JPS6341705B2 - - Google Patents

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JPS6341705B2
JPS6341705B2 JP54021546A JP2154679A JPS6341705B2 JP S6341705 B2 JPS6341705 B2 JP S6341705B2 JP 54021546 A JP54021546 A JP 54021546A JP 2154679 A JP2154679 A JP 2154679A JP S6341705 B2 JPS6341705 B2 JP S6341705B2
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JP
Japan
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work
axis
glass plate
head
heads
Prior art date
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Application number
JP54021546A
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English (en)
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JPS55112702A (en
Inventor
Shigeru Bando
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Bando Kiko Co Ltd
Original Assignee
Bando Kiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Bando Kiko Co Ltd filed Critical Bando Kiko Co Ltd
Priority to JP2154679A priority Critical patent/JPS55112702A/ja
Publication of JPS55112702A publication Critical patent/JPS55112702A/ja
Publication of JPS6341705B2 publication Critical patent/JPS6341705B2/ja
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  • Turning (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、円形、だ円形、矩形その他いろいろ
な曲線を持つ各種形状のガラス板の加工作業、例
えば広巾面取り(ベベリング)を数値指令によつ
て機械の動作を制御しながら行なうガラス板の数
値制御加工機械に関する。
一般的に、ガラス板を加工する作業工程として
は、たとえば広巾面取り(ベベリング)を行なう
場合には、エツジのコバ摺り作業工程(コバ切削
又はコバ研削)、面取り切削作業工程(ダイヤホ
イールによるベベルカツト)、面取り切削された
面を研削する面取り研削作業工程(砥石等による
スムーシング)、面取り研削された面をポリツシ
ユするつや出し作業工程等の各作業工程を経る必
要がある。ところが、前記のごとき各種形状のガ
ラス板を自動研削加工するには、これら各作業工
程において作業ヘツドに取付けられた作業工具そ
れぞれを、ガラス板の輪郭を規定するエツジに沿
つて走らせるように構成し、各作業工具の動きを
それぞれ数値制御させる必要がある。この場合、
上記各作業工程における作業工具の動きをすべて
個々に独立的に制御するには制御すべき動作が多
数となるので、制御装置を多数必要とし、また複
雑で高度な内容の数値制御を行なうことができる
制御装置が必要となり、また一般的に制御テープ
等に記録される制御プログラムが複雑になり、そ
の作成が困難となる。
また、複数の作業ヘツドを共通の作業ヘツド支
持台に装置し、数値制御されたXY座標移動を行
ない、複数のガラス板を同時に平行して研磨等の
加工作業を行なうとき、各作業工具はそれぞれ一
致した移動軌跡をえがいて進行するため、各作業
工具に互いに異なる直径のホイールを用いたと
き、また、各作業工具に、互いに異なる摩耗が生
じているとき、各作業ヘツドは、同じ数値データ
情報にもかかわらず、作業工具の作業部が同一軌
跡を描かないため、仕上り寸法がそれぞれに異な
り、また全く加工されないものも生じる。
ここで、本発明の目的は、各作業ヘツドのそれ
ぞれが異なる種類の作業工具を取付けていても、
また異なる直径の作業工具を装置していても、各
作業ヘツドの作業工具の作業部(加工ポイント)
の移動軌跡が一致したそれぞれの加工作業を行う
ことができ、また研削作業の取りしろ、仕上げ寸
法等を考慮して、それぞれの作業工具の移動軌跡
を微調整でき、ある作業ヘツドの工具は移動軌跡
を拡大して、また別の作業ヘツドの作業工具は縮
小して加工作業が行うことができるガラス板の数
値制御加工機械、即ち、上記各作業工程の加工作
業を司る多数で且つ複雑な動きを行なう作業工具
群を機械的に連結して各作業工具が同一の動きを
行なうように形成し、数値制御装置で各作業工程
の作業運動を同時に数値制御させるようにしたガ
ラス板の数値制御加工機械を提供することにあ
る。
前記目的は、本発明によれば、加工すべき複数
のガラス板を保持するための固定装置と、第1の
方向及び当該第1の方向と直交する第2の方向に
前記固定装置に対して相対的に移動可能な作業ヘ
ツド支持台と、前記固定装置に対する前記作業ヘ
ツド支持台の相対的移動を行なわせるために当該
ヘツド支持台と固定装置との間に設けられた第1
