JPS6336549Y2 - - Google Patents

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JPS6336549Y2
JPS6336549Y2 JP9144682U JP9144682U JPS6336549Y2 JP S6336549 Y2 JPS6336549 Y2 JP S6336549Y2 JP 9144682 U JP9144682 U JP 9144682U JP 9144682 U JP9144682 U JP 9144682U JP S6336549 Y2 JPS6336549 Y2 JP S6336549Y2
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JP
Japan
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magnetic tape
holes
pair
tape
reel
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JP9144682U
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JPS58193383U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は、下部及び上部ハーフを相対結合して
構成されるカセツトケース内に回転自在に配設さ
れる磁気テープを巻装したリールハブと上記下部
及び上部ハーフ間に滑性にすぐれたシート体を介
在させてなるテープカセツトに関する。
一般に、テープカセツトをテープレコーダ等の
磁気記録再生装置における所定の演奏位置に装着
し、磁気テープを走行せしめた場合、磁気テープ
を早送り又は巻戻し操作モードの比較的速いテー
プ走行から後直ちに再生または記録の定速走行の
操作モードに切り換えると、供給側リールハブと
巻取り側との両リールハブ間で磁気テープが弛
む。すなわち、巻戻し又は早送りの操作モードが
停止されても、磁気テープは慣性で直ちに停止で
きない。そのため巻戻し又は早送り操作モード状
態で磁気テープを巻取つているリールハブ部分に
おける磁気テープに弛みが生ずる。特に巻戻し操
作モード状態から記録又は再生操作モードに切換
え操作するような場合には、巻戻し操作モードを
停止した状態において、第1図に示すようにテー
プカセツトのカセツトケース100内に回転自在
に支承された一対のリールハブ101,102中
のテープ巻取り側となつている一方のリールハブ
101の外周部分に巻回される磁気テープ103
に弛みが生じ、この状態で巻戻し操作モードとは
逆方向にテープ走行する記録又は再生操作モード
に切換え操作すると、弛んだ磁気テープ103に
急激にテンシヨンが与えられ、その結果リールハ
ブ101への巻装面から外れ、第1図中破線で示
す如く、カセツトケース100とリールハブ10
1,102間に介在されている磁気テープ103
の巻取り及び走行を円滑にする滑性にすぐれたシ
ート体104,105と上記リールハブ101,
102間に折れ込む如くして倒れ込みテープ走行
を不能にしてしまう。そして、磁気テープ103
に損傷を与え、ひいては切断等の事故を引き起す
原困ともなつてしまう。
上述のような事故は、口述筆記を主用途とする
デイクテイングマシンの如く巻戻し操作モード及
び記録又は再生モードを短時間のうちに何回も切
換え操作して使用する装置に用いられるテープカ
セツトにおいて著しくなる。
そこで、本考案は巻戻し操作モードあるいは早
送り操作モードから記録又は再生操作モードへ切
換える場合の如く、磁気テープの走行方向又は走
行スピードを頻繁に切換え使用した場合であつて
も、磁気テープがリールハブとシート体間に倒れ
込む等して損傷を受けあるいは切断等の事故を起
すことのないテープカセツトを提供することを目
的に提案されたものである。
以下、本考案を図面に示す具体的な実施例を参
照して説明する。
本考案によるテープカセツト1は、一対の下部
ハーフ2と上部ハーフ3を複数のビス4により相
対結合して構成されるカセツトケース5内に滑性
にすぐれた2枚のシート体6,6を介して回転自
在に支承される一対のリールハブ7,7と、これ
らリールハブ7,7間に巻装された磁気テープ8
