JPS6326976Y2 - - Google Patents

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JPS6326976Y2
JPS6326976Y2 JP16167382U JP16167382U JPS6326976Y2 JP S6326976 Y2 JPS6326976 Y2 JP S6326976Y2 JP 16167382 U JP16167382 U JP 16167382U JP 16167382 U JP16167382 U JP 16167382U JP S6326976 Y2 JPS6326976 Y2 JP S6326976Y2
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JP
Japan
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pad
hot melt
carpet
melt adhesive
pile
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JP16167382U
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JPS58163321U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は自動車のフロア、デツキ、ドアトリム
等に装着される表面の所要個所にゴムまたは熱可
塑性樹脂等の柔軟性のあるシート状物質よりなる
パツドを装着した、改良されたパツド付自動車用
カーペツトに関する。 従来使用されているパツド付カーペツトのカー
ペツト本体への取り付け構造には次ぎのものがあ
る。 その一つにパツドの周縁をミシン縫製によりカ
ーペツト本体に縫い付けて固定する構造のものが
あるが、この構造のものは、使用中摩耗などによ
り糸が切れ易く、また糸と糸の間の隙間から砂や
水、異物などがパツドとカーペツトの間の空間に
浸入し易く、こうした場合パツドの表面がゴロゴ
ロしたりして感触が悪くなつたり、表面が膨らん
だりする欠点があつた。さらに最近ではフロン
ト、リアーの一体成形カーペツトを使用するよう
に成つてきたため、カーペツトの形状が大きくミ
シン縫製の作業性が著しく悪く、無理な状態で逢
着するためパツドのカーペツトに対する密着性が
悪く、前記の糸と糸の隙間が大きくなる傾向があ
つた。また外周より約5mmの部分で逢着するた
め、外周にまくれを生じるおそれがある。 従来の他の取り付け構造として、フイルム状の
ホツトメルトによりパツドをカーペツト本体に密
着するものがある。これは実開昭52−133432号に
詳細に記載されており、その構造は80〜120μm
のウレタンけいホツトメルトフイルムを介して塩
化ビニール製パツドをカーペツト本体に接着する
ものである。しかしこの構造のものは、全面接着
のため平面性が優れ、良好な接着強度が得られる
等の利点があるものの、使用するホツトメルトフ
イルムが高価であり、ホツトメルトフイルムを熱
により熔融させるため接着に長時間必要とする等
の欠点があり、さらにフイルム状であるため、単
位接着面積あたりのホツトメルトの樹脂量が限ら
れておりパイルの根本までホツトメルトが流動す
ることが出来ない欠点があつた。したがつてこの
場合はホツトメルトはパイルの頭部に接着してい
るだけになり、パツドがブカブカしたり、パイル
の隙間から砂や、水、異物などが浸入する恐れが
あつた。 また従来のその他の構造のものは、高周波ウエ
ルダー等により、熱可塑性合成樹脂製パツドをカ
ーペツト本体に熔着したものがある。この構造の
ものは材料費はきわめて安価であり全面接着に近
い平面性が得られる等の利点はあるが、一方接着
に際しスパーク発生の危険性があり、均一な接着
強度が得難く、裏面にインシユレーターとしてフ
エルトがついている場合、あるいはパツドとカー
ペツトの材質が異なる場合、例えば塩化ビニール
樹脂のパツドとポリプロピレン製カーペツトの場
合には高周波ウエルダーの適用は困難である。 本考案の目的は従来の欠点を改善し、パツドの
外周裏面に沿つてにビード状にホツトメルト接着
剤を塗布し、該ホツトメルト接着剤が固化する以
前にパイル面に圧着することにより、該パイルの
根本に流動させ、前記パツドとカーペツトをパツ
ドの外周において固着、密封させた新規なパツド
付自動車用カーペツトを提供することにある。 本考案の構成について図面を参照して説明す
る。 第1図は一般のパツド付カーペツト本体の上面
斜視図で、第2図に本考案のパツドを接着した部
分のパツド付カーペツト断面図を示す、第2図に
おいてカーペツト本体3はカーペツト基布5にパ
イル4が植えられ下層にバツキング層6がある。
パツド1の裏面にホツトメルト接着剤2をビード
状に塗布して、カーペツト本体3の上面より所要
の圧縮性をかけ、パイル4を圧縮してカーペツト
基布5にパツド1を接着する。パツド1の裏面に
おけるホツトメルト接着剤2の塗布状況は第3図
にき示すごとく外周近く(外周より5〜10mm入つ
たところ)に外周に沿つてビード状に塗布する。 ホツトメルト接着剤をこのようにパツドの外周
近くに外周に沿つてビード状に塗布し、所要の圧
縮圧を加えるおことによりホツトメルト接着剤は
パイルの根本に流動するとともに、ビードの巾を
広げ、これにより少ない塗布量でパツドとカーペ
ツトの基布5を強固に接着させることができる。
基布5とパツドがホツトメルト接着剤を介して直
接接着することから、この間で隙間が発生するこ
とはなく、ほぼ完全に密封され砂、水、その他異
物が浸入することは無くなる。 ノズルタイプのホツトメルトアプリケーターは
紙製、コルゲート容器等のシール用として従来か
ら広く使用されているが、従来のシール用と同じ
条件では本考案の対象のカーペツト本体とパツド
との接合に良好な接着強度は得られない。本考案
ではホツトメルトの種類、塗布量、熔融温度およ
びパツドの予熱、圧縮圧等について検討し、これ
らの条件を適当に選ぶことにより良好な接着強度
を得ることができた。上記条件について検討の結
果、特にパツドを40〜80℃に予熱しておくことが
重要であることが判明した。たとえばパツドに軟
質塩化ビニールを使用した場合、室温で良好な接
着強度を得るためにはプライマー処理を行う必要
がある。良好な接着強度を得るための条件として
下記のものが必要である。 (1) ホツトメルト……飽和の線状ポリエステル系
およびウレタン系 (2) 塗布量……外周にビード状に塗布した場合1
