JPS63297304A - サトイモ科植物の培養、栽培方法 - Google Patents

サトイモ科植物の培養、栽培方法

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JPS63297304A
JPS63297304A JP62132292A JP13229287A JPS63297304A JP S63297304 A JPS63297304 A JP S63297304A JP 62132292 A JP62132292 A JP 62132292A JP 13229287 A JP13229287 A JP 13229287A JP S63297304 A JPS63297304 A JP S63297304A
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JP
Japan
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plant
culturing
araceous
medium
bromocresol green
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Pending
Application number
JP62132292A
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English (en)
Inventor
Seiji Imasumi
誠司 今澄
Tetsuo Sakai
酒井 哲男
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petroleum Refining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、生体重、板数、葉数、草丈、斑の入り形等に
おいて優れたサトイモ科植物の培養、栽培方法に関する
ものである。
従来の技術および 発明が解決しようとする問題点 サトイモ科植物は、その球茎、葉柄をそのまま食料とし
たり、球茎からデンプン、マンナンを得て使用するのみ
ならず、昨今はその葉身の美的特徴から観葉植物として
栽培されるに到っている。
しかしながら、その増殖は従来より、親球茎から生長し
た子球茎を種イモとしてまたは株分けした根を用い、主
に畑作により生育させる方法であり、均質の増殖固体を
多量に短期間で得るには、種イモの固体差、量の不足等
により必ずしも充分でない。
特にポトス(S clndaputus aurea 
 E ngl 、 )などの観葉種を鉢植製品として多
量に生産する場合には、この従来の増殖法では均質でし
かも斑の美しい製品が得られ難い。
他方、コンニャク(A 1orphophalus  
K onjac )を組織培養法により増殖させ、短期
間での収穫を目的とした方法は知られている。また球根
類の組織培養の際に培地にカイネチン、6−r、r−−
ジメチルアリルアミノプリン、アブサイシン酸等のカル
ス誘導物質を添加する方法も明らかにされている(特開
昭61−216684号公報、特開昭61−56022
号公報)。しかしながら、生体重、葉数においてより増
繁されたまた斑の入り形にすぐれた固体を得ることにつ
いては明記されていない。
本発明は、上記従来の方法とは異なり、生体重、板数、
葉数、草丈、斑の入り方等においてきわめて優れたサト
イモ科植物の培養、栽培方法を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、サトイモ科植物の培養、栽培をブロムクレゾ
ールグリーン存在下に行なうことを特徴とするサトイモ
科植物の培養、栽培方法に関するものである。さらに本
発明は、この培養として組織の培養手法により得た幼植
物体をブロムクレゾールグリーン存在下で行なうこと、
すなわちサトイモ科植物の組織の無菌化切片を組織培養
し、得られた幼植物体をブロムクレゾールグリーン含有
培地で培養することを特徴とするサトイモ科植物の培養
方法に関するものである。
本発明で言うサトイモ科植物は、サトイモ科(A ra
ccao)に属するものが用いられ、その代表的なもの
は下記するものである。
サトイモ属(Colocasla) カラジウム属(Caladium ) コンニャク属(A morphophalus)シンダ