と、弾性材9を取り付け磁気テープ8の磁気ヘツ
ドへの当接を確実にする支持板10によつて支持
されたリーフスプリング11とを主たる構成部材
としている。
複数のビス4により一体結合されたカセツトハ
ーフ5を構成する下部及び上部ハーフ2,3の外
周部にはカセツトハーフ5の側板を形成する突縁
12,13が形成され、この突縁12,13のコ
ーナ部4箇所と前方側中央部分には上記ビス4が
ねじ込まれるボス14,15が突設されている。
各ハーフ2,3の後方側の両側には誤消却防止爪
16,17が設けられる切欠き18,19が設け
られている。
また、下部及び上部ハーフ2,3の前面側の対
応する部位には、磁気ヘツド又はピンチローラが
進入する同一形状、同一大きさの第1、第2及び
第3の大きな開口窓20,21,22,23,2
4,25、及び第1及び第2の小さな開口窓2
6,27,28,29がそれぞれ設けられてい
る。第1及び第3の大きな開口窓20,21,2
4,25に臨む位置の各ハーフ2,3の下板3
0,31には、キヤプスタン等の駆動軸挿通用の
透孔32,33,34,35が穿設されるととも
に、同じく第1及び第2の小さな開口窓26,2
7,28,29に臨む位置には、テープカセツト
の位置決めピンを挿通するための透孔36,3
7,38,39が穿設されている。
さらに、各ハーフ2,3の下板30,31の位
置決めピンが挿通する透孔36,37,38,3
9の後側のリールスプリング11の支持板10が
取付けられる部位には補強突縁40,41が突設
されている。同じく前面側には、先端部が円孤状
に形成された磁気テープ8のガイド片42,4
3,44,45,46,47,48,49とガイ
ドピン50,51が設けられている。また、上記
下部ハーフ2の前部コーナには支持ピン52,5
3が植立されており、このピン52,53にはガ
イドローラ54,55が回転自在に嵌挿されてい
る。下部及び上部ハーフ2,3の一対のハブ7,
7が支承される部位には透孔56,57,58,
59が穿設され、その透孔56,57,58,5
9の周辺内側に突設した環状フランジ60,6
1,62,63に、一対のリールハブ7,7が回
転自在に支承される如くなる。
そして、リールハブ7,7が回転自在に支承さ
れる環状フランジ60,61,62,63に嵌挿
するようにして下部及び上部ハーフ2,3のそれ
ぞれの内側面に滑性にすぐれたシート体6,6が
配設されている。ここに配設されるシート体6
は、第4図に示すように、全体の形状を長方形と
し、上記環状フランジ60,61,62,63の
外径に適合される一対の透孔65,66を有し、
これら透孔65,66を挾む様にこれら透孔6
5,66の両側に各1本ずつの突条部74,75
が突設されている。この突条部74,75は上記
透孔65,66の中心を結ぶ線に対して平行若し
くは略平行でかつこの線からの距離が等しい位置
でリールハブ7の外周部に当る位置に設けられ
る。
そして、シート体6の略中央部には、上記突条
部74,75と平行な折目77が設けられ、この
折目77にそつて上記突条部74,75の突出側
が立上るように、第5図に示すように折曲げ形成
されている。
なお、上記シート体6は、ポリエチレン樹脂等
の剛性及び弾性に富んだシート基材6a上に滑性
にすぐれたグラフアイト等の滑性材6bを被着形
成したものから構成され、磁気テープ8と摺接す
る突条部74,75が上記滑性材6b側に突出す
るように形成される。また、上記透孔65,66
間の潤滑シート64の中央部には矩形の磁気テー
プのリールハブに於ける残量を透視しうる透孔7
6が穿設されている。
上述のように構成された一対のシート体6,6
は、互いに突条部74,75がカセツトケース5
内方に対向させられるとともに透孔65,66が
下部及び上部ハーフ2,3のそれぞれの環状フラ
ンジ部60,61,62,63に嵌挿されて上記
下部及び上部ハーフ2,3と一対のリールハブ
7,7間に介在配設され折目77を設けることに
より立上がらされた突条部74,75によつて各
リールハブ7,7に巻装される磁気テープ8を両
端縁側から弾性的に支持するようになる。
ところで、上述の実施例に用いられるシート体
6は、長手方向中央部に1本の折目77を設ける
のみであるが、第6図及び第7図に示すように、
透孔65,66の中心を結び線を挾んでこの線に
平行に、そして突条部74,75間に位置するよ
