JPS63252596A - 廃水処理装置 - Google Patents

廃水処理装置

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JPS63252596A
JPS63252596A JP8752387A JP8752387A JPS63252596A JP S63252596 A JPS63252596 A JP S63252596A JP 8752387 A JP8752387 A JP 8752387A JP 8752387 A JP8752387 A JP 8752387A JP S63252596 A JPS63252596 A JP S63252596A
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JP
Japan
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algae
section
wastewater
flow path
waste water
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JP8752387A
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English (en)
Inventor
Toshiro Sekine
敏朗 関根
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  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、右目性廃水を生物学的に処理するための装置
に関する。
従来、藻類を用いた代表的な廃水処理法には、高率酸化
演法が必る。高率酸化演法は浮遊性FJ類と好気性細菌
の共棲下、主として、浮遊性藻類の光合成の結果放出さ
れる酸素を利用して好気性細菌がBOD源を分解および
固定し、また藻類が\。
Pを固定することにより、廃水を浄化するもので必る。
高率酸化演法に代表される藻類を用いた処理においては
、N、Pを除去でき、省エネルギー的であり、増殖した
藻類を飼料、肥料として再利用できる、等の利点を有す
るが、(ア)浮遊性藻類を優占的に増殖させるために池
を浅くする必要があり、この結果、過大な敷地面積が必
要となり、かつ攪拌も難しい、(イ)浮遊性藻類は沈降
しにくく、また微細なため分離回収が難しい、(つ)浮
遊性藻類はワムシ、ミジンコ等に捕食されやすく、数日
で消滅することがあり、安定性に欠()る、(1)浮遊
性藻類は増殖が他の好気性細菌に比較して遅くまた浮遊
性であるため処理水ととしに流出するので、必要とされ
る藻類濃度を維持しかつ処理目標を達成するためには、
処理滞留時間を他の処理法より大きくする必要がある、
等の欠点がある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、
gii類として付着性糸状藻類を用い、効率的でかつ安
定な処理能力を有する廃水処理装置を安価な形態で提供
することを目的とする。
すなわち、本発明は、廃水を生物学的に処理するための
装置であって、該装置が、廃水と微生物の混合物を満し
廃水を処理するための容器内に形成された、(a)光の
照射を受けかつ付着性糸状藻類を付着増殖させる付着面
の設けられた藻類部、および(b)該藻類部の流入部と
流出部とを連絡しかつその内部で従届栄益微生物を増殖
させるための従属部、廃水を前記藻類部および従属部を
循環して通過させるための、(c)藻類部と従属部を連
通ずる流路、および(d)水循環装置を備えるとともに
、前記容器の内部を、隔壁をちって上下に区画し、上部
を自然光の照射をうける航記藻類部に、また下部を前記
従属部に構成し、この藻類部と従属部とを前記連通流路
で連絡した1つの無終端流路として構成し、この無終端
流路に沿う水の循環流を起動させる前記水循環装置が前
記連通流路内または前記連通流路上部に設けられている
ことを特徴とする廃水処理装置であり、付着性糸状藻類
を優占的に増殖ざぜることが可能であり、この付着l糸
状藻類の作用を利用して効率的に右渫性廃水を浄化処理
できる。
