JPS63285756A

JPS63285756A - 磁気ヘッドアジマス切換装置

Info

Publication number: JPS63285756A
Application number: JP11992587A
Authority: JP
Inventors: Tokuji Negishi; 根岸　徳治
Original assignee: Clarion Co Ltd
Current assignee: Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Priority date: 1987-05-15
Filing date: 1987-05-15
Publication date: 1988-11-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、リバーシブル磁気記録再生装置において、磁
気ヘッドのアジマスを切換えるための装置に関する。

（従来の技術）リバーシブル磁気記録再生装置においては、正方向走行
の場合と逆方向走行の場合とで、テープの走行状態が異
なることから、テープの走行状態に合Ｕて磁気ヘッドの
アジマス切換を行う装置が設けられる。

このような磁気ヘツドアジマス切換装置としては、例え
ば、特公昭５４−９０４５号、実開昭５５−９７８２８
号、実開昭５８−１７６２４＠等が提案されている。こ
れらの装置は、いずれも磁気ヘッドを取付けたヘッド取
付板をシャーシに対して可動に設け、その高さ及び傾き
を調節することでアジマス切換及び調整を行えるように
なっている。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、磁気ヘッドの高さ及び傾きを調整するだけで
は、アジマス調整はできても、テープの走行状態を改善
することはできないため、記録再生性能が低下する問題
がある。

本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決するた
めに提案されたものであり、その目的は、アジマス切換
及び調整を確実に行うことができ、テープの走行状態の
改善をも行え、記録再生性能を向上し得るような、優れ
た磁気ヘツドアジマス切換装置を提供することである。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）本発明による磁気ヘツドアジマス切換装置は、磁気ヘッ
ドを取付けたヘッド取付板の一端をシャーシに対し上下
に回動可能に取付け、他端にヘッド取付板の傾きを調整
するヘッド取付板調整手段を取付けると共に、走行する
テープをガイドするテープガイドをテープガイド取付板
の一端に取付け、このテープガイド取付板の他端をシャ
ーシに対して上下に回動可能に取付けた上で、テープガ
イド取付板のテープガイド取付側の一端を、シャーシと
水平方向に回動自在且つ垂直方向にスライド自在に設け
られた回動支持部材にて支持するようにしたものである
。

そして、テープの一方向の走行時には、回動支持部材に
第１の回動位置を取らせ、同部材に設けた固定手段をシ
ャーシ上に設けた基準部に当接させて回動支持部材の上
下位置を固定し、テープの他方向の走行時には、回動支
持部材に第２の回動位置を取らせ、同部材に設けた調整
手段を基準部に当接させて回動支持部材の上下位置を調
整できるようにしたことを構成の特徴としている。

（作用）以上のような構成を有する本発明においては、回動支持
部材の回動位置を切換えることにより、回動支持部材の
垂直移動を介してテープガイドを垂直移動させてアジマ
ス切換を行える。そして、一方向のテープ走行において
は、回動支持部材の固定手段を基準部に当接させた状態
でヘッド取付板調整手段ににリアジマス調整を行い、他
方向のテープ走行においては、回動支持部材の調整手段
を基準部に当接させた状態でこの調整手段によりテープ
ガイドの上下位置を調整することによりアジマス調整及
びテープ走行状態の調整を行うことができる。従って、
テープ走行状態を改善できるため、記録再生性能を向上
することができる。

（実施例）以上説明したような本発明による磁気ヘツドアジマス切
換装置の一実施例を図面を用いて具体的に説明する。

＊実施例の構成＊第１図に示すように、シャーシ１上には、シャツ（〜２
を介してヘッド取付板３がその一端をシャーシ１に対し
て上下に回動可能に取イ」けらている。

ヘッド取付板３の他端には、シャーシ１に対するヘッド
取付板３の傾きを調整するヘッド取付板調整ネジ４が取
付けられている。ヘッド取付板４上には磁気ヘッド５が
固定されている。

