JPS6346900A - スピ−カ−用振動板 - Google Patents

スピ−カ−用振動板

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JPS6346900A
JPS6346900A JP18963786A JP18963786A JPS6346900A JP S6346900 A JPS6346900 A JP S6346900A JP 18963786 A JP18963786 A JP 18963786A JP 18963786 A JP18963786 A JP 18963786A JP S6346900 A JPS6346900 A JP S6346900A
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JP
Japan
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polymer
diaphragm
liquid crystal
speaker
film
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JP18963786A
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English (en)
Inventor
Hirosaku Nagasawa
長沢 啓作
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はスピーカー用振動板に関するものである。
〈従来の技術と発明が解決しようとする問題点〉一般に
、スピーカー用振動板の材料には再生音圧レベルの向上
を図るために、より軽量でめること、即ち、密度(ρ)
が低いことが、再生音圧周波数の低帯域化を図るために
、より高い比弾性y$[有])であること及び音速(〆
下7ア)が大きいことが、そして、低歪化や耐入力の向
上を図るために、より高い剛性(高曲げ剛性)であるこ
とが要求される。
さらに、実用に際しては耐熱性、耐水性等の物性VC−
)いても要求される。現在、多量の空気層を含有した熱
可塑性樹脂よりなる発泡体は軽量、高剛性、高比弾性率
という物性を備えておシ、スピーカー用振動板として利
用することが考えられている。この発泡体は製法面から
熱可塑性樹脂に発泡剤を添加して熱発泡させることによ
り多量の空気層を含有せしめ光ポリエチレン発泡体、ピ
リプロピレン発泡体、ポリスチレン発泡体等のものと、
二液が反応するときに生ずるガスを利用して多量の空気
層を含有せしめたウレタン系発泡体等のものとに大別す
ることができる。しかしながら、−2上述し次発泡剤を
利用する前者の発泡体の場合には発泡剤の発泡温度が熱
可塑性樹脂の融点より数十度高いことがよい発泡体を得
るために必要でろシ、現在のところ高温発泡剤(最高で
180℃)がほとんどないため、得られた発泡体の耐熱
温度は使用し九熱可塑性樹脂の融点で決まり、九かだか
140℃程度であって耐熱性の大きい発泡体を得られず
、スピーカ・−用振動板の耐熱性?高める[′cViお
のずと限度があった。一方、二液反応ガスを利用する後
者の発泡体の場合には薄くすると均一発泡が困難な状況
にあり、スピーカー用振動板に要求されるシート厚さが
0.5m以下であることから、スピーカー用振動板への
応用ができないものであつ九。
又、融点が150℃以上の熱可塑性樹脂に機械的に気泡
を入れ、この気泡入シの熱可塑性樹脂を成形してスピー
カー用振動板を得るようにした提案(特開昭58−69
197号公報)もある。しかし、これらの従来の樹脂の
発泡体では、剛性が不充分である。
一般に、スピーカーの振動板は使用する周波数帯域にわ
たって全面が同位相で、す々わちピストン振動すること