の駆動装置と、前記第1及び第2の方向に直交す
る第3の方向と平行に伸びる第1の軸心のまわり
で旋回するように前記作業ヘツド支持台に支持さ
れた複数の作業ヘツドと、第2の軸心上に配置さ
れ前記作業ヘツドの夫々に取付けられた作業工具
と、前記作業ヘツドの前記旋回を行なわせるため
に当該作業ヘツドの夫々に接続された第2の駆動
装置と、前記第1の駆動装置による前記固定装置
に対する作業ヘツド支持台の相対的移動及び前記
第2の駆動装置による前記作業ヘツド夫々の旋回
を数値制御すべき当該第1の駆動装置及び第2の
駆動装置に夫々接続された数値制御装置とからな
り、前記第2の軸心は、前記作業工具の作業部を
通過し、前詰第1の軸心とは非同軸的であり、前
記作業ヘツドは前記作業工具を前記第1及び第2
の方向を含む一の平面内に於ける相互に直交する
二方向並びに前記第3の方向に関して移動調整す
ることができる微調整手段を有しているガラス板
の数値制御加工機械によつて達成される。
以下、具体例を図面に基づいて説明する。
ここでは、まず第1図から第7図によつて、本
発明によるガラス板の数値制御加工機械の原理的
な構成について説明する。
第1図、第2図及び第3図に示すように、ガラ
ス板を載置し、水平面内で一方向、例えばX軸方
向の運動を司どるテーブル30は、それぞれ等間
隔で配置された4台のガラス板Gの固定装置とし
ての固定台31を上側に有し、下側ではスライド
ベアリング32を介して、ベース33上に架設し
たガイドレール34に係合しており、一の駆動装
置を構成するサーボモータ35により回転される
ネジ軸36によりナツト40を介して進退され、
第1図での左右方向へ移動する。各固定台31
は、第3図に示すように、フレキシブルなホース
37を介して真空装置38に連なり、これら固定
台31上に載置されるガラス板Gを吸引し、加工
作業中、ガラス板Gを固定する。第4図に示すよ
うに、固定台31には吸引構造が形成されてい
る。この吸引構造は固定台31に中ぐり41を形
成し、この中ぐり41内にバネ42を介在させ
て、中央に突起43を有するシールプレート44
を可動状態で挿入し、環状の押さえプレート45
によりシールプレート44がとび出さないように
規制するように構成されている。中央に貫通孔4
7を有するシール部材46を外側に取り付け、貫
通孔47内に突起43を挿入し、突起43の上部
のみ外部へ突出させる。シール部材46には複数
の貫通孔48を穿つてあり、常時はこれら貫通孔
48がシールプレート44によつて蓋されてい
る。ネジ穴49はホース37を接続するためのニ
ツプルがネジ込まれることによつて、ホース37
を介して真空装置38に接続されている。第3図
に示された状態では吸引は行なわれないが、固定
台31上にガラス板Gが載置されると突起43が
押し下げられ、通路50を介して貫通孔48は真
空装置38と連通し、ガラス板Gに対する吸引固
定が行なわれる。
テーブル30には、ベルトコンベヤ51がテー
ブル30に対して昇降可能に取り付けられてい
る。固定台31をはさんで両側に配置されたフレ
ーム52,52はそれらの前後、即ち第1図の左
右両端部で部材53により接続されると共に、こ
の部材53をそれ自体知られたねじ機構に取り付
け、前後左右に合計4個設けたねじ機構54によ
り、フレーム52,52を同時に昇降させる。各
フレーム52,52にそれぞれ駆動プーリ56、
従動プーリ57を回転自在に取り付けると共に、
ベルト55,55を掛け渡し、2個の駆動プーリ
56を駆動軸59に固着し、モータ58により両
方のベルト55,55を同期駆動するようにして
ある。このベルトコンベヤ51によつてガラス板
Gは1の固定台から次続の固定台へ搬送される。
作業ヘツド支持台を構成するヘツド台60は、
4台の作業ヘツドとしての加工ヘツド61〜64
を前記4台の固定台31に対応した位置に有する
もので、ベース33に固定されたフレーム65上
で、第1図の紙面に垂直の方向へ、つまりY軸方
向へ移動可能に構成されている。フレーム65上
にレール66,66を固定して設け、ヘツド台6
0の長手方向に関する両側にそれぞれ2個ずつ取
り付けたスライドベアリング67,67が改レー
ル66,66に係合してヘツド台60の支持を行
なつており、しかもこのレール66,66上をヘ
ツド台60が移動できるように構成し、一方、ヘ
ツド台60の第2図に於ける左右両側にナツト6
9を取り付け、このナツト69に螺合するネジ軸
68,68をフレーム65上の長手方向に関する
第1図に於ける左右両側に回転自在に設ける。フ
レーム65上にはサーボモータ35と共に一の駆
動装置を構成するサーボモータ70を取り付けて
あり、このサーボモータ70の回転力を、タイミ
ングベルト71を介して、ヘツド台60と平行に
フレーム65上に配置されたシヤフト72に取り
出し、シヤフト72の両端でそれぞれ傘歯車を介
してネジ軸68,68を係合させ、両方のネジ軸
68,68を同方向へ回転させるように構成され
ており、両方のネジ軸68,68の回転によりヘ
ツド台60を前記Y軸方向に沿つて進退させる。
73は、ネジ軸68を回転自在に装着する軸受で
あり、各ネジ軸68の両端部に設ける。尚、前述
した如く、一の駆動装置はサーボモータ35及び
サーボモータ70によつて構成されており、当該
駆動装置は固定台31に対するヘツド台60の相
対的移動を行なわせるために、ヘツド台60と固
定台31との間に設けられている。
ヘツド台60に搭載された各加工ヘツドは、第
1図に於ける右から左の方へ作業工程順に配置さ
れている。加工ヘツド61はエツチング用で、第
2図に示すように、ガラス板Gの端Eを単に切削
又は研削するもので、作業工具としての円板状の
ダイヤモンドホイール75を使用し、ダイヤモン
ドホイール75の回転の軸心とガラス板Gの被研
削面Pとは直交して配置される。加工ヘツド62
は面取り切削用で、作業工具としてのカツプダイ
ヤモンドホイール76を使用し、第3図に示すよ
