JPS63291310A

JPS63291310A - 光・電力複合海底ケ−ブル

Info

Publication number: JPS63291310A
Application number: JP62125074A
Authority: JP
Inventors: Shigeo Uchiyama; 内山　茂雄; Susumu Koishihara; 小石原　進
Original assignee: Hitachi Cable Ltd
Current assignee: Hitachi Cable Ltd
Priority date: 1987-05-22
Filing date: 1987-05-22
Publication date: 1988-11-29
Also published as: JPH0550084B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、光ファイバ入りの電力用海底ケーブル即ち光
・電力複合海底ケーブルに関する。

〔従来の技術及びその問題点〕

従来、海底敷設電カケープルにおいて光ファイバを内蔵
させる場合には、光フアイバ単独の収容では使用に耐え
ないため、当該光ファイバを鋼線等の金属製テンション
メンバーを軸としてその上に撚合せることにより耐張力
特性の向上を図り、またこれらを金属製保護管内に収容
してケーブル化し、そしてかくの如（構成された光ファ
イバケーブルを電力線心上の防食層表面に添設し、その
上に調帯かい装や鉄線かい装の金属かい装を設けること
により光・電力複合の海底ケーブルとした提案がなされ
ていた。

しかし、かかる構造の光・電力複合海底ケーブルによる
と、次の問題があることが判明した。

急峻なサージ波が進入したと場合、光ファイバケーブル
の金属製保護管や金属製テンションメンバーにそれぞれ
異なった数ｋｖから数１００ｋｖに至るような大きなサ
ージかに！され、その電位差によりかかる金属製テンシ
ョンメンバーと金属製保護管との間で絶縁破壊が起こり
、その絶縁破壊により光フィバまでが損傷されてしまう
恐れがあることである。

特に、単心型カケープルの場合のように、光ファイバケ
ーブルを内蔵させるスペースが余り無くて光ファイバの
径を小さくすることにより光と電力の複合化に対応して
いるものでは、光ファイバが電気的絶縁体であるにして
も、テンションメンバーと金属管との間の電気的絶縁が
不十分となって前記絶縁破壊に伴う当該光ファイバの破
損を益々容易に生しさせ易くなる恐れがある。

また、光ファイバケーブルが、電力線心の外側で金属か
い装より内側の海水が浸入する領域に組み込まれること
を考慮して、光ファイバを収容する金属製保護管の上を
絶縁性ゴム・プラスチック防食層で包覆し、当該金属製
保護管に海水が接触しないような構造にすると、上記防
食層を介して高い誘導起電力が生起した金属製保護管と
海水との間に大きな電位差を生して、防食層の絶縁破壊
を招き、その絶縁破壊の大きさによっては防食層下の金
属製保護管の損傷をも招き、ひいては５咳保護管内の光
ファイバを破…させる可能性があるものである。

本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑み、上記のよ
うな光フアイバ保護部材への高い誘導起電力による光フ
ァイバの損傷の可能性を撲滅して安全性が十分に確保さ
れる、光・電力複合海底ケーブルの提供を目的としたも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を成就させるために案出された本発明の光・電
力複合海底ケーブルは、電力用線心の外側であって保護
がい装内の海水可侵領域位置に、非金属テンションメン
バーを軸としてその上に光ファイバを撚合せ配置し表面
を導電性部材で包覆した光ファイバケーブルが組み込ま
れてなるものである。

〔実施例〕

以下添付した図面により具体的に説明する。

第１図に、本発明の好ましいＢ様の光・電力複合海底ケ
ーブルについて示してあり、第２図において同ケーブル
に使用される光ファイバケーブルの好ましい構造例につ
いて示している。

図において、ｌは電力線心にして、銅またはアルミニウ
ム等の金属導体ｌａ上にカーボン紙等の内部導電遮蔽層
ｌｂを介して絶縁紙の纏巻辱による絶縁体ＩＣを設けさ
らにその上にカーボン紙等の外部導電遮蔽層１ｄ、鉛合
金等による金属シース１ｅ及びポリエステル製等のプラ
スチックテープ巻層１ｆ並びに銅線等によるワイヤシー
ルド層１ｇが順次設けられてあり、かかるワイヤシール
ド層１ｇの上にポリエステル製等のプラスチックテープ
巻層１ｈを介してポリエチレン等の押出による防食層２
が設けられる。

かかる防食層２の外表面には周方向に等間隔に凹設され
た収納ａ２ａ、２ａ、２ａ・・・を有し、この収納／Ｊ
１２ａの中に光ファイバケーブル１１が収納配置されて
なるものである。

そして、そのように光ファイバケーブル１１を収納して
担持する防食層２の周上にはプラスチックテープ巻層３
、銅テープ巻層４、プラスチックテープ巻層５及びポリ
プロピレンヤーン紐等による座床６を介して調帯かい装
７を施し、さらに、ポリプロピレンヤーン紐等による座
床８を介して鉄線がい装９を施してなり、最後にやはり
ポリプロピレンヤーン紐等によるサービング１０を施し
てなるものである。

このように、光ファイバケーブル１１は、電力線心１上
の防食層２よりも外側で而も、鋼帯がい装７や鉄線かい
装９による金属かい装の内側つまり海水の浸入領域に配
置される。

しかして、光ファイバケーブル１１は、特に第２図に分
かり易く示しているように、ＦＲＰやケプラーの商品名
によって知られている芳香族ポリアミド等の電気的絶縁
性抗張力材からなる非金属テンションメンバー１２を軸
としてその周上に光ファイバ１３．１３・・・を撚合せ
、その外側に介在１４を施してゴム・プラスチックの押
出シース１５を施し、さらに最外層として、銅管、鉛管
あるいはステンレス鋼管等による導電性保護被覆１６を
設けてなるものである。