が理想とされ振動中に振動板が変形したり分割振動を生
ずると音圧周波数特性、歪率、位相特性等が劣化し高忠
実度再生の妨げと力る。これらの問題を解決すべく近年
ハニカムザンPインチ構造等を用いた平面振動板が採用
されている。しかしながら、ハニカムサンrイツチ構造
体による平面振動板i−!、構成が複雑で、数十工程に
もおよぶ製造エラと多8類の部材会必要とするためにか
f:如のコスト高となって〉す、従来のコーン紙等より
も安価)Cすることが困難であった。ま!?:、製造上
構成材料の材厚に制限が加わるため振動板収量の経量化
が困難でスビ・−カーの能率が低いという問題があった
又、ハネカム材の平面に接着する高剛性の材料として好
適なアラミ)4繊維や炭素繊維は、布として用いる為、
その機械的性質が平面的に360度完全に等方性では友
く、又、それらの繊維を短繊維化して抄紙化の手段で、
合成紙又は不織布化しても、等方性は溝足できても、剛
性が十分でなくなるという不満があった。
く問題点分解法するための手段〉 上記の問題点を解消するため、本発明は次の構成から成
るものである。
す々わち、本発明!−1:熔融状態で液晶相を形成する
芳香族ポリマーの発泡体よ〕成る層の両面に、面Q任意
の方向の初期モジュラスが少表ぐとも600〜.”団”
で;hる4’)ノンラフエニレンテレ7タルアミP(以
下PPT人と略記する)系ポリマーより戊るフィルムの
一枚又は二枚以上が接着されて構成され念構造体よ構成
るスピーカー用振動板である。
本発明に用いられる、溶融状態で液晶を形成する芳香族
ポリマー、即ち、サーモトロピック液晶ポリマーは、溶
融相において液晶性(すなわち、異方性)であるポリマ
ーである。この筏のポリマーは、′液晶性”、”液晶”
および“異方性”をはじめとするさまざまな用語に二り
記述されてきた。筒部に述べると、この株のポリマーは
分子鎖の規則的な千行配列を・とるものと考えられる。
分子がこのように配列り、*状態をし、ばしは液晶状態
ま之は液晶性物質のネマチック相という。このよう′!
j:、ポリマーは1、一般に細長く、偏平で、分子の長
軸に沿ってかガり開法が高く普通fl九同仙または平行
のいず第1.かの関係にさ)る複数の連鎖伸−長結合を
有し7ているようなモノマーから11潰される。
かかるポリマーは溶融相において容易に液晶を形成ずS
(すなわち、異方性を示す)。このような性質は、直交
偏光子を利用し九慣用の偏光検査法により確認すること
ができる。より具体的には、異方性溶融相の確認は、偏
光顕微鏡を使用し、ホットステージにのせた試料を窒素
雰囲気下で40倍の倍率で観察することにより実施でき
る。本発明のポリマ・−は光学的に異方性である。すな
わち、直交偏光子の間で検査したときに光を透過させる
試料が光学的に異方性であると、たとえ静止状態であっ
ても偏光を透過させる。
かかるサーモトロピック液晶辿りマーとしては、ポリエ
チレンテレフタレ・−トにp−ヒドロキシ安息香@を熔
融混合12てエステル交換反応させる:方法や、Tff
、接両者を共重合させる方法により得られZ)共重合体
が有名で、X−7Gの開発名でコダック社よ)発表され
でいる。
又、p−ヒl’ Elfギシ安息香酸や、2−ピrロキ
シナフタリンーG−カルi7酸を主成分とする多くの共
重合組成(−)芳香族ポリエステル、又ぞの一部にアミ
P結合を導入し5た芳香族アき+y、ニステルが提案さ
ねておυ、最近、二、三の組成が市販されるに至つ念。
即ち、Xyd紅の商標でダートコ社が、¥ectraの
商標でセラニーズ社が発表したのがそれである。
他のサーモトロピック液晶としては、特開昭51−13
8800号公報、他の芳香族ポリアゾメチンがあシ、本
発明の実′jAK用いられる。
本発明に使用するのに適した芳香族ポリマーは、一般溶
剤には実質的に不溶である傾向を示17、し九がって溶
