JPS6333156A - ダミ−バ−中間ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、連続鋳造装置において鋳片と結合して鋳片の
引抜を先導するダミーバーの中間ヘッドに関する。

（従来の技術） 連続鋳造設備で使用されるダミーバーの中間ヘッドは鋳
片により高温に急速に加熱されるため中間ヘッド表面が
溶損を受は比較的寿命が短かい。従来、中間ヘッド表面
の耐熱性、耐摩耗性を改善するため、その表面のセラミ
ック化が試みられている。

（発明が解決しようとする問題点） 従来技術のように中間ヘッド表面を単にセラミック化す
るだけでは、耐熱衝撃性に関し表面セラミックと鋳鋼母
材との結合性に不完全さが残るため熱衝撃によってセラ
ミック被覆層の剥離が往々にして起る。

本発明はこの点を改善して超耐熱衝撃性を併有せしめた
中間ヘッドを提供することを目的とする。

（間層点を解決するための手段、作用）前記目的は、本
発明のダミーバー中間ヘッド構成に基いて、ダミーバー
中間ヘッドの鋳鋼母材表面にＮｉ−Ｃｏ−０ｒ基合金を
溶射被覆することによって上層被覆層との溶着を完全に
すること、上層被覆層としては、前記Ｎ　ｉ　−Ｏｏ　
−Ｃｒ系合金被覆上に特定組成のＮｒ−Ｃｏ−Ｃｒ系合
金とセラミック材との混合物をセラミック材の混合比率
を連続的に漸増変化させなから溶射成層して不連続のな
い中間混合層とすること、混合層の表層として混合層の
セラミック材と同等組成のセラミンク材が１００％とな
るようにして溶射被覆して中間混合層との結合性のすぐ
れた表面セラミック層を形成することによシ達成され、
セラミック被覆層の剥離が完全に防止される０選択され
た合金およびセラミック材の特定組成は、ダミーバー中
間ヘツ゛ドに要求される緒特性を併せ満足させるのに適
合したもので６る０ すなわち、本発明のダミーバー中間ヘッドは、構成とし
ては、連続鋳造装置において鋳片と結合して鋳片引抜を
先導するダミーバーの中間ヘッドとして、鋳鋼よりなる
中間ヘッド母材と、母材表面上のＮｔ−Ｃｏ−０ｒ基合
金被覆と、この合金被覆上に層成されるセラミック材お
よび結合材金属の混合比が連続的に変化するサーメット
の混合層と、その表面を構成するセラミック層とからな
り、前記混合層の結合材金属はＣｏ　５〜６０％、Ｎｉ
　５０　％以下、Ｃｒ　２５％以下、Ａｌ　４０％以下
、Ｙ４０％以下、Ｍ０４０チ以下、Ｗ４０チ以下、Ｓｉ
　４０　％以下、その他不可避不純物を含有する合金と
し、前記混合層のセラミンク材はＺｒＯ２９５〜６５％
、ＹｚＯｓ５〜５０％、Ｔｉ　Ｏ’ｘ　２０　％以下、
ＳｉＯ＊３０％以下、その他不可避不純物を含有する共
晶同等組織材とし、前記表面セラミック層は混合層のセ
ラミック材と実質的に同等組成のセラミック材としたこ
とを特徴とする０以下、本発明ダミーバー中間ヘッドの
構成を製法の順序とともに詳細に説明する。添付図は本
発明の中間ヘッドの層構成を模型的に示す０内側の母材
（１）は鋳鋼製とする。母材（１）の表面には先づ合金
を溶射して被覆（２）とする０この合金はＮｉ基・Ｎｉ
−０ｒ基もしくはＣｏ基の超合金でろる０ この合金被覆（２）の外側には、セラミック材と結合材
金属とを混合溶射して成層し混合層（３）を形成する。

この混合層（３）は矢印（財）で示す金属が内側はど比
率が高＜　１００　％となり、矢印（ａＩで示すセラミ
ックが外側はど比率が高く１００％となり、こうしてセ
ラミック（０と金属（財）との混合比が連続的に変化す
るものとする。

この金属（財）としては、Ｎｉ−Ｃｒ合金、Ｎｔ−Ａ１
合金よシも高温耐摩耗性に優れ、かつＮｉ基自溶性合金
、Ｃｏ基自溶性合金よりも耐溶損性のすぐれた、成分が
Ｃｏ　５〜６０％、Ｎｉ　５０　％以下、Ｃｒ　２５チ
以下、Ａｌ　４０％以下、Ｙ　４０チ以下、Ｍ０４０チ
以下、Ｗ４０％以下、Ｓｉ　４０　％以下、その他不可
避不純物を゛含有する合金が最適でろる０また、このセ
ラミック材（Ｃ１としては、純度９０チ以上のＺｒ　Ｃ
ｈ、もしくは純度９０チ以上のＹ　ｚ　Ｏｓよりも、連
げ混合層（３）を形成する前記組成の合金（財）との結
合性がすぐれた、成分がＺｒＯ＊　９５−６５％、Ｙｚ
Ｏｓ　５〜６０％、ＴｉＯ，２２０チ以下、Ｓｉｇｈ５
０％以下、その他不可避不純物を含有し、かつ共晶同等
組織のものが適合してｒる。

