JPS6335684A - 被曝熱エネルギ−量表示材料 - Google Patents

被曝熱エネルギ−量表示材料

Info

Publication number
JPS6335684A
JPS6335684A JP17928186A JP17928186A JPS6335684A JP S6335684 A JPS6335684 A JP S6335684A JP 17928186 A JP17928186 A JP 17928186A JP 17928186 A JP17928186 A JP 17928186A JP S6335684 A JPS6335684 A JP S6335684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
color
group
colored
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17928186A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Yabuki
嘉治 矢吹
Kozo Sato
幸蔵 佐藤
Masaaki Tsukase
正昭 塚瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP17928186A priority Critical patent/JPS6335684A/ja
Publication of JPS6335684A publication Critical patent/JPS6335684A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 工 発明の背景 技術分野 本発明は、所定の熱エネルギーを被曝したことを色表示
する被曝熱エネルギー■表示材料に関する。
先行技術とその問題点 種々の天然物、合成物、例えば食品、化学薬品、医薬品
、写真感光材料などは、経時によりその性能や品質が劣
化することが知られている。 このため、製造年月日や
有効期間を明記するなどの対策がとられているが、保存
状態によっては、有効期間内であっても著しく劣化が進
行している場合がある。
これは、劣化の原因が、化学変化や微生物学的変化によ
るところが多く、時間の関数のみで劣化の進行の度合を
推し計ることはできないからである。
劣化が時間の関数であることは明らかであるが、製品の
劣化速度は温度にも関係し、温度が違えば異なる劣化速
度を示す。 すなわち、劣化の全量は、製品か各温度で
保たれた時間、すなわち、時間と温度の積分値に関係す
る。
従って、各製品の有効期間を示すためには、ただ単に時
間だけを示すのではなく、時間温度積分値を表示する必
要がある。
この表示システムとして、例えば米国特許第3.768
,976号にはレドックス染料を使用してフィルムを透
過する酸を監視することによって時間温度積分を行う方
法が記述されている。
しかし、基本的問題は時間一温度劣化の二次導函数(単
位温度変化に対する速度の変化)が製品によって異なる
ということである。 例えば、果物と肉の単位温度変化
に対する劣化速度の変化は非常に異なる。 感光材料の
類はこれらのどちらとも異なっている。 従って、所定
のフィルムの透過性に預るシステムは温度に対する劣化
速度の変化の関係か同じような傾向の物質に対してしか
使用できない。
特開昭59−124956号には、アゾ染料とエポキシ
化合物をマイクロカプセル等、50〜300℃の融点ま
たは軟化点を持つ隔離膜で隔離した変色が時間と温度の
関数として生ずる熱履歴検知用インジケータが提案され
ている。 このものは、常温以上の温度に加熱されると
マイクロカプセル等の隔離膜が熱により破壊されること
ではじめて変色反応が起こる。
従って、このインジケータは隔離膜の軟化点あるいは融
点以下での製品の劣化を表示できない。
■ 発明の目的 本発明の目的は、安価で、簡単に、かつ確実に作動する
被曝熱エネルギー量表示材料を提供することにある。
■ 発明の開示 このような目的は、下記の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は構成要素として少なくともa)求核
性を有する化合物、およびb)上記の求核性を有する化
合物との反応により色相が変化する化合物の2要素を含
み、これらの要素a)、b)の少なくとも一方をマイク
ロカプセル中に包埋して両者を隔離することを特徴とす
る被曝熱エネルギー1表示材料である。
■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明の被曝熱エネルギー1表示材料は、構成要素とし
て、少なくともa)求核性を有する化合物、およびb)
上記の求核性を有する化合物との反応により色相が変化
する化合物の2要素を含み、これらの要素a)、b)の
少なくとも一方を圧力破壊可能なマイクロカプセル中に
包埋して両者を隔離する。
このように両者を完全に隔離することにより、要素a)
、b)の反り面「の色相と反応後の色相とを明確に識別
することが可能となる。
本発明に用いるa)求核性を有する化合物(以下求核剤
と称す)としては、アミン類、アニリン類、アルコール
