JPS6344838Y2 - - Google Patents

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JPS6344838Y2
JPS6344838Y2 JP972082U JP972082U JPS6344838Y2 JP S6344838 Y2 JPS6344838 Y2 JP S6344838Y2 JP 972082 U JP972082 U JP 972082U JP 972082 U JP972082 U JP 972082U JP S6344838 Y2 JPS6344838 Y2 JP S6344838Y2
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JP972082U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、書類、印刷物等の表面に位置する画
像部を、通常の使用状況では隠蔽でき、必要なと
きのみに可視化できるようにしたシールであり、
更に具体的には、キヤツシユカード用暗証番号届
出書等の暗証番号または重要書類の機密事項等
(以下単に機密事項という)の偽造や不正利用が
されないように、直射日光や室内照明光程度の明
るさの光を照射する程度ではその機密事項が見え
ないようにし、前記通常光よりも十分に強力な光
源からの光を照射するときのみ、機密事項が見え
るようにした隠蔽シールに関するものである。
〈従来の技術及び考案が解決しようとする課題〉 従来術としては、書類や印刷物上の画像部を、
通常の使用段階では隠蔽し、必要なときのみに可
視化できるようにした隠蔽シールとしては、次の
ようなものがあつた。
すなわち、特殊物質を含む専用インキで形成し
た画像をその表面を黒色のシールで密着被覆して
隠蔽するタイプのものである。この隠蔽シールの
下に隠蔽された画像部は赤外線と紫外線を調光し
た特殊光線を隠蔽シール上から照射すれば可視化
できる(隠蔽された画像が白く浮き出すように観
察される)のであるが、その為には、専用インキ
を使用しなければならなかつた。
本考案は以上のような事情に鑑み成されたもの
であり、特殊物質を含有した専用インキを使用す
ることなく、一般的に市販されている筆記具はも
とより、印刷により形成された画像でさえ隠蔽し
かつ検証することができるようにした隠蔽シール
の提供を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 すなわち本考案は、隠蔽フイルター及び接着剤
層が少なくとも設けて成り、書類、印刷物等の画
像形成体の画像部上に該画像部を隠蔽するための
シールであつて、該隠蔽フイルターの可視光領域
における光透過は、人間の眼の視感度が低い波長
領域中の550nm近傍よりも長波長側のみであつ
て、しかも550nm近傍から700nmにかけての透過
率の増加割合は、この範囲における人間の眼の視
感度における長波長方向にかけての低減割合と略
反比例するように急激に増大するように設定して
あることを特徴とする隠蔽シールである。
以下、図面を参照にして本考案を説明する。
第1図及び第2図は共に本考案の隠蔽シール
1,10及びこれらの使用状態の説明図である。
これらの隠蔽シール1,10は、図面からも理解
されるように、下記する特性を有する隠蔽フイル
ター2及び接着剤層3を少なくとも設けて成り、
書類、印刷物等の画像形成体7の表面に位置する
画像部5上に接着剤層3によつて貼着、固定して
使用する。図中、6は画像形成体7を構成する被
画像形成体である。この被画像形成体6は紙、合
成紙、合成樹脂またはこれらの積層体から成り、
表面には印刷や手書きによつて画像部5が形成さ
れている。画像形成体7とは、キヤツシユカード
用暗証番号届出書、機密事項が記載された重要書
類等である。
以下本考案の各構成を図面に従つて更に詳細に
説明する。
隠蔽フイルター2は、着色または染色されたポ
リエステルやポリカーボネート等から成り、可視
光領域の光を一部分選択的に透過する分光特性を
有している。具体的には第3図に示すような特性
を有するものである。要するに、隠蔽フイルター
2の可視光領域における光透過は、人間の眼の視
感度が低い波長領域中の550nm近傍より長波長側
のみであつて、しかも550nm近傍から700nmにか
けての透過率の増加割合は、この範囲における人
間の眼の視感度における長波長方向にかけての低
減割合と略反比例するように急激に増大するよう
に設定してある。
また、この隠蔽フイルター2は次のような特性
も具備する必要がある。すなわち、隠蔽フイルタ
ー2を被画像形成体6の画像部5上に密着、被覆
させ、光15を照射したときの隠蔽シール20の
隠蔽能力は(第4図参照)、光15が太陽や室内
照明用光源(白熱電球、蛍光灯等)から発せられ
