JPS63285294A - 多翼送風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、燃焼機器などに使用される多翼送風機の羽根
車に関するものである。

従来の技術 従来、多翼送風機の羽根車ｄは第６図および第７図に示
すように、主板１と中央に空気の流入口４を有する副板
３との間に断面が円弧状の翼２を回転軸と平行に多数配
列し、これを渦巻型のケーシング５内に配置すると同時
に、ケーシング５の外部に固定したモータ６によって回
転させて使用している。また、羽根車ｄは、前記主板１
および副板３を平板上に成型し、翼２の円弧長さを長く
とるとともに、翼２の枚数を３５枚程度に設計していた
。なお、ここで７はケーシング５に設けた給気口、８は
吐出口を示すとともに、第７図は第６図の日−Ｂ線断面
図を示す。

第６図および第７図において、モータ６を駆動すること
によって羽根車ｄが回転し、ケーシング５に設けた給気
ロアから吐出口８に至る流れが生じ、送風機として動作
するものである。

発明が解決しようとする問題点 しかるに、第６図および第７図に示す構成を使用した場
合、モータ６がケーシング５の外方に固定されているた
め、送風機が大型化する欠点があった。これを解消する
ため従来は、第８図に示すように、モータ６を羽根車ｄ
の内部に位置させる構成がとられていた。しかし、第８
図に示す構成ではモータ６によって羽根車ｄ内部の空気
流路が大幅に狭められるため、空気抵控が増加し送風機
の性能が大幅に低下する問題点があった。

本発明は、このような従来の問題点を解消するもので、
羽根車内部の空気抵抗を、はとんど増加させることなく
、送風機を小型化する多翼送風機の羽根車を提供するこ
とができるものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、界磁コイルを積
層して固定子を構成する基板と、主板に永久磁石を一体
的に配して回転子を構成する羽根車と、回転子の回転中
心になる回転軸および回転軸を支持する軸受とで送風機
を構成し、前記界磁コイルを閉止された空間に臨ませる
とともに、前記基板を介して前記永久磁石を界磁コイル
に対向させ、かつ、前記羽根車を羽根車外周側面の表面
積より翼外面の面積の総和を小にし、翼枚数２を、２≧
４５としたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって羽根車内部の空気抵抗の
増加を大幅に抑制すると同時に羽根車自身の送風性能を
向上させることができるため、送風機を薄型かつ小型化
することができるものである。

実施例 以下、本発明の実施例を図面を使用して説明する。第１
図は渦巻型のケーシングａ内に多翼型の羽根車すを配置
して送風機を構成したもので、羽根車すは外方に平板状
の永久磁石２を配置した主板１と中央に空気の流入口４
を有する副板３との間に断面が円弧状の翼５を回転軸と
平行に多数配列している。また、主板１を前記羽根車す
の内方に凹ませて、この凹部内に永久磁石２を配してモ
ータＣの回転子８を構成するとともに主板１の回転中心
に設けた回転軸６を固定するボス７を利用して、主板１
と一体的にかしめて固定する構成にしている。さらに羽
根車すは羽根車す外周側面の表面積より、円弧状の翼５
外面の総和を小さくするとともに、翼の枚数を４５枚に
設定したものである。

一方、永久磁石２と対向するケーシングａ内面にはモー
タＣの固定子１０を構成する複数の界磁コイル１１を基
板１２上に積層すると同時に、界磁コイル１１と永久磁
石２との間に基板１２を位置させて、界磁コイル１１を
基板１２とケーシングａ内面とで閉止された空間１５に
臨ませるとともに、界磁コイル１１相互の中央には、羽
根車すの回転軸６を受ける軸受９を設けている。なお、
１３はケーシングａの空気給気口、１４は同じく吐出口
を示す。また、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図を示す
。さらに第３図は、羽根車すを主板１側から見た斜視図
であり、特に永久磁石２として分割した磁石を使用した
場合、第４図は同じく永久磁石２として円環状の磁石を
使用した場合について示したものである。また、第５図
は、羽根車すの主板１に軸受９を設け、固定子１０に回
転軸６を配置した構成について示したものである。

上記構成において、界磁コイル１１に通電すると、主板
１と一体に構成している永久磁石２が回転して羽根車わ
が回転し、給気口１３から吐出口１４に至る流れが生じ
、送風機として動作する。

