JPS6333598A - 電着塗装方法 - Google Patents

電着塗装方法

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JPS6333598A
JPS6333598A JP17716286A JP17716286A JPS6333598A JP S6333598 A JPS6333598 A JP S6333598A JP 17716286 A JP17716286 A JP 17716286A JP 17716286 A JP17716286 A JP 17716286A JP S6333598 A JPS6333598 A JP S6333598A
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JP
Japan
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electrodeposition
paint
coating
coated
heat exchanger
Prior art date
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Pending
Application number
JP17716286A
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English (en)
Inventor
Akira Watanabe
彰 渡辺
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車ボデーなどの金属製パネル部品の下
塗り等に多用されている電着塗装方法の改良に関する。
〔従来の技術J 従来の電着塗装方法の一例として、自動車ボデーのカチ
オン電着塗装について第7図乃至第9v!iによって説
明する。
電着槽1内にカチオン電着塗料液2を貯留し、自動車ボ
デー(以下「被塗物」という)3を、この電着W11の
上方に設けたトロリコンベア4によってハンガ5を介し
て懸下して塗料液2に浸漬しながら第7図の矢示A方向
に移動させ、その間に第8図の直流電源6によって、電
着槽1内に設置した電極(陽極)7とトロリコンベア4
に沿って電着槽1上に設けたバスバー(陰極)8との間
に所定の電圧を印加する。
それによって、電#1!7から被塗物3及びハンガ5を
通してバスパー8へ直流電流が流れ、被塗物3の表面の
P Hが上昇して電着塗膜が析出する。
析出した塗膜は水不溶性で且つ電気抵抗が大きいため、
被塗物乙の塗膜の存在しない部分に新たな塗膜が順次析
出し、一定の通電時間で被塗物3の全面に電着塗膜が広
がって塗装が完了する。
塗料液2は、電着槽1と上部が連通する補助槽SからW
i環ポンプ10によって汲み出され、フィルタ11及び
熱交換器12を通して送出されて、多数に分岐した配管
13によって電着槽1内の各所へ導かれ、その各底部付
近と上面付近に設けられた攪拌用ノズル14から噴出し
て循環する。
このような電着塗装にあっては1通電発熱や攪拌熱のた
め塗料液2の温度は冬季でも上昇する傾向にあり、塗料
の安定性及び被塗物内部のつき回り性の確保のため、熱
交換器12によって通常は27°〜30°Cの範囲に温
度コントロールされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の電着塗装方法にあって
は、電極7と被塗物3との間の距離が。
例えば自動車ボデーの場合、フェンダのような垂直部と
ルーフのような水平部とで異なっている(第S図におい
て、Qz>Qr)ため、水平部に比して垂直部の方が塗
膜厚が大きくなり、被塗物全体に均一な膜厚を得ること
ができなかった。
そのため、塗装電圧を上昇させることによって耐蝕性等
の塗膜性能上必要な膜厚を水平部で確保しようとすると
、垂直部に必要以上の塗膜が形成されてしまい、塗料費
の増加をもたらすという問題点があった。
この発明は、このような問題点を解決することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この発明による電着塗装方法は、電着塗装中
に循環塗料液の一部を用いて、被塗物の塗料が析出し易
い部分と析出し難い部分との間に温度差を生じさせて、
被塗物各部の塗膜厚を略均一化するようにコントロール
することにより、上記の目的を達成する。