る程度の照度の場合では、下に位置する画像部5
は完全に隠蔽でき、前記光源よりも十分強力な光
源からの光を照射した場合(本実施例では、照射
面(隠蔽フイルター面)での照度が3000ルクス以
上)には、画像部5が認識できるように調整して
おく必要がある。
一方、接着剤層3は、前記隠蔽フイルター2を
画像部5上に貼着、固定できるような構成で、汎
用接着剤で形成してあればよい(第2図,第4図
参照)。従つて、隠蔽シール20を画像部5上に
貼着、固定し、光15を照射した画像部5を観察
したとき、光15が室内照明光程度の強さのもの
である場合には、人間の眼には認識されず、はる
かに強力な光15を照射した場合のみ、画像部5
が認識されるようになる。
本考案の隠蔽シールは、上記した構成及び特性
を有する隠蔽フイルター及び接着剤層を少なくと
も具備していけばよいのであるが、隠蔽フイルタ
ーの隠蔽能力を補助する目的で、必要に応じて透
明カバーフイルム4や隠蔽力強化層を設けておく
ことが好ましい。隠蔽体強化層8の構成材料とし
ては、金属材料、感熱変色材料、感光変色材料等
が拳げられる。たとえば、金属材料としては蒸着
金属、感熱変色材料としては、加熱または冷却す
ることにより物体色が変化する所謂感熱変色材料
のうち、加熱または冷却するときだけ無色透明化
または有色透明化する可逆性の感熱変色材料、感
光変色材料としては、活性光線を照射することに
より物体色が変化する所謂感光変色材料にうち、
活性光線を照射するときだけ無色透明化または有
色透明化する可逆性の感光変色材料(例えば逆ホ
トロミツク材料)である。
隠蔽力強化層8は、これらの構成材料を一種類
だけ用い、印刷方式や塗布方式にて形成してもよ
く、数種の構成材料を用いて複層に形成してもよ
い。当然のことながら、上述したような感熱変色
材料や感光変色材料により隠蔽力強化層8を設け
た場合には、隠蔽画像の検証手段として、叙述の
強力な光源に加え、加熱・冷却手段や活性光線照
射手段を使用しなければならない。また、蒸着金
属から成る隠蔽力強化層8を設ける場合は、設け
ない場合に比べ、はるかに強力な検証用の光が必
要であり、膜の厚さにも自ずと限界がある。第3
図の如き特性を有する、本考案に適用可能な隠蔽
フイルター2併用する場合、隠蔽力強化層8の透
過率は第6図に示す程度が限界である(第6図
は、蒸着アルミニウムから成る隠蔽力強化層の分
光透過率を示している)。蒸着アルミニウムの透
過率が第6図に示したものより大きいとき、すな
わち蒸着の度合が少ないときは、第7図に示すよ
うな分光特性の観察用フイルターを介して観察す
ることが好ましい。このような特性のフイルター
を使用すると、現出する画像のコントラストが強
調されるようになる。加うるに、隠蔽力強化層を
感熱変色材料で形成した場合は、隠蔽度の調整の
他、変色温度も調整しておくべきである。また、
被画像形成体6が紙の場合、40〜70℃の間に変色
温度を設定しておくことが好ましい。
従つて、このような構成の隠蔽シール1,1
0,20,25を隠蔽すべき画像部上に配置し、
必要ならば加熱、冷却または活性光線の照射を併
用し(隠蔽力強化層8が感熱材料や感光材料で形
成してある場合)、叙述した強力光源からの光を
隠蔽シールの部分に照射すると、隠蔽されていた
画像部が瞬時に現出するようになる。強力な光源
からの光の照射をやめると、当然のことながら、
現出していた画像部は再び隠蔽フイルターの下に
隠蔽されてしまう。
〈考案の効果〉 本考案の隠蔽シールはその隠蔽フイルターの光
透過特性を、この隠蔽フイルターを介してから到
達する光が人間の眼の視感度が低い波長領域の中
の550nm近傍よりも長波長側のみであり、しかも
この透過波長領域間における透過割合は、均一に
なつているのではなく、前記範囲における人間の
眼の視感度における長波長方向にかけての低減割
合と略反比例するように急激に増大するように設
定してあるため、画像部分とそれ以外の部分との
比較が非常にしにくくなり、この隠蔽フイルター
による隠蔽効果は格段に向上する。
従来の隠蔽シールにおいても、画像部とそれ以
外の部分の違いを強力な光源を使用することで認
識するようにしているが、本考案の隠蔽シールで
は上述の如くにその隠蔽性が格段に向上する為、
従来から使用されている確認用光源よりははるか
に強力な光源を使用しなければならなくなる。従
つて、従来の構成の隠蔽シールしか知らないもの
が、その隠蔽内容を確認するために従来から使用
されている確認用の強力光源を使用して確認をし
ようとしても、その内容は知ることはできず、偽
造、不正利用に対して絶大な効果を期待すること
ができる。また、シールはその性質上あまり厚く
することができず、厚さを増加して隠蔽性を向上
させることには限界があるが、本考案はその厚さ
を増加しなくともその隠蔽性を十分に向上するこ
