JPS6338368Y2 - - Google Patents

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JPS6338368Y2
JPS6338368Y2 JP1982169556U JP16955682U JPS6338368Y2 JP S6338368 Y2 JPS6338368 Y2 JP S6338368Y2 JP 1982169556 U JP1982169556 U JP 1982169556U JP 16955682 U JP16955682 U JP 16955682U JP S6338368 Y2 JPS6338368 Y2 JP S6338368Y2
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JP
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plunger
fuel
magnetic
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core
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JP1982169556U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンの吸気通路へ燃料を噴射す
るための装置に関し、特に電磁式の燃料噴射装置
に関する。
近年、車両の運転状態に応じコンピユータから
の電気信号を受けてオンオフすることにより、上
記運転状態に応じた燃料をエンジンの吸気通路へ
噴射する装置が、各種開発されている。
ところで、このような電磁式燃料噴射装置で
は、ソレノイド用コア(鉄心)と磁性プランジヤ
とで磁気回路を形成し、コイルへの通電時にプラ
ンジヤをコア側へ吸い寄せることにより、開弁作
動を行なわせるようになつている。そして、コイ
ルへの非通電時には、コア先端とプランジヤとの
間に微小〓間が形成されるようになつている。
電磁気学上、この〓間が小さいほど、磁力が強
くなるが、この〓間をあまり小さくしすぎると、
残留磁気の影響により、プランジヤがコアから離
れにくくなり、電流オフの時の応答が遅れるおそ
れがある。
そこで、従来は、コア先端とプランジヤとの間
に、第6図に示すような非磁性環状シートaを介
装して、上記の欠点を解消している。
しかしながら、このような従来の燃料噴射装置
では、上記〓間への燃料の流入・流出現象によつ
て、プランジヤの作動に遅れが生じるという問題
点がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、プランジヤの作動に遅れが生じないよ
うにして、応答性の優れた電磁式燃料噴射装置を
提供することを目的とする。
このため、本考案の電磁式燃料噴射装置は、コ
イルアセンブリとともにケーシング内に装填され
て上記ケーシングまたはコイルアセンブリと協力
して燃料室を形成するとともに該燃料室に燃料を
供給する燃料用通路が形成されたソレノイド用の
コアと、上記燃料室内に配設されるとともに、上
記通路と整合する通路をそなえて非磁性環状シー
トを介し上記コアの先端に微小ストロークで離接
すべく配設された磁性プランジヤと、上記燃料室
に設けられるとともに上記プランジヤの先端に設
けられた弁体により上記プランジヤの動きに伴つ
て開閉するノズルとをそなえ、上記環状シートに
複数の切り込みが形成され、該複数の切り込み
が、上記のプランジヤと燃料室の壁部との〓間ま
たは上記通路に連通し、且つ、上記環状シートの
周方向に間隔をおいて配設されたことを特徴とし
ている。
以下、図面により本考案の一実施例としての電
磁式燃料噴射装置について説明すると、第1図は
その縦断面図、第2図はそのノズル付きバルブシ
ート部材を示す平面図、第3図はその非磁性環状
シートを示す平面図、第4,5図はそれぞれその
非磁性環状シートの変形例を示す平面図であり、
第6図は従来の非磁性環状シートを示す平面図で
ある。
第1図に示すごとく、ケーシング1内には、ソ
レノイドコイル3を有する環状のコイルアツセン
ブリ2が設けられており、このコイルアツセンブ
リ2には、ソレノイド用のコアとしてのセンタコ
ア7が嵌合されている。このセンタコア7はコイ
ルアセンブリ2、ケーシング1および後述する非
磁性バルブシート部材4と協力して燃料室を形成
している。
そして、このセンタコア7には、その中央部に
縦通貫通孔が形成されており、この貫通孔にはパ
イプ8が、第1図に矢印Pで示す方法からカシメ
られることにより、嵌入固定されていて、これに
よりパイプ8内に燃料用通路9が形成される。
ところでケーシング1の下端開口には非磁性バ
ルブシート部材が装着されており、ケーシング
1、バルブシート部材4、コイルアセンブリ2お