つぎに、実施例により本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す平面図であり、第2
図は第1図におけるA−A縦断面図である。
大きい平面積を有する処理槽1は、隔壁2により上下に
区画され、処理槽1の両端で連通流路C1およびC2に
より上下が連通され、1つの無終端流路として構成され
ている。隔壁2の上面に付着面tが形成され、これに付
着性糸状藻類fを付着増殖させである。これにより、隔
壁2の上方を藻類部a、下方を従属部りとしである。連
通流路C1は藻類部a底面に開口し、鉛直下方にのび、
処理槽1の底面より下方に達したのち屈曲し、鉛直下方
にのび従属部り底面に開口している。連通流路C2は、
隔壁2が処理槽1の側室からやや離れて設けられること
により、形成されでいる。連通流路C2には、脱離した
付着性糸状藻類を回収するためのスクリーン4が設けら
れている。隔壁2は連通流路C2側に低く、やや傾斜し
て設けられている。藻類部aの流入部には、水路を横断
して、泡ストッパー7が設けられている。
連通流路C1の鉛直に立設された一方の下方に、水の循
環流を起動させるための通気管3が開口配備され、この
開口に散気管5が設けられ、水循環装置が構成されてい
る。通気管3中には流量調節弁6が設けられ、循環流の
流速変換機構が構成されている。
散気管5を介して空気等の気体を圧入するとエアリフト
効果により気液混合系の上昇流が生じ、この結果、無終
端流路内に矢印の方向の循環流が形成される、と同時に
、圧入気体中の酸素、炭酸ガス等が混合液に溶解供給さ
れ、好気性細菌、付着性糸状藻類fの増殖に利用され、
浄化が促進される。
水循環装置の作動により、水面は流れの方向に低く傾斜
するので、隔壁2を静止水面に対して平行に設()ると
、藻類部aの水深は上流はど大きく下流はど小さくなり
、付着性糸状藻類fに達する光mが不均一となったり、
流速が不均一となる不都合が生じる。隔壁2を流れの方
向に低く傾斜さUるど、この問題は解消できる。隔壁2
の傾斜は0.05〜0.1%程度でよい。
水循環装置に関する別の実施例を第3図および第4図に
示した。
第3図では、連通流路C1内上方にインペラー8、モー
ター9およびケーシング10よりなる軸流ポンプを設け
、水循環装置を構成している。インペラー8の下方には
通気管3が開口している。これより圧入された気体は、
インペラー8による水流の剪断力により、微細気泡化さ
れ、混合液とともに連通流路C1内を移動し、最終的に
は、連通流路C1上方の水面より、人気中に放出される
第4図では、連通流路C1の一方の鉛直部分の下方に水
中エアレータ−11を設け、水循環装置を構成している
。水中エアレータ−11は、モーターを内蔵しているの
で、混合液の保温、昇温効果があり、浄化に対して好影
響を与える。
第2図、第3図および第4図に示した実施例においては
、連通流路C1を下方に延長しであるので、圧入した気
体と混合液の接触時間が長く、酸素、炭酸ガス等の溶解
効率が高い。また第2図および第4図においては、気体
圧入部位の水深が大きいので、単位動力光りに得られる
混合液の循環流速が大きくなる。気体圧入部位の水深は
1m以上が望ましい。
つぎに、第2図に示した実h1例により、作用を説明す
る。
散気管5@介して空気を圧入すると、前記のように、廃
水と微生物の混合物は無終端流路内を循環する。
昼間、藻類部aにおいては、隔壁2の上面の付着面りに
付着増殖している付着性糸状藻類fは、太陽光を吸収し
光合成を行なうと同時に、散気管5を介して圧入された
空気から溶解供給された竣素、水面より再曝気作用によ
り溶解供給された酸素、および光合成の結果発生した酸
素、を吸収し呼吸も行ない増殖する。主にこの増殖の結
果、廃水中のBOD源、N、Pが廃水より除去され、浄
化がなされる。また、従属部りにおいては、藻類部aに
おける酸素の発生と消費の結果として残余した酸素を好
気性tIIl菌が吸収し増殖する。これによっても、同
様にBOD源、N、P等が除去され廃水は浄化される。
ここで、好気性細菌は浮遊性なので、その増殖の場は従
属部りに限らず、廃水とともに無終端流路内を循環しな
がらいたる所で増殖する。好気性細菌の呼吸により発生
