JPS6340867A - 振幅値演算装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、交流信号入力をサンプリング処理して、こ
の入力の振幅値を演算するための装置に関するものであ
る。

［従来の技術］ 一般に、第３図に示すような交流波形の振幅値は、ｉＸ
　Ｉ”＝ｘ（ｍ）”＋ｘ（ｍ−１）”で求められるが、
データ、（ｍ）とデータｘ　（ｍ−１）は電気角９０度
の場合のみｌｘ　Ｉ　２：ｘ（ｍ）”＋ｘ（ｍ−１）”
が成立する。

ここでＸは交流入力波形で、ｘ＝Ｘｓｉｎωｔ（Ｘは波
形の振幅値、ωは波形の角速度、しは時刻を示す）と表
されるものとし、ｘ（ｍ）は時刻ｍ秒時のデータ、ｘ（
ｍ−１）は時刻ｍ−１秒時のデータとする。

第２図に従来の振幅値演算装置のブロック図を示すにの
第２図において、１は入力波形整形用フィルター、２は
サンプルホールド回路、３はアナログ／ディジタル変換
回路（Ａ／Ｄ変換回路）。

４はＡ／Ｄ変換回路３からのディジタル出力に上記の振
幅値演算処理を施す演算処理部、５はサンプルホールド
回路でのサンプリング間隔を制御するクロックを出力す
るクロック発生回路である。

次に動作について説明する。まず交流人力Ｘ＝Ｘｓｉｎ
ωｔは入力波形整形用フィルター１で整形されたのち、
演算するためのデータ［ｘ　（ｍ）。

ｘ（ｍ−１）］がサンプルホールド回路２によって基本
周波数に応じたサンプリング周波数で、サンプリングさ
れる。即ち電気角で９０度となるようなサンプリング周
波数が選定され、それによりクロック発生回路５からの
クロックにてタイミングをとってサンプリングされる。

その後はＡ／Ｄ変換回路３にディジタル変換されてから
演算処理部４で所要の振幅値演算処理が施される。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、このような従来の振幅値演算装置は、以
上のように構成されているので、入力波形の周波数が基
本周波数からずれてくると、クロックにて規定された一
定の時間間隔でサンプリングをしているため、サンプリ
ングされたデータが電気角で９０度とならず、これによ
り演算結果に誤差を生じるという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、交流入力の周波数に応じてサンプリング間隔
を変更できるようにして演算精度の向上をはかった振幅
値演算装置を得ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係る振幅値演算装置は、交流信号の振幅値を
演算すべく、上記交流信号を所要のタイミングでサンプ
リングしてそのサンプル値をホールドするサンプルホー
ルド回路と、同サンプルホールド回路でのサンプリング
間隔を制御するクロックを上記サンプルホールド回路に
供給するクロック発生回路と、上記サンプルホールド回
路からの出力に基づいて上記交流信号の振幅値を演算す
る演算手段とをそなえ、上記交流信号の周波数情報を検
出する周波数検出手段と、同周波数検出手段からの周波
数に応じてサンプリング間隔を変更させるべくクロック
発生タイミングを変更させるための信号を上記クロック
発生回路へ出力する補正回路とを設けたものである。

［作　用］ この発明における振幅値演算装置では、サンプルホール
ド回路で、交流信号がサンプリングされその後演算手段
で振幅値が演算されるが、このとき交流信号の周波数情
報が周波数検出手段で検出され補正回路で検出周波数情
報に応じてクロック発生タイミングを変更させるための
信号がクロック発生回路へ出力され、これによりサンプ
リング間隔が検出周波数に応じて変えられる。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の一実施例としての振幅値演算装置を示す
ブロック図であり、この第１図において、１は交流信号
入力波形整形用フィルター、２はフィルター１で波形整
形された交流信号（アナログ信号）を所要のタイミング
でサンプリングしてその値をホールドするサンプルホー
ルド回路、３はサンプルホールド回路２からの出力をデ
ィジタル値に変換するＡ／Ｄ変換回路、４はＡ／Ｄ変換
回路３からのディジタル出力に上記の振幅値演算処理を
施す演算処理部（この演算処理部４は。

演算手段のほか、交流信号の周波数情報を検出する周波
数検出手段の機能も有する）、５はサンプルホールド回
路２でのサンプリング間隔を制御するクロックを出力す
るクロック発生回路、６は演算処理部４で演算された交
流信号の周波数に応じてサンプリング間隔を変更させる
べくクロック発生タイミングを変更させるための信号を
クロック発生回路５へ出力する補正回路である。

次に動作について説明する。交流入力はフィルター１．
サンプルホールド回路２およびＡ／Ｄ変換回路３を経て
ディジタル値に変換されて、演算処理部４へ入力される
が、この演算処理部４では所要の振幅値演算処理のほか
、周波数演算が行なわれる。そして、この演算処理部４
で得られた周波数により補正回路６でクロックの周期を
補正してデータｘ　（ｍ）とｘ　（ｍ−１）とが電気角
で９０度となるようにサンプリング周波数を補正するこ
とが行なりれる。これによりこの補正されたサンプリン
グ周波数により、電気角で９０度となる２つのデータｘ
（ｍ）、ｘ（ｍ−１）が求まり、精度よく振幅値の演算
を行なうことができるのである。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、交流信号の周波数に応
じてクロック周期を補正することにより、サンプリング
周波数を補正することが行なわ九るので、電気角９０度
となる２つのデータを求めることができ、その結果、交
流信号の周波数が変わっても、高い精度で振幅値を求め
ることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例としての振幅値演算装置を
示すブロック図であり、第２図は従来の振幅値演算装置
を示すブロック図、第３図は交流信号入力波形図である
。 図において、１−人力波形整形用フィルター、２−サン
プルホールド回路、３−Ａ　／　Ｄ変換回路。 ４−演算処理部、５−クロック発生回路、６・−補正回
路。 なお１図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す・

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 交流信号の振幅値を演算すべく、上記交流信号を所要の
   タイミングでサンプリングしてそのサンプル値をホール
   ドするサンプルホールド回路と、同サンプルホールド回
   路でのサンプリング間隔を制御するクロックを上記サン
   プルホールド回路に供給するクロック発生回路と、上記
   サンプルホールド回路からの出力に基づいて上記交流信
   号の振幅値を演算する演算手段とをそなえ、上記交流信
   号の周波数情報を検出する周波数検出手段と、同周波数
   検出手段からの周波数に応じてサンプリング間隔を変更
   させるべくクロック発生タイミングを変更させるための
   信号を上記クロック発生回路へ出力する補正回路とが設
   けられたことを特徴とする振幅値演算装置。