よびセンタコア7で囲繞された燃料室としての空
間には、磁性プランジヤ6が収容されている。そ
して磁性プランジヤ6には通路9と整合する通路
9′が設けられており、このプランジヤ6は、ポ
リエチレンや銅などから成る非磁性環状シート1
2を介して、センタコア7の先端に、微小ストロ
ークで離接できるように配設されている。したが
つて、プランジヤ6がセンタコア先端から離れた
ときに、微小〓間11が形成されるようになつて
いる。
さらに、プランジヤ6の先端には、弁体として
のボール5が溶接により固定されており、このボ
ール5は非磁性バルブシート部材4のバルブシー
トに当接しうるようになつている。
プランジヤ6の下端部には、通路9′と連通す
る4つの通路13が形成されており、さらにバル
ブシート部材4の上面には、第1,2図に示すご
とく、各通路13と連通する4つの溝状通路14
が形成されていて、各通路14はケーシング1と
バルブシート部材4の外周との間に形成される通
路15を介してバルブシート部材4に形成された
4つのスワールポート16に連通接続されてい
る。
また、各スワールポート16はボール5のバル
ブシート接部よりも上流側に開口している。
そして、ボール5のバルブシート接部よりも下
流側には、ノズル17が開口している。
プランジヤ6の外周には、微小な円環状〓間G
が形成されており、この〓間Gは、〓間11を介
して通路9,9′に連通するとともに、プランジ
ヤ6付きの通路13とバルブシート部材4付きの
通路14との間の部分に連通している。
なお、センタコア7とプランジヤ6との間に
は、スプリング10が介装され、このスプリング
10によつて、ソレノイドコイル3への非通電時
は、ボール5がバルブシートに押圧されて、弁閉
塞状態を維持できるようになつている。
このようにして、燃料は通路9,9′,13,
14および15を経由しさらにスワールポート1
6へ送られ、ソレノイドコイル3への通電により
プランジヤ6がセンタコア7に吸い寄せられボー
ル5がバルブシートから離れる開弁時に、各スワ
ールポート16からの燃料がノズル17よりエン
ジンの吸気通路へ噴射されるようになつている。
ところで、センタコア7の先端とプランジヤ6
との間に介装される非磁性環状シート12の内周
には、第3図に示すごとく、通路9,9′に連通
する多数の切り込み(スリツト)22が放射状に
形成されている。
このように通路9,9′に連通する切り込み2
2を設けることによつて、燃料油の〓間11に対
する流入・流出の際の開口面積を従来のものに比
べ広くすることができるので、燃料油の流入・流
出を迅速に行なうことができ、これによりプラン
ジヤ作動に遅れが生じることがなくなり、さらに
各切り込み22に一時的に燃料が貯えられること
と相まつて、燃料噴射の応答性が極めて良くなる
のである。
従来は、第6図に示すごとく、環状シートaに
通路に連通する切り込みは一切形成されていなか
つたので、流入・流出の際の開口面積が狭く、応
答性が低下していたのである。
また、第4図に示すように、環状シート12′
の外周に、多数の切り込み(スリツト)23を形
成してもよく、この場合は、各切り込み23はプ
ランジヤ外周の〓間Gを通じて通路13,14に
連通しているので、第3図に示す環状シート12
と同様の効果ないし利点が得られる。
さらに、第5図に示すように、環状シート1
2″の内周および外周に、それぞれ多数の切り込
み(スリツト)22,23を形成してもよい。
なお、第1図中の符号18はバルブシート部材
4の下縁部とケーシング1との間に介装されてバ
ルブシート部材4を弾性支持するダンパシート、
19はバルブシート部材4の側面凹溝に嵌合され
てバルブシート部材4を弾性支持するOリングを
示しており、これらのダンパシート18やOリン
グ19によつて、ボール5のバルブシート部材4
への着座時に生じるバウンスを防止することがで
き、これにより噴射流量の安定化をはかることが
できる。
また、符号20はバルブシート部材4の上面と
ケーシング1との間に介装された〓間調整用シー
トを示しており、このシート20は、通常銅やア
ルミニウムのごとき軟かい金属で構成されてい
て、金属の塑性変形によつて〓間11が所定値と
なるように調整するものである。
さらに符号21はソレノイドコイル3への電気
信号供給用のコネクタを示している。
以上詳述したように、本考案の電磁式燃料噴射
装置によれば、コア先端とプランジヤとの間に介
装される非磁性環状シートに、複数の切り込みが
形成され、該複数の切り込みが、上記のプランジ
ヤと燃料室の壁部との〓間または上記通路に連通
し、且つ、上記環状シートの周方向に間隔をおい
て配設されているという簡素な構成で、弁閉作動
時に生じるコア先端とプランジヤとの間の環状シ
ート入り〓間への燃料の流入・流出を迅速に行な
うことができ、これによりプランジヤの作動を遅
らせずにすみ、その結果上記切り込みに一時的に