そして、シャフト２の同軸上には、シャフト６を介して
テープガイド取付板７が、その−喘にて上下に回動可能
に取付けられている。このテープガイド取付板７の他端
下面には、走行するテープをガイドするテープガイド８
が、磁気ヘッド５の側方に位置するように取付けられて
いる。

一方、シャーシ１上において、テープガイド８の磁気ヘ
ッド５と逆側にはガイドシャフト９が設けられている。

ガイドシャフト９には、下から順に回動支持部材ｈ、、
テープガイド取付板７がそれぞれ垂直方向にスライド自
在に挿入されており、下方の回動支持部材ｈ、にてテー
プガイド取イ」板７のテープガイド側の一端を下方から
支持するようになっている。

ここで、回動支持部材ｈ、は、ガイドシャフト９に対し
て矢印１方向にスライド自在であることに加えて矢印Ｇ
に示すように水平方向に回動自在に設けられ、テープの
正方向走行時には第１の回動位置を取り、逆方向走行時
には第２の回動位置を取るように設定されている。回動
支持部材ｈ、には、固定シャフト１１が固定されると共
に、アジマス調整ネジ１２が垂直方向に挿入されており
、回動支持部材ｈ、が第１の回動位置にある時には、固
定シャフト１１の先端が、シャーシ１上に設けられた基
準部１３の頂部に乗上げて、回動支持部材ｈ、が垂直方
向に位置決めされ、回動支持部材ｈ、が第２の回動位置
にある時には、アジマス調整ネジ１２の先端が基準部１
３の頂部に乗上げて回動支持部材ｈ、の垂直方向の位置
を調整できるように設定されている。

なお′、図中１４８は、テープガイド取付板７を回動支
持部材ｈ、に圧着するために、ガイドシャフト９のテー
プガイド取付板７の上に挿入されたスプリング、図中１
４ｂは、ヘッド取付板４をヘッド取付板調整ネジ３の頭
部に圧着して、ヘッド取付板４の傾きを保持するために
ヘッド取付板調整ネジ３の脚部に挿入されたスプリング
である。

ざらに、回動支持部材ｈ、の回動位置の切換は、第２図
に示すようなチェンジプレート１５にて行なわれるよう
になっている。即ち、テープの走行方向の変化によって
、正方向走行の場合には、チェンジプレート１５を矢印
し方向く図中右方向）に移動して、その長孔１５ａ内に
挿入された回動支持部材ｈ、の係合部ｈ、ａを介し回動
支持部材ｈ、を図中時計方向く第３図中矢印Ｇ１方向）
に回動させ、逆方向走行の場合には、チェンジプレート
１５を矢印Ｍ方向（図中左方向）に移動して、同じく係
合部ｈ、ａを介して回動支持部材ｈ、を図中反時翳１方
向（第３図中矢印Ｇ２方向）に回動させるようになって
いる。なお、第３図は本実施例を示す斜視図である。

本実施例の作用＊以上のような構成を有する本実施例の作用は次の通りで
ある。

まず、チェンジプレート１５を移動させて、回動支持部
材ｈ、の回動位置を切換えることにより、テープガイド
８を上下方向に移動してアジマス切換を行える。そして
、正方向のテープ走行においては、チェンジプレート１
５を矢印し方向に移動し、回動支持部材ｈ、に、第１の
回動位置を取らせ、回動支持部材ｈ、の固定シャフト１
１を基準部１３に乗上げさせた状態でヘッド取付板調整
ネジ３により、ヘッド取付板４の傾きを調整してアジマ
ス調整を行うことができる。逆方向のテープ走行におい
ては、チェンジプレート１５を矢印Ｍ方向に移動し、回
動支持部材ｈ、に、第２の回動位置を取らせ、回動支持
部材ｈ、のアジマス調整ネジ１２を基準部１３に乗上げ
させた状態でこのアジマス調整ネジ１２により、回動支
持手段ｈ、の上下位置、テープガイド取付板７の傾きを
介して、テープガイド８の上下位置を調整することによ
りアジマス調整及びテープ走行状態の調整を行うことが
できる。このように、本実施例においては、磁気ヘッド
自体の調整のみにてアジマス調整を行っていた従来技術
において不可能だったテープ走行状態の改善が可能であ
るため、記録再生性能を向上することができる。

