JPS63277131A

JPS63277131A - トラツクロ−ダ

Info

Publication number: JPS63277131A
Application number: JP11066287A
Authority: JP
Inventors: Terushige Shingo; 新郷　晴重; Kenichi Matsuo; 松尾　研一; Toramasa Matsuki; 松木　虎正; Tokunori Yamamoto; 山本　督典
Original assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date: 1987-05-08
Filing date: 1987-05-08
Publication date: 1988-11-15
Anticipated expiration: 2012-06-18
Also published as: JP2620784B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野］本発明は、バラ物をトラックへ積込むためのトラックロ
ーダに関するものである。

〔従来の技術とその問題点〕

従来より、被積込物であるバラ物山に、向けた回転バケ
ットまたは、かき造画転体を一端に設け、かつ、俯仰自
在に構成された前方コンベアと、この前方コンベアの後
端が臨み、かつ、トラックへ積込むための後方コンベア
と、を備えたトラックローダは知られている（例えば、
特公昭４０−２３８１３号公報、実公昭５２−２４９５
０号公報など参照）。

また、バラ物に対し一端を下方向に向け、かつ、スクレ
ーパ用爪を突設したチェーンコンベアと、このチェーン
コンベアの後端が臨み、かつ、トラックへ積込むための
後方コンベアと、を備えたトラックローダは知られてい
る（例えば、特公昭４２−１８０８８号公報参照）。

しかしながら、これら従来のトラックローダは、いずれ
も、バラ物を積込む際に、機体を、バラ物山に近づける
よう、機体寄せ移動や、場合によってはトランク側に戻
るような復動を何回も行わなければならず、トラックへ
の積込みに多大の時間を要する欠点があった。

一方、近年火力発電所の規模は膨大なものとなり、従来
の貯炭場の荷役設備としての橋形クレーンに代り、スク
レーパやシヨへルローダが採用され、これらは貯炭場が
地形の不規則なものや２分される場合などには便利とな
っている。

しかしながら、前記のトランクローダを貯炭場の荷役設
備に適用した場合、操作時間を要し、また、従来のスク
レーパやショベルローダには次のような欠点もあった。

すなわち、１）石炭山の下から取るため、上の方が崩れ
落ち粉塵がたった。

２）ショベルローダの埋り込みなど、運転者にとって危
険な作業環境であった。３）ショベルローダによる荷役
とトラックへの積−み付量が不一致のため、積み付は効
率が悪かった。４）ショベルローダからの落炭、粉塵飛
散が多く公害対策上問題であった。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで本発明は、前記従来例の欠点を解消するために創
作されたもので、特に、従来のトラックローダの欠点を
解消して、例えば、火力発電所の貯炭場での荷役作業を
快適にしようとするもので、その要旨とするところは、
クローラ腹帯など地上走行用車輪を備えた機体上に、バ
ラ物山の高さ方向の傾斜面長さと少なくとも略同長の掻
き取り長さを有し、かつ、バラ物山の斜面に沿って上か
ら下に向け回動する傾斜状スクレーパコンベアと、この
スクレーパコンベアの下端部に接続され、かつ、バラ物
を機体上を経てスクレーパコンヘアとは反対側に搬送・
投下する搬送装置と、を備えたトラックローダにある。

〔実施例］本発明の構成を作用とともに、添付図面に示す実施例に
もとづき詳細に説明する。第１図は本発明の第１の実施
例の正面図、第２図は第１図の概略平面図、第３図は第
１図のＸ−Ｘ断面図を示し、第４図は本発明の第２の実
施例の正面図、第５図は第４図の概略平面図を示す。

第１の実施例は、第１図および第２図に示すように、火
力発電所の貯炭場で使用するのに好適なトラックローダ
を示し、石炭山ＳよりトラックＴへ石炭を積込みする作
業を行うものである。

かかるトラックローダは、次のような構成となっている
。すなわち、クローラ履帯１（またはホイール）を備え
た旋回フレエム２上に、柱３を立設し、柱３の基部で、
ピン４により支持され、正面視で左右および下方に延設
された略逆三角形のブーム５を設けている。

ブーム５の左右および下端の各先端には第１、第２、第
３チエーンスプロケツト６．７．８をブーム５を挟んで
各１封装着し、第１チエーンスプロケツト６は石炭山Ｓ
の高さく略３〜５ｍ）より若干高い位置にブラケット６
Ａを介して設け、第２チエーンスプロケント７はトラッ
クＴ（１０ｔダンプカー）の荷台より上方の位置（地表
面ＧＬより５ｍ）にブラケｙドアＡを介して設け、第３
チエーンスプロケツト８は地表面ＧＬに近接し、かつ、
旋回フレーム２と石炭山Ｓと間の位置にブラケット８Ａ
を介して設けている。

これら第１、第２、第３チエーンスプロケツト６．７．
８に１対のチェーン９．９をブーム５の外周に沿って掛
回し、これらチェーン９．９間に、第３図に示すように
、ブレードｌＯを装着して、いわゆる複列チェーン式ス
クレーパ１１を構成している。したがって、第１と第３
チエーンスプロケツト６．８間のスクレーパ１１は石炭
山Ｓの斜面Ｓ°に沿うよう形成されている。そして、こ
の部分を本明細書では特にスクレーパコンヘアとも称し
ている。

第２と第３チエーンスプロケツト７．８の間には密閉形
のトラフ１２を設け、第３チエーンスプロケツト８の近
傍で人口として開口し、第２チエーンスプロケツト７の
近傍で出口として開口し、トラフ１２中をスクレーパ１
１が走行するようにしている。