する炭酸ガスは、藻類部aにおいて付着性糸状藻類fに
吸収され、付着性糸状藻類fの酸素発生および増殖を促
進する。
夜間では、散気管5を介して圧入された空気から溶解供
給された酸素、水面より再曝気作用により溶解供給され
た酸素を吸収し、呼吸により好気性細菌および付着性糸
状藻類f等が増殖し、廃水が浄化される。夜間において
も、人工光を照射すれば、前記の昼間の作用と同様にし
て、廃水の浄化を行なえる。
装置の運転、すなわち水循環装置および送風機(図示ぜ
ず)の運転は、昼間、夜間、または昼夜間の3通りが考
えうるが、本発明ではおもに付着性糸状藻類fの作用を
利用するので、昼間のみ、または昼夜間の運転が望まし
い。
本発明に使用する付着性糸状藻類fとは、淡水性緑藻類
の中で1糸を形成しかつ付着器により他物に付着増殖す
る藻類をざし、つぎに示す藻類が特に有効である。すな
わち、 ホルミディウムII     HOrffiidiUI
II −5p。
スティゲオクロニウムgIStigeoclonium
 sp。
1:l: t:’ ミトロ属    Ulotrix 
sp。
リャミドロ属      Oedogonium Sp
アオミドロQ       Spirogyra Sp
;ツルギミドロ属     Draparnaldia
 Sp。
上記の藻類は仮恨と呼ばれる付着器により他物に付着し
、糸状の環系として増殖する。この環系は、互いに絡み
あい束となる。この環系束は、上下方向に互いに重なり
あい、隔壁2上面全体に数cmの厚さで層を成し、流の
方向に数mの長さでのびる。この環系間の空間は、ワム
シ、ミジンコ等の微小動物の絶好のすみかとなる。ワム
シ、ミジンコ等の微小動物は浮遊性藻類をよく捕食し、
浮遊性藻類の濃度を適切に保ち、これによって混合物の
着色を防ぎ、光の透過性を改善し、付着性糸状藻類fの
優先的増殖を助ける。また、環系束および環系間の空間
は、好気性細菌等のすみか、いわゆる固定床、ともなり
、浄化に対して有利に作用する。
塩ストッパー7は、藻類部a水面に泡すが移行し、この
泡すが光を散乱、反射して、付着性糸状藻類fへの光の
照射量を減少させることを防ぐ。
これにより、照射された光を増殖に対して有効に利用で
きる。
増殖した付着[生糸状藻類fは、連通流路C2に設けた
スクリーン4で捕捉し、簡単に収穫できる。
この収穫物は飼料、肥料等に再利用できる。スクリーン
4は目開き10〜30mm程度でよい。通常、藻類部a
の流速は平均20〜300m/秒程度でよい。
この流速において運転を続けると、増殖し数mに達した
環系束は、順次途中で切れて、スクリーン4まで流れ、
ここで捕捉され、蓄積するので、これを定期的に回収す
ればよい。スクリーン4に環系束が蓄積すると、循環流
の妨げとなるので、これを防ぐためには、連通流路C2
およびスクリーン4の面積を大きくし、水の迂回流路が
形成し得るようにするればよい。これにより、藻類部a
においては、流れが常に均一となり、死水域が形成され
ない。
また、別の収穫法では、流口調節弁6をさらに開けて、
気体流量を多くし、流速を一時的に30〜400m/秒
以上にしてやると、環系束は付着部分から30〜50c
mを残して途中から切れ、流れに運ばれて、スクリーン
4に捕捉される。このように、流速変換淵構を用いれば
、付着性糸状藻類fの付着mを任意に制御できる、と同
時に回収°b定時間で行なえる。
流速変換は構は、水循環装置に用いるモーターの回転数
制御all殿構、あるいは水循環装置の台数による制御
殿構等でbよく、当該業者によれば簡単に構成できるも
のである。
いずれにしても、浮遊性藻類を用いた高率酸化演法にお
いては、浮遊性藻類の分離回収には、沈澱槽、凝集剤お
よび遠心分離機等が必要とされるのに対し、本発明にお
いては、付着性糸状藻類fは粗目のスクリーンで簡単に
分離回収でき、また通気性も良いので簡単に乾燥でき、
飼料、肥料として再利用するための費用が低廉である。
また、浮遊性Pa類を用いた高率酸化演法においては、
光を地底まで透過させ、これによって池内を好気的状態
に保ち、かつ浮遊性藻類を優占させるためには、水深が
60cm以下であることが必要とされる。このため、水
温が外気温に影響され易く、寒冷地での高率酸化演法の
適用が難しくなっている。本発明においては、処I’!