液加工には不向きである。しムし、これらのポリマーは
普通の溶融加工法により容品に加工することができる。
本発明で用いるのに好適な完全芳香族?リエステルは一
般に重量平均分子量が約2,000〜200,000゜
好ましくは約i、o、ooo〜50,000、特に好ま
しくは約20.000〜25,000 ″cある。
本発明のサーモトロピック液晶ポリマーの発泡体層は押
出、射出成形などの任意の適当な慣用法により形成する
ことができる。九とえば、サーモトロピック液晶ポリマ
ーのペレットを粉末状の発泡剤と混和し7、この混合物
を使用ポリマーの融解温度より高温で適当なオリフィス
(例、スリットダイ々ど)から押出すことにニジ発泡体
をスクリュー押出法によって形成し7うる。発泡剤は押
出温度で分解し、押出されたポリマーメルトの内部で窒
素または二酸化炭素のようなガスが発生シフ、それによ
り発泡体が形成される。押出された発泡ポリマーを強制
空気流のようt適宜手段により急冷表いし冷却する。
使用する押出装置の種類は特に限定されず、任意の適当
表装置が使用できる。
液晶ポリマーを押出しうる温度および圧力条件について
も本発明の方法では特に制限はなく、当業者が容易にこ
れらの条件を決定できる。一般的には、サーモトロピッ
ク液晶ポリマー発泡体の押出は約250〜390℃の範
囲内(ポリマーの融解温度に応じて)の温度で約7.0
〜350〜/cyn”の範囲内の圧力下に吋なうことが
できる。
本発明のサーモトロピック液晶ポリマーは、一般に、発
泡し次後で約0.1〜0.7517cm”の密度を有す
る。好ましくは、かかる発泡ポリマーの密度は約0.3
〜0.75f/cm”の範囲である。また、本発明の発
泡サーモトロピック液晶ポリマーの融点は、使用し±2
リマーに応じて約250〜370℃の範囲内とまる。
本発明を実施してスピーカー用振動板を形成する発泡体
層を製造する方法は、先ず、フート状に発泡体を押出し
2、次いで、とれを所定の形状に賦形して成形する方法
や、直接、スピーカー用振動板の金型中に射出成形する
方法があシ、目的とするスピーカーの口径、性能、製造
数等から、そのいずれかが選択できる。
本発明の発泡ボIJ−r−の製造には慣用の高温発泡剤
が使用できる。たとえば、適当な発泡剤としては次のよ
うな商品名で市販されているものが挙げられる(ただし
、とれらに限られ々いが):Expandax 5PT
(5−フェニルトテラゾールからカる;販売S tep
an Ohemie耐Co、 )、Ftcel THT
 ()リヒrラジントリア、クンからなる;販売pin
ofls 工ndustrjalOhemlcals 
)、Oetogen HT550 (h ’?ラジン誘
導体からなる:販売Uniroyal Ohemica
l )およびKem t ec500(販売Sherw
ln −Williams Chemicals )。
このよう力発泡剤は約240〜310℃の範囲内の温度
で分解する。
発泡剤の分解は温度ならびに時間に依存する。
分解温度を、19 リマーの加工温度と合わせることが
重要である。ビリマーが十分に溶解する前に発泡剤が分
解してしまうと、気泡構造が貧弱となシ、不満足な表面
外観が得られることもある。発泡剤の必要tは一般に発
泡剤のガス発生量および所望の密度低下率に応じて重量
yで約0.1%ないし数%の範囲内となる。好ましくは
、発泡剤の使用量は約0.2へ・0.5重量%の範囲内
となろう。
また、化学発泡剤?適当に選択する七、温度および/ま
7+、I″ii圧力御(でより発泡作用を制御すること
ができる。温度に二る発泡作用の制御の方が圧力による
制得より信頼性が高く、その念め化学発泡剤の使用が好
ましい。
溶@ポリマーに適当万ガスを吹込んで発泡ポリマーを形
成するととも可能である。しかし、かかる方法によ、!