トラフ１２の入口開口部には、地表面ＧＬに接する１対
の掻板１３Ａ、１３Ｂを枢着し、本実施例のトラックロ
ーダの走行前方の掻板、例えば第２図中１３Ｂを退避さ
せ、走行後方の掻板１３Ａに掻き残し防止の作用をさせ
るよう設けている。

また、トラフ１２の出口開口部にはシュート１４を吊設
しトランクＴ上に臨ませている。

第１図中、１５は旋回フレーム２とブーム５間で伸縮自
在に連結された１対のシリンダー、１６は粉塵カバーで
ブーム５に固定されている。１７はチェーン９が第２チ
エーンスプロケツト７に巻込まれないためのレールを示
す。また、第２図中、１８は柱３上方に設けた運転室、
１９は駆動用エンジン、２０はエンジン用オイルタンク
、２１は粉塵防止用散水タンク、２２は散水ポンプ、２
３はチェーン用原動機を示す。

なお、図示しないが、第３チエーンスブロケント８の近
傍のブーム５に、接地ソリまたは接地車輪をつけるとシ
リンダー１５の伸縮作用によるスクレーパ１１の下端の
位置決めが容易となる。

本実施例は軟土の構成となっているので、以下の動作を
行う。すなわち、本実施例のトラックローダを所定の石
炭山Ｓの場所に移行させる。かかる移行の際には、第３
チエーンスプロケツト８をシリンダー１５の縮み作用に
より地表面ＧＬより離して移行させるが、トラックロー
ダを所定の位置で停止させると、今度はシリンダー１５
の伸び作用により、第３チエーンスプロケツト８を地表
面ＧＬより若干離して、かつ、石炭山Ｓの麓に位置させ
るとともに、旋回フレーム２も旋回させて、第１および
第３チエーンスプロケツト６．８間のスクレーパ１１を
石炭山Ｓの斜面Ｓ゛に沿わすせるようにする。そこで原
動８２３の起動によりスクレーパ１１を回動させると、
石炭は第１および第３チエーンスプロケツト６．８ｎ打
でブレード１０により上から下へ掻き落とされ、つまり
、スクレーパコンヘアで掻き落とされ、トラフ１２の入
口開口部に運ばれる。次いで、石炭はそのままブレード
１０によりトラフ１２の中を持上げられて、トラフ１２
の出口開口部まで搬送される。そこからトラックＴ上へ
積込むよう投下される。ここで、スクレーパ１１の回動
とともに、クローラ履帯１を傾面Ｓ“に平行に第２図中
Ｃ方向に移行させれば、所定量の石炭はトラックＴへ連
続的に積込むことができる。

次に、本発明の第２の実施例を、第１の実施例と相違す
る点のみについて説明すれば次のようになる。すなわち
、第４図および第５図に示すように、シュート１４を柱
３に固着するとともに、シュート１４に接続して後方ベ
ルトコンベア２４を設ける。また、第２チエーンスプロ
ケツト７の軸を柱３に枢支した枢支軸２５とするととも
に、第１、第３チエーンスプロケツト６．８および第２
、第３チエーンスプロケツト７．８間のブームを５＾、
５Ｂに分割し、第３チエーンスプロケツト８の軸を枢支
軸２６としている。そして、ブーム５Ａは柱３に１対の
ローブ２７．２７で連結され、また、後方ベルトコンベ
ア２４は柱３に１本のロープ２８および二股部材２９で
連結されている。

したがって、第２の実施例では、ブーム５Ｂにシリンダ
ー１５が連結され、しかもブーム５Ａと柱３とがロー１
２７で連結されているので、シリンダー１５の伸縮作用
により、第１、第３チエーンスプロケツト６．８間のス
クレーパ１１の傾斜角度αが調節できる。また、後方ベ
ルトコンベア２４はその傾斜角は一定であるが、ロー１
２８の上端部が水平面で若干首振自在に装着されている
ので、後方ベルトコンベア２４の排出シュート３０の位
置が変わり、積込み位置のＩＡ節ができる。

なお、本実施例は火力発電所の貯炭場の石炭を積込むた
めのトラックローダで説明したが、本発明はこれに限ら
ず、木材チップ、鋳物砂などの粘着性のないバラ物であ
れば、いずれでもよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、スクレーバコンヘアをバラ物　。

山の麓にその下端部を位置させて上から下に回動させる
とともに、機体を走行用車輪によって、バラ物山の斜面
に平行に移行させるだけで、バラ物をトラック等へ連続
して積込むことが可能となり、バラ物山に対する機体の
寄せ移動回数が大巾に少なくなって、トラックへの積込
みを高能率に行うことができる。

また、上から下へ回動するスクレーパコンベアと機体上
を経由する搬送装置とがバランスでき、安定した積込み
ができる。

なお、本発明を貯炭場に適用すれば、従来技術の貯炭場
での問題点が解消できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の正面図、第２図は第１
図の概略平面図、第３図は第１図のＸ〜Ｘ断面図を示し
、第４図は本発明の第２の実施例の正面図、第５図は第
４図の概略平面図を示す。 ■・・・クローラ腹帯、２・・・旋回フレーム、１１・
・・スクレーパ、１２・・・トラフ、２４・・・後方ベ
ルトコンヘア、Ｓ・・・石炭山、Ｓｏ・・・斜面、Ｔ・
・・トラック。第３図

Claims

【特許請求の範囲】クローラ履帯など地上走行用車輪を備えた機体上に、バラ物山の高さ方向の傾斜面長さと少なくとも略同長の
掻き取り長さを有し、かつ、バラ物山の斜面に沿って上
から下に向け回動する傾斜状スクレーパコンベアと、このスクレーパコンベアの下端部に接続され、かつ、バ
ラ物を機体上を経てスクレーパコンベアとは反対側に搬
送・投下する搬送装置と、を備えたトラックローダ。