連続混合層（３）の上には最外層としてセラミック層（
４）を溶射被覆する。このセラミック被覆層（４）の成
分は、連続混合層（３）を形成するセラミック材（Ｃ１
と実質的に同等材質のもの、すなわちＺｒＯ＊９５〜６
５　％、Ｙ２０−５−５０　％、Ｔｉ０２２０　％以下
、ＳｉＯｘ　５０　％以下、その他不可避不純物を含有
し、かつ共晶同等組織部材が適合し、この限定組成以外
のセラミック材はダミーノ（−中間ヘッドに要求される
前記諸条件を満足させることができない。

（実施例） 次に本発明のダミーバー中間ヘッドの実施例をその製法
の順序に従って説明する。

（１）　　先づ鋳鋼中間ヘッドの母材（１）の表面の被
覆性を良好にする目的で、表面の粗面化処理を行いかつ
清浄化する。

（ｎ）　　次に母材表面に合金被覆を開始する。

この合金の成分としては、Ｎｉ６５〜９０チ、Ｃｒ　１
０〜３５チの合金、またはそれらにＳｉ　１５〜４５チ
、Ｂ　１５〜４５チを配合した合金、またばＣｏ　４０
〜６０　％、Ｃｒ　１９−２１％、Ｎｉ　２４〜２８％
の合金、またはそれらにＳｉ　１５〜４５％、Ｅ１５〜
４５係を配合した合金が最適である。

この合金をプラズマジェットもしくは酸素−アセチレン
炎等を熱源とする溶射装置を用いて溶射し合金被覆（２
）を形成する。

（１１合金被覆（２）上に、特定金属とセラミック材と
をコンピュータ制御により混合比を項次変化させながら
混合溶射被覆して混合層（３）を形成する。

混合層（３）を形成するセラミック材（０は、ＹｔＯｓ
５〜３０　％と残部がＺｒＯｇ６５〜９５％、Ｔｉ１ｔ
　２０チ以下、５ｉＯｚ５０％以下、その他不可避不純
物を含有し、かつ共晶同等組織を有するものが特に好適
である。

またサーメット被覆を形成するパイングー物質である金
属（至）としては、Ｃｏ　５〜６０％と残部がＮｉ　５
０％以下、Ｃ！ｒ　２５％以下、Ａ１．Ｙ。

Ｍｏの合計４０％以下、Ｗ４０％以下、Ｓｔ　４０　％
以下、その他不可避不純物を含有する合金を使用する。

（ＩＶ’ｌ　　次に混合層（３）上にさらにセラミック
被覆（４）を施す。

このセラミックス材の成分は混合層（３）を形成するセ
ラミック材（０と実質的に同一または同等の材質とする
。特にＹ＊Ｏｓ５〜６０％と残部ＺｒＯ冨６５〜９５％
、Ｔｉ１ｔ　２０％以下、５ｉｎｓ　５０チ以下、その
他不可避不純物を含有し共晶同等組織を有するものが好
適であって、このセラミック材を溶射してセラミック被
覆層（４）とし本発明中間ヘッドを完成する０ （発明の効果） 以上のよ゛うに、本発明によると、混合層膜厚を０．０
３〜５鱈とし母材および表面セラミック層の結合性が良
好で不連続のない複合構造とすることにより、要求され
る耐熱筒型性、耐溶損性および高温耐摩耗性がすぐれ、
耐用期間の長い連続鋳造グミーバ中間ヘッドを得ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

添付図は本発明のダミーバー中間ヘッドの層構成を模型
的に示す図である。 （１）・・母材、（２）・・合金被覆、（３）・・混合
層、（４）・・セラミック被覆層、（財）・・金属、（
Ｃ５・・セラミック材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　連続鋳造装置において鋳片と結合して鋳片引抜を先導
   するダミーバーの中間ヘッドとして、鋳鋼よりなる中間
   ヘッド母材と、母材表面上のＮｉ−Ｃｏ−Ｃｒ系合金被
   覆と、この合金被覆上に層成されるセラミック材および
   結合材金属の混合比が連続的に変化するサーメットの混
   合層と、その表面を構成するセラミック層とからなり、
   前記混合層の結合材金属はＣｏ５〜６０％、Ｎｉ５０％
   以下、Ｃｒ２５％以下、Ａｌ４０％以下、Ｙ４０％以下
   、Ｍｏ４０％以下、Ｗ４０％以下、Ｓｉ４０％以下、そ
   の他不可避不純物を含有する合金とし、前記混合層のセ
   ラミック材はＺｒＯ＿２９５〜６５％、Ｙ＿２Ｏ＿３５
   〜３０％、ＴｉＯ＿２２０％以下、ＳｉＯ＿２３０％以
   下、その他不可避不純物を含有する共晶同等組織材とし
   、前記表面セラミック層は混合層のセラミック材と実質
   的に同等組成のセラミック材としたことを特徴とするダ
   ミーバー中間ヘッド。