JPS6344822A

JPS6344822A - 飼育動物の排便用敷材

Info

Publication number: JPS6344822A
Application number: JP18923886A
Authority: JP
Inventors: 雅俊藤原
Original assignee: Unicharm Corp
Current assignee: Unicharm Corp
Priority date: 1986-08-11
Filing date: 1986-08-11
Publication date: 1988-02-25
Anticipated expiration: 2009-03-23
Also published as: JPH0620399B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（１）発明の目的〔産業上の利用分野〕本発明は、室内で飼育する動物、いわゆるペットの排便
用敷材に関する。

ここに排便用敷材とは、飼育動物の便器はもとより、飼
育動物の飼育箱（巣箱）または籠の底面に敷設するもの
を含む。

飼育動物としては、主として、一般にペン）・とじて飼
育されることの多い猫や犬であるが、本発明にかかる敷
材は、その他の飼育動物にも利用することができる。

〔従来の技術〕

この種の敷材としては、従来一般に砂が使用されていた
が、飼育箱や便器等へ出入りする際に。

***物を含んだ砂が飼育箱や便器等の外に飛散するとい
う不都合があった。そのため、最近、ヘントナイト等の
吸水により団塊化する粒状の粘土質鉱物を使用し、前記
飛散を未然に防止１７、がっ、使用後の処理作業を容易
にすることが提案され−ζいる。また、動物の***物か
ら放出する悪臭を除去するため、ゼオライト等の吸着タ
イプの脱某剤が単独または砂等に混合して使用されてい
る。

しかし、以下に述べる本発明のように、粘土質鉱物に吸
着タイプ以外の化学脱臭剤を混合し７たのは、いまだ知
られていない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明者　の研究によれば、ベントナイト等の粘土質鉱
物にゼオライト等の吸着タイプの脱臭剤を混合した場合
には、***液（尿）による漏れのために十分な脱臭効果
かえられず、一方、水溶性の化学脱臭剤を混合した場合
には、脱臭性はえられるが、粘土質鉱物の保水力および
団塊化が低下することを知見した。これは、粘土質鉱物
は、中性以外の水溶液を添加すると、その保水力および
団塊化が弱まるからである。そのように低下すると、″
ベトベト“した泥状になってしまう。ちなみに、尿は、
***初期の状態では、はぼ中性であるため、そのような
ことがない。

したがって、本発明は、前記知見に基づき、粘土質鉱物
の保水力および団塊化を阻害することなく脱臭効果を十
分に奏することができる敷材を提供することを目的とす
る。

（２）発明の構成〔問題点を解決するための手段〕前記問題点を解決し、かつ、前記目的を達成するための
、本発明手段の要旨は、粒状の粘土質鉱物に、不水溶性
または難水溶性で固体の化学脱臭剤を混合してなること
を特徴とする飼育動物の排便用敷材に存する。

本発明の好ましい実施態様においては、前記化学脱臭剤
として有機酸、その塩、とくにフマル酸、その塩の少な
くとも一種で、０．０２〜１．５重量％が使用され、か
つ、前記粘土質鉱物としてベントナイトが使用される。

本発明をさらに実施態様に基づいて説明すると、以下の
とおりである。

本発明における成分である粒状の粘土質鉱物としては、
ベントナイト、カオリナイト等が挙げられ、ベントナイ
トが好ましいが、とくに限定されない。これは、粘土質
原鉱物を粉砕し、ふるい分は器によって所要粒度のもの
を採取し、適宜乾燥後に使用するのがよい。

本発明におけるもう一つの成分である固体の化学脱臭剤
（または防臭剤、以下では、単に化学脱臭剤という）と
しては、不水溶性または難水溶性で有機酸、その塩が使
用される。これらとしては多種のものが挙げられるが、
効能や経済面等を考慮すると、フマル酸（塩）が好まし
く、これは、多量の水中では溶けるが、少量の水に接し
ても溶けないか、または溶けにくい。この有機酸（塩）
ノ配合量ハ０．０２〜１．５重量％　、　ト＜　ニ０．
０５〜１重量％であり、０．０２重量２未満では効果が
なく、１．５重ｆｉ、％超では、量が増えた割には効果
が増さず、しかも、それが酸（塩）であるため、粘土質
鉱物の保水性および団塊化が低下し好ましくない。ちな
みに、ここに化学脱臭剤とは、その成分が尿などに接し
て化学反応し、臭いを抑制ないし消す性質を有する物質
をいう。

本発明は、少なくとも粘土質鉱物および不水溶性または
難水溶性の化学脱臭剤を含むことを必須要件とするが、
その他の物質、たとえば、ゼオライトを含んでいてもよ
い。ゼオライトを含む場合には、その粒径と粘土質鉱物
の粒径との比が１：２〜２：１で、かつ、前者が後者に
対して３〜４０重量２使用されることが好ましい。それ
らの粒径は０．５〜１０ｍｍのものがよい。

〔実施例〕

下表に示すと浜っ。

ベントナイトは平均粒径が約４ｍｍのものであり、これ
にフマル酸を直接投入して攪拌混合して敷材をえた。な
お、フマル酸にかえてフマル酸ナトリウムも使用したが
、効果は同じであった。

上表記載の評価テストは、つぎのとおり。

敷材１００ｇに０．１ｚのアンモニア水を注入し、これ
を５文のガラス瓶に容れて一時間密閉保存しその時間経
過後に直ちに評価した。

団塊化状態の評価Ｏは、指で軽く押圧して固く感するもの。

△は、固まってはいるが、やや軟かいもの。

消臭（脱臭）の評価ｏは、アンモニアガス濃度が１　ｐｐｍ以下でアンモニ
ア臭が感じられないもの。

Δは、前記濃度がｉｐｐｍを僅かに超え、多少のアンモ
ニア臭が感じられるが、不快感がないもの。

×は、アンモニア臭がかなり感じられるもの。

（３）発明の効果本発明敷材は、上述のような組成であるから、尿などに
よって濡れた場合でも、脱臭効果を十分に奏するととも
に、酸（塩）である脱臭成分が尿などによって粘土質鉱
物に溶は込むことが少ないから、該鉱物の保水性および
団塊化が低下することがない。また、脱臭効果を奏しめ
るだめの化学脱臭剤は、きわめて少量を含有させるだけ
ないから、経済的にも有利である。

手続補正書昭和６２年１月２８日

Claims

【特許請求の範囲】

（１）粒状の粘土質鉱物に、不水溶性または難水溶性で
固体の化学脱臭剤を混合してなることを特徴とする飼育
動物の排便用敷材。
（２）前記化学脱臭剤が、有機酸または有機酸塩である
特許請求の範囲第１項記載の敷材。
（３）前記化学脱臭剤が、フマル酸またはフマル酸塩で
ある特許請求の範囲第１項記載の敷材。
（４）前記化学脱臭剤が、０．０２〜１．５重量％であ
る特許請求の範囲第１項記載の敷材。
（５）前記粘土質鉱物が、ベントナイトである特許請求
の範囲第１項記載の敷材。