このとき、羽根車すがモータＣの回転子８として作用す
るため、モータＣをケーシングａに内蔵した構成となり
、送風機全体が小型化できるという効果がある。また、
羽根車す外周側面の表面積より翼５の外面の表面積を小
さくすると同時に翼５の枚数を４５枚以上にすること、
すなわち、円弧長さの短い翼５を多数設けることによっ
て翼５表面に効果的な流れが形成されるとともに翼一枚
当りの仕事が小さくてすむため、翼５端部での圧力変動
が小さく、発生する騒音を抑制することができる効果が
ある。さらに、界磁コイル１１を閉止された空間１′５
に臨ませることで界磁コイル１１への異物の付着が防止
でき、界磁コイル１１の損傷を防止することができるな
どの効果がある。

発明の効果 以上のように本発明の多翼送風機によれば次のような効
果が得られる。

（１）羽根車外周側面の表面積より翼外面の面積の総和
を小さくし、翼枚数を４５枚以上に設定することによっ
て送風性能を向上させることができるとともに、低騒音
化することができる。

（２）永久磁石と羽根車の主板とを一体に構成すること
で、送風機を薄型化することができると同時に羽根車の
慣性モーメントが増加するため、送風機負荷変動の影響
を小さくすることができる。

（３）界磁コイルを閉止された空間に臨ませることで、
界磁コイルへの異物の付着を防止することができ、界磁
コイルの損傷を防止することができる。

（４）主板を羽根車内方に凹ませた凹部を設け、この凹
部に永久磁石を配することで、回転部分の厚みを薄くす
ることができるとともに、遠心力に対する永久磁石の固
定強度を高めることができる。

（５）永久磁石を環状の一枚磁石で構成することで、分
割磁石より、固定強度を高めることができると同時に、
羽根車の回転バランスを効果的にとることができる。

（６）ボスと主板との間に永久磁石を挾んで固定するこ
とで、磁石の固定強度を高めることができる。

（７）羽根車主板に軸受を設けることで、回転軸に対す
る羽根車の振れを抑制することができるとともに、径の
大きな回転軸と軸受を使用することができるため、軸受
部の長寿命化が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における多翼送風機の断面図
、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は同羽根車
の構成を示す斜視図、第４図は同地の実施例の羽根車の
斜視図、第５図は他の実施例における多翼送風機の断面
図、第６図は従来の構成を示す断面図、第７図は第６図
のＢ−Ｂ線断面図、第８図は他の従来例を示す断面図で
ある。 ｂ・・・・・・羽根車、１・・・・・・主板、２・・・
・・・永久磁石、６・・・・・・回転軸、７・・・・・
・ボス、８・・・・・・回転子、９・・・・・・軸受、
１０・・・・・・固定子、１１・・・・・・界磁コイル
、１２・・・・・・基板。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／−
−−主版 ？−−−永久惑１ ６−ＩＢ＊旧− １１−一一界眉へ゛コイ）し ／２−　基鈑 第１図　　　　ｂ−羽オ艮車 ｌマ 第２図 第３図 メ 第４図 第５図 第６図 窮７図 第８図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）界磁コイルを積層して固定子を構成する基板と、
   主板に永久磁石を一体的に配して回転子を構成する羽根
   車と、回転子の回転中心になる回転軸および回転軸を支
   持する軸受とで送風機を構成し、前記界磁コイルを閉止
   された空間に臨ませるとともに、前記基板を介して前記
   永久磁石を界磁コイルに対向させ、かつ、前記羽根車を
   羽根車外周側面の表面積より、円弧翼外面の面積の総和
   を小にし、翼枚数Ｚを、Ｚ≧４５とした多翼送風機。
2. （２）回転軸をボスを介して回転子に固定し、軸受を固
   定子に固定した特許請求の範囲第１項記載の多翼送風機
   。
3. （３）回転軸をボスを介して固定子に固定し、軸受を回
   転子に固定した特許請求の範囲第１項記載の多翼送風機
   。
4. （４）羽根車主板を羽根車内方に凹ませた凹部を設け、
   この凹部に永久磁石を配した特許請求の範囲第１項、第
   ２項または第３項記載の多翼送風機。
5. （５）永久磁石をリング状の一枚磁石で構成した特許請
   求の範囲第１項、第２項または第３項記載の多翼送風機
   。