うに、ガラス板Gの被研削面Pと、該ホイール7
6の回転の軸心とは傾斜して配置されている。加
工ヘツド63は仕上げ用で、前段の加工ヘツド6
2において面取り切削された部分の研削を行な
い、作業工具としてのカツプタイプの砥石からな
る研削ホイール77を使用し、第3図に示すごと
く傾斜して配置されている。加工ヘツド64はつ
や出し用で、前2段において面取切削及び研削を
行なつた部分に仕上げを行なうもので、作業工具
としてのカツプタイプのフエルトホイール78を
使用し、第3図に示すごとく傾斜して配置され
る。
前述されるように、複数設けられる加工ヘツド
のうち、エツジング用以外の加工ヘツドはガラス
板Gの面取り切削用、面取り切削した部分を研削
する研削用及び研削した部分を研磨する研磨用と
して用いられ、本明細書及び特許請求の範囲にお
いては、前記“エツジング”と共に、これら全て
を“研削”という用語で総称することもある。
第5図に示す加工ヘツド61は、モータ80
と、このモータ80の軸心としての出力軸81に
取り付けた作業工具としてのホイール75と、第
5図に於ける上下方向にホイール75をスライド
調整し得るスライド機構とを有している。前記ス
ライド機構は以下のように構成されている。モー
タ80はモータ支持台82に取り付けられてい
る。ヘツド台60の前壁83には、上下に間隔を
へだててスペーサ84,84が固着されている。
上のスペーサ84に設けた貫通孔85には送りネ
ジ86を挿通させ、当該上のスペーサ84の上下
にはスラストベアリング87,88を配してい
る。下のスラストベアリング88は送りネジ86
のロツド部に固着したベアリング受け89により
受けられており、一方上のスラストベアリング8
7は、送りネジ86のネジ部91にネジ込まれる
雌ネジを有するベアリング押さえ90により押圧
されている。結果的にベアリング受け89とベア
リング押さえ90とにより両方のスラストベアリ
ング87,88夫々は挾持され、送りネジ86を
上のスペーサ84に対して回転可能で軸方向への
移動が不可能に支持している。送りネジ86の下
端部にはネジ部91が設けられており、このネジ
部91にナツト92がネジ込まれている。ナツト
92が取り付けられているスライド部材93は送
りネジ86の回転により、上下のスペーサ84,
84に接触した状態で上下に、即ち前記X軸方向
及びY軸方向に直交するZ軸方向に沿つて摺動で
きるようになつている。スライド部材93にはモ
ータ支持台82が取り付けられているので、送り
ネジ86の上端に取り付けられたハンドル94を
回転させると、ナツト92が上下し、結果的にモ
ータ80が上下することとなり、従つてガラス板
Gに対してホイール75の上下位置調節が可能と
なる。尚、このような上下方向である前記Z軸方
向へのホイール75の位置調節に加え、X軸方向
及びY軸方向の位置調節を行ない得るような構成
は、後述する本発明に於ける微調整手段によつて
説明する。
第6図に示す加工ヘツド62(これは前記のご
とく加工ヘツド63及び64にも共通の構造であ
る)は、その回転軸心としての出力軸96が旋回
の軸心としての垂直線であるZ軸に対して傾斜し
て配置されているモータ95と、このモータ95
の出力軸96に取り付けられた作業工具としての
ホイール76と、モータ95を、テーブル30の
X軸方向移動及びヘツド台65のY軸方向移動に
より構成されるXY平面座標系即ち一の平面に直
交する方向に沿つて配置された軸心であるZ軸の
回りで旋回させることによつて、モータ95の旋
回の回転角を制御する角度制御手段である旋回機
構97とからなる。すなわち、モータ95によつ
て回転されるホイール76は出力軸96の回りで
自転すると同時に、ガラス板Gの輪郭に沿つて動
かされ、加工作業、例えば研削に供されるとき、
ガラス板Gの研削部、即ちホイール76の作業部
を通過し、出力軸96の軸心とは非同軸的である
軸心、即ちZ軸の回りで数値制御装置からの数値
データに基き旋回する構造となつている。このよ
うな数値制御される旋回構造となつているため、
ホイール76の研削面76aは常に、ガラス板G
のエツジの切り込み部に向かう方向、即ちエツジ
の法線方向を向き、ガラス板Gの被研削面Pに対
して常に一定角度を保つて実質的に同じ研削面で
接触することとなり、曲線に沿つた均一な研削を
ガラス板Gに施すことができる。モータ95は、
モータ支持台98に設けた円弧状の長孔99,9
9にボルトを挿通し、このボルトをナツトにより
締め付けられたモータ95の角度調整手段を介し
てモータ支持台98に固定されており、当該ナツ
トを緩めると、モータ95は第6図に於いては紙
面に垂直な方向に配置された所定の水平軸の回り
で回動することができ、ホイールの研削面76a
とガラス板Gの被研削面Pとのなす角度を調節で
き、この結果、面取り角度を自由に変更できる。
モータ支持台98はロツド100と一体となつて
おり、このロツド100の上端体はベアリングの
ハウジング101を通つてこのハウジング101
よりも上方に突出している。ロツド100はハウ
ジング101内に配列したラジアル及びスラスト
用のベアリング列102の上側で、ロツド100
にネジ込んだナツト103により、ハウジング1
01に対する軸方向の動きは阻止されており、ベ
アリング列102により回転は可動となつてい
る。ハウジング101はスライド部材93に固定
され、送りネジ86の回転により上下に移動可能
となつている。このスライド機構の詳細な説明は
前記したので省略する。ロツド100の上端部に
はスプライン105が設けられており、このスプ
ライン105に適合する凹部を有するプーリ10
6に対してロツド100は上下に摺動可能となつ
ている。第1図に示すように、加工ヘツド62,
63及び64の各プーリ106,107および1
08はタイミングベルト109を介して他の一の
駆動装置としてのサーボモータ110に連携さ
れ、同時に回転される。この結果各加工ヘツドの