類、フェノール類、チオール類、スルホンアミド類、イ
ミド類、ヒドロキサム酸類、オキシム類およびこれらの
塩等が挙げられるが、これらのなかでは、アミン類、ア
ニリン類などが好ましい。
特に好ましいものとしては下記式(I>で示されるもの
が挙げられる。
式(I) NHRn −n 上記式(I)において、Rは、各々置換もしくは非置換
のアルキル基(例えば、メチル基、L c r L−ブ
チル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ドデシル
基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、2−メトキシエ
チル基等)、アルケニル基(例えば、ビニル基、アリル
基、2−ブチニル基、2−へキセニル基等)、アルキニ
ル基(例えば、エチニル基、2−プロピニル基、2−へ
キシニル基等)、シクロアルキル基(例えば、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基、シクロドデシル基等)、
アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基、ジ
フェニルメチル基、シンナミル基等)、アリール基(例
えば、p−ヘキサデシルオキシフェニル基、フェニル基
、トリル基、ナフチル基等)、複素環残基(例えば、ピ
リジル基、フリル基、チエニル基等)、もしくはアリー
ルスルホニル基(例えば、フェニルスルホニル基、4−
アミノフェニルスルホニル基、1−ナフチルスルホニル
基等)を表わす。 nは、1または2を表わす。
nが2の場合、2つのRは同一でも異なっていてもよく
、互いに結合して環(例えば、N−ヘキサデシルベルヒ
ドロピラジン、ベルヒドロイソキノリン、4−フェニル
ピペリジン等)を形成してもよい。
以下に、求核剤の好ましい例を示す。
HN (Ca N17− n )2、 N2 N−C1,N37.N2 N−C,G N33、
HN(−CH88:Jl)2 N2 NSO2イ) 82N(−(:II□C11□N11大−−(: 11
2CII□Nl+□、に+ol12+0C11□(:1
12(:ll2NIIz[;z+ll:+3−N11−
に112(:II□CNモNHCH2CH2+、 求核剤は不揮発性で悪臭のないものが好ましく、固体、
液体、いずれのものも利用できる。
また、2種以上の併用も好ましく利用され、特にフェノ
ール類、アルコール類、チオール類、スルホンアミド類
、イミド類等の非塩基性求核剤とアミン類との併用は極
めて有効である。
求核剤の求核性は変色速度の調節に利用でき、所望の変
色速度が得られるような最適の求核剤を選択することが
できる。 求核剤としては特にル1約はなく、萌記のも
のの他、例えば岡本邦男著“求核置換反応”、143−
147ページ(東京化学同人、1970)に記載されて
いるものはいずれも用いることができる。
本発明に用いるb)求核剤との反応により色相が変化す
る化合物(以下、変色性化合物と称す)としては、種々
のものを用いることができるが、大別すると2種に分類
できる。
1つはそれ自身無色か淡色であるが求核剤との反応によ
り吸収が長波化し、深色ないし濃色化するものであり、
拡散転写型写真感光材料の色画像形成剤として考案され
ている、いわゆる一時短波色素がその代表例である。 
一時短波色素の具体例は特開昭50−26541号;米
国特許第3,336,287号、同第3,579.33
4号、同第3,999,991号、同第3,222,1
96号、同第3,307,947号、特開昭48−12
5818号等に記載されているが、これらの大部分は色
素の助色団(例えば水酸基、アミノ基等)をアシル基や
スルホニル基、ホスホリル基等でブロックしたものであ
る。
以下に本発明に好ましく用いられる一時短波色素の具体
例を示す。
3、                 4゜5、  
                 6゜7、    
            8・g、         
          to。
11、                 12゜13
゜ 14、                      
    l 5゜16・              
                 17゜0CH3 18、19゜ 20゜ しi”13 22、                     2
3゜24゜ 25゜ 26゜ 27゜ 28゜ 29゜ 30゜ しt′l3 31゜ 32、                      
    33゜34゜ 35゜ もう1つはそれ自身が強く着色しており、求核剤との反
応で消色ないし淡色化するものである。 この群に属す
るものとしては感圧紙や感熱紙等に用いられているロイ
コ染料の発色体をエステル化により安定化したもの、拡
散転写型写真感光材料(ポラロイド社)に用いられてい
る遮光剤を挙げることができる。 遮光剤に利用できる
化合物に関しては莫大な量の特許出願がなされており、
それらの明細書に記載されているものはいずれも用いる
ことができる。 例えば米国特許第4,139,381
号、同第4.178,446号、同第4,186,00
1号、同第4,290,955号、同第4,304.8
