JPS63286646A

JPS63286646A - ダクト式空調装置の制御方法

Info

Publication number: JPS63286646A
Application number: JP62122080A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Ishizuka; 豊石塚; Shigeo Tanaka; 田中　重夫
Original assignee: Tokyo Gas Co Ltd; Diesel Kiki Co Ltd
Current assignee: Bosch Corp; Tokyo Gas Co Ltd
Priority date: 1987-05-19
Filing date: 1987-05-19
Publication date: 1988-11-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、１つの室内機を有し、それから複数の部屋
に送風及び環風ダクトを介して空調空気を送風及び環風
させるいわゆるダクト式空調装置の制御方法に関するも
のである。

（従来の技術）１つの室内機を有し、それから各部屋に送風及び環風ダ
クトを介して空調空気を送風及び環風させる方式は、例
えば特開昭６１−９１４２５号公報にあるように公知で
ある。このような例にあって、２本のダクトを用い、冷
風モード時においては一方のダクトに冷風を送風して各
部屋に吹出させ、他方のダクトから部屋の空気を吸込み
、暖房モード時においては一方のダクトに温風を送風し
て各部屋に吹出させ、他方のダクトから部屋の空気を吸
い込むように構成したものであり、それぞれ各部屋の吹
出口及び吸込口に設けられたシャッタを開閉又は半開と
することで能力制御ができるものである。このシャッタ
の開閉制御については、手動でも電動でもよいとの記載
がある。

また、特開昭６１−２６２５４２号公報には、設定温度
と検知温度から熱負荷を推定し、それに基づいて、各部
屋の吹出口のダンパの開度を決定する技術思想が示され
ている。この発明によれば。

ダクト内圧が変動するのを押えるためにダンパ操作順序
が定められた構成となっており、ダクト内圧は、ダクト
内に設けられた圧力センサで感知され、これに基づいて
送風機の回転が制御され、ダクト内圧が一定に保たれて
いる。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、従来例の前例ではダクト式空調装置の具
体的な制御例が示されていない。即ち、能力制御は吹出
口及び吸込口のシャッタの開閉制御例のみである。

したがって、不使用の部屋数が増加すると、送風機の回
転速度が一定なために、ダクト内の圧力が上昇して、そ
れにより吹出口から供給される時間当たりの風量（熱供
給量）が増大し、吹出口での騒音も大きくなる欠点を有
し、１つの部屋の空調能力制御が他方の部屋の空調能力
に影響し、温調が不安定となる欠点を有していた。

また、後側では前例の不都合はある程度解消されるが、
送風機はダクト内の圧力センサによって決定される従動
的なものであり、シャッタの状態による送風機の回転制
御でないため、送風機の稼働に無駄な点が多いという欠
点を有するものである。

このため、この発明では、吹出口の風速をほぼ一定に保
つ送風機の稼働を吹出口に設けられたシャッタの状態に
て制御するようにして省動力化を図ることを目的とする
ものである。

（問題点を解決するための手段）この発明の要旨は、冷風又は温風を発生させる熱交換器
と送風機とを持つ室内機を有し、該冷風又は温風を送風
及び環風ダクトを通して複数の部屋へ吹出口及び吸込口
の双方にシャッタを持っ吸吹装置を介して供給及び吸引
するようにしたダクト式空調装置において、温度設定器
にて設定される設定温度と部屋内温度とから熱負荷を決
定して各部屋のシャッタの開度を決定すると共に、各部
屋のシャッタの開度状態から前記送風機の回転数の要求
レベルを決定して、これにより送風機の回転速度を制御
するようにしたことにある。

（作用）したがって、温度設定器にて設定される設定温度と部屋
内温度から決定した熱負荷によって吹出口のシャッタの
開度が定められると共に、各部屋のシャッタの開度の状
態から送風機の回転数の要求レベルが決定されて、該送
風機が所望の回転数で速調され、前記目的が達成される
ものである。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面により説明する。

