JPS634147A - スラブ施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は梁と梁との間にスラブを設ける場合に足場組
み、型枠組み、配筋作業、サポート工事等を不要として
施工期間の短縮、経費の節減が可能であるようにしたス
ラブ施工方法に関するものである。

（従来技術） 従来建物の梁間、橋の梁間等にスラブを設ける場合には
鋼管支柱１１を立設して大引バタ角１２を梁１０間に支
持し、その上に根太１３を介してせき板１４を載設して
型枠組みを行い、更にスペーサ１５を介して配筋１６を
行った後コンクリート１７を打設していた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら上記のようなスラブの施工方法においては
足場組み、サポート工事等は危険な作業であり、特に高
さのある場合には鳶職等の熟練者が必要となり、又、型
枠組みにおいては熟練した大工が必要となり、何れも高
給な熟練者であるために人件費が高腸し、而もこれ等の
作業と配筋作業等とによって施工期間が長期間となる等
の問題点があった。

又、これ等の作業に伴って足場材、支柱用鋼管、根太等
のサポート用資材等の搬入作業が必要であり、更に施工
完了後は脱型作業、型枠、前記サポート材等の搬出作業
が必要であった。

（問題点を解決するための手段） この発明は上記の状況に鑑み作業を大幅に簡略化し、施
工期間の短縮、経費の節減をするために帯板状鉄板２を
その両側縁２ａ、２ｂを夫々揃えて該鉄板２の幅面にお
いて順次連接して一定の形状が連続した補強骨枠１を形
成し、梁３間に横架すると共に、該補強骨枠１の下方に
該補強骨枠１と所定間隔を設けてセキ板６を吊設し、該
セキ板６上にコンクリート７を打設して前記補強骨枠１
を埋設してスラブを施工するようにした。

（実施例） 以下この発明の一実施例について説明する。

１は補強骨枠であり、帯板状鉄板２をその両側縁２ａ、
２ｂを夫々揃えて、該鉄板２の幅面において順次連設し
て方形、三角形、七の他の形状が連続したものとしてい
る。

３は既設の梁であり、前記補強骨枠ｌを梁３．３間にス
ペーサー４を介して横架し、帯板状鉄板２の幅面が垂直
方向となるよイにする。

補強骨枠１．１の連結はその両端部を突合せてボルト２
°により締着し、双方の補強骨枠１が同一平面上におい
て連結される。連結は突合せ状の両端部を溶接してもよ
い。

５はセキ板６吊下用フックであり、上端５ａは屈曲し、
下端５ｂは雄ねじとなっており、該フック５の上端５ａ
を前記補強骨枠ｌを構成する帯板状鉄板２の上側ｔ＆２
ａに掛け、セキ板６に設けた孔に下端５ｂを挿通しセキ
板６と補強骨枠１間にスペーサー４を挾持させチー２ト
５゜等を締めることによりセキ板６を吊設する。

次に該セキ板６上にコンクリート７を補強骨枠ｌが完全
に埋設されるように打設する。

次に養生後フック５のナツト５°を取外し、セキ板６を
取除くことによりスラブの施工が完了する。

尚、セキ板６をＧＲＣ（耐アルカリ性グラスファイバー
入りコンクリート）等無機系の補強繊維入りコンクリー
トで形成したものとすれば、取外し不要であり、且つ表
面が緻密であるため左官等の表面仕上が不要となり、手
間が大幅に減少する。

第４図、第５図は補強骨枠ｌとセキ板６との間に所定間
隔を設けるためのスペーサー４を省略するようにした補
強骨枠１の実施例であって、第４図は補強骨枠ｌを構成
する帯板状鉄板２の側縁２ｂに、突出部２ｂ’を設け、
第５図は帯板状鉄板２に側縁２ｂからの切欠部２ｃを設
けている。

又、第６図はスラブに特に大きな強度が必要な場合の実
施例であって、補強骨枠１を層状に重ね、隣接する補強
骨枠ｌとずらせて埋設し、各補強骨枠ｌの六角形区画が
該補強骨枠ｌに隣接する補強骨枠１の２箇又は３箇の六
角形区画に跨り、各区画内に充填されたコンクリート７
Ｃが互に横方向にも順次連接されると共に、上、下層を
なすコンクリート７ａ、７ｂと一体となるようにされて
いる。

（作用及び効果） この発明にかかるスラブ施工方法は帯板状鉄板をその両
側縁を夫々揃えて該鉄板の幅面において順次連接して一
定の形状が連続した補強骨枠を形成しているので該補強
骨枠を梁間に横架させた時に補強骨枠の上面に掛る荷重
に対しては一定の形状が連続した帯状鉄板により荷重が
板面方向に分散支持され、而も上下方向に鉄板の幅分の
厚みを有するので曲げに対して強い構造となっており、
強度の大きなスラブを構成することができ、又、補強骨
枠が曲げに対して強度を有するので該骨枠上に上ること
ができるので足場組みが不要であり、従来のように支柱
等を立てるサポート工事が不要となり、空間利用ができ
る共に建物等において多数階で同時にスラブ施工ができ
、従来の一階宛順次上階を施工せざるを得ない方法に比
べて大幅な工期短縮が可能である。

又、足場ともなる補強骨枠によって配筋が不要であり、
型枠組みも不要であってセキ板を骨枠から吊設するだけ
で作業が極めて簡略化される。

更に型枠を設けないために大工作業及びこれに要う大工
が不要であり、従って脱型作業及び型枠の搬出作業がな
い、特にセキ板をＧＲＣのもの等補強ｍＩａ入りコンク
リート板とすればセキ板の取外し、搬出も不要となり、
仕上施工も不要となる。

以上のように大巾な作業の簡略化、それに伴う工期の短
縮、熟練者不使用と工期の短縮とによる人件費の大巾な
節減が可能であると共に、強度の大なるスラブを得るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明により構成されたスラブの一実施例の
断面図、第２図は同補強骨枠の斜視図、第３図は同フッ
クの斜視図、第４図は他の実施例の断面図、第５図、第
６図は補強骨枠の他の実施例の側面図、第７図、第８図
は補強骨枠の他の実施例の平面図、第９図は従来のスラ
ブ施工方法の断面図である。 １・・・補強骨枠、２・・・鉄板、３・・・梁、６・・
・セキ板、７・・・コンクリート。 第　　ｌ　　図 ／Ｃ’ＩＱ　　　　　　ｊ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 帯板状鉄板をその両側縁を夫々揃えて該鉄板の幅面にお
   いて順次連接して一定の形状が連続した補強骨枠を形成
   し、梁間に横架すると共に、該補強骨枠の下方に該補強
   骨枠と所定間隔を設けてセキ板を吊設し、該セキ板上に
   コンクリートを打設して前記補強骨枠を埋設することを
   特徴とするスラブ施工方法。