33号、同第4,416,971号等に記載されている
アルカリの作用により消色する遮光用の色素はいずれも
本発明に有用である。 以下に本発明に好ましく用いら
れる求核剤により消色ないし淡色化する色素の具体例を
示す。
36゜ 37゜ 38゜ 39゜ 40゜ 41゜ 42゜ 43゜ 44゜ 45゜ ビr6 46゜ 47゜ 48゜ ■ 49゜ 50゜ ■ 51゜ ■ 52゜ 53゜ 54゜ s s、               56゜57゜ 本発明の被曝熱エネルギー量表示材料の原理について説
明する。
使用+ifの状態は、b)変色性化合物とa)求核剤と
はマイクロカプセルにより完全に隔離されているため、
b)変色性化合物自身の色相を呈している。 劣化度合
を測りたい商品に本発明の表示材料を取り付け、圧力を
加えた時点がこのタイマーのスタート時点となる。 こ
の時、圧力によりマイクロカプセルが破壊され、b)変
色性化合物とa)求核剤の反応が始まる。 このように
本発明では簡単にスタート時点を設定できるため、いつ
でもどこでも誰にでも使用することができる。
上記の化学反応を反応式で示すと上式のようになる。
[Dye]亀−X+Nu 変色性化合物  求核剤 [Dye] b +NuX (XはNuと反応する基) 本発明においては変色性化合物と求核剤の種類と濃度、
反応媒体としての高沸点溶媒の種類、バインダー等を種
々組合わせることにより、変色の様式(無色→有色、有
色→無色、有色→有色、有色→仔色→有色等)、変色速
度、変色反応の活性化エネルギーを調節することが可能
であり、商品の要求に応じて、その劣化速度に見合った
系を設計することができる。
従って変色性化合物と求核剤の使用比率は一義的に定め
にくいが、一般に変色性化合物1モルに対し求核剤10
−2モル〜102モルの範囲で使用することができる。
本発明の被曝熱エネルギー量表示材料は、それが表示す
る時間、温度積分値を調節することが可能であるだけで
なく、単位温度変化に対する速度変化の関係も調節する
ことができる。
複数の表示を与えることも可能である。 例えば、製品
の寿命の50%を越えたとき第1の信号を表示し、90
%を経過したとき第2の別の信号を表示することができ
る。
また5時間塩度積分値を測定する際にスタートの時点を
圧力を加えるという簡単な操作で設定できるため、いつ
でもどこでも誰にでも使用することができる。
本発明の表示材料は低温における長い貯蔵期間を監視す
るために応用するだけに限定されるものではない。 短
期間および高温にも同じ考えは当てはまる。 従って、
本発明の表示材料は例えば製品が十分に加熱滅菌された
かどうかを確めるために用いることもできる。 このた
め、本発明の表示材料は罐詰め製品が必要な殺菌度を得
るのに所要な十分な時間温度積分値で処理されているこ
とを確めるためにも適している。 同様に、本発明の表
示材料は手術用具が十分な滅菌状態にあったこと、医薬
品や感光材料が適切に貯蔵されていたこと、乳製品が適
切に滅菌されていたことなどを確めるために使用、する
ことができる。
次に、本発明の被曝熱エネルギー量表示材料の実施態様
について説明する。
本発明においては、b)変色性化合物あるいはa)求核
剤を適当な高沸点溶媒に溶かしたものをマイクロカプセ
ルに内包させる。
高沸点溶媒としては、フタール酸アルキルエステル(例
えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレート等)、
リン酸エステル(例えばジフェニルホスフェート、トリ
フェニルホスフェト、トリクレジルホスフェート、ジオ
クチルブチルホスフェート等)、クエン酸エステル(例
えばアセチルクエン酸トリブチル等)、安息香酸エステ
ル(例えば安息香酸オクチル等)、アルキルアミド、脂
肪酸エステル類(例えばジブトキシエチルサクシネート
、ジオクチルアゼレート)、トリメシン酸エステル類(
例えばトリメシン酸トリブチル等)、ハイドロカーボン
類(例えばジイソプロピルナフタレン等)などを用いれ
ばよい。
この場合、b)変色性化合物(二種以上併用してもよい
)、およびa)求核剤をそれぞれ別々にマイクロカプセ
ルに内包させて用いることもできるし、どちらか一方だ
けをマイクロカプセルに内包させて用いることもできる
どちらか一方だけをマイクロカプセルに内包させて用い
る場合は、b)変色性化合物を内包させる方が好ましく
、もう一方の化合物は支持体上に固体分散、乳化分散ま
たは有機溶媒塗布によって設置することが望ましい。
乳化分散を行なう時は、高沸点溶媒を用いてもよい。
上記のようにマイクロカプセルを用いて隔離される2つ
の化合物は、1つの支持体上で同一層に混合した形で組
み入れるか、あるいは重層構成で組み入れて用いられる
望ましくは、2つの支持体上にそれぞれ塗布しておき、
これらを重ね合わせて用いることができる。
このように支持体上に塗布される場合、バインダーを用
いる。
バインターは、単独で、あるいは組み合せて含有するこ
とかできる。 本発明のバインダーには、親水性のもの
、疎水性ポリマーのいずれでも用いることができる。 
親水性バインダーとしては、透明か半透明の親水性コロ
イドが代表的であり、例えばゼラチン、ゼラチン誘導体
