JPS6328906Y2

JPS6328906Y2 -

Info

Publication number: JPS6328906Y2
Application number: JP19625384U
Authority: JP
Priority date: 1984-12-27
Filing date: 1984-12-27
Publication date: 1988-08-03
Also published as: JPS61111338U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は、机の天板へ、サイドボードやピンナ
ツプボード等の仕切板を、位置を２様に変えて、
簡単に立設しうる装置に関するものである。

（従来技術とその問題点）机は、必要に応じ、しばしば上記の仕切板を取
付けて使用されるが、従来は、仕切板の机の端面
に直接取り付けていたので、天板より側方に突出
する仕切板のため、複数の机を隣接して並べる
と、天板同士を密接させることができなかつた。

上述の欠点を解消するようにした考案が、実開
昭56−70839号公報に開示されているが、このも
のは、サイドボードを取り付ける際、前方の取付
金具を、天板の前縁に取り付ける必要があるとい
う不都合がある。

また、取付部材が、露呈して見苦しい。

（問題点を解決するための手段）本考案は、仕切板立設装置の構成を机等の天板
の周側面に取り付けられた、要所を切除した化粧
縁と、該切除部において天板の側面に固着された取付
板と、横向片の上方に内向段部を介して上向垂直片を
連設してなり、前記横向片が取付板の外面に重合
して天板の側面に固着された取付金具と、前記取付板に着脱自在に取り付けられ、かつ外
側面が化粧縁の外側面と同一垂直面上に位置する
カバーと、第１パネルと第２パネルを着脱自在に重合して
形成され、第１パネルが、その厚さ方向の中心に
おいて、取付金具の上向垂直片に着脱自在に取り
付けられた仕切板とよりなり、前記取付金具の上向垂直片の位置を、化粧縁の
外側面より第１パネルの厚さの半分だけ内方とす
ることにより、上述の問題点の解決を図つたもの
である。

（作用）本考案においては、使用する部材の相対的な寸
法関係を、上述のように定めてあるので、第１パ
ネルの取付方向を変えることにより、形成された
仕切板の外側面を、天板の端面と同一平面上に揃
えたり、外方に突出させて、天板上を広く使用し
たりすることができる。

（実施例）机の天板１の周面に添設した化粧縁２の要所に
は、切除部３が形成され、露出した天板１の側板
４には、上下幅が化粧縁２と等幅の取付板５が、
ビス６をもつて固着されている。

取付板５の外面の第１図左部には、互いに平行
をなす上下１対の鉤片７が突設され、同じく右端
には、各鉤片７と所定間隔を設けて延長線上に位
置する、縦断面形が鉤片７と同形状をなす短寸の
鉤片８が突設されている。

第１図において、ほぼ逆Ｌ字形をなす板状の取
付金具９の横向片９ａは、上下両鉤片７の間にお
いて、取付板５に重合し、ビス１０をもつて天板
１の側板４に固着され、同じく上向垂直片９ｂ
は、左右両鉤片７，８の間を通過して天板１より
上方に突出している。

なお上向垂直片９ｂは、横向片９ａの上縁要所
に、内向段部９ｃを介して連設されている。

カバー１１の外形は、化粧縁２の外形とほぼ同
形かつ上記切除部３と等長をなし、その内面上下
両端には、互いに対向する係合突条１２が連設さ
れ、かつ上端縁には、切欠溝１３が切設されてい
る。

カバー１１は、これを切除部３に強制的に押し
込むことにより、係合突条１２が取付板５の鉤片
７，８と弾性係合して、天板１に着脱自在に係着
し、切欠溝１３が取付金具９の上向垂直片９ｂの
下端に外嵌するとともに、外面が、化粧縁２の外
面と凹凸なく切除部３に納まつている。

第２図と第３図において、１４は仕切板で、第
１パネル１４ａと第２パネル１４ｂの裏面同士を
重合して形成され、第１パネル１４ａの下部に設
けた取付板１５が、取付金具９の上向垂直片９ｂ
に、第１パネル１４ａの厚さ方向の中心と、上向
垂直片９ｂの厚さ方向の中心が一致するように、
ビス１６をもつて取付けられている。

また、上向垂直片９ｂは、その厚さ方向の中心
が、第１パネル１４ａの厚さの半分だけ、カバー
１１、すなわち化粧縁２の外面より内方に位置す
るように、内向段部９ｃにより位置を定められて
いる。

従つて、第２図に示すように、第１パネル１４
ａを上向垂直片９ｂの外面（第２図左面）に取り
付ければ、形成された仕切板１４と化粧縁２の外
面が、同一垂直面上に一致するので、他の机を隣
接して設置した時（図示省略）、両天板１を密接
させることができる。

また第３図に示すように、取付金具９をそのま
まとして、第１パネル１４ａを上向垂直片９ｂの
内面に取り付ければ、形成された仕切板１４は、
第２パネル１４ｂが化粧縁２より外方に突出し、
その分だけ、天板１上を広く利用することができ
る。

（本考案の効果）本考案によれば、天板の側面のみを利用して、
形状の簡単な同じ部材を、付け変えることなく、
そのまま使用して、単に仕切板の取付方向を反対
とするのみで、その取付位置を、使用上必要な２
位置に容易に変えうるので、机の製作者にとつて
も、使用者にとつても、甚だ便利である。

また、取付金具はカバーによつて覆われるの
で、外観が良好である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、仕切板を取外して示す本考案装置の
分解斜視図、第２図は、仕切板の外面を天板の側
面と一致させて取付けた使用状態を示す本考案装
置の縦断正面図、第３図は、仕切板の外面を天板
より突出させて取付けた使用状態を示す本考案装
置の縦断正面図である。１……天板、２……化粧縁、３……切除部、４
……側板、５……取付板、６……ビス、７，８…
…鉤片、９……取付金具、９ａ……横向片、９ｂ
……上向垂直片、９ｃ……内向段部、１０……ビ
ス、１１……カバー、１２……係合突条、１３…
…切欠溝、１４……仕切板、１４ａ……第１パネ
ル、１４ｂ……第２パネル、１５……取付部、１
６……ビス。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】机等の天板の周側面に取り付けられた、要所を
切除した化粧縁と、該切除部において天板の側面に固着された取付
板と、横向片の上方に内向段部を介して上向垂直片を
連接してなり、前記横向片が取付板の外面に重合
して天板の側面に固着された取付金具と、前記取付板に着脱自在に取り付けられ、かつ外
側面が化粧縁の外側面と同一垂直面上に位置する
カバーと、第１パネルと第２パネルを着脱自在に重合して
形成され、第１パネルが、その厚さ方向の中心に
おいて、取付金具の上向垂直片に着脱自在に取り
付けられた仕切板とよりなり、前記取付金具の上向垂直片の位置を、化粧縁の
外側面より第１パネルの厚さの半分だけ内方とし
たことを特徴とする天板端縁への仕切板立設装
置。