JPS63310651A - ディスポ−ザ用脱水ロ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生ゴミを粉砕して処理するディスポーザにお
いて、そのディスポーザ本体の内面に対する生ゴミの付
着を防止するディスポーザ用脱水ロータに関する。

〔従来の技術〕

台所での調理や後片づけ等の際に生じる生ゴミの処理は
、特に異臭の発生等を伴うばか衛生的な面からも極めて
重要な課題となっている。この生ゴミの処理方法として
、これを細かく粉砕して排水管に放出するディスポーザ
が従来から使用されている。

しかしながら、生ゴミを含んだ水を排水管に排出するた
め、排水中の汚濁度が高くなり、汚水中の浮遊物質、Ｂ
ＯＤ（生物化学的酸素要求量）及びＣ０Ｄ（化学的酸素
要求量）が必然的に増加する。

このため、下水道が完備していない地域では、水と一堵
に排出するタイプのものは適用できない。

このような背景から、排水と共に排出する構造に代えて
、生ゴミを粉砕したものを成る一定量だけポリエチレン
製の袋に詰める構造のものが一般に普及している。この
袋詰めを行うディスポーザとしては、たとえば実開昭６
１−１９５３５５号公報に記載されたものがある。

このディスポーザは、高速回転する粉砕機内に生ゴミを
投入し、粉砕した生ゴミを水と共に圧搾機に送り込み、
遠心分離によって固形分と水分とに分離し、固形分を圧
搾された処理物を袋詰めする構造となっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の脱水ロータは、濡鉢状の容器形状に成形されてお
り、その容器の壁面にスリット又は小孔が多数設けられ
ている。この脱水ロータには、上段に配置されている粉
砕機で粉砕された生ゴミが水分と共に投入される。そし
て、脱水ロータを高速で回転させると、水分はスリット
や小孔を経て外部に放出される。他方、粉砕された生ゴ
ミは、高速回転によって生じる遠心力で容器壁面の傾斜
に沿って上方に移動する。そして、容器の上端に達した
生ゴミは、ディスポーザ本体の内面に開口している放出
口を経由して遠心力により外部に放出される。

このとき、粉砕された生ゴミは、未だ湿潤状態にあるた
め、ディスポーザ本体の内面に付着し易いものである。

そのため、擂鉢状容器の上端から放出された生ゴミは、
全て本体内面の放出口に送り込まれるものではなく、一
部が本体内面に付着し残留する。この内面に付着した固
形分は、脱水ロータから後続して放出される生ゴミに対
する堰となり、本体内面で固形分の堆積量が多くなる。

その結果、閉塞等の問題が生じ、ディスポーザをを頻繁
に分解して、その内部を清掃することが必要となる。

そこで、本発明は、ロータの形状に工夫を加えることに
より、ディスポーザ本体の内面に対する固形分の付着・
堆積を防止し、長時間にわたって粉砕された生ゴミを安
定して外部に放出することができるディスポーザ用脱水
ロータを提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のディスポーザ用脱水ロータは、以上の目的を達
成するため、生ゴミを粉砕する粉砕機構と粉砕された生
ゴミを固形分と水分とに遠心分離する濡鉢状の脱水ロー
タを本体内部に設けたディスポーザにおいて、前記脱水
ロータの廃棄口に、前記本体の内面に対する生ゴミの付
着を防止する支柱を前記本体内面の垂直方向に沿って設
けたことを特徴とする。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながら、実施例により本発明の特徴
を具体的に説明する。

ディスポーザは、キャビネットの底板面に載せられ、上
端がシンクの排水口に接続されており、そのほぼ全体が
ケーシングに収納されている。このケーンングは、全高
の主チャンバと及びこの主チャンバの側部に併設した副
チャンバからなる。

そして、主チヤンバ内に、生ゴミの粉砕機構及び脱水機
構を設けている。他方、副チヤンバ内に、粉砕・脱水処
理した生ゴミを袋詰めするパック機構及び除菌・除臭用
の容器収納部としている。