等のタンパク質やセルロース誘導体、デンプン等の多糖
類、アラビアゴムのような天然物質と、ポリビニルピロ
リドン、アクリルアミド重合体等の水溶性ポリビニル化
合物のような合成重合物を含む。 他の合成重合化合物
には、ラテックスの形で、特に写真材料のす度安定性を
増加させる分散状ビニル化合物がある。
本発明に用いられる疎水性ポリマーバインダーは、透明
な合成ポリマーであり、米国特許第3,142.586
号、同第3,193,386号、同第3,062,67
4号、同第3゜220.844号、同第3,287,2
89号、同第3,411,911号に記載されているも
のを挙げることができる。 有効なポリマーとしては、
アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、アク
リル酸、スルホアルキルアクリレートまたはスルホアル
キルメタクリレート等を単量体とする水不溶性ポリマー
や、カナダ国特許第774,054号に記載されている
ような循環スルホベタイン単位を有するもの等が挙げら
れる。 好ましいポリマーとしては、ポリビニルブチラ
ール、ポリアクリルアミド、セルロースアセテートブチ
レート、セルロースアセテートプロピオネート、ポリメ
チルメタクリレート、ポリビニルピロリドン、ポリスチ
レン、エチルセルロース、ポリビニルクロライド、塩素
化ゴム、ポリイソブチレン、ブタジェンスチレンコポリ
マー、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、塩化ビニル
−酢酸ビニル−マレイン酸の共重合体、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、ベンジルセルロース、酢酸セ
ルロース、セルロースプロピオネート、セルロースアセ
テートフタレートかあげられる。
これらのポリマーのうち、特にポリビニルブチラール、
ポリ酢酸ビニル、エチルセルロース、ポリメチルメタク
リレート、セルロースアセテートブチレートが好ましい
。 必要ならば2種以上を混合使用してもよい。
本発明に使用される支持体としては、ガラス、紙、金属
およびその類似体が用いられるばかりでなく、アセチル
セルロースフィルム、セルロースエステルフィルム、ポ
リビニルアセタールフィルム、ポリスチレンフィルム、
ポリカーボネートフィルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルムおよびそれらに関連したフィルムまたは樹脂
材料が含まれる。 またポリエチレン等のポリマーによ
ってラミネートされた紙支持体も用いることができる。
マイクロカプセル化の方法については特に制限なく、様
々な公知技術を適用することができる。
1記公知技術の例としては、米国特許第2゜800.4
57号および同第2,800,458号各明細書記載の
親水性壁形成材料のコアセルベーションを利用した方法
:米国特許第3゜287.154号および英国特許第9
90,443号各明細書、および特公昭38−1957
4号、同42−446号および同42−711明細公報
記載の界面重合法:米国特許第3.418.250号お
よび同第3,660,304号各明細書記載のポリマー
の析出による方法;米国特許第3,796,669号明
細書記載のイソシアネート−ポリオール壁材料を用いる
方法:米国特許第3,914,511号明細書記載のイ
ソシアネート壁材料を用いる方法;米国特許第4,00
1,140号、同第4,087.376号および同第4
,089,802号各明細書記載の尿素−ホルムアルデ
ヒド系あるいは尿素ホルムアルデヒドーレジルシノール
系壁形成材料を用いる方法;米国特許第4,025.4
55号明細書記載のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、
ヒドロキシプロピルセルロース等の壁形成材料を用いる
方法:特公昭36−9163号および特開昭51−90
79号各公明細・戒の千ツマ−の重合によるin 5i
tu法;英国特許第927,807号および同第965
,074号各明細書記載の重合分故冷却法:米国特許第
3,111,407号および英国特許第930.422
号各明細書記載のスプレードライング法等を挙げること
ができる。 マイクロカプセル化方法は以上に限定され
るものではないか、芯物質を乳化した後マイクロカプセ
ル壁として高分子膜を形成する方法が特に好ましい。
■ 発明の具体的作用効果 本発明によれば、構成要素として少なくともa)求核性
を有する化合物、およびb)L記の求核性を有する化合
物との反応により色相が変化する化合物の2要素を含み
、これらの要素a)、b)の少なくとも一方を圧力破壊
可能なマイクロカプセル中に包埋して両者を隔踵してい
るため、安価で、簡単に、かつ確実に作動する被曝熱エ
ネルギー用表示材料が得られる。
■ 発明の具体的実施例 以下、本発明の具体的実施例について詳細に説明する。
実施例1 マイクロカプセル液の:製 ジイソプロピルナフタレン6gおよびトリクレジルホス
フェート6gに、変色性化合物の例示化合物1;1.2
gを加熱して溶解させた。
上記溶液中にキシリレンジイソシアナートとトリメチロ
ールプロパンの付加物(タケネートDIION、武田薬
