JPS6344555B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6344555B2
JPS6344555B2 JP9022480A JP9022480A JPS6344555B2 JP S6344555 B2 JPS6344555 B2 JP S6344555B2 JP 9022480 A JP9022480 A JP 9022480A JP 9022480 A JP9022480 A JP 9022480A JP S6344555 B2 JPS6344555 B2 JP S6344555B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
doctor
printing
ink
plate
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9022480A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5715992A (en
Inventor
Sotaro Toki
Toshiro Nagase
Fuminobu Noguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP9022480A priority Critical patent/JPS5715992A/ja
Publication of JPS5715992A publication Critical patent/JPS5715992A/ja
Publication of JPS6344555B2 publication Critical patent/JPS6344555B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はグラビア印刷におけるドクターの構
成及び方法に関する。
具体的には、版及びドクターの摩耗を抑えるた
めドクター荷重を下げる事を目的として2枚のド
クター間より温風を版面に吹きかける構成で、か
き不良のインキを印刷物に転移させないグラビア
印刷方式である。
グラビア印刷は第1図に示すようにクロムめつ
きで硬化した版11をインキ壷12中のインキに
浸して版11の凹部以外のインキを鋼製のドクタ
ー13でかき取つて版の凹部へインキを詰へ版と
接触する被印刷物14にインキを転移させる方式
が一般的であるが、この場合、ドクターの接触圧
は10〜100Kg/cm3にもおよび、ドクターは10000m
程度の印刷の間に、0.1〜0.5mmも摩滅してしま
い、版との接触面積がしだいに増し、通常の印刷
を続けるにはさらに接触圧をあげる必要があつ
た。この点をカバーするため刃先が細く一定の
MDCドクターが開発されているが刃先の面積が
変らないため印刷が進んだ場合圧調整を行わない
利点はあるが初期接触圧は通常のドクターと同程
度の10〜100Kg/cm3で摩耗量は同じく10000mの間
に0.1〜0.5mmに達し、ドクターの消耗の点では効
果がない。さらに2枚刃のドクターも開発されて
いるが、この方式は片方のドクターに欠陥が生じ
た場合、もう一方で補う事ができるが、インキの
かぶり等が生じない通常の印刷を行うには、どち
らか一方のドクター圧を上記と同様に10〜100
Kg/cm3まであげなければならず摩耗の点では効果
がない。
一方、公害及び工程短縮の目的でクロムめつき
を施さない銅グラビアシリンダーで印刷する場
合、版自体が柔い(100〜200Hv)のでドクター
材も軟質のものを選定していかなければならな
い。この場合、ドクター圧が大きいとドクターの
変形になり、鋼ドクター―クロム版より接触圧を
低くする必要があることに注意しなければならな
い(数Kg/cm3程度)。また、接触圧を下げる事は、
インキカス等の異物による版傷の発生と、ドクタ
ー及び銅版の摩耗に対しても有利な方向といえ
る。
本法は、こうした状況に鑑み、クロム版等での
版及びドクターの摩耗を抑える事と銅板、樹脂グ
ラビア版等の軟質版材のグラビア版において、ド
クター材質の巾をもたせ、版およびドクターの耐
久性をあげる事を目的として、ドクターの軽荷重
化の方法を提供するものである。
本法による軽荷重ドクターは第2図の構成をし
ている。すなわちドクター刃1と対峙刃2とが数
mmの間隔で平行に又は略平行に対面しており、そ
の間を温風3(30〜80℃、0.5〜数Kg/cm3)が流
れるシステムになつている。ドクター刃1と対峙
刃2とはホルダー4によつて支持されており、間
隔調整ネジ5によつてドクター刃1と対峙刃2の
間隔を調整できるようになつている。温風はホル
ダー4から導かれ、乾燥機の非ガスを利用するこ
とは省エネルギーの見地からは好ましい。
第3図はこのようなドクターを印刷装置に取り
付けて本発明による印刷を行なう場合の説明図で
ある。このドクターを取り付けたグラビア版胴7
はインキ壷8中のインキ9に入れられ矢印の如く
回転する。ドクター刃1は実際にある程度インキ
をかき落とす役目をしており、この場合の圧は数
Kg/cm3で従来の1/10程度である。ドクター刃1を
通過した版面は数μ〜数10μの薄い生乾きのイン
キ皮膜6が残存しており、このインキ皮膜を温風
3で乾燥させる。この場合、画像凹部に詰つたイ
ンキが乾燥しないように温風の温度及び圧を調整
しなくてはならない。対峙刃2は実際に版とは接
触しておらず、数100μ〜数mmの間隔で版と対峙
している。すなわち、温風を版面に吹きかけるよ
うにドクター刃1とスリツトをつくるための存在
といえる。版にあたつた温風はこの空隙を通つて
排気される。
乾燥したインキ皮膜10は被印刷物20には転
移せず画像凹部のインキだけが転移する事にな
る。凸部に薄くかぶつたインキ皮膜はインキ壷中
の溶剤を多く含んだインキ9に溶け、再び清浄な
版面でドクター刃1と接触する。
本発明は上述の如くして印刷を行なうものであ
るのでドクター圧を従来の1/10に軽減させる事が
でき、汎用されているクロム版―鋼製ドクターの
系でドクター材の摩耗が1/5程度におさえる事が
できる。また従来圧が強すぎて使用できなかつた
材質(アルミ、真鍮、銅、軟鋼、ステンレス、ポ