!槽1内を隔壁2で上下に区画し、その上部に付着性糸
状藻類fを付着増殖させるので、藻類部aの水深を適切
に設定してやれば、処理槽1の全水深は任意に設定でき
、また夜間に水を循環しない場合、隔壁2の存在によっ
て処理槽1内の対流が妨げられるので、冷却されにくく
、保温性に濁れ、寒冷地でも効率的に浄化処理できる。
第5図は本発明の装置の別の実施例を示す縦断面図であ
る。本実施例は、連通流路C1を処理槽1底部より下方
に延長する必要のない、深い処理槽の場合であり、隔壁
2は水面よりやや下方に設けられ、この上面に付着面り
が形成され、これに付着性糸状藻類fが付着増殖させで
ある。この場合、槽容積に比較して付着性糸状藻類fの
付着面積が少ないので、付着性糸状藻類fの作用効果は
小さい。しかし、処理水貯留槽を本実施例のように構成
すれば、簡単な改変で、付加的にN、Pの除去が期待で
きる。
付着性糸状藻類fの浄化作用を最大限に利用し、その収
穫量を多くしたい場合は、いうまでもなく、施設面積を
大きくし、建設費との関係から水深は小さくする。この
ような場合、第2図および第4図に示した実施例のよう
に、連通流路C1を処理漕1底部より下方に延長し、こ
の下方から空気を送ることで、省エネルギー的に111
内を攪拌できると同時に酸素、炭酸ガス等の供給効率も
高くなる。また第3図に示した実施例においても、圧入
された空気等気体はインペラー6により微細化され、連
通流路C1を充分な時間をかけて移行するので、酸素、
炭酸ガス等の供給効率が高くなる。
圧入する気体は、通常空気でよいが、付着性糸状藻類f
の収穫口を多くしたい場合、またはBODが低い廃水の
N、Pの除去すなわち3次処理を主目的とした場合には
、炭酸ガス強化空気を用いると効果的である。
前記の全実施例においては、いずれもrli素あるいは
炭酸ガスの通気機能を有しているが、これは本発明の必
須条件ではなく、第6図のように構成してもよい。第6
図は本発明の別の実施例を示す縦断面図で必る。本実施
例は、細長い処理491を隔壁2で上下に区画し、隔壁
2の両端に設けた連通流路C1およびC2で上下を連通
し、連通流路C1にはモーター9、ケーシング10およ
びインペラー8よりなる軸流ポンプが設けられ、隔壁2
上面に付着面tが形成され、これに付着性糸状藻類fが
付着増殖させである。連通流路C1が処理(a1底部よ
り下方に延長することもなく、また酸素あるいは炭酸ガ
スの通気機能もない。本実施例では、通常の高率酸化池
のように主として光照射時に浄化が行なわれる。すなわ
ち、昼間、藻類部aにおいては、付着面tに付着増殖し
ている付着性糸状藻類fは、太陽光を吸収し光合成を行
なうと同時に、水面より再曝気作用により溶解した酸素
、および光合成の結果発生した酸素、を吸収し呼吸を行
ない増殖する。主にこの増殖の結果、廃水中のBOD源
、N、Pが廃水より除去され、浄化がなされる。また、
従属部t〕においては、藻類部aにおける酸素の発生と
消費の結果として残余した酸素を好気性細菌が吸収し増
殖する。これによっても、同様にBOD源、N、P等が
除去され廃水は浄化される。本実施例は他の実施例と較
べてlが簡単であるので建設費も安く、通気も行なわな
いので動力費も安い。
第7図は本発明の装置の別の実施例を示す縦断面図Cあ
る。従属部りが隔壁12およσ隔壁13で3つに区画さ
れ、それぞれが連通され1つの無終端流路となっている
。この3つに区画されたそれぞれの流路流積は藻類部a
の形成された流路流積とほぼ同じあるいは・pヤ小さく
構成されている。このため、仝流路内でほぼ等しい流速
が)9られ、従属部[)の容量を大きくできると同時に
、従属部りにおけるSS、菌体等固形物の沈積を防止で
きる。
また、原廃水の濁度または色度が高く、透視度が低い場
合、本実/Iii!例のように構成することによって、
藻類部aの水深を浅く適切に設定することができる。
第8図は、本発明の装置の別の実施例を示す縦断面図で
あり、無終端流路内の流速を均一に覆゛るため隔壁2で
一ヒ下を均等に区画し、隔壁2の上方に隔壁2に対して
平行に付着性糸状藻類が付着する付着面tが設けられて
いる。付着面tは前記の隔壁2上面のように構成しても
よく、また網状のものでもよい。第8図では付着面tが
隔壁2に対して平行な連続面として構成されているが、
■糸束は0.5〜数mの長さになるので隔壁2に対して
平行な複数個の面よりなる不連続面として構成してもよ
い。また、付着面tは、流れを妨げないような位置、例
えば流れに対して平行に、網状あるいは多孔性の板材を
隔壁2に対して立設して、構成してもよい。また、前記
板材の上端は水面よりヤヤ下方に設けるとよい。板材の
上端が水面やや下方より上方に位置すると、付着面を近
労の流速が小さくなるため、付着性糸状藻類fが光合成