燃料が貯められることと相まつて、燃料噴射の応
答性が大幅に改善される利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の一実施例としての電磁式
燃料噴射装置を示すもので、第1図はその縦断面
図、第2図はそのノズル付きバルブシート部材を
示す平面図、第3図はその非磁性環状シートを示
す平面図、第4,5図はそれぞれその非磁性環状
シートの変形例を示す平面図であり、第6図は従
来の電磁式燃料噴射装置に使用される非磁性環状
シートを示す平面図である。 1……ケーシング、2……コイルアツセンブ
リ、3……ソレノイドコイル、4……バルブシー
ト部材、5……弁体としてのボール、6……プラ
ンジヤ、7……センタコア、8……パイプ、9,
9′……燃料用通路、10……スプリング、11
……〓間、12,12′,12″……非磁性環状シ
ート、13〜15……通路、16……スワールポ
ート、17……ノズル、18……ダンパシート、
19……Oリング、20……〓間調整用シート、
21……コネクタ、22,23……切り込み、G
……〓間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルアセンブリとともにケーシング内に装填
    されて上記ケーシングまたはコイルアセンブリと
    協力して燃料室を形成するとともに該燃料室に燃
    料を供給する燃料用通路が形成されたソレノイド
    用のコアと、上記燃料室内に配設されるとともに
    上記通路と整合する通路をそなえて非磁性環状シ
    ートを介し上記コアの先端に微小ストロークで離
    接すべく配設された磁性プランジヤと、上記燃料
    室に設けられるとともに上記プランジヤの先端に
    設けられた弁体により上記プランジヤの動きに伴
    つて開閉するノズルとをそなえ、上記環状シート
    に複数の切り込みが形成され、該複数の切り込み
    が、上記のプランジヤと燃料室の壁部との〓間ま
    たは上記通路に連通し、且つ、上記環状シートの
    周方向に間隔をおいて配設されたことを特徴とす
    る、電磁式燃料噴射装置。
JP16955682U 1982-11-09 1982-11-09 電磁式燃料噴射装置 Granted JPS5973572U (ja)

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JP16955682U JPS5973572U (ja) 1982-11-09 1982-11-09 電磁式燃料噴射装置

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JP16955682U JPS5973572U (ja) 1982-11-09 1982-11-09 電磁式燃料噴射装置

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Publication Number Publication Date
JPS5973572U JPS5973572U (ja) 1984-05-18
JPS6338368Y2 true JPS6338368Y2 (ja) 1988-10-11

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ID=30370394

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07103837B2 (ja) * 1987-01-16 1995-11-08 株式会社日立製作所 電磁式燃料噴射弁
JP2816335B2 (ja) * 1987-09-25 1998-10-27 株式会社日立製作所 電磁式燃料噴射弁
JP2002295329A (ja) * 2001-01-25 2002-10-09 Hitachi Ltd 電磁式燃料噴射弁及び燃料噴射装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55151157A (en) * 1979-05-10 1980-11-25 Gen Motors Corp Electromagnetic fuel injector

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JPS55151157A (en) * 1979-05-10 1980-11-25 Gen Motors Corp Electromagnetic fuel injector

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JPS5973572U (ja) 1984-05-18

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