JPS63290612A - 圧延ロ−ルの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は圧延機用ロールに組込んだリングピストンをロ
ール軸方向に移動調整することにより圧延ロールのロー
ルプロフィルを制御するための装置に関するものである
。

［従来の技術］ 近年、どのような板幅の圧延機に対しても良好な圧延を
行い得るようにするため、種々の圧延手段が提案されて
おり、そのひとつとして、ロール芯体にスリーブを嵌着
して該ロール芯体の端部とスリーブ端部との間に液密室
を形成し、該両端部の対向面の少なくとも一方にテーパ
ー面を形成し、且つ該対向面間にリングピストンを嵌装
したロールを圧延機用ロールとして使用し、前記リング
ピストンを軸芯方向に移動させることによりスリーブ端
部を径方向に膨縮させてロールプロフィルを所望の形状
に変化させ、圧延を行うようにした圧延機が提案されて
いる。

而して、上述の圧延機用ロールを用いた圧延機では、ロ
ールプロフィルを所望の形状に制御するためには、リン
グピストンの軸方向位置を精度良く検出し、その位置を
適確に制御してやる必要がある。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、従来、リングピストンの軸方向位置の検出は、
通常該リングピストンの軸方向の移動を駆動するための
油圧回路の油圧力を検出することにより行っているが、
リングピストンとロール芯体及びスリーブとの間の摩擦
力が不安定に変化し易く、そのために、油圧力通りにリ
ングピストンが移動しているかどうかが分らず、特に複
数段のリングピストンを備えた場合の軸方向内側のリン
グピストンの実際の位置は確認することができなく、よ
って適確なリングピストンの位置制御によるロールプロ
フィル制御が行われていなかった。

本発明は、上記従来の問題点に着目してなしたもので、
リングピストンを備えたプロフィル可変ロールにおける
前記リングピストンの軸方向位置を、精度良く検出し、
それによりリングピストンの軸方向の位置制御を確実に
制御する装置を提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上記技術的課題を解決しようとしてなしたも
ので、ロール芯体と、該ロール芯体に嵌合されたスリー
ブと、前記ロール芯体及びスリーブの外側端部間に設け
たシールリングにより形成される液密室内に、ロール軸
方向に移動可能なリングピストンを嵌入してなる圧延ロ
ールの制御装置において、前記リングピストンの端面油
室に連通する油路を、前記ロール芯体内部、軸端部に設
けたロータリージヨイントを介して外部に導き、且つ該
導出油路中にサーボ弁（又は電磁弁）を設けることによ
り、前記リングピストンの軸方向位置制御を行う油圧回
路を構成し、更に前記シールリングに、前記リングピス
トンの軸方向位置を検出する位置検出センサーを設け、
且つ該位置検出センサーの検出信号に基づいて前記サー
ボ弁（又は電磁弁）の制御を行う制御装置を設けたこと
を特徴とする圧延ロールの制御装置に係るものである。

［作　　　用コ 従って、本発明では、リングピストンの軸方向位置を、
該リングピストンに押付けてその位置を検出するように
した位置検出センサーによって検出し、且つ該位置検出
センサーの検出信号に基づいて前記リングピストンの軸
方向の移動を行う油圧回路中に設けたサーボ弁（又は電
磁弁）を制御して、前記リングピストンの軸方向位置を
制御する。

［実　施　例］ 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１．２図は本発明の一例を示すもので、ロール芯体ｌ
の外周にスリーブ２を嵌着し、且つロール芯体１とスリ
ーブ２の端部間にテーパ面３を有した環状の空間を形成
し、且つ該空間内に、前記テープ面３に合致するテーパ
面を有した２段のリングピストン４，５，４°、５°を
内外側に嵌入し、更に前記スリーブ２の端部内面に形成
したねじ６に螺合するシールリング７を設けて液密室を
形成する。

更に、前記シールリング７と外側ピストン５゜５゛を間
、内、外側のリングピストン４，５及び４゛。

５°の間、及び内側リングピストン４，４°の先端部に
は、図示しないロール芯体１内の油路を通って作動油を
導くようにした油室８，９．１０及び８゛。

９’、１０°を形成する。

前記各油室８，９．１０及び８’、９’、１０’に連通
ずる油路を、ロール芯体１内を通り、軸端部のロークリ
ジヨイント１１を介して外部の位置制御盤１２に導くこ
とにより、油圧回路を構成する。

上記油圧回路における油室８とｌＯに連通する油路中、
及び油室８゛と１０°に連通する油路中に夫々電磁弁１
３．１３°を設けると共に、上記電磁弁１３と油室９に
連通する油路中、及び前記電磁弁１３゛　と油室９゛に
連通する油路中に夫々サーボ弁（又は電磁弁）　１４，
１４”を設け、ポンプＰからの圧油を遠隔操作型の減圧
弁１５゛を介して上記サーボ弁（又は電磁弁）　１４．
１４°に導くように接続すると共に、前記弁１３．１３
°、　１４．１４°の夫々の他方の接続部を油タンクＴ
に接続する。

更に、前記シールリング７の周方向複数個所（例えば１
８０”離れた２個所）に、外側リングピストン５．５゛
方向に向けてロール軸と平行に押出すように偏向された
磁性ロッド１６を有し、該磁性ロッド１６の先端を常に
外側リングピストン５．５“の外側面に押圧した状態に
おいて磁性ロッド１６の軸方向位置を図示しない検出コ
イルによって検出するようにした外側ピストン位置検出
センサー１７．１７’を設ける。