の結果発生する酸素の気泡により水面上に浮上し、この
酸素が直接人気中へ拡散し、浄化能力がヤヤ低下する。
本実力&例においても、第7図の実施例の効果と同様に
、仝流路内でほぼ等しい流速が得られる。また、原廃水
の濁度または色度が高く、透視度が低い場合、付着面t
までの水深を浅く適切に設定することができる。
いずれにしても、本発明においては、隔壁2の52置に
よって、全ての廃水を周期的にかつ確実に付着性糸状藻
類fと接触させることができ、処理槽1内を省エネルギ
ー的にかつ確実に攪拌できると同時に、光合成により発
生した酸素は循環する廃水に溶解し、ただちに下部の従
属部りに運ばれ、そこで消費されるので、酸素が表層で
停滞し過飽和になり大気中へ拡散することもなく、光合
成により発生した酸素を損失なく有効に一利用できる。
また、隔壁2を322(し、その上部に付着性糸状藻類
「を付着増殖させるので、照射光は付着性糸状藻類fに
優先的に利用され、処理槽1の底部まで到達せず、浮遊
性藻類の増殖は抑制され、この相乗的効果により付着性
糸状藻類fを優占種とすることができる、と同時に、従
属部りの容量も自由に設定できるので、h&股開面積増
加させることなく、処理滞留日数を増加させることもで
きる。
第9図は本発明のまた別の実施例を示す平面図である。
処理槽1は1つの蛇行した水路として構成され、この水
路を隔壁2により上下に区画し、水路の両端で上下を連
通し、処理槽内を1つの無終端流路として構成しである
。すなわち、第1図および第2図に示した装置を、平面
的に蛇行させたものである。細長い敷地が利用できない
場合は、本実施例のように構成すれば、水循環のための
動力費を増加させることがない。
第10図は本発明のまた別の実施例を示す縦断面図であ
る。処理槽1の中間部に水循環のための散気管5を設け
た連通流路C1を設け、処理槽1の両端に連通流路C2
を設け、処理槽1内を、途中で2つに分枝し再び1つの
流路となる、1°つの無終端流路として構成したもので
ある。
第11図は本発明のまた別の実施例を示す縦断面図であ
る。2!l埋槽1の両端に水循環のための散気管5を設
けた連通流路C1を設け、処理槽1の中間部に連通流路
C2を設け、処理槽1内を、途中で交差する1つの無終
端流路として構成したものである。
第12図は、第10図および第11図を組合わせたもの
で、本発明のまた別の実施例を示ダ縦断面図でのる。処
理槽1の両端および中間部に水循1)のための散気管5
を設けた連通流路c1を設け、それぞれの連通流路C1
の中間部に連通流路c2を設け、処理槽1内を、途中で
交差する1つの無終端流路として構成しである。
第10図、第11図および第12図に示した実hFJt
例は、処理槽1が過剰に長い場合の従属部りの後半にお
ける溶存敢素の不足、おるいは藻類部aの両端の水深お
よび流速の(Φ端な相違等の問題を解消するものである
前記の全実施例において、付着性糸状藻類fが付着する
付着面tは粗面あるいは多孔性であるものが望ましい。
付着性糸状藻類fはこれらによく付着増殖する。
第13図および第14図は第1図に示した装置のそれぞ
れA−A縦断面、B−8縦断面の一部を示す説明図であ
る。隔壁2は波形石綿スレートC形成され、その凹凸部
が流れに平行となるように設置 ・され、その上面は粗
面に加工され、付着@1が形成されている。この付着面
tに沿って、付着性糸状藻類fが、凹凸状の層をなし、
付着増殖する。
この場合、付着面tを一様な平面で形成した場合に較べ
て、単位施設面積当りの付着面積および受光面積が増大
し、照射光強度が空間的に稀釈され光エネルギーの藻体
への変換効率が増大し、単位施設面積当りの増殖速度が
大きくなり、浄化!2!l埋能力および付着性藻類fの
収IIが増大する。
また、このように隔壁2自体を付着面tとして用いると
、別に付着面を設置する必要もなく、施工も簡単で、建
設費が安価となる。同時に、PJ類部aにおける流れの
抵抗も小さくなり、循環流形成のための動力費も安価と
なる。
また、隔壁2白体を付着面tとして構成するには、隔壁
2を形成する板材の上面に付着面tとしての布等多孔性
材料を接着するか、あるいは砂利、人工芝等を敷き詰め
、必わせて隔壁2を形成してもよい。いずれにしても、
施工が簡単である。
つぎに、本発明の利点を要約する。
(1)通常の高率酸化演法よりも、水深を大きくとれ、
保温性にも優れ、かつ光合成により発生した酸素を有効
に利用できる。
(2〉浅く広い処理槽でも省エネルギー的にかつ完全に
滑拌でき、微生物の増殖が促進されかつ固形物の沈積腐
敗がない。
(3)藻類の5vash outがなく、適切な藻類量
を簡単な操作で維持でき、これにより、滞留時間を処理
目標にのみ対応し任意に設定でき、また負荷量の変動に