〔作 用〕
被塗物に析出される塗膜の電気抵抗値は温度によって変
化し、温度が低い程抵抗値が高くなるので1例えば被塗
物の塗料が析出し易い部分の温度を析出し難い部分に比
して相対的に低くすることにより、全体の塗膜厚を均一
化することができる。
〔実 施 例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は、この発明の一実施例を示す電着塗
装製画の模式的な縦断面図及び横断面図で、第8図及び
第9図と同様な部分には同一符号を付してあり、それら
の説明は省略する。
まず構成を説明すると、この実施例において第7図乃至
第9図によって説明した従来例と異なるのは、電着塗料
液2の循環系として、従来と同様な循環ポンプ10.フ
ィルタ11.メイン熱交換器12.配管13及び攪拌用
ノズル14によるメイン循環系の他に、メイン熱交換器
12の出口側から分岐し、サブ熱交換器15を通して配
管16及びその各分岐管の先端に設けた温度コントロー
ル用ノズル1゛7により循環塗料液の一部を電着槽1内
へ噴出させるサブ循環系を設けた点である。
そして、温度コントロール用ノズル17を、ハンガ5に
干渉しない位置で被塗物3である自動車ボデーの側面3
aに可能な限り近い位置に設ける。
18.19はメイン循環系とサブ循環系の塗料液の流量
比を調整するためのバルブである。
次に、この実施例の作用を説明する。
補助槽Sから循環ポンプ10によって汲み出され、フィ
ルタ11を通過したffi着塗料?&2は、通電発熱、
攪拌熱等により温度上昇しているため、メイン熱交換器
12により塗料安定性に支障ない温度(通常26〜28
℃)まで冷却され、バルブ18、配管13を通してWi
電着槽1内攪拌用ノズル14から噴出されて循環される
さらに、メイン熱交換器12の出口側より分岐した塗料
液は、バルブ1日を通りサブ熱交換器15によりさらに
冷却され、配管1日を通って被塗物3の側面近傍に設け
られた温度コントロール用ノズル17から被塗物3の側
面3aに向けて噴出される。
その結果、電着槽1内を塗料液2に浸漬されながら被塗
物3が通過し、電着塗装が開始されてから終了するまで
の間、従来の方法では膜厚が大きくなる被塗物3の側面
垂直部近傍の塗料温度を周囲−条部に比較して相対的に
低く保つ(例えば−2℃〜−4℃)ことが可能になり、
析出塗膜の電気抵抗値が他の部位に比して大きくなる。
例えば塗膜厚1ミクロン当りの電気抵抗値は、28°C
では50にΩ・dであり、26℃では56にΩ・dにな
る。
それによって、被塗物3の側面垂直部の膜厚の増加が従
来の方法に比して抑制されることになり、所期の目的で
ある側面垂直部(フェンダ等)3aと水平部(ルーフ等
)3bの塗膜厚の均一化が達成される。
この実施例によって、第3図に示すような実際の自動車
ボデーを用いて電着塗装を行なった実験結果を数表に示
す。
この実験結果によれば、ルーフの平均塗膜厚とフロント
フェンダの平均塗膜厚の比は64%から74.4%に向
上している。
第4図は、この発明の第2実施例を示す第1図と同様な
図である。
この実施例は、第1図及び第2図に示した第1実施例と
同様な機能を有するものであるが、メイン熱交換器12
より冷却効率のよいサブ熱交換器25をメイン熱交換器
12と平列に設置した点が第1実施例と異なるものであ
る。
この実施例の作用は第1実施例と同様であり、撹拌用ノ
ズル14から噴出する塗料液より温度の低い塗料液を温
度コントロール用ノズル17から被塗物の側面に向けて
噴出させることにより、目的とする被塗物の水平部と垂
直部の間に温度差を生じさせて塗膜厚をコントロールし
、均一化を達成する。
第5図及び第6図は、この発明の第3実施例を示す第1
図及び第2図と同様な図である。
この実施例では、第4図の第2実施例と同様にサブ熱交
換器35をメイン熱交換器12と平列にmlしているが
、このサブ熱交換器3Sはメイン熱交換器12より冷却
効率の低いものを使用する。
そして、温度コントロール用ノズル17は、第1、第2
実施例にあっては被塗物である自動車ボデーの側面に向
けて設置されていたが、この実施例ではルーフ上面に近
い位置に設置する。
次に、この実施例の作用を説明する。
この実施例では、サブ熱交換器35の出口側の塗料液温
度はメイン熱交換器12の出口側の塗料液温度より2℃
〜4℃高く設定される。但し、その温度は通常の塗料安
定性の限界以下(例えば、30℃以下)の温度とする。
サブ熱交換器35で高温側に設定された塗料液は、温度
