフリップ・フロップ等)を容易に実現できる。
特に、双安定半導体レーザを用いる場合には、元インバ
ータやインバータ機能付光論理デバイスとしてだけでな
く、元バッフ了やインバータ機能のない光論理デバイス
(AND、 OR+非反転出力形光RSフリップ・フロ
ップ等)が実現できる。さらに、この場合は、バイアス
電流または温度の切シ換えにより反転出力形と非反転出
力形の動作の切シ換えを行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の構成図、第2図は第1
の実施例の元インバータ動作を示す説明図((a)は注
入同期特性、(b)は動作真理値表)、第3図は第1の
実施例の反転出力形光RSフリップ・フロップ動作を示
す説明図((a)は注入同期特性、(b)は動作真理値
表)、第μ図は本発明の第2の実施例の構成図、第5図
は第2の実施例において注入同期特性の右側のヒステリ
シスを利用した元インバータ動作を示す説明図((a)
は注入特性、(b)は動作真理値表)、第3図は第2の
実施例において注入同期特性の右側のヒステリシスを利
用した反転出力形元几Sクリップ・フロップ動作を示す
説明図((a)は注入同期特性、(b)は動作真理値表
)、第7図は第2の実施例において注入同期特性の左側
のヒステリシスを利用した元バッファ動作を示す説明図
((a)は注入同期特性、(b)は動作真理値表)、第
ざ図は第2の実施例におい°て注入同期特性の左側のヒ
ステリシスを利用した非反転出力形光RSフリップ・フ
ロップ動作を示す説明図((a)は注入同期特性、(b
)は動作真理値表)、第り図は一般的な半導体レーザの
注入同期特性の概念の説明図、第io図は双安定半導体
レーザの光入出力特性を示す図、第11図は双安定半導
体レーザの注入同期特性の概念の説明図である。 /、2・・・第1.第2の半導体レーザ、3・・・アイ
/レータ、グ・・・λ/2板、!・・・タンデム電極構
造の双安定半導体レーザ、/a、  λa・・・第1.
第2の半導体レーザの入力端面、/b、2b・・・第1
゜第2の半導体レーザの出力端面、/ c ) j c
・・・第1、第2の半導体レーザのバイアス電流の入力
端子、!a・・・タンデム電極構造の双安定半導体レー
ザの入力端面、!b・・・タンデム電極構造の双安定半
導体レーザの出力端面、jc、jdはタンデム電極構造
の双安定半導体レーザのバイアス電流の第1.第2の入
力端子、P工、・・・入力光信号パワー、p oa’r
・・・ 出力光信号パワー、λ□5・・・入力光信号波
長、λ。。、・・・出力光信号波長、λ5・・・セット
光信号波長、八・・・リセット光信号波長、λ2、・・
・半導体レーザlの自走波長。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光の強度を2値論理に対応させ論理演算を行う光
    論理デバイスにおいて、強度の異る入力光信号を波長の
    異る出力光信号に変換する第1の半導体レーザと、上記
    第1の半導体レーザの出力光信号を入力光信号に用い、
    波長の異る入力光信号を強度の異る出力光信号に変換す
    る第2の半導体レーザとを備えることを特徴とする光論
    理デバイス。
  2. (2)上記第2の半導体レーザが双安定半導体レーザで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光論
    理デバイス。
  3. (3)上記強度の異る入力光信号が2値の光信号であり
    、上記強度の異る出力光信号が2値の光信号であり、上
    記波長の異る入力光信号が2値の光信号であり、上記波
    長の異る出力光信号が2値の光信号であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の光論理デバイス。
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EP0575036A2 (en) * 1992-06-15 1993-12-22 Research Development Corporation Of Japan Optical device
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