JPS63247218A - 果実の拡散移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、果実の拡散移送装置に関し、果実選別機の
果実供給装置、果実選別プラント等に利用できる。

従来の技術、および発明が解決しようとする問題点 従来、振動コンベアで果実（２）を移送しながら移送行
程で順次左右方向へ拡散して移送するものはあった。

しかし一般に振動だけで拡散移送すると、移送幅方向の
中央部に量が多く、左右端部側秤量が少なくなる傾向が
あって、この拡散コンベアから、例えば平行に並設した
果実を一個並びにして移送しながら移送行程で果実の大
きさ等を検出して大きさ別に分級選別する選果装置に果
実量を均等に分配するために拡散コンベアの移送終端部
にその移送を抑制して果実が密着した状態の左右方向均
一量の果実集積層を形成させてこれを左右均一に一定量
宛掻出すような例えばブラシロール等を設けると、上手
側から果実を一時的に多量に供給された場合の拡散コン
ベア」二に果実が積重して充満停滞し、果実の逃げ場が
なくなって果実が損傷したり拡散コンベアの移送を停止
させる必要が生ずる問題点があった。

問題点を解決するための手段 この発明は、移送」二手側のコンベア（１）から果実（
２）を受けて振動しながらその移送幅内に徐々に拡散さ
せて移送する振動コンベア（３）の移送方向（イ）下手
端に、この振動コンベア（３）の移送果実（２）の移送
を抑制しながら移送下手側へ定量宛送出する送出回転体
（４）を設けると共に、該振動コンベア（３）の移送始
端部（５）にオーバーフロー口（６）を設けてなる果実
の拡散移送装置の構成とする。

発明の作用、および効果 移送上手側のコンベア（１）から果実（２）を受けて、
振動コンベア（３）が振動しながら連続的に果実（２）
を移送方向（イ）に移送する行程で、振動の作用で果実
同志のせり合い等によって果実（２）の積重を崩し、順
次左右方向に拡散しながら平面的にして移送されると、
送出回転体（４）の移送抑制作用によってこの送出回転
体（４）の移送上手側には果実（２）の移送が停滞して
果実（２）同志が密着して押合う圧力が、左右方向へも
分力として加わると、密着状態の果実群の層は平面的に
移送幅全体に亘り、この状態の果実（２）群から送出回
転体（４）が一定量宛移送下手へ送り出す。この一定量
の送出量を越える果実（２）の供給量を該上手側のコン
ベア（１）から受けると、振動コンベア（３）上へのコ
ンベア（１）からの果実（２）供給位置まで該移送幅全
体に亘る果実（２）の密着状態の停滞層が　上拡大して
、該コンベア（１）からの果実（２）供給位置から上手
側の移送始端部（５）に　がり位置した果実（２）は、
移送始端のオーバーフロー口（６）からオーバーフロー
させることができる。このオーバーフローした果実（２
）は、コンベア等に受けて該上手側のコンベア（１）へ
還元してよいものである。上手側のコンベア（１）の果
実（２）供給量が減少してくるに従って振動コンベア（
３）上の果実停滞層は減少して正常な状態に復帰できる
ものである。

このように、送出回転体（４）を設けても、過量の果実
（２）は振動コンベア（３）の移送始端部（５）のオー
バーフロー口（６）からオーバーフローさせることがで
きるので、一時的に上手側のコンベア（１）からの果実
（２）供給量が増加しても、振動の作用によって果実（
２）を積重させることなく平面的分散状態にして移送で
きるから、左右方向へも拡散が容易にできるもので、果
実の皮がむけるような損傷が少ない。また、移送下手側
の例えば果実選別装置等に連続的に供給して効率よく運
転できるのでよい。

実施例 尚、図例において果実の拡散移送装置は、複数移送条を
有する果実選別コンベア（７）へ果実（２）を供給する
果実供給装置（８）に組込まれた拡散移送装置を例示し
て説明する。果実供給装置（８）は、移送上手側から下
手側に向って、コンベア（１）、拡散移送装置、果実（
２）を−個並びにして移送する複数条の整列コンベア（
９）、選別コンベア（７）への乗継コンベア（１０）を
、これらの順序に配設した構成のものである。