コントロール用)ズル17により被塗物3(自動車ボデ
ー)のルーフ上面付近に噴射される。
その結果、被塗物3が電着槽1内を塗料液2に浸漬され
ながら通過し、電着塗装が開始されてから終了するまで
の間、ルーフ上面付近は他の部位に比して相対的に高い
温度に保たれ、析出塗膜の電気抵抗値が小さくなる。
そのため、被塗物3の水平部3bが従来の方法に比較し
て塗膜厚が大きくなり、垂直部3aの塗膜厚を増加させ
ることなく水平部の塗膜厚を増加することが可能になり
、この発明の目的とする被塗物3の各部(この例では水
平部と垂直部)の塗膜厚の均一化が達成される。
なお、この実施例ではルーフ近傍に温度コントロール用
ノズル17が設置されているため、ルーフ上面の攪拌が
強化されることになり、水平部(ルーフ)への塗料液中
の顔料成分の降り積りが軽減されることになる。
一搬に、カチオン電着塗装による析出塗膜中の顔料成分
が多いと、塗膜の電気抵抗値が大きくなり、また焼付後
の仕上り肌が悪くなることが知られているが、この実施
例によれば、塗料中の顔料成分の降り積り軽減による膜
厚均一化及び仕上り肌不良の軽減にも効果が有る。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明による電着塗装方法
は、循環塗料液の一部を利用して、被塗物の塗料が析出
し易い部分と析出し鑵い部分との間に温度差を生じさせ
、それによって被塗物各部の塗膜厚を略均一化するよう
にコントロールするため、一定の時間で被塗物の全面に
略均−な塗膜を形成することができ1部分的に必要以上
の厚さの塗膜を形成して塗料を無駄に消費するようなこ
とがなくなり、充分な塗膜性能を確保し且つ塗装コスト
を低減させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の第1実施例を示す電着塗
装装置の模式的な縦断面図及び横断面図、 第3図は同じくその実施例で実験に使用した被塗物とし
ての自動車ボデーの概略斜視図、第4図はこの発明の第
2実施例を示す第1図と同様な図。 第5図及び第6図はこの発明の第3実施例を示す第1図
及び第2図と同様な図。 第7図は従来の電着塗装方法を説明するための装置の概
念図、 第8図及び第9図は同じくその第1図及び第2図と同様
な図である。 1・・・電着槽  2・・・電着塗料液3・・・被塗物
(自動車ボデー) 4・・・トロリコンベア5・・・ハ
ンガ  6・・・直流型′g  8・・・バスパー10
・・・@環ポンプ     11・・・フィルタ12・
・・メイン熱交換器 13・・・メイン循環系の配管 14・・・攪拌用ノズ
ルIs、25.35・・・サブ熱交換器 16・・・サブ循環系の配管 17・・・温度コントロール用ノズル 第1図 第2図 第3図 り 笥4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電着槽内の塗料液を循環させながら被塗物に電着塗
    装を行なう電着塗装方法において、電着塗装中に循環塗
    料液の一部を用いて被塗物の塗料が析出し易い部分と析
    出し難い部分との間に温度差を生じさせて、該被塗物各
    部の塗膜厚を略均一化するようにコントロールすること
    を特徴とする電着塗装方法。
JP17716286A 1986-07-28 1986-07-28 電着塗装方法 Pending JPS6333598A (ja)

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JP17716286A JPS6333598A (ja) 1986-07-28 1986-07-28 電着塗装方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH059796A (ja) * 1991-07-04 1993-01-19 Nissan Motor Co Ltd 電着塗装方法および装置
JPH0718495A (ja) * 1993-06-30 1995-01-20 Mitsubishi Motors Corp 電着塗装方法
CN103014817A (zh) * 2012-12-14 2013-04-03 力帆实业(集团)股份有限公司 程控葫芦吊具维修工装

Cited By (4)

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