ロツド100が回転され、ホイール76,77お
よび78がZ軸の回りで角度制御旋回される。こ
のZ軸はガラス板Gの研削点Qに位置するように
選定してあるので、第7図に示すように、各ホイ
ールは現に進行しているガラス板の研削点Qを中
心に水平面内で前記回転角度制御され、ガラス板
の輪郭の変化にかかわらず、常に一定の研削角度
を保ち得る。
以上、第1図から第7図に基づいて本発明によ
るガラス板の数値制御加工機械の原理的な構成に
関して述べたが、次に第8図から第14図に基づ
いて、本発明のガラス板の数値制御加工機械の一
具体例を詳述する。前記本発明のガラス板の数値
制御加工機械の原理的な構成の例では、ガラス板
Gを載置する複数の固定台31を有するテーブル
30は一方向(X軸方向)への移動が可能とな
り、ヘツド台60は他方向(Y軸方向)への移動
が可能となつていたが、本具体例ではテーブル1
30は固定され、ヘツド台155が二方向(X軸
方向、Y軸方向)へ動くように構成されている。
勿論、原理的な構成の例と同じように一方向にテ
ーブルを、他方口にヘツド台を移動可能に構成し
ても構わない。
テーブル130は、本例では5台の固定台13
1を具備したもので、ベース132に固定されて
いる。固定台131は前記原理的な構成の例と同
様に真空吸引装置に連結され(図示していない)、
固定台131の上に載せられたガラス板の吸引固
定を行ない、加工作業中にガラス板を定位置に保
持する。テーブル130に対して上下方向に移動
可能にネジ軸133により支持され枠組みされた
可動フレーム134には前記原理的な構成の例と
同様に、一列に並んだ固定台131をはさむよう
に固定台131の両側に2条のベルト135,1
35を配置して供給手段136を構成している。
各ネジ軸133は、モータ137、タイミングベ
ルト138により回転される、テーブル130の
長手方向、即ち第8図に於ける左右方向に伸延す
るシヤフト139に設けた傘歯車140によつて
回転されるもので、第10図に示すように、可動
フレーム134の両側に配置されている。
ベース132の四隅から上方向に延設した垂直
フレーム141に剛接されているフレーム140
aに対して、クロス台142が第8図において紙
面に対して垂直な方向(Y軸方向)へ移動可能と
なつており、このクロス台142に対してヘツド
台155が第8図において左右方向(X軸方向)
へ移動可能となつている。即ちヘツド台155と
クロス台142とによつて作業ヘツド支持台を構
成している。この結果、ヘツド台155は固定的
に設けたテーブル130に対して2軸方向へ移動
し得る。フレーム140aの上に固定した2条の
レール143,143にはクロス台142の下側
に取り付けられたスライドベアリング144が係
合しており、第9図に示すように、一の駆動装置
を構成するモータ145によつてタイミングベル
ト146を介し回転されるシヤフト147の両端
に取り付けた傘歯車148、この傘歯車148と
かみ合う傘歯車149、この傘歯車149を一端
に有するネジ軸150,150及びクロス台14
2に固定され、ネジ軸150とかみ合うナツト1
51により、クロス台142は移動される。
第10図に示すように、クロス台142には上
下に2条のレール152,152を配置し固定し
てあり、一方、ヘツド台155にはレール15
2,152夫々と係合するスライドベアリング1
56を設け、クロス台142上に固定されたモー
タ145と共に一の駆動装置を構成するモータ1
57によりタイミングベルト158を介して回転
されるネジ軸159とかみ合う、ヘツド台155
に固定的に設けたナツト160を介して、ヘツド
台155はクロス台142上を左右に移動する。
即ちモータ157はヘツド台155と固定台13
1との間に配設されている。換言すると、クロス
台142及びヘツド台155によつて構成されて
いる作業ヘツド支持台と固定台131との間に
は、モータ145及びモータ157によつて構成
された一の駆動装置が設けられている。ヘツド台
155には、第8図に示すように、テーブル13
0上に配置された5台の固定台131夫々に対応
する位置に5基の作業ヘツドとしての加工ヘツド
161,162,163,164,165を装着
しており、各加工ヘツドは、ヘツド台155上に
固定された他の一の駆動装置としてのモータ16
6によりタイミングベルト167を介して回転さ
れるシヤフト168及び傘歯車列169により同
時に回転されるようになつている。各加工ヘツド
は、第11図および第12図に示すように、前記
原理的な構成の例と同様に回転可能かつその軸方
向に沿つた移動が不可に懸架したロツド170の
下端部にその締付け部171を固定せしめたホル
ダ172を有し、このホルダ172の下端部は、
平面形状が実質的にL形となつたスライド部材1
73を摺動可能に支持している。すなわちL形ス
ライド部材173の一方の辺部174の外側にあ
りみぞ175を設け、これをホルダ172に設け
た相補形状の突起176に係合させると共に、そ
れ自体知られたネジ機構を有するノブ177を回
転させると、スライド部材173がホルダ172
に対して進退するように形成してある。スライド
部材173の他方の辺部178の内側にバチ形状
の突起179を設けると共に、この突起179と
相補形状の溝180を有する第2のスライド部材
181を溝180の辺部178の突起179に係
合させ、前記と同様にネジ機構を有するノブ18
2により辺部178に対して第2のスライド部材
181が進退可能となつている。即ちノブ182
を回転させることにより、作業工具であるホイー
ル186を前記X軸方向、Y軸方向を含む一の平
面内に於いてガラス板の加工点である切り込み部
分に向かう方向に移動調整させ得る。さらに同様
の構成により、支持プレート183はノブ184
により第2のスライド部材181に対して第11
図、第12図夫々に於ける上下方向に進退可能な