うに2本の折目77a,77bを設け、長手方向
中央部に平坦部78が形成されるように折曲げて
もよい。このように形成すれば上記平坦部78に
より各ハーフ2,3の環状フランジ部60,6
1,62,63へ嵌合配設するときの各ハーフ
2,3への接触面が大きくなり配設状態を安定化
させることができる。
上述のように構成された本考案によると、一対
のシート体6,6の折目77を設けることにより
立上らされた突条部74,75により磁気テープ
8をカセツトケース5の中央方向へ挾みつけるよ
うになるので、巻戻し操作モード又は早送り操作
モードで走行している磁気テープ8の走行が停止
されるときに生ずる慣性によるたるみが抑えら
れ、たるみの発生が少なくなる。その結果、リー
ルハブ7に対する磁気テープ8の巻装姿が整えら
れたものとして維持されるので、その後、記録又
は再生モードにおいてテープ走行を行なつて磁気
テープ8に急激にテンシヨンが与えられてもリー
ルハブ7への巻装面から外れ倒れ込み等を発生さ
せることもなくなる。もちろん突条部74,75
の作用によりリールハブ7への磁気テープ8の巻
き姿は整えられる。
よつて、本考案によれば、リールハブへ巻回す
る磁気テープの巻き姿が整えられると同時にたる
みの発生を抑え、磁気テープのシート体とリール
ハブ間への倒れ込みを防止でき、磁気テープの損
傷や切断事故を防止した常に円滑なテープ走行を
保証したテープカセツトの提供ができる。
さらに、薄いシート体に設けられた突出部で磁
気テープを挾み込むので磁気テープの走行トルク
をさほど上昇させることもなく、そしてリールハ
ブの回転が停止して磁気テープがピンチローラ等
に巻込まれ破損されるというような従来のテープ
カセツトでみられた事故を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す一部切断平面図である。
第2図は下部ハーフと上部ハーフを分解しそれぞ
れの内方側を示す本考案によるテープカセツトの
分解斜視図、第3図はリールハブと、磁気テープ
と、リーフスプリングとを取外した下部ハーフを
示す平面図であり、第4図は、下部ハーフ及び上
部ハーフの内方側にそれぞれ配設される潤滑シー
ト体を示す斜視図であり、第5図は上記シート体
の断面図であり、第6図はシート体の他の実施例
を示す斜視図であり、第7図はその断面図であ
る。 1……テープカセツト、2……下部ハーフ、3
……上部ハーフ、5……カセツトケース、6……
シート体、7……リールハブ、8……磁気テー
プ、56,57,58,59……下部及び上部ハ
ーフの透孔、60,61,62,63……環状フ
ランジ部、65,66……潤滑シートの透孔、7
4,75……突条部、77……折目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対結合されてカセツトケースを構成する下部
    及び上部ハーフと、これら下部及び上部ハーフに
    それぞれ一対ずつ設けられた環状フランジ部に嵌
    合されて上記カセツトケース内に回転自在に取付
    けられる一対のリールハブと、これらリールハブ
    間に亘つて巻装される磁気テープと、上記下部及
    び上部ハーフに設けた一対の環状フランジ部に嵌
    挿される一対の透孔を有しこれら透孔の各中心を
    結ぶ線と平行若しくは略平行な突条部をこれら透
    孔の両側に設けるとともに上記突条部と平行な折
    目を設けこの折目にそつて上記突条部の突出側が
    立上るように折曲げてなる一対のシート体とから
    なり、この一対のシート体は互いに突条部がカセ
    ツトケース内方に対向させられるとともに透孔が
    下部及び上部ハーフのそれぞれの環状フランジ部
    に嵌挿されて下部及び上部ハーフとリールハブ間
    に介在配設されてなるテープカセツト。
JP9144682U 1982-06-21 1982-06-21 テ−プカセツト Granted JPS58193383U (ja)

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JPS58193383U JPS58193383U (ja) 1983-12-22
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