コンベア（１）は、左右一対の無端チェ７（１１）間に
自由回転可能のロール（１２）を移送方向（イ）に沿っ
て連設したローラコンベア（１）で構成し、移送行程の
適数箇所においてロール（１２）の下側から摩擦板を接
触させて部分的に自転させ、このロール（１２）上に果
実（２）をのせて移送しながら、このコンベア（１）の
左右に立つ作業者によって不良果実を抜取る形態の選別
コンベアとしている。

果実（２）は、馬鈴薯、又は玉葱とし、これらの果実（
２）を整列移送するに適した果実供給装置（８）を例示
する。

振動コンベア（３）は、機枠（１３）に設けた電磁バイ
ブレータ（１４）上に移送板（１５）を設けて、この移
送板（１５）上面には、移送方向（イ）へ傾斜させたゴ
ム、樹脂等の弾性体からなる毛状突起（１８）を密に設
け、移送方向（イ）前後の振動を主として毛状突起（１
８）の傾斜方向である移送方向（イ）へ果実（２）を移
送する構成である。

また、該移送板（１５）左右端面には、縦姿勢の側板部
（１７）を設けている。毛状突起（１６）は、シート上
面に毛状突起（１６）を設けてこのシートを移送板（１
５）上面に沿わせて固着して設けてよいものである。こ
の振動コンベア（３）の移送上手端の左右方向中央部に
、該狭幅のコンベア（１）に設けたシューｈ（１８）を
位置させてこれらの間に果実（２）が通りうる上下方向
の間隔（ロ）のオーバーフロー口（６）を設けて連設構
成している。

送出回転体（４）は、左右方向に軸設した回転ブラシと
し、軸（１８）を中心に位置させた円柱状ロール（２０
）の回転外周に、均質強度を有する毛（２１）を密に設
けて、振動コンベア（３）の移送終端部に位置する果実
（２）に毛（２１）を接触させる高さに設け、振動コン
ベア（３）の果実（２）の移送速度を５０〜１５０ｍｍ
／　ｓｅｃとした場合の送出回転体（４）の回転周速度
をこれより遅く設けである。

移送始端部（５）は、該シュー）　（１８）下方の振動
コンベア（３）移送始端（ハ）から若干の距離を有した
部分とし、該毛状突起（１６）を反移送方向（イ）に傾
斜させて設け、この部分に乗った果実（２）を反移送方
向（イ）へ移送してオーバーフロー口（６）からオーバ
ーフロー可能にする構成である。この移送始端（ハ）か
ら転落する果実（２）を受けるシュート（２２）を設け
た左右方向の引出しコンベア（２３）とこれに連接され
る移。

送方向（イ）に沿ったリタンコンベア（２４）とによっ
て移送上手方向へ果実（２）を還元する構成としている
。また、該シュー）　（１８）下面の下端部に平面状ブ
ラシ（２５）を垂設すると共に、このシュー）　（１８
）を転動して振動コンベア（３）の毛状突起（１６）上
面に落下供給される果実（２）の転勤を制止するための
平面状ブラシ（２６）を、左右の該側板部（１７）間に
亘って垂設している。

オーバーフロー口（６）は、振動コンベア（３）の全移
送幅に亘って開口している。

整列コンベア（９）は、振動モータ（２７）を加振装置
とし、この振動モータ（２７）上部に設ける振動枠（２
８）上に、その移送上手端部を該振動コンベア（３）の
移送下手端に連接させた果実を一個並びにして移送する
５条の戸樋状移送条（２９）を末広がりの放射状に配設
するもので、各移送条（２９）は底面部（３０）と、そ
の左右の傾斜した傾斜側面部（３１）　　（３２）とを
設け、底面部（３０）、傾斜側面部（３１）　　（３２
）共に、上面に移送方向（イ）向きに傾斜させた毛状突
起（３３）を設けている。該底面部（３０）は、移送方
向（イ）の上手側から下手側に向って、傾斜部（３４）
と水平状部（３５）とを第１図に示すように交互に設け
ている。