7ガスの十分な分散を確保するのはかなシ困難でおる。
各種の充填材および強化を発泡ポリマーの各種特性の向
上のために使用してもよい。たとえば、ガラス繊維、炭
素繊維、アラミFl繊維などの適当な強化材を使用して
発泡体を補強することができる。かかる強化材は一般に
発泡体の重量に基いて約50重量%以下、好ましくは約
10〜50重量%の量で使用されうる。ま九、顔料、酸
化防止剤および成核剤のような充填材を添加してもよい
。か務る充填剤の一般的な使用量は約0.2〜10重量
%、好ましくは約O,S〜2重量%の範囲内である。
しかし、本発明のサーモトロピック液晶ポリマーの発泡
体は自己強化性であって、繊維強化ポリマー材料に匹敵
する機械的性質を有する。独立気泡のΔプルの周囲での
ポリマー分子の配向が、発泡過程でρ膨張しつつろるノ
々プルの二軸伸長性の流れの場により引起される。液晶
ポリマーの棒様分子はかかる流れの場により容易に配向
され、得られた二軸配向はそのiま保持されうる。
成形された後、更に熱処理が施されることも、好ましい
実施態様であシ、成形時の分子配向の異方性の除去と共
に、これらのサーそトロピック液晶ポリマーでは、分子
量増大の効果が知られてお)、強度の増加、結晶化度の
向上や、融点の上昇、即ち耐熱性の向上効果が期待でき
る。
発泡体の熱処理は不活性雰囲気(例、窒素、二酸化炭素
、アルビン、ヘリウム)または流動する酸素含有雰囲気
(例、空気)中で行表うことができる。熱劣化の可能性
を避けるために非酸化性雰囲気の使用が好ましい。たと
えば、発泡体をこの発泡液晶ポリマーの融解温度より約
10〜30 ℃低い温度(この温度では発泡体は固体物
質のままである)に加熱する方法でよい。熱処理温度は
、ポリマーの融解温度以上にならない範囲で可及的に高
い方が好ましい。熱処理中にポリマーの融解温度が上昇
していくKっれて、熱処理温1もそれに応じて次第に高
くしていくのが特に好ましい。
熱処理時間は一般に数分間力・ら数日間(ないしそれ以
上)の範囲、たとえば0.5〜200時間、またはそれ
以上である。好ましくは熱処理は1〜48時間、典凰的
には約5〜30時間行なわれる。
一般に、熱処理時間は熱処理温度に応じて変動し、使用
する熱処理温度が高いほど、処理時間は短かくてすむ。
したがって、融点が高いポリマーはど、ポリマーを融解
させずにより高い熱処理温度を適用することができるた
めに1熱処理の時間を短縮するととかできる。
本発明のスピーカー用撮動板の他の構成は、上記発泡体
層を挾んで両面にPPTA系ポリマーよ構成るフィルム
が一枚又は二枚以上積層されて各々接着され之複合構造
であシ、且つそのフィルムが、面方向の任意の方向のい
ずれにおいても、少々くとも6001g/ran”以上
の初期モジュラスを持つことを特徴とする。
ここで、PPTA系ポリマーとは、PPTAの繰返し単
位が90モル%以上であるものを指し、又、そのパラフ
ェニレン環の50モルX 以下−りX 、ハロゲン等の
置換基で置換されているものであっても良い。
ポリマーの重合度は、あまシ低いと機械的性質の良好な
フィルムが得られなく力るため、好ましくは3.5以上
、より好ましくは4.5以上の対数粘度マinh (硫
酸100dにポリマー0.2 fを溶解して30℃で測
定し九値)を与える重合度のものが選ばれる。
本発明のPPT人系フィルムは、一枚で用いられる際は
、そのフィルムの、二枚以上積層されて用いられる時は
、積層されたフィルム群として、その面方向のいずれの
任意の方向にあっても少なくとも600 k/ran2
の初期モジュラスを持つことが、良好なスピーカー用振
動板として必要でちゃ、更に好ましくは、700Kf/
m”以上である。更に好適には、最も低い初期モジュラ
スを示す方向と直交する方向の初期モジュラスの和が、
i + s o o h/−以上である。
このようにいずれの方向にも高い初期モジュラスを示す
フィルムは、従来の素材では得られず、PPT人系ポリ
マーによって始めて得られるものであシ、中でもPPT
Aのフィルムが好ましい。
又、これらのフィルムは、面方向のいずれの方向への引