導電性保護被覆１６は、上記のような金属管による他、
半導電性ポリエチレン、半導電性架橋ポリエチレン、半
導電性ゴムあるいは半導電性硬質塩化ビニル等の半導電
性ゴム・プラスチックの押出によるものであってもよい
、また、任意の金属テープ単体、任意の半導電性ゴム・
プラスチックテープ単体、金属テープ（あるいは金属油
）と半導電性ゴム・プラスチックテープの複合体を、そ
の側縁が幾分型なるようにして（且つ必要に応じて当該
重ね合わせ目を接着させるようにして）長手方向に丸め
るかまたはスパイラル状に巻き付けるかしてなるもので
あってもよい。

また、上記金属管と半導電性ゴム・プラスチック押出層
との組み合わせ、あるいは各テープ草体、複合体の巻き
付は層と半導電性ゴム・プラスチック押出層との組み合
わせによる重合層とすることにより、光ファイバ１３の
保護をさらに確実なものとすることもできる。

なお、金属管あるいは金属テープの材料としてアルミニ
ウムテープは、調帯かい装あるいは鉄線かい装との組み
合わせにおいて咳かい装における鉄よりもイオン化傾向
が大きいためそれ単独では使用に耐えないが、上記のよ
うに半導電性ゴム・プラスチックの押出層あるいはテー
プとの組み合わせによって使用可能となるものである。

アルミニウム以外の上記金属つまり銅や鉛による金属管
は、イオン化列において鉄よりも小さな位にあるため、
調帯あるいは鉄線がい装が陽極腐食つまり犠牲陽極とな
って腐食が制限され、それ単独で使用しても良いことが
理解されよう。

なおまた、上記実施例では、鋼帯がい装７や鉄線かい装
９による金属かい装の例について示しているが、ＦＲＰ
等の繊維強化プラスチック等による非金属かい装の使用
も可能である。

〔発明の作用効果〕

以上説明して来たように、本発明の光・電力複合海底ケ
ーブルは、非金属テンションメンバーを軸としてその周
上に光ファイバを撚合せ配置し、表面を導電性部材で包
覆して構成した光ファイバケーブルを、電力線心の外側
で且つ金属かい装の内側における海水可侵領域において
配置していることから、電力線心に急峻なサージ波が進
行した場合に、非金属であるテンションメンバーには誘
導サージか発生しないため、テンションメンバーと表層
の導電性部材間の絶縁破壊の恐れは無くなり、また表層
の導電性部材に誘導される大きなサージは当該導電性部
材に接する海水の側に直ちに放出され、従来のように防
食層の絶縁破壊の恐れは無い。従って、誘導サージに起
因する光ファイバケーブルの各構成部材間及び各構成部
材と海水との間の絶縁破壊により光ファイバが損傷する
恐れは全く無くなり、各構成部材による光ファイバの保
護が確実に行われるものである。

なおまた、光ファイバには高電圧の誘導サージによる影
響が無くなることからそれの径を小さくして光ファイバ
ケーブルの小サイズ化が図れ、このことは光・電力複合
海底ケーブルのコンパクト化を可能にするものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる光・電力複合海底ケーブルの構
造例を示す横断面的説明図、第２図は同ケーブルにおい
て使用される光ファイバケーブルの構造例を示す横断面
的説明図である。ｌ：電力線心２：防食層７：ｗ４帯かい装９：鉄線がい装置１：光ファイバケーブル１２　：　非４属テンシロンメンバー１３＝光フアイバ１６：導電性保護被覆第２図手　続　主車　正　書（自発）６２．１１．２０昭和　　年　　月　　日１、事件の表示昭和６２年特　許願第１２５０７４号２、発明の名称光・電力複合海底ケーブル３、補正をする者事件との関係　特許出願人住所　　　　　東京都千代田区丸の内二丁目１番２号名
称（５１２）　　日立電線株式会社代表者　橋　　本　　　博　　治４、代理人　〒１００５、補正の対象（１）明細書の「発明の詳細な説明」の項６、補正の内
容（１）明細書第１頁第１３行中の「ル」と「即ち」との
間に、「、」を挿入する。（２）明細書第２頁第９行中の「進入したと」の「と」
を、削除する。（３）明細書第２頁第１５行中の「フィバ」を、「ファ
イバ」と訂正する。（４）明細書第６頁第２０行（末社）中の「泊」を、「
箔」と訂正する。（５）明細書第７頁第３行中の「接着」と「させる」と
の間に、「あるいは融着」を挿入する。（６）明細書第７頁第１３行中の「テープは、」を、「
を用いた場合、当該管あるいは」と訂正する。（７）明細書第７頁第２０行（末社）中の「金属管」と
「は、］との間に、「あるいは金属テープ」を挿入する
。（８）明細書第８頁第１行中の「腐食」の次に、「シ」
を挿入する。（９）明細書第８頁第１４行中の「における海水可侵領
域において」を、「の海水可侵領域に」と訂正する。（１０）明細書第８頁第１７行中の「サージか」の「か
」を、「が」と訂正する。（１１）明細書第８頁第２０行（末社）中の「シ」を、
「ジ」と訂正する。（１２）明細書第９頁第６行中の「ものて」の「て」を
、「で」と訂正する。 −以上一

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電力用線心の外側であって保護がい装内の海水可
侵領域位置に、非金属テンションメンバーを軸としてそ
の上に光ファイバを撚合せ配置し表面を導電性部材で包
覆した光ファイバケーブルが組み込まれてなることを特
徴とする光・電力複合海底ケーブル。