JPS6331950A - シ−ト材料給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像形成装置におけるシート材料給送装置、
特に複写機における給紙装置に係り、詳しくは、外周部
を弾性体で構成したＦｉ＋歯状ローラの一対をその櫛歯
を構成するリングを互い違いに、且直径方向において僅
少の重なり状態に配置し、その一対の櫛歯状ローラを同
一方向に回転させながら、両ローラのニップ部に積載さ
れたシートの一端を当てがい、１枚ごとに分離して送る
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

以下図示従来例に従って説明する。第３図中１・２外周
部をゴム等のりｐ外体で構成したＦｙ歯状ローラ（以下
この全体構成をローラという）で、その各櫛歯を形成す
るローラ（以下リングという）ｌａ〜ｉｎ、２ａ〜２ｎ
を食違い状態に円周部を僅少の重なり状態において平行
に軸装して同一方向に回転させる。両口−ラド２のニッ
プ間にカットシートＰの積層束を送給する。

いま両口−ラド２をその重なり部において下ｏ−，ｙｌ
はシート送り方向３に、　−１−ローラ２は反対の方向
に駆動回転させると、最下位のシートは下ローラ１のリ
ング１ａ〜１ｎとの摩擦でそのローラの回転方向即ち送
り出し方向に送り出される。２枚目以上のシートは上ロ
ーラ２のリング２ａ〜２ｎにより前進を阻止され、順々
に最下位シートが送り出される。

なお下ローラ１はその駆動軸との間に後述の一方向伝動
クラッチが設けられ、送り出したシートが後位の搬送機
構によって送り出し速度よりも早く搬送される場合、下
ローラ１はその送り出したシート、を介し搬送送りに追
随回転するようになっている。

この種の送り出し装器は公知であるが、上記の作用であ
るから非常に微妙なもので、常に円滑に長期にわたり良
好な機能を保持する機構を歩留まりよく生産することは
難しい。

上記の構成において、シートを確実に１枚宛送り出すた
めの要素は （１）ゴムリング１ａ〜ｉｎ、２ａ〜２ｎの摩擦係数 （２）リング１ａ〜１ｎと２ａ〜２ｎのオーバーランプ
量ａ（第４図） （３）隣り合う左右のリング間の間隔ｇ（第５図） である。そのうち上記（１）はリングの材質で決まる。

（２）はリング外径の精度とローラ軸間の距離によって
決まるもので、通常その軸間隔は調節可能（後述）に構
成される。

（３）は第５図に示すようにリングｌａ〜１ｎ、２ａ〜
２ｎの個々の＠ｔ、各ローラ１・２における隣接リング
の間隔ｐ、互い違いにある隣接リングの相対・間隙ｇの
精度によって決まるものである。

上記の（１）〜（３）のうち（３）の要素が機能に最も
大きく影響する。即ち第５図（Ｂ）のように各リングの
隣接リングとの左右間隙ｇ１・ｇ２、の差が大きいと、
シートの送り出しが行われなかったりまたは重送が発生
する。或は送り出されたシートに筋がつく、シいては、
転写抜けが発生しやすく画像に影響を及ぼす恐れがある
。さらにその間隙ｇの差が第５図（Ｃ）のようにローラ
１−２の一側ｇ１の他側ｇｎで例えばｇｌ＞ｇｎのよう
に不均一で大きいとシートは斜行し易い。

隣接リング間の間隙ｇは、各リングの幅ｔ、間隔ｐ、ロ
ーラド２の相対位置によって決まるもので、リング間隙
ｐの精度を高く保つにはリング幅ｔ、間隔Ｐ（７）精度
を上げる必要がある。また２つのローラド２の軸のスラ
スト方向の取付は位置を正確にする必要がある。

従来は第６図に示すように、芯金４壷５に櫛歯状にゴム
ローラｌφ２を焼付けてリング１ａ〜２ｎを形成した後
１個々のリングの外径および両側面１１−１２．２１ψ
２２を研磨仕上げするものである。この場合外径精度は
比較的容易に得られる。しかしリングの側面の加工即ち
厚み精度は、対象が弾性体ゴムであり側方からの力を受
ける部分が幅が広く、かつ背面から支える部材がないた
め精度を出すことが非常に困難である。

一方側面研磨を要しないような型成形することが考えら
れるが、分割型の関係上両側面にパリが出るので、これ
を除くための研磨加工を必要とし、やはり十分な厚み精
度を出すことはできない。結局各リングの厚みｔおよび
その隣接リング間のピッチｐが不同不均一となり、ひい
て相対間隙ｇに誤差を生ずる。

〔発明の目的〕

本発明は、上記のようにシートの分離送り出しに最も微
妙な関係にある前記（３）の要素の精度を向上すること
を目的としたものである。

上記問題点を解決するための手段が、すでに特開昭６０
−５６７４２で提案されているが、本発明は、さらなる
改良を加えたものである。

〔実施例〕

以下図示した一実施例に基づいて本発明を説明する。

第１図は、本発明の実施例で６番７は金属・樹脂等の剛
体の円筒支持体、６１・７１はその支持体６・７に所定
の間隔ｐで必要な幅・深さに設けた複数個の円周溝、８
・９は円板状のゴム等の弾性体リングで、上記円周溝６
１・７１の底面に適合する中心穴８１・９１を有し、各
円周溝６１・７１に固く嵌め込んでｊＢ＠ローラを形成
する。