上下方向移動手段を有しており、このプレート1
83に前記原理的な構成の例と同じく、モータ1
85が所定の水平軸を中心として回動回能な角度
調整手段が取り付けられている。換言すると、各
加工ヘツドには、前記角度調整手段、上下方向移
動手段及び切り込み方向への移動調整手段によつ
て構成された微調整手段が設けられている。
第8図に示すように、エツジング用のヘツド1
62もまた同じネジ機構を有する。また、X軸方
向に移動するヘツド台155には、ヘツド162
を平面座標内に於いて旋回させる数値制御される
共通の角度制御手段が設置されており、この角度
制御手段は、各加工ヘツド161〜165に連結
されている。即ち、第8図に示すように、ロツド
170のそれぞれの上端には傘歯車169とかみ
合う傘歯車191を取り付けてあり、この結果、
シヤフト168がモータ166によりタイミング
ベルト167を介して回転されると、ロツド17
0にしつかりと、固定された各ボルダ172は、
ヘツド台155のX軸方向移動とクロス台142
のY軸方向移動とにより表わされる平面座標系に
直交する旋回中心としての垂直軸の回りで旋回
し、結果的にホイール186,194〜196等
の作業工具は研削作業部を通る垂直軸回りで旋回
し、常に移動軌跡ラインの法線方向、即ち前記切
り込み方向を向くようになる。
本具体例では、エツジング用のホイール192
を取り付けている回転軸としてのモータ軸193
は、その軸位置が垂直となるように調節され、し
かもこのエツジング用のホイール192もまた他
のホイール186,194〜196と同じように
旋回される。
なお、本具体例において、前記した以外の構成
は前記原理的な構成の例と実質的に同じである。
また本具体例において研削用に構成されたホイー
ル192,194〜196夫々に代えて、これら
をエツジング用ホイールで置換えることもでき
る。この場合、置換えられたエツジング用ホイー
ルは、エツジングホイール192と同じくそれぞ
れの回転軸を垂直に配置する必要があるが、この
ような調節はプレート187を前記水平軸の回り
で回動することによつて行なうことができる。す
べてのホイールをエツジング用とすると、例えば
自動車の窓のごとく、面取り研削を行なわずエツ
ジ加工を行なう場合で、しかも同一規格品を量産
するときに特に有用であり、エツジ加工時にホイ
ールの前記角度制御を行ない、且つスライド装置
により各ホイールの研磨しろを調整することがで
き、制御方式も簡単となる。
前記の如く構成された研削機械は、第13図に
示すようにな数値制御装置200に制御されて動
作され得る。この装置200は知られたものが使
用されるが、以下その基本的な構成及び第1図に
示す本発明によるガラス板研削機械の原理的な構
成を有した研削機械に対する動作を説明する。入
力ユニツト201は、紙テープに穿孔されてプロ
グラムされたフアンクシヨン及び数値データを読
み取る紙テープリーダ202と、このリーダ20
2の動作を制御し、読み取りデータを解読し、次
の演算ユニツト203に転送する入力制御器20
4と、装置200の制御状態を示し、かつ装置2
00にある特定の動作を指示すべく、フアンクシ
ヨンスイツチ及び表示器等が設けられた操作盤2
05とからなる。演算ユニツト203は、入力制
御器204からのデータに基づいて、サーボモー
タ35,70及び110によつて生起させるヘツ
ド61,62,63及び64のX軸方向移動量、
Y軸方向移動量及びZ軸回りの回転量を補間計算
する演算回路206と、この演算回路206から
出力される演算結果としてのパルスを計数するポ
ジヨンカウンタ207,208及び209と、装
置200の動作サイクルを規定するサイクルコン
トローラ210とからなる。演算回路206は、
いわゆる公知のデイジタル微分解析機が適用され
ており、これにより、リーダ202から読み取ら
れた移動先の座標値と、ポジシヨンカウンタ20
7,208又は209に設定される現在位置座標
値とが比較され、この比較において差がある際に
は、その間が順次直線補間或いは、円弧補間され
て制御量が決定される。従つて、演算回路206
には、第14図に示すように、補間器401を制
御する直線補間制御器402、円弧補間制御器4
03、移動先の座標値を格納するコマンドレジス
タ404、現在位置の座標値を格納する現在位置
レジスタ405及びこのレジスタ404及び40
5の内容を比較し、比較結果をパルス制御器40
7及びサイクル制御器210に出力する比較器4
06と、比較器406の比較結果に基づいて補間
量をパルスとしてカウンタ207,208又は2
09に出力するパルス制御器407とを有する。
尚、両レジスタ及び比較器は、X軸方向、Y軸方
向及びZ軸回りの制御対して夫々設けられてい
る。X−カウンタ207、Y−カウンタ208及
びスピンカウンタ209は夫々、演算回路206
から出力される演算結果パルスを計数し、この計
数値に基づいてサーボユニツト211の各サーボ
回路212,213及び214を動作させる。各
サーボ回路211,213及び214は夫々対応
する計数値に基づいて夫々のサーボモータ35,
70及び110を動作させる。各サーボ回路にお
いては、モータにより生み出された変位置をイン
ダクトシンまたはリゾルバ及びタコジエネレータ
215,216及び217により検出して位置制
御又は角度制御及び速度制御を行なうように構成
されている。このようなインタグクトシン、リゾ
ルバ及びタコジエネレータ215,216及び2
17の位置制御及び速度制御は、いわゆる自動制
御技術の分野で公知であるので説明を省略する。
このような数値制御装置200により、第1図
に示す前記原理的な構成によるガラス板の数値制
御加工機械は好ましく制御される。次にその制御
動作の概略を説明すると、まず、ガラス板の数値
制御加工機械側に設けられている主操作盤218
のスタートスイツチを押下すると、スタート信号
がサイクル制御器210に入力され、サイクル制