対して安定的に処理できる。
(4)付着性糸状藻類fは微小動物に捕食されにくく、
年間を通して安定的に処理できる。
(5)藻類の分離回収が簡単にかつ確実に行なえ、しか
も回収物は飼料または肥料として好適である。
(6)高率酸化演法と同様に、BOD除去と同時にN、
Pの除去も効率的に行なえる。
(7)付着性糸状藻類fの形成する環系束は酸素を発生
しかつ浄化機能を有する微生物固定床となる。
以上のように、本発明の装置によれば、廃水を効率的に
高度処理できると同時に有用資源に転換できる。
また、本発明の装置は、人工培養液を用いた海苔等付着
性藻類の大量培養にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図である。 第2図は第1図の装置のA−A縦断面図である。 第3図は本発明の別の実施例を示す縦断面図でおる。第
4図は本発明のまた別の実施例を示す縦断面図である。 第5図は本発明のまた°別の実施例を示す縦断面図であ
る。第6図は本発明のまた別の実施例を示す縦断面図で
おる。第7図は本発明のまた別の実施例を示す縦断面図
である。第8図は本発明のまた別の実施例を示す縦断面
図である。 第9図は本発明のまた別の実施例を示す平面図であるa
第10図は本発明のまた別の実施例を示す縦断面図であ
る。第11図は本発明のまた別の実施例を示す縦断面図
である。第12図は本発明のまた別の実施例を示す縦断
面図である。第13図は第1図におけるA−A縦断面の
一部、第14図は第1図におけるB−Bit2断面の一
部を拡大した図面である。 1は処理槽、2は隔壁、3は通気管、4はスクリーン、
5は散気管、6は流量調節弁、7は泡ストッパー、8は
インペラー、9はモーター、10はケーシング、11は
水中エアレータ−112は隔壁、13は隔壁、at、を
藻類部、hは従属部、C1は連通流路、C2は連通流路
、fは付着性糸状藻類、tは付着面、bは泡である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、廃水を生物学的に処理するための装置であって、該
    装置が、廃水と微生物の混合物を満し廃水を処理するた
    めの容器内に形成された、(a)光の照射を受けかつ付
    着性糸状藻類を付着増殖させる付着面の設けられた藻類
    部、および(b)該藻類部の流入部と流出部とを連絡し
    かつその内部で従属栄養微生物を増殖させるための従属
    部、廃水を前記藻類部および従属部を循環して通過させ
    るための、(c)藻類部と従属部を連通する流路、およ
    び(d)水循環装置を備えるとともに、前記容器の内部
    を、隔壁をもって上下に区画し、上部を自然光の照射を
    うける前記藻類部に、また下部を前記従属部に構成し、
    この藻類部と従属部とを前記連通流路で連絡した1つの
    無終端流路として構成し、この無終端流路に沿う水の循
    環流を起動させる前記水循環装置が前記連通流路内また
    は前記連通流路上部に設けられていることを特徴とする
    廃水処理装置。 2、前記水循環装置が流速変換機構を備えていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の廃水処理装置。 3、前記隔壁が前記藻類部の流出部側に低くやや傾斜さ
    せたことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の廃水処理装置。 4、前記藻類部の流入部に泡ストッパーを設けたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項または第
    3項記載の廃水処理装置。 5、前記藻類部の流出部側の前記連通流路の上部あるい
    は内部に、脱離した付着性糸状藻類を捕捉するための、
    スクリーンを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項または第2項または第3項または第4項記載の廃水
    処理装置。 6、前記隔壁上面が付着面として構成されたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項または第2項または第3項
    または第4項または第5項記載の廃水処理装置。 7、前記付着面が、流れの方向に対して平行な、凹凸面
    として構成されたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項または第3項または第4項または第5項
    または第6項記載の廃水処理装置。
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