第１図は、この主チャンバの内部に配置された粉砕機構
及び脱水機能部を示す。

ディスポーザの本体上部１は、シンクの排出口２に接続
されている。この本体上部１と排出口２との接続部分に
は、中央部分に大径の開口が形成されるようにリング３
が取り付けられており、このリング３内の開孔を覆うゴ
ム製のカバー４が設けられている。このカバー４は、中
心から半径方向に延びるスリット（図示せず）を放射状
に複数設けたものであり、上方から投入された生ゴミの
重さによって開き、生ゴミが通過すると再び図示のよう
に閉じる。なお、ディスポーザを使用しないときは、カ
バー４の上にシンク蓋５が被せられている。

本体上部１下部の内周には、生ゴミを砕（ための破砕歯
６を形成すると共に、この破砕歯６の内周側には駆動モ
ータ７の出力軸８を中心とする回転プレート９が取り付
けられている。この回転プレート９にはクラッシャ歯１
０が取り付けられており、このクラッンヤ歯ｌＯと破砕
歯６との間で投入された生ゴミが粉砕される。

更に、本体下部１１の内部には、粉砕された生ゴミを遠
心力によって脱水する脱水ロータ１２が配置されている
。駆動モータ７によって脱水ロータ１２を高速で回転さ
せるとき、生コミ中に含まれている水分は、脱水ロータ
１２の器壁に設けた多数のスリット１３又は小孔から脱
水ロータ１２の外部に遠心力によって放出され、排水管
１４を経由してディスポーザの外部に排出される。なお
、クラッシャ歯１０と破砕歯６との間で破砕された生ゴ
ミは、脱水ロータ１２内側の傾斜面に対応した形状をも
つガイド１５によって、脱水ロータ１２内に案内される
。

第２図はこの脱水ロータの斜視図であり、第３図は断面
図である。

この脱水ロータ１２は、償鉢状に形成されて高速回転に
よる遠心脱水及び量水分離を可能としたものである。脱
水ロータ１２の上部に設けられたフランジ２１は、本体
下部１１の内周に突設した環状突起１６（第１図参照）
の上方に位置する。このフランジ２１から、複数のワイ
パ支柱２２が垂直上方に設けられている。このワイパ支
柱２２は、３〜８本をフランジ２１の円周方向に等間隔
に、或いは放出口１７の部分を除いて等間隔に配列する
ことが好ましい。

更に第２図の例では、ワイパ支柱２２の上端を相互に連
結するリング２３が設けられている。このリング２３は
、脱水ロータ１２を形成する温体状容器の上端からその
傾斜面に沿って排出される生ゴミが本体下部１１の内面
に開口した放出口１７の位置よりも上側に行き過ぎるこ
とを防止する押え部材として働（。

リング２３は、第４図に示すように省略することもでき
る。この場合には、ワイパ支柱２２を１〜８本とするこ
とができる。

第５図は、このワイパ支柱２２を含む水平面で脱水ロー
タ１２及び本体下部１１を切断した断面図である。

脱水ロータ１２のワイパ支柱２２は、同図に示すように
本体下部１１の内周面近くに配置されている。

したがって、脱水ロータ１２を回転させるとき、本体下
ａｌｌの内周面に付着している固形分は、ワイパ支柱２
２によって削ぎ落とされ、堰となって後続する固形分を
堆積することがない。削ぎ落とされた固形分は、脱水ロ
ータ１２の回転に伴って円周外方に通常の固形分と共に
押しやられ、ワイパ支柱２２間の放出口２４及び本体下
部１１の放出口１７を経てベンド１８から排出される。

なお、排出された固形分を自動的に袋詰めする手段を、
この下流側に配置することもできる。

ワイパ支柱２２は、第５図に示すように、外周に向かっ
て大きくなる肉厚で、しかも本体下部１１の内周面に対
向する周面を広くした断面を持っていることが好ましい
。このような断面をもつワイパ支柱２２により、本体下
部１１の内面に付着した固形分は、削ぎ落とされ、放出
口１７から外部に排出される。なお、ワイパ支柱２２の
断面形状としては、この他にＬ字型に屈曲したもの、或
いは平板状のものも使用可能である。