御器210は入力制御器204にリーダ202か
らデータの読み取りを指示する。これによりリー
ダ202からはプログラムされたテープ上のデー
タが読み出され入力制御器204において解読さ
れ、演算回路206に入力される。尚、ガラス板
Gは、すでに全ての台31に載置されて固定さ
れ、またヘツド61,62,63及び64は、研
削加工開始原点に配置されているものとする。従
つて、この際、演算回路206に入力されるデー
タは、X軸方向の移動量、Y軸方向の移動量及び
Z軸回りの回転量であり、これらは夫々のコマン
ドレジスタ404に入力される。コマンドレジス
タ404に入力された値は、現在位置、即ち原点
位置を示す現在位置レジスタ405の値と比較さ
れ、この比較において、差があることを示す信号
がパルス制御器407に入力される際には、パル
ス制御器407は、補間器401からの信号をカ
ウンタに順次出力する。尚、補間において、直線
補間を行なうか、円弧補間を行なうかはプログラ
ムにより設定し得、例えば直線補間が設定される
際には、補間器401は、直線補間制御器402
により制御されて動作される。従つて、補間器4
01は最初X軸方向に対する微少移動量を示す信
号をパルス制御器407に出力し、パルス制御器
407は、この信号に基づいてカウンタ207に
微少移動量に相当する値を設定すべく、一連のパ
ルスをカウンタ207に出力する。カウンタ20
7がこのような値に設定されると、これを受信す
るサーボ回路212は、テーブル30をX軸方向
に微少移動させるべく、サーボモータ35を動作
させる。サーボモータ35が駆動されると、軸3
6が回転されテーブル30がX軸方向に移動さ
れ、台31の位置、即ち、各ヘツドに設けられた
ホイール75,76,77及び78に対するガラ
ス板Gの位置がX軸方向に微小に変位される。こ
こにおいて、前もつて駆動されているヘツドモー
タ80及び95により回転されるホイール75,
76,77及び78により、ガラス板Gに加工が
施されつつ加工位置がX軸方向に微少量変位され
る。このサーボモータ35により生起される微少
変位量及び移動速度は、インダクトシン及びタコ
ジエネレータ215により検出されてサーボ回路
212に帰還され、正確に設定される。次にY軸
に関するコマンドレジスタ404に入力されたY
軸方向の移動量と、Y軸方向の現在位置、即ち原
点位置を示す現在位置レジスタ405の値とが比
較され、この比較において差があることを示す信
号がパルス制御器407に入力される際には、パ
ルス制御器407は、補間器401からの信号に
より微少変位量を示すパルスをカウンタ208に
出力する。カウンタ208がこのような値に設定
されると、これを受信するサーボ回路213は、
ヘツド61,62,63及び64をY軸方向に微
少移動させるべく、サーボモータ70を動作させ
る。これにより、軸68は回転され、ヘツド台6
0はY軸方向に移動され、各ヘツドに設けられた
ホイール75,76,77及び78のガラス板G
に対する位置がY軸方向に微少に変位する。従つ
て、ヘツドモータ80及び95により回転される
ホイール75,76,77及び78によりガラス
板Gに加工が施されつつ加工位置がY軸方向に微
少量変位される。このサーボモータ70により生
起される微少変位置及び移動速度は、インダクト
シン及びタコジエネレータ216により検出され
てサーボ回路213に帰還されて正確に設定され
る。更に、スピンに関するコマンドレジスタ40
4に入力されたスピン量と、Z軸回りの現在位
置、即ち原点位置を示す現在位置レジスタ405
との値が比較され、この比較において差があるこ
とを示す信号が比較器406からパルス制御器4
07に入力される際には、パルス制御器407
は、補間器401からの信号により微少変位量を
示すパルスをカウンタ209に出力する。カウン
タ209がこのパルスにより微少変位量を示す値
に設定されると、サーボ回路214はヘツド6
2,63及び64をZ軸の回りで微少回転させる
べく、サーボモータ110を動作させる。サーボ
モータ110が駆動されると、タイミングベルト
109が走行され、夫々のプーリ106,107
及び108が回転され、ヘツド62,63及び6
4がZ軸の回りで回転される。これにより各ヘツ
ドに設けられたホイール76,77及び78のガ
ラス板Gに対する位置がZ軸の回りで微少に変位
する。従つてヘツドモータ95により回転される
ホイール76,77及び78によりガラス板Gに
加工が施されつつ加工位置がZ軸回りで微少変位
される。このサーボモータ110により生起さる
微少角度及び移動速度は、リゾルバ及びタコジエ
ネレータ217により検出されてサーボ回路21
4に帰還され、正確に設定される。以上のように
して、X軸方向に関し、Y軸方向に関し及びZ軸
回りに関する1ステツプの補間動作が行われるの
であるが、ここで、X軸、Y軸及びZ軸回りにお
ける現在位置を示す現在位置レジスタ405は、
カウンタ207,208及び209の内容、即ち
移動後の位置が設定されている。このため1ステ
ツプの補間動作後再びコマンドレジスタ404と
現在位置レジスタ405との比較が各軸に対応し
て行われ、その内容に差がある際は、前記動作が
繰り返され現在位置レジスタの内容が更新され
る。これに対して、コマンドレジスタ404の内
容と、現在位置レジスタ405の内容が一致した
場合、対応する比較器406はサイクル制御器2
10に次のデータの読み取りを指示する信号を出
力し、サイクル制御器210は前記同様、入力制
御器204に対してデータの読み出しを指示し、
入力制御器はリーダ202から読み出されるデー
タを解読してこのデータを再び演算回路206に
供給する。ここで、このデータが次の移動先を示
すデータである際には、このデータは相当するコ
マンドレジスタ404に格納される。尚、このよ
うなコマンドレジスタ404に対する新しいデー
タの格納は、X軸、Y軸及びZ軸回りに関して必