品工業@製)10gを溶解させた。 次いでこれにメチ
ロセルローズ(信越化学■製)の4.0%水溶液50g
を加え、ホモジナイザーを用いて毎分5000回転で1
分間攪拌し、乳化した。 この乳化物を毎分1000回
転の攪拌下、60℃にて2時間反応させポリウレア樹脂
壁カプセルを得た(カプセルの平均粒子径:10戸)。
文ヱ臼[赳40y (+)上記のマクロカプセル液10.0gを10〇−厚
のポリエチレンテレフタレートシート上にコーティング
ロッドを用いて塗布し、約40℃で乾燥した(膜厚約6
0μ)。 これを試料A−1とする。
(2)ポリビニルブチラール20gをイソプロピルアル
コール200−に溶解したポリマー溶液に、ジ−n−オ
クチルアミン10gを加え、攪拌して溶解させた。 こ
の溶液10.0gを100戸厚0ポリエチレンテレフタ
レートシート上にコーティングロッドを用いて塗布し乾
燥した(膜厚約60μ)。 これを試料B−1とする。
支ヱ臼も赳4日1傭 上記試料A−1と試料B−1とを重ね合わせ、350 
kg/ cf加圧ローラーを通したものと、通さないも
のの2種類のサンプルを作製した。 これを25℃にて
放置し、変色の経時変化を比較した。
加圧しなかったサンプルは25℃で1ケ月間後において
も変色はみられなかったのに対し、加圧したサンプルで
は、黄色→赤色への変色がみられ、その濃度をマクベス
反射濃度計で測定したところ、次の結果を得た。
(測定波長;520nm) さらに、40℃、50℃における変色を調べてみると、
加圧しないサンプルでは、やはり変色しないのに対して
加圧したサンプルでは24時間後に40℃では0.60
.50℃では1、21を示した。
実施例2 実施例1の試料B−1において、ジ−n−オクチルアミ
ンのかわりに、n−ヘキサデシルアミン、ジー2−エチ
ルヘキシルアミンをそれぞれ用いて試料B−2、B−3
を作製した。
実施例1の試料A−1と、試料B−1(実施例1)、B
−2、B−3をそれぞれ重ね合わせ、加圧した後、その
変色速度を比較した。
試料B−1の25℃で72時間後における濃度とほぼ同
濃度に達するまでの時間を比較したところ、試料B−2
では約50時間、試料B−3では約130時間を要した
実施例3 実施例1と同様にして、下記のb)変色性化合物とa)
求核剤との組合せのサンプルを調製した。
ペン先等を用いて加圧した後の室温での変色の様子と、
変色がはっきり視覚的に認められるまでの日数を観察し
た。 以下にその結果を示す。
b)変色性化合物  a)求核剤   変色 日数例示
化合物  1 ジー2−エチル  黄→赤5日ヘキシル
アミン 例示化合物  1n−ヘキサデシル 黄→赤3日アミン 例示化合物  2 ジー2−エチル  黄→赤15日ヘ
キシルアミン 例示化合物  4 ジーn−オクチ  黄→青41]ル
アミン 例示化合物 33  n−ヘキサデシ 無色→青7日ル
アミン 例示化合物 38  n−オクチル  紫→無色6日ア
ミン 例示化合物 41  n−オクチル  4紫→ 8日ア
ミン     無色 以上の実施例で示されるように、本発明の表示材料はい
つでもどこでも簡東に扱え、はっきりした色の変化によ
り確実に信号を与え得ることがわかる。 また劣化を調
べたい商品にあわせて、表示材料を容易に設計できると
いう特徴を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 構成要素として少なくともa)求核性を有する化合物、
    およびb)上記の求核性を有する化合物との反応により
    色相が変化する化合物の2要素を含み、これらの要素a
    )、b)の少なくとも一方をマイクロカプセル中に包埋
    して両者を隔離することを特徴とする被曝熱エネルギー
    量表示材料。
JP17928186A 1986-07-30 1986-07-30 被曝熱エネルギ−量表示材料 Pending JPS6335684A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17928186A JPS6335684A (ja) 1986-07-30 1986-07-30 被曝熱エネルギ−量表示材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17928186A JPS6335684A (ja) 1986-07-30 1986-07-30 被曝熱エネルギ−量表示材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6335684A true JPS6335684A (ja) 1988-02-16

Family

ID=16063096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17928186A Pending JPS6335684A (ja) 1986-07-30 1986-07-30 被曝熱エネルギ−量表示材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6335684A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62192581A (ja) * 1986-02-18 1987-08-24 Kawasaki Steel Corp 超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法