この５木の移送条（２９）の上方を左右に亘って枢設す
る回転ブラシ（３６）を移送方向（イ）上手側から下手
側に向って５木並設し、ブラシ（３６）が接触する果実
（２）に対して、最も上手側の回転ブラシ（３８Ａ）を
果実（２）の転がり防止、次の回転ブラシ（３６Ｂ）を
回転速度を（３８Ａ）より速く設けた果実（２）増速、
次の回転ブラシ（３８Ｃ）と（３８０）を再増速、移送
終端ブラシ（３８Ｅ）を移送下手側に連接される乗継コ
ンベア（１０）への乗継果実押え、等の作用をさせるべ
く設けている。

乗継コンベア（１０）は、整列コンベア（９）と選別コ
ンベア（７）との間に介設され、果実受姿勢の果実受面
を有する受ベルトコンベア（３７）と、この受ベルトコ
ンベア（３７）の左右何れか一側に、編状案内面を有す
る案内ベルトコンベア（３８）とで構成し、この乗継コ
ンベア（１０）は、２個以上の横方向に並んで乗った果
実（２）を、受ベルトコンベア（３７）の側方へ案内ベ
ルトコンベア（３８）でせり出して下側に設けた引出し
コンベア（３９）上に落下させ、リタンコンベア（４５
）によって移送方向（イ）」二手側の該コンベア（１）
等へ還元させて、殆どの果実（２）を−個並びにして該
選別コンベア（７）に供給する構成としている。

選別コンベア（７）は、無端チェ７（４０）の移送方向
（イ）に沿って、横方向に長手方向を向けた果実受体（
４１）を連設し、この受体（４１）を横側へ転倒可能に
係止して果実（２）受姿勢に維持し、移送行程で大きさ
検出装置の検出に起因して各大きさ階級別の取出口にお
いて、当該果実（２）を受ける複数の受体（４１）の係
止を解除転倒させて、下側へ果実（２）を取出す構成で
、各条の選別コンベア（７）と（７）との間には、各這
別コンベア（７）の左右に位置させた検出装置の検出部
（４２）　　（４３）を配設しうるコンベア間隔（ニ）
を設けである。（４４）は、乗継コンベア（１０）から
選別コンベア（７）へ乗継ぐ果実（２）の転勤を押える
回転ブラシである。

移送上手側のコンベア（１）の各ロール（１２）上を転
動したり、静止したりしながら移送される果実（２）の
馬鈴薯又は玉葱を、コンベア（１）左右側に位置する作
業者が目視して不良果実（２）を抜取り、残った優良果
実（２）が、その移送終端部からシュー）（１８）上を
転動して振動コンベア（３）上に転入すると、移送方向
（イ）への傾斜を有した振動方向（ホ）を有する電磁バ
イブレータ（１４）と、同方向（ホ）に振動する移送板
（１５）上面の前傾斜の毛状突起（１６）との作用によ
って、この毛状突起（１６）上面に対して、果実（２）
は、移送方向（イ）向きには滑動し易く、反移送方向（
イ）には毛状突起（１６）の抵抗を受けて滑動し難いこ
とと、振動方向（ホ）によって、果実（２）は毛状突起
（１６）上面から、微少の浮上降下運動を繰返しながら
移送方向（イ）へ移送されると共に１前後の果実（２）
の衝突等の抵抗により、抵抗の少ない左右方向へ拡散移
送される。このときの移送速度や、コンベア（１）と振
動コンベア（３）との移送幅の差が大きい程振動コンベ
ア（３）の移送方向（イ）の長さくへ）を長く設けない
と、移送幅全般に亘っての拡散できないものである。移
送終端部において、送出回転体（４）の回転ブラシが振
動コンベア（３）　（７）果実移送速度（例えば５０〜
１５０ｍｍ／　ｓｅｃ　）より遅い回転速度で回転して
いるので、これが移送抵抗となって移送を抑制され、果
実（２）隣接相互に密着状態を形成する前後方向に長さ
を有する長方形の停滞層が形成され、この停滞層におい
ては、果実（２）は左右方向の移送幅全体に亘って均一
な量となる。この均一量の停滞層から、送出回転体（４
）が回転して定量宛掻送って下手側の整列コンベア（９
）の移送上手端の各移送束（２８）の底面部（３０）の
最初の傾斜部（３４）に受継させる。