ずしも同時に行なわれない。移動量が異なる際
は、各個別々に行われる場合がある。このように
して再び新しい移動先がコマンドレジスタ404
に設定されると、再び補間動作が行われ、テーブ
ル30及び夫々のヘツドはX軸、Y軸及びZ軸の
回りで所定に移動及びスピンされる。以上のよう
にして順次プロクラムデータに基づいてガラス板
Gに対する加工が施工されて、最後にX軸、Y軸
及びZ軸回りに対する原点位置、すなわち元の位
置のデータがテープリーダ202から読み出され
ると、演算ユニツト203は、前記同様、この原
点位置までの補間動作を繰り返し、ガラス板Gに
対する各ホイール75,76,77及び78の加
工点を元の位置に設定する。原点位置にテーブル
30及び各ヘツド61,62,63及び64が再
設定されると、各比較器406はサイクル制御器
210にそれを指示し、これによりサイクル制御
器210は、リーダ202からの次のデータを読
み出すべく、入力制御器204に信号を発し、入
力制御器204は、リーダ202からのデータを
解読し、演算回路206にそのデータを供給す
る。この際、読み出されるデータは、各ヘツド6
1,62,63及び64を加工位置からある一定
量移動、例えば第2図に示す位置から右側にある
一定量移動させるデータであり、このためこの移
動先のデータはY軸に関するコマンドレジスタ4
04にのみ設定され、コマンドレジスタ404の
設定値に基づいてサーボ回路213はサーボモー
タ70を作動させるべく、動作する。従つて、ネ
ジ軸68が回転され、各ヘツド61,62,63
及び64がY軸に関して加工位置からある一定量
外される。この動作において、Y軸のコマンドレ
ジスタ404と現在位置レジスタ405との内容
が一致すれば、パルス制御器407の動作は停止
され、これと共にサーボ回路213は、サーボモ
ータ70の動作を停止し、サイクル制御器210
はリーダ202から次のデータを読み取ることを
入力制御器204に指示する。入力制御器204
はこの指示に基づいて、テープ穿孔されたデータ
をリーダ202から読み出し、このデータを解読
する。この際、読み出されるデータは、固定台3
1へのガラス板Gの吸着を解除すべく、真空装置
38の動作を停止し、フレーム52,52を介し
てベルトコンベア51によるガラス板Gの持ち上
げを生起させるべく、ねじ機構54を作動させ、
その後、各ガラス板Gの夫々を次の固定台31ま
で搬送すべく、モータ58を作動させるデータで
ある。このデータを読み出すと、入力制御器20
4は、夫々の駆動制御装置(図示せず)に制御信
号を発し、これにより夫々の駆動制御装置は、真
空装置38を停止し、ねじ機構54を作動させ、
モータ58を作動させる。モータ58の作動によ
りベルトコンベア51は走行され、このベルトコ
ンベア51に載置される全てのガラス板Gは例え
ば第1図において左方向に移送され、夫々のガラ
ス板Gが次の固定台31まで搬送される。尚、最
右端の固定台31には、新しく加工せんとするガ
ラス板Gが操作者により、或いは自動的に載置さ
れる。夫々のガラス板Gが正確に次の固定台31
まで搬送されると、これを検知する検知器(図示
しない)からの信号により、夫々の駆動制御装置
は、モータ58の動作を停止し、同時にベルトコ
ンベア51によるガラス板Gの持ち上げを解除す
べく、ねじ機構54を作動させ、固定台31へガ
ラス板Gを吸着させるべく、真空装置38を作動
させる。これら動作完了後、各駆動制御装置は、
動作完了信号をサイクル制御器210に出力す
る。サイクル制御器210は、これにより、再び
リーダ202からのデータの読み取りを行なうべ
く、入力制御器204に指示し、入力制御器20
4は、リーダ202から次のデータを読み出し、
これを解読する。ここで読み出されるデータは、
テーブル30及びヘツド61,62,63及び6
4に対する原点復帰指令信号と原点位置座標値と
からなるものであり、これらデータは再び演算回
路206に転送される。ところで、ヘツド61,
62,63及び64は、前記の如く、Y軸方向に
関してのみ原点から変位されているため、演算回
路206はY軸方向に関する動作のみを行なう。
従つて、カウンタ208から出力される信号によ
りサーボ回路213は、サーボモータ70を作動
させるべく動作し、ヘツド61,62,63及び
64は、第2図に示す関係において左方向に移動
され原点位置に復帰される。これにより、Y軸に
関するコマンドレジスタ404と現在位置レジス
タ405との内容が一致し、この一致信号はサイ
クル制御器210に入力され、再び次の加工を施
すべく、サイクル制御器210は、リーダ202
からデータを読み出す指令信号を入力制御器20
4に出力する。
以下、同様であつて、演算ユニツト203は入
力制御器204から得られるデータに基づいて補
間演算を行ない、この結果をサーボユニツト21
1に出力し、サーボユニツト211は、夫々のサ
ーボモータ35,70及び110を作動させ、サ
ーボモータ35,70及び110は、テーブル3
0及び各ヘツドガラス板Gの加工点に対応して移
動させる。尚、このような数値制御装置200に
よる制御動作は、若干のプログラムの変更、回路
構成の変更により第8図に示す本発明のガラス板
の数値制御加工機械にも適用し得るのは勿論であ
る。
以上の前記構成から、本発明のガラス板の数値
制御加工機械は、前記角度制御を行うための手段
によつて、加工ホイールの全てを、一の平面内に
対して垂直に位置する軸心回りで旋回させ得るた
め、異なる種類の加工ホイールを備えた複数の加
工ヘツドを同時に且つ同じ数値データ即ち同一プ
ログラムで制御することかでき、換言すると作製
するのに多くの時間と人手を費やす複雑な制御プ
ログラムの数を少なくし得、それと同時に構造が
複雑で且つ高価な数値制御装置の数をも少なくし
得、故障の少ない長期に亙つて安定して使用し得
るガラス板の数値制御加工機械を提供し得る。
更に加えて、本発明のガラス板の数値制御加工