次いで、このディスポーザの操作を説明する。

先ず、シンク蓋５を取り外して、生ゴミをカバー４の上
方から本体上部１に投入する。そして、シンク蓋５をし
て、電源（図示せず）を入れ駆動モータ７を駆動させ、
出力軸８１回転プレート９及び脱水ロータ１２を回転さ
せる。生ゴミは、破砕歯６とクラッシャ歯１０との間で
粉砕される。回転を始とてから約１０秒後に電磁弁１９
を開き、水噴射ノズル２０から本体上部１内部に給水す
る。この給水は、粉砕された生ゴミを脱水ロータ１２に
運び、粉砕能力を向上させ、本体上部１の内面を清浄す
ることに役立つ。粉砕された生ゴミを脱水ロータ１２に
送り込み、本体上部１の内面を洗浄した後、電磁弁１９
を閉じ給水を停止させる。

粉砕された生ゴミは、給水された水と共にガイド１５の
内壁に沿って、回転している脱水ロータ１２に送られる
。ここで、脱水ロータ１２は高速回転しているので、生
ゴミに含まれている水分は、スリット１３又は小孔を経
て排水管１４から排出される。

脱水された生ゴミ、すなわち固形分は、脱水ロータ１２
の回転によって遠心力を受け、脱水ロータ１２の傾斜し
た内面に沿って上昇し、上端の放出口２１から放出口１
７を経てベンド１８に送られる。

このとき、固形分の一部は、放出口１７が設けられてい
ない本体下部１１の内面に付着し易い。しかし、この部
分に付着した固形分は、脱水ロータ１２が１回転する間
に少なくとも１個のワイパ支柱２２によって削がれるの
で、本体下部１１の内面に多壷に＠積することがない。

そのため、本体下部１１内部が閉塞することなく、長期
間にわたり安定した条件下で生ゴミを処理することが可
能となる。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明においては、生ゴミを脱
水した後の固形分が本体下部の内面に付着・堆積するこ
とを、脱水ロータに設けたワイパ兼用の支柱によって防
止している。そのため、常に安定した条件下でディスポ
ーザを使用することができる。また、本体下部の内面に
付着・堆積する固形分による負荷が駆動モータに加わる
ことがないため、駆動モータ自体の寿命も長いものとな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明実施例の脱水ロータを組み込んだディ
スポーザをシンク下方に配置した状態を示す。また、第
２〜５図は、その脱水ロータの数例を示す図である。 １：本体上部　　　　　　２：排出口 ３：リング　　　　　　　４：カバー ５：シンク蓋　　　　　　６：破砕歯 ７：駆動モータ　　　　　８：出力軸 ９：回転プレート　　　　　１０：クラッシャ歯１に本
体下部　　　　　　１２：脱水ロータ１３ニスリツト　
　　　　　１４：排水管１５ニガイド　　　　　　　１
６：！ｌ状突起１７：放出口　　　　　　　１８：ベン
ド１９；電磁弁　　　　　　　２０；水噴射ノズル２１
：フランジ　　　　　　２２：ワイパ支柱２３：リング
　　　　　　　２４：放出口特許出願人　　　　　　束
間機器　株式会社代　　　理　　　人　　　　　　小　
　堀　　　益（ほか２名）第１図 ＃！２図　　　　　　第３図 第。図　　　　　第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、生ゴミを粉砕する粉砕機構と粉砕された生ゴミを固
   形分と水分とに遠心分離する擂鉢状の脱水ロータを本体
   内部に設けたディスポーザにおいて、前記脱水ロータの
   廃棄口に、前記本体の内面に対する生ゴミの付着を防止
   する支柱を前記本体内面の垂直方向に沿って設けたこと
   を特徴とするディスポーザ用脱水ロータ。