US7081364B1 (en) 1998-01-28 2006-07-25 Dietrich Haarer Substrate for packaging perishable goods or for application onto same and method for determining the quality of said goods
CN109762363A (zh) * 2019-01-23 2019-05-17 深圳市华星光电技术有限公司 光学染料以及光学膜片

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62192581A (ja) * 1986-02-18 1987-08-24 Kawasaki Steel Corp 超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法
JPH0413426B2 (ja) * 1986-02-18 1992-03-09 Kawasaki Steel Co
US7081364B1 (en) 1998-01-28 2006-07-25 Dietrich Haarer Substrate for packaging perishable goods or for application onto same and method for determining the quality of said goods
CN109762363A (zh) * 2019-01-23 2019-05-17 深圳市华星光电技术有限公司 光学染料以及光学膜片

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR890000778B1 (ko) 온도 조절 인디케이터 유니트
US3418250A (en) Microcapsules, process for their formation and transfer sheet record material coated therewith
AU2013259063B2 (en) Dual-function heat indicator and method of manufacture
US4917503A (en) Photoactivatable leuco base time-temperature indicator
EP0441034B1 (en) Support for fragrance samples
US3645911A (en) Method for encapsulating aqueous or hydrophilic material
GB750972A (en) Pressure rupturable record member
US4621040A (en) Imaging element and process with laser absorptive ink barrier layer
JPS6335684A (ja) 被曝熱エネルギ−量表示材料
JPS6219314B2 (ja)
JPS63308087A (ja) 温度依存性フォトクロミック組成物
DE3808802C2 (de) Wärmeempfindliches Aufzeichnungsmaterial
US3592677A (en) Pressure sensitive recording materials
JPH0323113B2 (ja)
US4113282A (en) Pressure-sensitive carbonless copy system and transfer sheet for use therein
JPH01130972A (ja) 感熱記録ラベル
JPS6340678B2 (ja)
EP0029645B1 (en) Use of diphenylethane derivative as solvent for colour-former in pressure-sensitive recording materials; solutions, microcapsules, sheets coated with microcapsules and pressure-sensitive recording materials containing said solvent; method of copying using said sheets or recording materials
JPH0437797B2 (ja)
JPS5862092A (ja) 記録材料用色素マイクロカプセル液
JPS6216185A (ja) 感熱記録用剥離ラベル
JPH1157457A (ja) マイクロカプセルの製造方法
JPS63103968A (ja) 被曝熱エネルギ−量表示材料
SU336857A1 (ru) Способ получения микрокапсул
JPH0356196B2 (ja)