ニド他の実施例＊なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、ヘッド取付板調整手段の構成は適宜選択可能で
あり、また、回動支持部材の形状や、同部材のスライド
構成及び回動構成は自由に変更可能である。さらに、前
記実施例において、回動支持部材を駆動するために使用
するチェンジプレートとしては、例えばテープ走行系の
正逆走行切換用の部材を使用することが考えられるが、
回動支持部材の駆動構成はこれに限られず、適宜選択可
能である。加えて、前記実施例では正方向走行時には磁
気ヘッド自体の傾きを調整することでアジマス調整を行
い、逆方向走行時には、テープガイドの上下位置を調整
することでアジマス調整及びテープ走行状態の調整を行
うように構成したが、これとは逆に、逆方向走行時に磁
気ヘッドの調整を行い、正方向走行時にテープガイドの
上下位置を調整する構成も可能である。

［発明の効果］以上説明したように、本発明においては、一方向のテー
プ走行時には磁気ヘッド自体の傾きを調整し、他方向の
テープ走行時にはテープガイドを垂直方向に移動させる
ことで、アジマス切換及び調整を確実に行うことができ
、テープの走行状態の改善をも行え、記録再生性能を向
上し得るような、優れた磁気ヘツドアジマス切換装置を
提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明による磁気ヘツドアジマス切
換装置の一実施例を示す図であり、第１図は正面図、第
２図は平面図、第３図°は斜視図である。１・・・シャーシ、２，６・・・シャフト、３・・・ヘ
ッド取付板調整ネジ、４・・・ヘッド取付板、５・・・
磁気へ。ラド、７・・・テープガイド取付板、８・・・テープガ
イド、９・・・ガイドシャフト、ｈ、・・・回動支持部
材、ｈ、ａ・・・係合部、１１・・・固定シャフト、１
２・・・アジマス調整ネジ、１３・・・基準部、１４ａ
、１４ｂ・・・スプリング、１５・・・チェンジプレー
ト、１５ａ・・・長孔。

Claims

【特許請求の範囲】テープを往復動させて再生可能なリバーシブル磁気記録
再生装置に使用される磁気ヘツドアジマス切換装置にお
いて、ａ、シャーシ。ｂ、シャーシ上に配設された磁気ヘッド。ｃ、その上に磁気ヘッドを取付けられ、一端をシャーシ
に対し上下に回動可能に取付けられたヘッド取付板。ｄ、ヘッド取付板のシャーシとの取付端部と反対側の端
部に取付けられ、シャーシに対するヘッド取付板の傾き
を調整するヘッド取付板調整手段。ｅ、磁気ヘッドの側方に配設され、走行するテープをガ
イドするテープガイド。ｆ、一端にテープガイドを取付けられ、他端にてシャー
シに対し上下に回動可能に取付けられたテープガイド取
付板。ｇ、シャーシに対して水平方向に回動自在、且つ垂直方
向にスライド自在に設けられ、テープの一方向の走行時
には第１の回動位置を取り、他方向の走行時には第２の
回動位置を取るように設定され、各回動位置においてテ
ープガイド取付板のテープガイド取付側の一端を垂直方
向に支持する回動支持部材。ｈ、回動支持部材に固定して設けられ、回動支持部材が
第１の回動位置にある時に基準部に当接して回動支持部
材を垂直方向に位置決めする回動支持部材位置決め手段
。ｉ、回動支持部材に設けられ、回動支持部材が第２の回
動位置にある時に基準部に当接して回動支持部材の垂直
方向の位置を調整する回動支持部材調整手段。ｊ、シャーシ上に設けられた基準部。以上ａ〜ｊの構成要件を備えたことを特徴とする磁気ヘ
ツドアジマス切換装置。