JPS6333496Y2 - - Google Patents

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JPS6333496Y2
JPS6333496Y2 JP805280U JP805280U JPS6333496Y2 JP S6333496 Y2 JPS6333496 Y2 JP S6333496Y2 JP 805280 U JP805280 U JP 805280U JP 805280 U JP805280 U JP 805280U JP S6333496 Y2 JPS6333496 Y2 JP S6333496Y2
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metal
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパイプリードをロウ付けした半導体整
流器用気密端子の改良に関するものである。
一般に、高い気密性を有する電子部品用の気密
端子には圧縮封止型や整合封止型のものが知られ
ている。例えば、半導体整流器用の圧縮封止型気
密端子の従来例を第1図に示すと、1は切削加工
されたFe等の金属外環、2は絞りプレス加工さ
れたFe−Ni合金等の金属内環、3は棒状リード
を切削加工した無酸素銅等のパイプリード、4は
ソーダバリウムガラスやソーダライムガラス等の
封止用ガラスである。金属内環2は金属外環1の
封止孔5にガラス4を溶着することによつて気密
にガラス封止される。この型式の気密端子は、ガ
ラス4と金属外環1の熱膨張係数の差により、ガ
ラス4に金属外環1の圧縮応力が、加えられて、
高い封止性が得られる。又、パイプリード3は、
第2図の要部拡大断面図から明らかなように、そ
の下端部外周が切削されて段が付けられ、この下
端部3aの外径d1は金属内環2に穿設したリード
取付孔6の内径d2より若干小さい寸法にしてあ
る。そして、パイプリード3の段付下端部3aを
リード取付孔6に嵌挿して、リード取付孔6より
下方に下端部3aを少し突出させた状態で下端部
3aの段部3bをリード取付孔6上に係止させて
おき、その後リード取付孔6の周辺と段部3bの
周辺とをAgロウ等のロウ材7でロウ付け固定し
ている。
ところで、パイプリード3の下端部3aの外径
d1と、金属内環2のリード取付孔6の内径d2がほ
ぼ一致しておれば、下端部3aとリード取付孔6
の間にロウ材7が流れて隙間が生じることはない
が、実際は加工上の寸法公差により、第2図に示
すようにd2>d1となり、下端部3aとリード取付
孔6との隙間gが大きくなる。そのため、パイプ
リード3が金属内環2に対して偏心して固定され
やすいのみならず、ロウ材7が前記隙間gに十分
埋まらず、ロウ付後も隙間が生じ、シールパスが
非常に短くなつて、気密性が悪かつた。又、実際
のロウ付面積が小さいため、機械的強度が弱く、
特にパイプリード3の軸方向の応力に対して弱
く、パイプリード3が抜ける恐れが大であつた。
更に、パイプリード3の下端部3aが直円筒状で
あると、半導体素子からのリードをパイプリード
3に挿入する作業がやり難いという欠点もあつ
た。
本考案は上記従来の欠点に鑑み、これを改良・
除去したもので、パイプリードの下端部を金属内
環にテーパ状にかしめてロウ付けした構造の半導
体整流器用気密端子を提供する。以下、本考案を
各実施例でもつて順次説明する。
まず圧縮封止型半導体整流器用気密端子に適用
した場合の第1実施例を第3図に示すと、8は金
属外環、9は封止用ガラス、10は金属内環、1
1はパイプリードで、これらの構成内容は第1図
の場合と同様である。この第1実施例の特徴はパ
イプリード11の下端部11aを金属内環10の
リード取付孔12に嵌挿してから、ポンチ等でも
つて外に押し拡げてリード取付孔12にかしめ、
その後にロウ材13で固定した取付構造にする。
即ち、第4図に示すように、かしめ前の下端部
11aの外径をD1とし、リード取付孔12の内
径をD2とした場合、D2>D1に設定し、下端部1
1aをリード取付孔12に嵌挿して一部を突出さ
せ、段部11bをリード取付孔12上に係止させ
ておいてから、下端部11aを押し拡げて、その
外径D3をD3>D2にする。すると下端部11aは
段部11bの箇所を支点に彎曲して拡がり、その
加工工程の際に前記下端部11aがリード取付孔
12の下端エツジに案内されて、パイプリード1
1が金属内環10と同一軸状に位置決めされると
ともに、前記下端部11aがリード取付孔12の
下端エツジにかしめられる。後は下端部11aと
リード取付孔12の間にロウ材13を流し込み、
両者を気密に固定する。尚、かしめの段階で下端
部11aとリード取付孔12の間にD2−D1の差
による隙間が減少し、この隙間にロウ材13が十
分に入り込むのみならず下端部11aをリード取
付孔12に予めかしめているため、パイプリード
11の取付部での機械的強度は大きく、特に軸方
向の応力に対して格段に強くなる。しかも、パイ
プリード11の下端部11aがテーパ状に拡がつ
ているので、半導体素子からのリードをパイプリ
ード11に挿入する作業が著しく容易になる。し
かし、この実施例では金属内環10とパイプリー
ド11の下端部11aとの間に断面三角形状の隙
間が形成されるので、この隙間に確実にロウ材1
3が流れ込み難いため、パイプリード11の揺動
に対して機械的強度に不安がある。そこで、この
不安を解消するものとして、第5図に示す第2実
施例がある。
つまり、パイプリード11の下端部11aの変
形に対応して、金属内環10のリード取付孔1
2′を下方に行くほど径大となるテーパ面に予め
形成しておく。このようにすると下端部11aを
押し拡げた場合、下端部11aはリード取付孔1
2′のテーパ内周面に沿つて拡がり、両者間の隙