m当り2〜15g (3) 溶融温度……180〜220℃、ノズルの温度は
200〜240℃ (4) パツド予熱温度……40〜80℃ (5) 圧縮圧……0.5〜10Kg/cm3 パツド1をカーペツト本体3に接着するために
は、あらかじめパツド1を予熱し、該パツド1の
裏面に外周に沿つてノズルを動かしてホツトメル
トをビード状に塗布する。その後カーメツト本体
3の所望位置に圧締し、ホツトメルト樹脂の冷却
固化により接合する。 本考案によればパツド1とカーペツト本体3と
はきわめて短時間で接着可能である。一例を挙げ
ればノズルの移動速度を12m/分とすると外周1
mのヒールパツドを接着させる場合塗布時間が5
秒、圧締時間15秒、プレス動作時間5秒で計25秒
で接着が完了する。従来のフイルム状ホツトメル
ト使用の場合は60〜90秒接着に必要であつたの
で、これと比較すれば接着時間は約1/3〜1/4に短 縮される。 またホツトメルト接着剤の使用量が下記に示す
ごとく少なくてすむ。すなわち、従来のフイルム
状ホツトメルトを使用した場合20×30cmのヒール
パツドではフイルム厚さを100μとして約7g/
枚であるが、本考案によれば、ホツトメルト使用
量は5g/mとし全体で5g/枚である。 さらに、下記のごとく良好な接着強度が得られ
る。すなわち、前記の塩化ビニールパツドを前記
の条件で接着した場合を従来のフイルム状ホツト
メルト接着剤を使用する方法およびミシンにより
縫製する方法と比較すると第1表のようになる。
【表】 本考案の効果は次ぎの通りである。 (イ) ホツトメルト接着剤をパツドの外周に沿つて
ビード状に塗布することから少ないホツトメル
ト接着剤の塗布量で、パイル奥深く、パイルの
根本まで流動させることができ、そのためパツ
ドとカーペツトの間の隙間を無くすことが容易
となる。また少量のホツトメルト接着剤で強固
に接着できることから、従来のフイルムタイプ
のホツトメルト接着剤を使用した場合に比べて
安価で、軽量なパツド付カーペツトが得られ
る。このことはカーペツトのパイル面のように
多孔質の面に対するパツドの接着では重要なこ
とである。 (ロ) ミシンによる縫製のように糸がパツドの表面
に出ないため耐摩耗性が極めて優れている。 (ハ) 前記(イ)と(ロ)に関連するが、パツドの外周に沿
つてホツトメルト接着剤がビード状に塗布さ
れ、パツドとカーペツトが強固に接合、密着さ
れることから、縫製の場合のように埃、水、
砂、その他異物がパツドとカーペツトとの間に
入つて使用感が悪くなるようなことがない。 以上のごとく本考案により安価で、しかも従来
のパツド付カーペツトのように使用中に異物等の
浸入がなく、使用感がよく耐久性の良好なパツド
付カーペツトが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的なパツド付カーペツトの上面斜
視図、第2図は本考案のパツドを接着した部分の
パツド付カーペツト断面図、第3図は本考案のビ
ード状ホツトメルト接着材塗布状況を示すパツド
の裏面斜視図である。 1……パツド、2……ビード状ホツトメルト接
着剤、3……カーペツト本体、4……パイル、5
……カーペツト基布。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パツドと、該パツドの裏面にビード状に塗布さ
    れたホツトメルト接着剤と、該ホツトメルト接着
    剤を介して該パツドの裏面にそのパイル面におい
    て圧着されたカーペツトとにより構成され、該ホ
    ツトメルト接着剤は加熱熔融させた状態でパツド
    の裏面に塗布され、固化する以前にパイル面に圧
    着されることにより、該パイルの根本に流動して
    おり、前記パツドとカーペツトはパツドの外周に
    おいて固着、密封されていることを特徴としたパ
    ツド付自動車用カーペツト。
JP16167382U 1982-10-27 1982-10-27 パツド付自動車用カ−ペツト Granted JPS58163321U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16167382U JPS58163321U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 パツド付自動車用カ−ペツト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16167382U JPS58163321U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 パツド付自動車用カ−ペツト

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Publication Number Publication Date
JPS58163321U JPS58163321U (ja) 1983-10-31
JPS6326976Y2 true JPS6326976Y2 (ja) 1988-07-21

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ID=30101950

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JP16167382U Granted JPS58163321U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 パツド付自動車用カ−ペツト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1126116C (zh) * 1997-09-29 2003-10-29 古河电气工业株式会社 架空电线

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH068919Y2 (ja) * 1987-06-23 1994-03-09 日本バイリーン株式会社 自動車用フロアーマット

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CN1126116C (zh) * 1997-09-29 2003-10-29 古河电气工业株式会社 架空电线

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JPS58163321U (ja) 1983-10-31

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