リエチレン、ポリアセタールのようなプラスチツ
ク)でも使う事ができ、柔い銅版に対してクロム
版と同じような印刷条件で印刷する事ができ、製
版上の工程短縮に大きく貢献するものである。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 1 ドクター刃としてアツサブ鋼(0.2m/m)を
使用し、ドクター刃と対峙刃の間隔を5mmにセツ
トし第3図に示される如くして次の印刷条件で印
刷を行つた。ドクター刃と対峙刃の間から吹き付
ける温風条件は0.5Kg/cm3、60℃である。
175、最大版深35μの階調柄のクロム版を使
用し、被印刷物OPZ#30(東セロ)インキ
CCST39アイ(東洋インキ製造(株)製)、印刷速度
100m/min、ドクター刃の荷重は3Kg/cm3、対
峙刃は版と5mmの空隙を設けた。この場合、イン
キの土手部(無地凸部)へのかぶりは数10μ。
20000m印刷後被印刷物への汚れは全くなく、ド
クター刃の摩耗は50μ程度で、従来の1/5に減少
した。この方式をとる事で、ドクター刃の消耗を
抑える事ができ、また、途中でドクターの交換を
行わないため印刷時間の短縮になつた。
実施例 2 ドクター刃材にポリアセタール樹脂(0.5m/
m)を使用し、ドクター刃と対峙刃の間隔を8mm
にセツトし、以下の印刷条件で第3図に示される
ごとくグラビア印刷を行つた。ドクター刃と対峙
刃の間から吹き付ける温風は1Kg/cm3、50℃であ
る。
150、最大版深32μの文字柄の銅版(硬さ
100Hv)を使用し、印刷物OPZ#30(東セロ)イ
ンキCCST39アイ(東洋インキ製造(株)製)、ドク
ター刃の荷重5Kg/cm3、対峙刃は版と5mmの空隙
を設けた。この場合、インキの土手部へのかぶり
は数10μである。従来は銅版で印刷する場合、バ
ネ特性のある熱処理帯鋼しか使用できなく、この
場合さらに、版が傷つく恐れがあるため50m/
min以下のスピードでドクター荷重を10Kg/cm3
度まで下げて行なわなければならなかつた。
(50m/min以上だと、30〜50Kg/cm3の圧が必
要になる。) 本発明の方法を採用する事でプラスチツクドク
ターを使用する事ができ、接触傷の発生を抑え、
さらに、印刷速度を150m/minまであげる事が
できた。10000mの印刷でも印刷物の汚れはなく
しかも、ドクター摩耗を従来の1/10に抑える事が
でき、クロムめつきを施さない製版上の時間短
縮、ドクター交換が必要なくなる事による印刷時
間の短縮が達成できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のグラビア印刷方法を示す説明
図、第2図は本発明で使用するドクターの説明
図、第3図は本発明の印刷方法の説明図をそれぞ
れ示す。 1…ドクター刃、2…対峙刃、3…温風、4…
ホルダー、5…間隔調整ネジ、6…生乾きのイン
キ皮膜、7…グラビア版胴、8…インキ壷、9…
インキ、10…乾燥したインキ皮膜、11…版、
12…インキ壷、13…鋼製ドクター、14…被
印刷物、20…被印刷物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 微小間隔をおいて互いに対面するドクター刃
    と対峙刃とを有するドクターを使用し、このドク
    ター刃と対峙刃の間から温風を版面にあて、これ
    によりドクター刃でかき取り残した余分なインキ
    を乾燥させて印刷を行なうことを特徴とするグラ
    ビア印刷方法。
JP9022480A 1980-07-02 1980-07-02 Gravure printing method Granted JPS5715992A (en)

Priority Applications (1)

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JP9022480A JPS5715992A (en) 1980-07-02 1980-07-02 Gravure printing method

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JP9022480A JPS5715992A (en) 1980-07-02 1980-07-02 Gravure printing method

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Publication Number Publication Date
JPS5715992A JPS5715992A (en) 1982-01-27
JPS6344555B2 true JPS6344555B2 (ja) 1988-09-06

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ID=13992507

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JP9022480A Granted JPS5715992A (en) 1980-07-02 1980-07-02 Gravure printing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0350953A (ja) * 1989-07-18 1991-03-05 Canon Inc 電話交換装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2683018B2 (ja) * 1988-03-31 1997-11-26 大日本印刷株式会社 印刷機のドクターブレード装置
US11254828B2 (en) 2017-12-27 2022-02-22 Kao Corporation Gravure printing method

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JPS5715992A (en) 1982-01-27

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