張夛強度も約15h/rat”という大きな値を示し、
複合化の為の工作も容易でアシ、実際の使用に轟っても
櫃めて丈夫であることも利点の一つである。
本発明に用いられるPPT人系フィルムとして、以下に
述べるX線回折による結晶配向角で定義される面配向性
を持っているのが好ましい。
X′線の入射はフィルム表面に直角に入射する場合(以
下、Tv力方向称する)と表面に並行に入射する場合(
以下、Sv方向と称する)とに分けられる。
本発明に使用されるフィルムはTV力方向らのX線によ
り2θ#23°に太き表回折ピークを持つが、この20
#23°における結晶配向角が30’以上であるのが好
ましく、更に50’以上であるのがより好ましい。さら
KSV方向からの入射により2θ勾18゜の大きな回折
ピークが赤道線上に現れるが、この20#18°にシけ
る結晶配向角が60°以下であるのが好ましい。これら
の両方の結晶配向角が満たされたとき本発明のフィルム
がいわゆる面配向の構造を持つということがいえ、はと
んど、TVの回折像はデノイ環として、完全な360°
等しい面配向性を示し、との配向性故に、面方向のいず
れにおいても、高い初期モジュラスを示すのでちる。
結晶配向角の測定方法としては公知の方法が採用でき、
例えば次のような方法によって行われる。
所定の20の角度に計数管を置き、フィルムを180°
回転することにより、回折強度曲線を得る。
なお、TVにおいては、最高強度を中心とし、前後90
°の間を回転させる。この白線の最高強度の、最低強度
点間に引いたベースラインに対する半分の強度を示す点
に対応する、回折写真における円弧長を度で表し之値(
すなわち、最高強度のベースラインに対する50%の点
に対する角度)を測定し、それを試料の結晶配向角とす
る。測定に際し、フィルムは必要によ)何枚小型ねて回
折強度を測ることができる。
次にこのよりなPPTAフィルムを得る方法について説
明する。
即ち、pp’r人の光学異方性r−プを硫酸等の溶媒を
用いて調製し、必要に応じて脱気や濾過をし九のち、ダ
イから吐出して面状体の上に流延し、次いで、湿気の付
与及び必要に応じて加熱も適用して、流延P−プ分光学
等方化し、該r−プを凝固させたのち、洗浄し、更に収
縮を制限しつつ乾燥することによって製造でき石。そし
て、任意に、例えば一方向に高強度、高ヤング率を有す
るフィルムを所望する場合は:洗浄後の湿潤フィルムを
一軸延伸することによって達成できるし、全方向に高強
度、高ヤング率を有するフィルムを望む場合は、例えば
湿潤フィルムを2軸延伸することにより達成でき、更に
寸法安定性の良いフィルムを望むならば、例えば、乾燥
後に熱処理することもできる。
これらのPPTA系フィルムを積層したシ、発泡体層に
接着するに当シ、予め、接着力を高める為に、プラズマ
処理や、電子線処理、スルホニルアジP化合物や、エイ
キシ化合物等を反応させる等の前処理が行なわれること
は、それが、上記の特許構成要件を損わぬ限シ、好まし
く行表われてよい。
同様に発泡体層に関しても、接着性を高める処理が施さ
れることは好ましい。
フィルムを接着するに当って用いられる接着剤としては
、特に制限されるものではなく、通常用いられる、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエ哀チル樹脂、
メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、マレイミr系
樹脂等が用いられる。
フィルムと発泡体層は、これらの樹脂で接着さミれると
同時に1必要あれば加熱してキュアリン/しつつ、平板
状、場合によっては、コーン状や、必要なリム構造を賦
形されることが行なわれてよい。
〈発明の作用〉 本発明は、軽量な発泡体層を、特別な平面内で全方向に
等方性に富んだ新しい材料であるpprA系ポリマーよ
構成るフィルムを、サンPウィッチ状に挾んでいる為、
スピーカー材料として好ましい軽量さと同時に、高い比
剛性を与える上、平面内で全方向に等方性に富んでいる
。そのため、分割振動等の好ましからざる現象も生じに
くい。