第１図、第２図において、ダクト式空調装置１を住宅に
設置した例が示され、３つの部屋Ｒ□。

Ｒ２，Ｒ，が空調される。

ダクト式空調装置１は、少なくとも送風機等を有する室
内機２と各部Ｅ４　Ｒｔ〜Ｒ１へ至る送風、ダクト１０
及び環風ダクト１１とよりなっている。

室内機２は、本体ケース４内に送風機５と、熱交換器６
，７とを有しており、該熱交換器７は加熱用で温水利用
の加熱器である。

ダクト３は、前記室内機２から吹出される空調空気を各
部屋Ｒ１〜Ｒ３へ供給する送風ダクト１０と、各部／ａ
Ｒ工〜Ｒ３から吸込み、室内機２へ戻す環風ダクト１１
とよりなり、部屋の天井裏等に適宜配されている。この
送風ダクト３の各部ＭＲ□〜Ｒ１に対応する位置に吹出
口１４及び吸込口１５を有する吸吹装置１２が設けられ
ている。

吸吹装Ｆｉ２１２は、ケース１３の上方に吸込口１５が
、下方に吹出口１４が設けられ、それぞれにシャッタ１
６．１７が配される。該シャッタ１６゜１７はそれぞれ
のアクチュエータ１８，１９にて全閉から全開まで下記
するように連動して回動される。なお、吹出口１４には
吹出方向を変向できる可変グリル２０が設けられ、これ
も図示しないが、アクチュエータにて水平方向から垂直
方向までほぼ９０度回動されるものである。

２１は各部ＪＲ□〜Ｒ３に設けられるコントローラで、
メインスイッチ２２、部屋内温度センサ２３及び温度設
定器２４を有し、コントローラ２１のメインスイッチ２
２が押されると、部屋内温度、設定温度がマイクロコン
ピュータ等の制御装置２５に入力されるようになる。こ
れにより、前記吹出口１４．吸込口１５のシャッタ１６
．１７の開度及び送風機５の回転数が制御装置２５に予
め定められているプログラムに添って行なわれるように
なる。

吹出口１４．吸込口１５のシャッタ１６．１７の制御例
は、第３図に示すように行なわれる。即ち、スタートス
テップ１０１から開始され、次のステップ１０２で部屋
内に設けられたコントローラ２１の部屋内温度センサ２
３から部屋内温度を取り込み、次′のステップ１０３で
温度設定器２４からの設定温度を取り込む。そして、ス
テップ１０４にて設定温度と部屋内温度との温度差があ
る場合には、ステップ１０５に進んで所定温度（例えば
、５℃）以上であるか否かを判断する。

所定温度以上であれば、ステップ１０７に進んでシャッ
タ１６．１７は全開され、所定温度以下であれば、ステ
ップ１０６に進んでシャッタ１６゜１７は半開とされる
ものである。

前記ステップ１０４で設定温度と部屋内温度の温度差が
ない場合には、ステップ１０８に進んで、シャッタ１６
．１７は全開とされ、ステップ１０６゜１０７．１０８
で実行された後にリターンステップ１０９に進み、再び
スタートステップ１０１に戻って一ヒ述の判断が繰り返
して行なわれるものである。

以上のように、各部ｍＲｘ〜Ｒ１におけるシャッタ１６
．１７は決定され、これに伴って、送風機の回転速度は
例えば、下記の表−１のようになる。

表−１表−１で示すように、シャッタ１６．１７の開度を半開
の場合に０．５、全開の場合に１．０、全閉の場合に０
として要求レベルが決定され、これに従って送風機の回
転速度が決定されている。即ち、要求レベルがＯの場合
は停止、０．５では微速、１．０では弱速、１．５〜２
．０では中速、２．５〜３．０では高速となる。