とができるので、その実用上の効果は大きい。
従つて、本考案の隠蔽シールは、隠蔽する必要
のある画像部をその一部または全部に設けた画像
形成体(機密書類、抽選券、印刷物等)上の画像
を必要なときにのみ可視化できるものであつて、
広い利用分野が期待し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係わる隠蔽シール
とこれらの使用状態の説明図、第3図隠蔽フイル
ターの分光透過率曲線、第4図は隠蔽シール及び
その使用状態の説明図、第5図は隠蔽力強化層を
設けた隠蔽シールの説明図、第6図は蒸着アルミ
ニウムから成る隠蔽力強化層の分光透過率曲線、
第7図は観察用フイルターの分光透過率曲線をそ
れぞれ示している。 1,10,20,25……隠蔽シール、2……
隠蔽フイルター、3……接着剤層、5……画像
部、8……隠蔽力強化層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 隠蔽フイルター及び接着剤層を少なくとも設
    けて成り、書類、印刷物等の画像形成体の画像
    部上に該接着剤層によつて貼着、固定させるこ
    とによつて該画像部を隠蔽することが可能なシ
    ールであつて、該隠蔽フイルターの可視光領域
    における光透過は、人間の眼の視感度が低い波
    長領域中の550nm近傍よりも長波長側のみであ
    つて、しかも、550nm近傍から700nmにかけて
    の透過率の増加割合は、この範囲における人間
    の眼の視感度における長波長方向にかけての低
    減割合と略反比例するように急激に増大するよ
    うに設定してあることを特徴とする隠蔽シー
    ル。 (2) 隠蔽フイルターの画像部を隠蔽する能力を強
    化するための隠蔽力強化層を具備していること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の隠蔽シール。 (3) 隠蔽力強化層が蒸着金属から成ることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第2項記載の隠
    蔽シール。 (4) 隠蔽力強化層が感熱性変色材料から成ること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項記
    載の隠蔽シール。 (5) 隠蔽力強化層が感光性変色材料から成ること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項記
    載の隠蔽シール。
JP972082U 1982-01-27 1982-01-27 隠蔽シ−ル Granted JPS58113072U (ja)

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JP972082U JPS58113072U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 隠蔽シ−ル

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JP972082U JPS58113072U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 隠蔽シ−ル

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JPS58113072U JPS58113072U (ja) 1983-08-02
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JP972082U Granted JPS58113072U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 隠蔽シ−ル

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JP2013044999A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Dainippon Printing Co Ltd 隠蔽ラベル及び隠蔽ラベルの使用方法
JP7310167B2 (ja) * 2019-02-22 2023-07-19 凸版印刷株式会社 隠蔽シール、機密情報用書類および機密情報の読み取り方法

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JPS58113072U (ja) 1983-08-02

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