又、発泡体層も、それ自体が、熔融状態で液晶相を形成
する芳香族プリマーの特徴として、分子鎖の剛直性の故
に高い結晶性と、流動による剪断力や伸長力により容易
に高い分子配向され、高強度及び高モジュラスの成形品
を与えるので、そのプリマーを発泡させることにより、
発泡セル壁は高度に配向し、スピーカー振動板として好
ましい軽量さと同時に高い比弾性率、それに当然ながら
高度の等方性を示し、上記の本発明の特徴を助長してい
る。
〈実施例〉 次に、本発明を実施例により、説明する。
(参考例) PPTA フィルムの製造 ηlnhが5.5のPPT人ポリマーを99.7%の硫
酸にポリマー濃度11.5%で烙解し、60℃で光学異
方性のあるドープを得た。真空下に脱気し念のち、タン
クふらフィルター分通し、ギアポンプをへてダイに到る
1、5 mの曲管を約70℃に保ち、0.15mX30
0mのスリットを有するダイムら、鏡面に磨いたタンタ
ル製のベル)(777!/分で移動)にキャストし、相
対湿度的85%の約90℃の空気を吹きつけ、流延r−
プ?光学等方化し、ベルトとともに、5℃の水の中に導
いて凝固させた。次いで凝固フィルムをベルトからひき
はがし、約40℃の温水中を走行させて洗浄した。洗浄
の終了したフィルム分乾燥させずにロールで製膜方向に
1.1倍延伸し、次いでテンターを用いて製膜方向は定
長下に偏方向に1.2倍延伸しつつ240℃で熱風乾燥
した。
得られたフィルムは、15μmの厚み?持ち、TV方向
のX線回折像はデノ々イ環?示し、配向角としては55
°であ!+、SV力方向は38°の配向角を示しておシ
、はぼきれいな面配向性を示すものと言える。フィルム
の初期モジュラスは、成膜方向が1+340!l−y/
m2、幅方向7% 1,410 Kf/wn、”t、フ
ィルムのいずれの方向をとっても、この数値の間に入つ
・念。又、参考までに、強度は、成膜方向32に9/r
m”、幅方向34に2/Wr!n2、伸度は、各々20
%、15%であつ念。
実施例 1 6−オキシ−2−ナフトイル単位25モル%とp−オキ
シベンゾイル単位75モル%とからなり、60℃でペン
タフルオロフェノールに0.1 重−J1%濃度で溶解
したときの対数粘度(ηInh)が8.5のサーモトロ
ピック液晶ポリマー(2)へt/:/)ヲ、0.5重量
2の粉末状Kemtec 500発泡剤および1.0重
量%のタルク(成核剤)と混合する。この混合物を30
7℃で押出成形し、シートを製造した。発泡剤とメルト
との均一な混合を確保するために、ダイから混合物を押
出す直前にスタチックミキサーを使用した。
得られた発泡シートの両面に比較例で示したPPTAフ
ィルムをエポキシ樹脂で接着し、ホットプレスにて平板
状に成形しつつ加熱キュアして振動板を製作した。
この振動板は、密度C1,59S’/−であり、比弾性
率は4 、3 X 101Odyne /(1”であシ
、音速(V1フフー)ハ2、70 X 105cm/ 
secであつ穴。
ち浸みに、従来のコーン紙は、密!0.4〜0.8、比
弾性率0 、8〜2 、5 X 1010dyne 7
cm2、音速は0.5〜1×105σ/討Cである。
(発明の効果) 本発明のスピーカー用振動板は、@量で高い比弾性率を
持ち、且つ従来のハネカムコア?用いる場合よりも容易
に成形が可能で、且つ均質な振動板が提供できる為、好
ましい音質のスピーカーが安定した性能を保証しつつ製
造できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熔融状態で液晶相を形成する芳香族ポリマーの発泡体よ
    り成る層の両面に、面の任意の方向の初期モジュラスが
    少なくとも600Kg/mm^2であるポリパラフエニ
    レンテレフタルアミド系ポリマーより成るフィルムの一
    枚又は二枚以上が接着されて成るスピーカー用振動板
JP18963786A 1986-08-14 1986-08-14 スピ−カ−用振動板 Pending JPS6346900A (ja)

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