なお、この実施例では、部屋数を３部屋とした場合が示
されているが、他の複数の部屋を制御する場合にも適用
でき、その場合にも要求レベルは全開を１．０．半開を
０．５、閉をＯとし、それぞれ加算することで決定する
ものである。

また、シャッタは、この実施例においては吹出口及び吸
込口に設けられ共に制御されているが、吹出口のみに設
けられてもよく、その場合、シャッタは前述の実施例の
ごとく制御され、同一の作用効果が得られるものである
。

（発明の効果）以上のように、この発明によれば、設定温度と部屋内温
度とから熱負荷を決定して各部屋のシャッタの開度を決
定すると共に、各部屋のシャッタの１４度状態から送風
機の回転数の要求レベルを決定して、これにより送風機
の回転速度が決定されるものであるから、吹出口からは
常に一定の吹出風速にて吹出されることができるように
なり、全開、半開の開度に影響されず、冷風又は温風を
部屋のすみずみまで送ることができ、空調フィーリング
が良好となる。

また、シャフトの状態により、送風機の回転速度が制御
されるために、全ての吹出口が全閉時には自動的に停止
させることができ、熱源機及び送風機の無駄な稼働をな
くすことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示すダクト式空調装置の枯
成図、第２図は吸吹装置の断面図、第３図はシャッタの
制御例を示すフローチャートである。１・・・ダクト式空調装置、２・・・室内機、５・・・
送風機、６，７・・・熱交換器、１２・・・吸吹装置。１４・・・吹出口、１５・・・吸込口、１６．１７・・
・シャッタ。第３図手続補正書（自発）昭和６２年６月ノρ日１、事件の表示昭和６２年特許願第１２２０８０号２、発明の名称ダクト式空調装置の制御方法３、補正をする者事件との関係　　特許出願人代表者　板　　垣　　征　　夫　外１名６、補正の対象特許請求の範囲のａ　７ベ；ｙ≧、発明の詳細な説明の欄（１）特許請求の範囲を別紙の通り補正する。（２）明ＩＩ＋計第２頁第１行「還風」とあるのを、「連凧」と補正する。（３）明細ｉ’Ｆ第２頁第２行「！０風」とあるのを、「連凧」と補正する。（４）明細書第２頁第６行「還風ダクトを介して空調空気を送風及び還風」とある
のを、「通風ダクトを介して空調空気を送風及び還風」と補正
する。（５）明細書第４頁第１３行「還風」とあるのを、「連凧」と補正する。（６）明細書第５頁第１６行「還風」とあるのを、「連凧」と補正する。（７）明細書第６頁第３行「還風」とあるのを、「連凧」と補正する。特許請求の範囲冷風又は温風を発生させる熱交換器と送風機とを持つ室
内機を有し、該冷風又は温風を送風及び通風ダクトを通
して複数の部屋へ吹出口及び吸込口の双方にシャッタを
持つ吸吹装置を介して供給及び吸引するようにしたダク
ト式空調装置において、温度設定器にて設定される設定温度と部屋内温度とから
熱負荷を決定して各部屋のシャッタの開度を決定すると
共に、各部屋のシャッタの開度状態から前記送風機の回
転数の要求レベルを決定して、これにより送風機の回転
速度を制御するようにしたことを特徴とするダクト式空
調装置の制御方法。

Claims

【特許請求の範囲】冷風又は温風を発生させる熱交換器と送風機とを持つ室
内機を有し、該冷風又は温風を送風及び環風ダクトを通
して複数の部屋へ吹出口及び吸込口の双方にシャッタを
持つ吸吹装置を介して供給及び吸引するようにしたダク
ト式空調装置において、温度設定器にて設定される設定温度と部屋内温度とから
熱負荷を決定して各部屋のシャッタの開度を決定すると
共に、各部屋のシャッタの開度状態から前記送風機の回
転数の要求レベルを決定して、これにより送風機の回転
速度を制御するようにしたことを特徴とするダクト式空
調装置の制御方法。