上記のように構成すると、各ローラド２のリングの間隔
ｐは、剛体芯金円筒体６◆７の円周溝６１・７１で決ま
るから高精度に得られる。

円板状リング８・９は成形型で作ることが可能で、その
場合円盤状の１つの厚みを押えれば良いので高精度のも
のが容易に得られる。その場合分割型によるパリは外周
面に出すようにできるので、外径研磨で簡単に高精度に
仕上げられる。

ここで、剛体芯金円筒体６・７には、円板状リング８舎
９がはめ込まれる円周溝６１−７１のほかに、隣接の円
板状リング間隙ｇを一定に保つべく、同じ幅の円周溝６
２・７２がそれぞれ同列上に設けである。この同じ幅の
円周溝６２・７２には、図の２点鎖線で示すように、治
具１００が入り込むようになっている。

一方、円板状リング７の方には、スラスト方向の位置を
決めるためのとめビス９９が設けられている。

組立時において、止めどス９９をゆるめておき、第２図
に示すように治５！１００を円周溝６２・７２に入れ、
その状態にて止めどス９９を止める。剛体芯金円筒体６
・７は金属又は樹脂で一体に構成されているため精度良
く製造することが可能であり、スラスト合せの治具溝を
設けたことで、左右の隣接の円板状リング間隙ｇの精度
の高いものが得られる。

次にローラド２の相対位置を高精度に各駆動軸に支持さ
せることが必要である。その実施例を第１図・第２図に
例示する。下ローラｌは駆動軸１３に軸受１４ａφ１４
ｂを介して回転自由に支持させる。そのローラ１の円筒
支持体６の一端ｍ１に密着し且凹凸部１５・１６で係合
ネせたクラッチ素子１７を、一方の軸受１４ａの外側で
軸１３に回転自由に嵌合する。その素子１７に対応する
クラッチ素子１８を軸１３にビス１９で固着する。その
画素子１７・１８のポス１７ａ・１８ａを突き合せ、そ
れ等の外周面にコイルスプリング２０を巻きつける。

駆動軸１３を第２図に示す矢示の方向に回転させると、
コイルスプリング２０が摩擦で随動して巻き締められ、
クラッチ素子１７を介してローラ１を駆動する。前記の
ようにその駆動回転速度よりも早い速度でローラ１が回
されると、ポス１７ｎがスプリング２０とスリップする
一方向伝動機構である。そこで他方の軸受１４ｂを軸１
３に設けたスラスト受２１に押しつけてクラッチ素子１
８を袖１３にビス１９で固定することによってローラ１
は軸１３に正しく位置決めされる。

他方のローラ２は駆動軸２２に支持され、その軸２２は
支店軸２３に軸受２４により揺動自在の−・対の腕２５
に軸受２６を介して支持される。揺動腕２５を固定部材
２７にねじ込まれた調整ねじ２８により、図に省略した
戻しばねに抗して押し下げることによって、両ローラ１
−２のリングの重なりａを調節する。

上記の一対の揺動腕２５を支持軸２３にスラスト軸２９
とスラストストッパ３０により位置決めし、その揺動腕
２５に駆動軸２２をスラスト受３１番スラストストッパ
３２により位置決めして支持させる。

ここで、駆動軸２２は、第２図に示す矢印方向に回転し
、ローラ２も同じ方向に回転駆動されるようになってい
る。ローラｌ１１２がそれぞれ駆動されることによって
、シートｐは下側から１枚ずつ分離給紙されるようにな
っている。

また、特開昭６０−５６７４２で示されるように、金属
又は樹脂の剛体の円筒支持体に所定の間隔ｐで必要な幅
、深さに設けた複数の円周溝に円板状のゴム等の弾性体
リングを固くほめ込んで櫛歯ローラを形成するようにな
っているので、隣接リングの間隔Ｐ及びローラの＠Ａｔ
は精度の高いものが得られており、２つの櫛歯ローラの
スラスト位置決め用の治具溝を剛体の円筒支持体に設け
たことにより、前記説明したようにシートを確実に１枚
宛送り出すための要素の（３）を十分満足することが可
能となった。

〔発明の効果〕

以上説明したような構成をとることによって、前記説明
したシートを確実に１枚宛送り出すための要素（１）〜
（３）を満足することが可能となり、特に（３）の要素
を満足できるようになったため、給紙不良や斜行・シワ
等の発生を防ぎ、安定した給紙装置を提供することが可
能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の実施例を示す断面図。 第３図は従来実施例を示す立体図、 第４図、第５図は従来装置を説明するための部分拡大図
、 第６図は従来実施例を示す断面図。 １・２は櫛歯状ローラ、８−９はリング、６拳７は円筒
支持体、６１−７１は円周溝、６１−７２は治工具用溝
、８１・９１はリング８・９の中心穴、９９はスラスト
止めネジ、１００は治工具

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の円周溝を形成した剛体である円筒支持体に
   円板状の弾性体リングをその中心穴を上記円周溝に嵌合
   して取付けて構成した櫛歯状ローラの一対を、その櫛歯
   を構成するリングを互い違いに且直径方向において僅少
   の重なり状態に配置し、その櫛歯状ローラを同一方向に
   回転させながら、両ニップ部に積載されたカットシート
   の一端を当てがい、１枚宛分離して送る装置において、
   上記一対の櫛歯状ローラの円筒支持体のそれぞれに、ス
   ラスト方向位置を決めるための、治具用の円周溝を設け
   た構成とすることによって、隣り合うリング間の間隔精
   度を向上したことを特徴とするシート材料給送装置。