ブタス属(S cindaputus)ショウブ属(A
 corus ) これらの内、サイトモ属のサトイモ(ColocasI
B esculenta) 、コンニャク属のコンニャ
ク(Asorphophalus  konjac) 
、シンダプタス属のポトス(Sc1ndaputus 
auroa  Eugl 、 )等が特に好ましく本発
明に適応される。
本発明は、これらサトイモ科植物を球茎、株分けした根
等を通常の土壌または水耕で培養、栽培するが、この場
合、ブロムクレゾールグリーン存在下で行なうのが特徴
である。使用する土壌、水耕培地については特に限定が
なく、通常のものが使用され、N源、P源、K源を通常
の濃度で含有させたものが好ましく使用される。また培
養、栽培は自然光、常温、15〜35℃好ましくは20
〜30℃で一般に行なわれる条件で実施する。
本発明においては、この培養、栽培の際に、ブロムクレ
ゾールグリーンを添加して行なうことが大きな特徴であ
り、 ブロムクレゾールグリーン(以下BCGと略す)は下記
式 で示される化合物であり酸塩基指示薬として知られてい
るものである。
これを添加、含有させる方法は特に限定はなく、土壌か
ん注性、葉面散布法、水耕栽培の場合は水性培養液中に
添加しておく方法等である。
使用する濃度は特に限定はないが通常2.0mg/i以
上、たとえば2.4〜3,000mg/、f!好ましく
は200〜2,500mg/J!を使用する。
少量であると効果が少なく、あまり多量に使用すること
は経済的に不利でありまた生長が抑制される。
BCGの散布、添加は定植〜出荷の間に1〜数回行なう
ことができる。
本発明においては、上記培養を組織培養の手法により行
なうことができる。
すなわち、まずこれらサトイモ科植物組織の無菌化切片
を得る。無菌化切片を得るには通常公知の方法が採用さ
れ、葉、葉柄、球茎、茎頂等の組織の一部、特に好まし
くは頂芽、子球茎の切片を得、これをエチルアルコール
、次亜塩素酸ソーダー、塩化ベンザルコニウム等の滅菌
剤で処理し、無菌水で洗浄する方法が採用される。
このようにして得た無菌切片の組織培養を行なう。組織
培養は通常の方法で行なうことができる。
使用する培地は、ムラシゲとスクーグの培地(MS培地
)、エリツクリン培地、リンスマイヤー培地、B5培地
、ニッチ&ニッチ培地、ホワイト培地等が使用される。
この内MS培地が最も有効に使用される。
なお、オーキシン、サントカイニン等の植物ホルモン、
糖類、ビタミン類等を添加することができる。
この組織培養は液体培地で行なうこともでき、また固体
培地で行なうこともできる。液体培地の場合は振とう培
養あるいは通気撹拌培養を行なうことができ、固体培地
の場合は上記液体培地を寒天、ゼラチン等を用いて固型
とし、静置培養を行なうことができる。
培地のpHは通常4.0〜8.0好ましくは5゜0〜6
.0程度が用いられ、培養中は光は必ずしも必要でない
が、自然光又は照明下たとえば100〜10,000ル
ツクスで行なうことができる。
培養の温度は特に制限はないが、常温近くの温度たとえ
ば10〜35℃好ましくは20〜30℃で行なうのが好
適である。
このよう組織培養を通常15〜50日間特に20〜35
日間行なうことにより、定芽、不定芽、根が伸長もしく
は分化した幼植物体が得られる。
本発明はこのようにして得た幼植物体を次にブロムクレ
ゾールグリーン含有培地を用いて育成、培養することに
大きな特徴がある。
本発明はこのBCGを通常培地に対し2. 0ag/を
以上使用する。2601g/lより少であると効果が顕
著でなく、あまり多量に使用することは経済的に不利で
ありまた生長が抑制される。好ましくは2.4〜1,0
00mg/、5特に5〜100■g/l程度使用するこ
とが有効である。
ここで使用する基本培地は前記した組織培養で用いたも
のと同様なものが使用される。特にMS培地が好ましく
採用される。またショ糖を1〜5%添加することが好ま
しい。
この培養は固体培地で行なうことが好ましく、上記培地
を寒天、ゼラチン等で固形化して使用し、前記幼植物体
を培地上に植え付けて培養することが好ましく採用され
る。ここでの培養は同様に自然光または照明光で行なう
ことが好ましい。温度は常温付近が用いられ、10〜3
5℃好ましくは20〜30℃で行なうので好適である。
