JPS6331020Y2 - - Google Patents

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JPS6331020Y2
JPS6331020Y2 JP1980014669U JP1466980U JPS6331020Y2 JP S6331020 Y2 JPS6331020 Y2 JP S6331020Y2 JP 1980014669 U JP1980014669 U JP 1980014669U JP 1466980 U JP1466980 U JP 1466980U JP S6331020 Y2 JPS6331020 Y2 JP S6331020Y2
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JP
Japan
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seawater
receiver
net
specific gravity
receiving device
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JP1980014669U
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JPS56119380U (ja
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  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は低雑音化・構造簡素化に有効な水平配
列型受波装置に関する。
水平配列型受波装置は第1図に示すように係留
型ソノブイに取り付けたり、あるいは船舶で曳航
する場合等に用いられている。
従来の水平配列型受波装置は第2図に示すよう
に信号線ケーブル1、受波器2、浮力材3、接続
金具4により構成されており、受波器2は信号線
ケーブル1を分岐して周波数に応じた間隔で複数
個接続され、信号線ケーブル1と一体化するため
モールドされている。信号線ケーブル1及び受波
器2の比重は海水比重より大きく、そのままでは
沈んでしまうのでこれ等を概略水平状態に保つた
めの浮力が必要となる。そこで信号線ケーブル1
及び受波器2の水中重量に相当する浮力と耐圧性
を有する浮力材3が信号線ケーブル1に分散した
状態で固着されており、そのためこの受波装置は
受波器2及び浮力材3によつて凹凸のある形状と
なつている。
受波装置の比重が海水比重とまつたく等しけれ
ば、受波装置は海中で中立状態となり、海水の流
れによる受波装置の抵抗力により、展張され、受
波装置は流れに平行に設置される。
しかしながら、受波装置の比重を海水比重とま
つたく等しくすることは困難であり、船舶で曳航
する場合や係留時に流れのある場合でも受波装置
は水平よりわずかに傾いた状態となる。そのため
上述した受波装置は船舶あるいはブイの動揺、受
波器及び浮力材による凹凸やわずかに傾いた状態
で水を切ることによる渦の発生により振動を起こ
し、さらに渦の発生に起因して自らの固有周波数
で蛇行運動(スネークモーシヨン)を起こしてま
すます振動し、この振動が受波器で受振する音響
信号に対する雑音となつてS/N比を著しく悪化
させるという欠点がある。
本考案はこのような欠点を解決することを目的
とし、そのために海水比重より小さい比重の柔軟
な材質の繊維ロープにより筒状に編んだネツトで
受波器を覆つて受波装置全体の比重を海水比重と
ほぼ同等となるようにしたことを特徴とする。
本考案の一実施例を第3図及び第4図により説
明すると、第3図において1は信号線ケーブル、
2は受波器、4は接続金具であり、これ等は第2
図のものと同等に構成してある。
5はネツトで、海水比重より小さい比重の柔軟
な材質の繊維ロープにより第4図に示すように筒
状に編んだものであり、その内径は受波器2の外
径より大きく、また長さは信号線ケーブル1の全
長より長くしてある。このようにしたネツト5で
受波器2を一括して覆い、該ネツト5の一端を接
続金具4に取り付けることにより、受波装置全体
の比重をネツト5の浮力によつて海水比重とほぼ
同等となるようにしたものである。
この構成によれば、ソノブイでの係留時あるい
は船舶での曳航時にネツト5を吹流することによ
り受波装置の蛇行運動を抑止することができる。
すなわち、受波装置全体は海水比重とほぼ同等
のため、海中で中立状態に近いものとなり、信号
線ケーブル1及び受波器2のみの場合に比べて、
ネツト5で覆われているため、海水を受ける表面
積が増して、海水の流れによる受波装置の抵抗力
が増加し受波装置は海水の流れにより平行に設置
される。
また、ネツト5で覆つた信号線ケーブル1及び
受波器2の周囲には海水の流れの遅い境界層が厚
く形成されることになり、この境界層が信号線ケ
ーブル1の流れによる振動を減少し、受波器2の
海水の流れによる雑音を減少させる作用をする。
さらに、受波装置の比重が海水比重とまつたく
等しくはなく、ほぼ同等としているために、第5
図のように受波装置が流れに対し平行状態からわ
ずかな傾きをもつて受波装置が水を切る際、ネツ
ト5が第6図のように流れによつて概略流線形と
なるので水を切ることによつて発生する渦が少な
くなり、受波装置の蛇行運動が抑止され、振動に
よる雑音が大幅に減少される。
なお、浮力が足りない場合、寸法の異なるネツ
トを重ねる等の処置を施すことは容易に考えられ
る。
以上説明したように本考案は海水比重より小さ
く比重の繊維ロープで筒状に編んだネツトで受波
器を覆うことによつて受波装置の振動を防止して
いるので比較的簡単な構造で雑音発生を大幅に減
少することができ、S/N比の悪化を防止するの
に大きな効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は水平配列型受波装置の使用例を示す概
略構成図、第2図は従来例の概略構成図、第3図
は本考案の一実施例を示す概略構成図、第4図は
本考案で用いるネツトの一部拡大斜視図、第5図
は水を切るときの本考案の状況説明図、第6図は
第5図のA−A線断面図である。 1……信号線ケーブル、2……受波器、5……
ネツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 信号線ケーブルに配列接続された複数の受波器
    を、海水比重より小さい比重の柔軟な材質の繊維
    ロープにより筒状に編んだネツトで一括して覆
    い、該ネツトの浮力により受波装置全体の比重を
    海水比重とほぼ同等となるようにし、前記ネツト
    により受波器周囲の海水の流れを遅くすると共
    に、ネツトの形状を海水の流れにより変形させ
    て、受波装置が海水の流れにほぼ平行に設置され
    るようにしたことを特徴とする水平配列型受波装
    置。
JP1980014669U 1980-02-09 1980-02-09 Expired JPS6331020Y2 (ja)

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JPS56119380U JPS56119380U (ja) 1981-09-11
JPS6331020Y2 true JPS6331020Y2 (ja) 1988-08-18

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JPS4946437A (ja) * 1972-09-06 1974-05-04

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