上手側のコンベア（１）からの果実供給量が一昨的に該
送出回転体（４）の送出量を越えると、果実（２）の停
滞層が順次移送上手方向へ　かり、移送終端部（５）に
達すると、この部分の毛状突起（１６）の反移送方向（
イ）への傾斜の作用でオーバーフロー口（６）からシュ
ート（２２）　全転動して引出コンベア（２３）内にオ
ーバーフローして移送され、リタンコンベア（２４）に
よって移送上手側の該コンベア（１）等へ還元されて振
動コンベア（３）内に果実が詰まることなく連続的に移
送方向（イ）への果実（２）の連続定量供給を持続でき
る。

整列コンベア（９）に供給された果実（２）は底面部（
３０）の最初の傾斜部（３４）の幅（ト）内に受継ぎさ
せるが、この＠（ト）は、大小番犬きさの果実（２）の
大小の組合゛せによっては２個送り込まれる場合もある
が、振動モータ（２７）の振動と毛状突起（３３）の傾
斜の作用によって移送方向（イ）へ移送されて、最初の
傾斜部（３４）を滑降する間に一個並びにされて移送さ
れる。回転ブラシ（３ＥＩＡ）が、傾斜部（３４）を転
動する果実（２）があった場合の果実（２）の転勤を停
止させて掻送り、次の回転ブラシ（３８Ｂ）　　（３６
Ｃ）　　（３ｆｌＤ）が果実（２）を増速移送して移送
前後の果実（２）（２）間の間隔を順次床げるものであ
って最終的の間隔を該選別コンベア（７）の検出部（４
２）　　（４３）による検出に適した間隔に広げるもの
である。この整列コンベア（９）の移送終端部において
、下手側の乗継コンベア（１０）に乗継ぐときの振動転
勤を、回転ブラシ（３ｆｔＥ）が回転しながら押えて防
止し、乗継コンベア（１０）が、回転ブラシ（３Ｂ）の
各ブラシの掻送りや押え作用の失敗等による二重乗り果
実（２）があっても、そのうちの−個を引出しコンベア
（３８）にせり落し、リタンコンベア（４５）を経由し
て還元させる。こうして、果実（２）の移送方向（イ）
前後間の間隔を適当な間隔にして一個並びにされた果実
（２）を回転ブラシ（３Ｂ）の転勤押え作用の下で乗継
がせ、選別コンベア（７）の受体（４１）上に受けられ
て、大きさの検出を正しく行なえるものである。

図例のように、拡散移送装置に振動コンベア（３）を利
用したことにより、送出回転体（４）によって移送抑制
して果実（２）密着停滞層を形成させても、果実同志の
摩擦が少なく、このために果実（２）の馬鈴薯や玉葱の
皮を損傷させることが少ないのでよい。また振動コンベ
ア（３）の移送始端部（５）の毛状突起（１６）の傾斜
方向を反移送方向（イ）向きに設けられたことにより、
オーｙ＜−フローロ（６）から引出コンベア（３９）へ
の果実（２）の送り出しがより円滑にできるのでよい。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は側面
図、第２図はその平面図、第３図は一部を拡大した側面
図である。 図中、符号（１）はコンベア、（２）は果実、（３）は
振動コンベア、（４）は送出回転体、（５）は移送始端
部、（６）オーバーフロー口、（７）は選別コンベア、
（８）は果実供給装置、（９）は整列コンベア、（１０
）は乗継コンベア、（１６）、（３３）は毛状突起を示
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 移送上手側のコンベア（１）から果実（２）を受けて振
   動しながらその移送幅内に徐々に拡散させて移送する振
   動コンベア（３）の移送方向（イ）下手端に、この振動
   コンベア（３）の移送果実（２）の移送を抑制しながら
   移送下手側へ定量宛送出する送出回転体（４）を設ける
   と共に、該振動コンベア（３）の移送始端部（５）にオ
   ーバーフロー口（６）を設けてなる果実の拡散移送装置
   。