間がほとんどなくなる。従つて、後でロウ材13
を流し込むと、ロウ材13はかしめられた先端部
11aとリード取付孔12との微小間隙に容易か
つ確実に入り、両者をより気密、且つ強固に固定
する。
次に本考案の変形例である各実施例を説明す
る。例えば、第3図で示した金属外環8はFeパ
イプ等を切削加工して形成しているため、軸方向
に鬆が貫通して気密性を悪くすることがあるのみ
ならず、切削加工のために原価高になる。そこで
この問題を解決するものとして、第6図に示す第
3実施例が可能である。即ち、第6図に於いて、
14は鋼板をプレス加工した金属筒体、15は
Feパイプ等を切削加工した金属環で、金属環1
5は金属筒体14の内周面上端のコーナ部にロウ
付けされて、金属外環8′が形成されている。そ
して、前記金属環15内に上記実施例と同様に金
属内環10がガラス9で封止され、パイプリード
11が金属内環10にロウ付けされる。この第3
実施例の場合、金属環15に軸方向の鬆があつて
も、この鬆は金属筒体14およびロウ材で封止さ
れるため、鬆による気密性の低下はないと共に第
3図の金属外環8に比較して大幅な原価低減が図
れる。又、パイプリード11のロウ材13を無電
解NiロウかAgロウにして、金属筒体14と金属
環15のロウ材と同融点にすれば、両ロウ付けが
金属内環10のガラス封止と同時にでき更に原価
低減が図れる。
第7図は整合封止型半導体整流器用気密端子に
本考案を適用した第4実施例で、これは例えばコ
バール(Fe−Ni−Co合金)板を絞りプレス加工
した金属筒体16に対し、金属内環10も同じコ
バールで形成すると共に、ガラス9はコバールと
ほぼ同様な熱膨張係数のガラス、例えばホウケイ
酸ガラスを使用して、金属筒体16に金属内環1
0をガラス9で封止したものである。尚、パイプ
リード11は切削加工したものを使用してもいい
が、第7図に示すように、パイプの略中央部に金
属チツプ11′をロウ付けしたものを使用しても
よい。
以上説明したように、本考案はパイプリードの
下端部を金属内環にテーパ状にかしめた後にロウ
付けしたから、パイプリードを金属内環と同一軸
状にロウ付けできるだけでなく、パイプリードの
取付強度が増し、特に軸方向の引抜力に対して強
固となる。又、パイプリードのかしめによつてロ
ウ付部分が補強されるため、ロウ材の剥離等のト
ラブルがなくなり、気密性が安定して信頼性の良
い半導体整流器用気密端子が提供できる。更にパ
イプリードの下端部がテーパ状に拡がつているの
で、半導体素子からのリードをパイプリードに挿
入する作業が著しく容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の半導体整流器用気密端子の1例
を示す断面図、第2図は第1図の要部拡大断面
図、第3図は本考案の半導体整流器用気密端子の
第1実施例を示す断面図、第4図は第3図の要部
拡大断面図、第5図は本考案の第2実施例を示す
要部拡大断面図、第6図及び第7図は本考案の他
の各実施例を示す断面図である。 8,8′,16……金属外環、9……ガラス、
10……金属内環、11,11′……パイプリー
ド、11a……下端部、12,12′……リード
取付孔、13……ロウ材、D1……パイプリード
のかしめ前の下端部の外径、D2……リード取付
孔の内径、D3……テーパ状にかしめたパイプリ
ードの下端部の外径。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属外環内にガラス封止した金属内環に外部
    との中継用パイプリードをロウ付けした半導体
    整流器用気密端子に於いて、パイプリードの外
    径を金属内環のリード取付孔の内径より大き
    く、かつパイプリードの下端部の外径をリード
    取付孔の内径より小さく設定し、前記下端部を
    リード取付孔に嵌挿してその外径がリード取付
    孔の内径より大径のテーパ状に押し拡げてかし
    めた状態でロウ付けした構造を有することを特
    徴とする半導体整流器用気密端子。 (2) 前記金属内環のリード取付孔が、下方に行く
    ほど径大となるテーパ面に形成されている、実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載の半導体整流
    器用気密端子。
JP805280U 1980-01-25 1980-01-25 Expired JPS6333496Y2 (ja)

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JP805280U JPS6333496Y2 (ja) 1980-01-25 1980-01-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP805280U JPS6333496Y2 (ja) 1980-01-25 1980-01-25

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Publication Number Publication Date
JPS56109281U JPS56109281U (ja) 1981-08-24
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JPH0648766Y2 (ja) * 1988-09-07 1994-12-12 関西日本電気株式会社 気密端子

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JPS56109281U (ja) 1981-08-24

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