機械は、前記複数の作業ヘツドを数値データによ
り同時制御し、加工すべき一連のガラス板の加工
を連続して繰返して行い、当該作業ヘツド夫々に
取付けられた作業工具の夫々に異なる量の摩耗が
生じ、一のガラス板とこのガラス板に加工を施す
作業工具との位置関係と、他の一のガラス板とこ
のガラス板に加工を施す作業工具との位置関係と
の間に相違が生じたとしても、前記微調整手段に
より、当該作業工具夫々を前記第1及び第2の方
向を含む一の平面内に於ける相互に直交する二方
向並びに前記第3の方向に関して移動調整するこ
とによつて当該作業工具夫々を初期の所定位置に
位置させ得る。
より詳細に説明すると、ベベリング作業を行う
ための作業工具に対して前述の移動調整を行う場
合には、当該作業工具のベベリング作業面を前記
直交する二方向の内の前記ガラス板の被作業部に
向かう方向及び前記第3の方向夫々に移動させる
ことによつて当該ベベリング作業面のガラス板に
接触する部分、即ち作業部を当該作業工具の回転
中心から一定の距離に位置させることができる結
果、前記作業工具の作業部のガラス板の被作業部
に対する相対回転周速度を一定の状態に維持し
得、従つて当該作業工具が、前記作業部に於いて
所定の前記相対回転周速度を維持した状態で一定
のプログラムに従つた所定の時間のガラス板への
接触を行い得るために、当該ガラス板に対して初
期の作業条件に等しい状態を維持して安定したム
ラの無い加工作業を常に行い得る。またエツジン
グ作業を行うための作業工具、即ちエツジングホ
イールの形状の作業工具に対して前述の移動調整
を行う場合には、当該作業工具のエツジ部を前記
直交する二方向の内の前記ガラス板の被作業部に
向かう方向に移動させることによつて当該エツジ
部を加工すべきガラス板のエツジに接触させるこ
とができ、即ち当該作業工具を初期の所定位置に
位置させることができる。
以上から、本発明のガラス板の数値制御加工機
械は、異なる作業ヘツドが混在して配置されてい
ても、夫々の作業内容に応じた前記微調整を行え
ば良く、前記プログラムを度々修正すること無し
に同一の作業条件を維持しながらガラス板の加工
を連続して繰返して行い得る。
また更に加えて、本発明のガラス板の数値制御
加工機械は、当該ガラス板の数値制御加工機械を
設置する際に、各々の前記作業ヘツドの前記固定
装置に対する夫々の位置が所定の位置からずれて
いても、或いは当該ガラス板の数値制御加工機械
を長期に亙る使用によつて各々の前記作業ヘツド
の前記固定装置に対する夫々の位置がずれても、
前記微調整手段によつて、前記作業ヘツドを前記
直交する二方向、及び前記第3の方向夫々に移動
させることにより、全ての作業ヘツドを対応する
固定装置夫々に対して所定の位置に位置決めさせ
得る結果、全ての作業ヘツドを同一の作業条件下
におき得、従つて同一のプログラムで全ての作業
ヘツドを制御し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のガラス板の数値制御加工機械
の原理的な構成を示す正面図、第2図は、第1図
の−線方向から見た側面図で、エツジング用
ホイールは第1図に示した位置と180゜はずれた位
置にある状態を示し、第3図は第1図の−線
断面図で、研削ホイールは第1図に示した位置と
180゜ずれた位置にある状態を示し、第4図は固定
台の詳細断面図、第5図は、旋回をしない加工ホ
イールの支持部の詳細図、第6図は旋回する加工
ヘツドの支持部の詳細図、第7図は、研削ホイー
ルがガラス板の縁に沿つて旋回する状態を示す説
明図、第8図は本発明のガラス板の数値制御加工
機械の一具体例を示す正面図で、一部を破断して
あり、第9図は同平面図、第10図は、第8図の
−線断面図、第11図は、旋回する加工ヘツ
ドの側面図、第12図は同正面図、第13図は、
数値制御装置のブロツク図、第14図は、演算回
路のブロツク図である。 30……テーブル、51……ベルトコンベヤ、
60……ヘツド台、61〜64……加工ヘツド、
130……テーブル、131……固定台、142
……クロス台、155……ヘツド台、161〜1
65……加工ヘツド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加工すべき複数のガラス板を保持するための
    固定装置と、第1の方向及び当該第1の方向と直
    交する第2の方向に前記固定装置に対して相対的
    に移動可能な作業ヘツド支持台と、前記固定装置
    に対する前記作業ヘツド支持台の相対的移動を行
    なわせるために当該作業ヘツド支持台と固定装置
    との間に設けられた第1の駆動装置と、前記第1
    及び第2の方向に直交する第3の方向と平向に伸
    びる第1の軸心のまわりで旋回するように前記作
    業ヘツド支持台に支持された複数の作業ヘツド
    と、第2の軸心上に配置され前記作業ヘツドの
    夫々に取付けられた作業工具と、前記作業ヘツド
    の前記旋回を行なわせるために当該作業ヘツドの
    夫々に接続された第2の駆動装置と、前記第1の
    駆動装置による前記固定装置に対する作業ヘツド
    支持台の相対的移動及び前記第2の駆動装置によ
    る前記作業ヘツド夫々の旋回を数値制御すべく当
    該第1の駆動装置及び第2の駆動装置に夫々接続
    された数値制御装置とからなり、前記第2の軸心
    は、前記作業工具の作業部を通過し、前記第1の
    軸心とは非同軸的であり、前記作業ヘツドは前記
    作業工具を前記第1及び第2の方向を含む一の平
    面内に於ける相互に直交する二方向並びに前記第
    3の方向に関して移動調整することができる微調
    整手段を有しているガラス板の数値制御加工機
    械。
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