このような培養を通常15〜50日間、特に20〜35
日間程度行なうと葉数が5以上の生長体が得られる。こ
の生長体をさらに移植し、土壌または水耕栽培すること
により生長した植物体を得ることができる。
発明の効果 本発明の方法によりサトイモ科植物を培養、栽培するこ
とにより、草丈、葉数、板数、球茎数、生体重、斑の入
り方がともに優れている生長植物体が得られる。
特にポトス等の観葉植物を鉢植えし鉢物生産して均一製
品を比較的多量に同時に生産する場合にはきわめて有効
である。
実施例 実施例1〜3 ポトス(S 1ndaputus aurea E u
gl 、 )の頂芽から1〜2節目の切片を水洗いした
後、70%のエチルアルコールを用いて2〜3分間予備
殺菌し、続いて0.2%塩化ベンザルコニウム水溶液で
2分間、更に1%次亜塩素酸ナトリウム水溶液で5〜1
0分間滅菌した。これを6−ベンジルアデニン10pp
mを含むMS培地(第1表の組成)を用いた固体寒天培
地に置床させ25℃、2,500ルツクスの照明で30
日間培養すると定芽、不定芽、根が伸長もしくは分化し
た幼植物体が得られた。
この幼植物体をMS培地に所定量のBCGおよび3%の
ショ糖を添加した固体寒天培地に移植する。移植後、自
然光、25℃、2,500ルツクスで30口間培養した
。結果を第2表および第1図〜第3図に示した。BCG
を添加しない培地で培養した場合も比較例として記した
。なお、結果は、同一条件で行なった10株の平均値で
示した。
第1表 第2表 (幻)1・・・不良  3・・・中  5・・・長筒2
表、第1図〜第3図の結果から明らかなように、本発明
によるBCGを添加した場合には、草丈、葉数、板数、
生体重、斑の入り方等全てにおいて、すぐ妙れた固体が
得られることが明らかである。なお、斑の入り方がすぐ
れているのは、観葉植物のポトスとしてきわめて製品価
値の高いものの生産ができることを示している。
実施例4〜6 サトイモ(Colocasla esculenta)
の頂芽を実施例1と同様に滅菌した。また実施例と同様
に6−ベンジルアデニン含有のMS培地で組織培養した
。得られた幼植物体を実施例1と同様に各濃度のBCG
含有培地に移植し30日間培養した結果を、BCGを添
加しない比較例とともに第3表に示した。
第3表 第3表の結果から明らかなように、BCGを添加した場
合には草丈、葉数、生体重について、すぐれた成体が得
られる。
実施例7〜10 ポトスの茎を通常の方法でさし木鉢植えし、自然光、2
5℃で35日栽培した。B CG 200 mg/ヱ濃
度の水溶液を、3回(10目、10日0.250目)、
土壌かん注性で注入した。
結果をBCGを添加しない比較例とともに第4表に示し
た。なお、結果はそれぞれ同一条件で行なった10株の
平均で示した。
第4表 (11)  1・・・悪 3・・・中  5・・・良筆
4表から明らかなように、草丈、葉数、積数、生体重、
斑の入り方等全てにおいて、すぐれた固体が得られるこ
とが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図・・・BCGが草丈に及ぼす影響を示した図、第
2図・・・BCGが葉数に及ぼす影響を示した図、第3
図・・・BCGが生体重に及ぼす影響を示した図である
。 特許出願人  日本石油精製株式会社 第冒囚 BCG執t(mgμ) BCGfi(m9/j) 第3図 BCG細1f (mg/Jl) 手続補正書 昭和62年6“氾ノ29El

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕サトイモ科植物の培養、栽培をブロムクレゾール
    グリーン存在下に行なうことを特徴とするサトイモ科植
    物の培養、栽培方法。 〔2〕サトイモ科植物組織の無菌化切片を組織培養し、
    得られた幼植物体をブロムクレゾールグリーン含有培地
    で培養することを特徴とするサトイモ科植物の培養方法
JP62132292A 1987-05-28 1987-05-28 サトイモ科植物の培養、栽培方法 Pending JPS63297304A (ja)

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Cited By (7)

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