又、前記外側リングピストン５，５゛内部における周方
向複数個所（例えば４ケ所）等間隔位置に、移動ロッド
１８を貫通して設け、該移動ロッド１８の内側端ヘッド
部１９を外側リングピストン５．５゛との間に設けた押
付ばね２０を介して内側リングピストン４．４°の外側
端面に常時押付けるよう構成し、且つ前記移動ロッド１
８の各外側端部に、周り止めねじ２１を介してリングプ
レート２２を固定する。図中２３．２４は前記ヘッド部
１９及びリングプレート２２の軸方向の移動を許して案
内するガイド孔を示す。

更に、前記シールリング７内部の周方向複数個所（例え
ば１８０＠離れた２個所）に、例えば磁性ロッド１６を
前記リングプレート２２の外側面に押し付け、その磁性
ロッド１Ｂの位置を図示しない検出コイルにより検出す
るようにした内側ピストン位置検出センサー２５，２５
°を設ける。

又、前記各位置検出センサー１７．１７°、２５，２５
゜からの検出信号を、ロール芯体ｌ内を通して、前記ロ
ータリージヨイント１１から制御装置２６に導き、該制
御装置２６からの制御信号２７により、前記電磁弁１３
，１３°及びサーボ弁（又は電磁弁）１４．１４°の制
御を行うよう構成する。

上記構成において、外側リングピストン５．５゜の軸方
向位置が変化すると、該外側リングピストン５．５“の
外側端面に押付けている外側ピストン位置検出センサー
２５，２５°の磁性ロッド１６の位置が変化することに
より、外側リングピストン５．５°の変化した挿入位置
か直接検出される。

又、内側リングピストン４．４”の軸方向位置が変化す
ると、該内側リングピストン４，４′の外側端面に押付
ばね２０によって押付けられている移動ロッド１８が内
側リングピストン４，４°と一体に移動し、更に該移動
ロッド１８に固定されたリングプレート２２が一体に移
動し、よって該リングプレート２２外側端面に押付けて
その位置を検出している内側ピストン位置検出センサー
２５．２５’により、前記内側リングピストン４．４゛
の軸方向位置が直接検出される。

上記内外側のピストン位置検出センサー１７゜１７°、
２５．２５°により検出された検出信号は、ロークリジ
ヨイント１１を介して制御装置２６に導びかれて設定さ
れた位置信号と比較され、その値に差があると、制御信
号２７を出力して前記電磁弁１３．１３’及びサーボ弁
（又は電磁弁）　１４．１４°の切替制御を行い、前記
リングピストン４．４’、５．５’の軸方向位置が設定
位置となるよう制御する。

上記電磁弁とサーボ弁（又は電磁弁）による内外側ピス
トンの位置制御作動側を第３図に示す。第３図は弁１３
．１４によって内外側リングピストン４．５の位置制御
を行う場合を示しているが、弁１３’、１４’による内
外側リングピストン４゛。

５′の作動も同様にして行うことができる。

上記において、各リングピストン３．３’、４．４゜の
位置制御を、サーボ弁（又は電磁弁）　１４’、１４’
によって行うようにしているので、小さな不感帯により
精度の高い位置設定が可能となる。

又、上記実施例においてはダブルピストンの場合につい
て説明したが、シングルピストンの場合には、外側ピス
トン位置検出センサー１７゜１７゛　と、油室８．９．
８°、９゛に連通する油路と、２個のサーボ弁（又は電
磁弁）　１４，１４°を備えることで実施できる。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく
、ピストン位置の検出方式、検出信号の取出し方式等は
種々変更し得ること、その池水発明の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ること、等は勿論であ
る。

［発明の効果コ 上記したように、本発明の圧延ロールの制御装置によれ
ば、リングピストンの軸方向位置を、該リングピストン
に押付けてその位置を検出するようにした位置検出セン
サーによって精度良く検出し、且つ該位置検出センサー
の検出信号に基づいて前記リングピストンの軸方向の移
動を行う油圧回路中に設けたサーボ弁（又は電磁弁）を
制御して、前記リングピストンの軸方向位置を制御する
ようにしたので、リングピストンの位置設定を確実に精
度良く行わせて良好な圧延ロールのロールプロフィル制
御を可能にする優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す説明図、第２図は第１
図の圧延ロールの構成を示す説明用断面図、第３図は電
磁弁とサーボ弁（又は電磁弁）による内外側リングピス
トンの作動を示す説明図である。 ■はロール芯体、２はスリーブ、３はテーバ而、４，４
°は内側リングピストン、５，５°は外側リングピスト
ン、７はシールリング、８．８’、９．９’。 １０．１０°は油室、１１はロータリージヨイント、１
３゜１３′は電磁弁、１４．１４°はサーボ弁（又は電
磁弁）、１７．１７′は外側ピストン位置検出センサー
、１８は移動ロッド、２２はリングプレート、２５，２
５°は内側ピストン位置検出センサー、２６は制御装置
を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ロール芯体と、該ロール芯体に嵌合されたスリーブ
   と、前記ロール芯体及びスリーブの外側端部間に設けた
   シールリングにより形成される液密室内に、ロール軸方
   向に移動可能なリングピストンを嵌入してなる圧延ロー
   ルの制御装置において、前記リングピストンの端面油室
   に連通する油路を、前記ロール芯体内部、軸端部に設け
   たロータリージョイントを介して外部に導き、且つ該導
   出油路中にサーボ弁（又は電磁弁）を設けることにより
   、前記リングピストンの軸方向位置制御を行う油圧回路
   を構成し、更に前記シールリングに、前記リングピスト
   ンの軸方向位置を検出する位置検出センサーを設け、且
   つ該位置検出センサーの検出信号に基づいて前記サーボ
   弁 （又は電磁弁）の制御を行う制御装置を設けたことを特
   徴とする圧延ロールの制御装置。