JPS63239245A - 光学活性カルボン酸の製法 - Google Patents

光学活性カルボン酸の製法

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JPS63239245A
JPS63239245A JP62192339A JP19233987A JPS63239245A JP S63239245 A JPS63239245 A JP S63239245A JP 62192339 A JP62192339 A JP 62192339A JP 19233987 A JP19233987 A JP 19233987A JP S63239245 A JPS63239245 A JP S63239245A
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高谷 秀正
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哲男 太田
Ryoji Noyori
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Noboru Sayo
昇 佐用
Hidenori Kumobayashi
雲林 秀徳
Susumu Akutagawa
進 芥川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は不斉合成法によシ光学活性カルゴン駿を製造す
る方法、更に詳しくは次の一般式(n)RI    R
3 C式中、R1、R2、R3はそれぞれ水素原子、アルキ
ル基、アルケニル基、置換基を有してもよいアリール基
を示す。ただし R1,R2、R3が同時に水素原子で
あることはな(、R1,N2が同時に水素原子である場
合はR3がメチル基でなく、R3が水素原子である場合
はR1と82が水素原子以外の異る基である。) で表わされるa、β−不飽和カルボン酸を、ルテニウム
−光学活性ホスフィン錯体を触媒として不斉水素化する
ことを特徴とする一般式(r)(式中 R1,R1、R
3は前記と同様の意義を有する)で表わされる光学活性
カルボン酸の製法に関する。
〔従来の技術〕
上記(I)式で表わされる光学活性カルボン酸は、種々
の有用な化合物の合成原料、例えば天然物の生理活性物
質を合成するための中間体、また、液晶材料として注目
されているものである。
従来、この光学活性カルボン酸を不斉合成する方法とし
ては、゛■天然に存在する光学活性体を原料とする方法
、■微生物を使用する不斉水素化反応を利用する方法、
あるいは■特定の触媒を用いて不斉水素化する方法が知
られている。特に式(It)で表わされるa、β−不飽
和カルボン酸から不斉合成によって式(I)の光学活性
カルボン酸を得る方法としては、ロジウム−光学活性ホ
スフィン錯体を触媒として用いて不斉水素化をする方法
が報告されている。すなわち、C,Fisherら:T
etrahedron Letters、 N129 
、 (1977) p−2487−2490では、アト
ロノ’?[R2(2−メチレン7エ二ル酢酸)の不斉水
素化においては不斉収率27.5%eeで2−メチルフ
ェニル酢酸を得ている。P。
Aviron−Violetら: J、 Mo1. C
at、 、 5、(1979)、1)、41−50では
、同じくアトロ、e酸の不斉水素化を70%eeの不斉
収率で報告している。また、M、 Yamashita
ら: Bull、 Chem、 Soc、 Jpn、、
 55(1982)p−2917−2921では、チグ
リン酸((E) −2−メチル−2−ブテン酸)の不斉
水素化で2−メチル酪酸を62%eeの不斉収率で得て
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、天然物を出発原料とする方法、或は微生
物による方法は比較的高い光学純度のカルボン酸を得る
ことができるが、得られる光学活性カルボン酸の絶対配
置は特定のものに限られ、鏡像体の合成は困難である。
また、ロジウム−光学活性ホスフィン触媒によるa、β
−不飽和カルボン酸誘導体の不斉水素化による方法は得
られるカルボン酸の光学純度も未だ充分でないと共に、
使用するロジウム金属は生産地および生産量が限られて
おシ、その価格も高価なものであるため、これを触媒と
して用いる場合にはその製品価格中に占めるロジウムの
価格の割合が大きくカシ、商品の製造原価に影響を与え
るという欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる実状において、本発明者は上記問題点を解決せん
と鋭意研究を行った結果、触媒として比較的安価なルテ
ニウム−光学活性ホスフィン錯体を使用して不斉水素化
を行えば高い光学純度のカルボン酸が得られることを見
出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、α、β−不飽和カルゴン酸(II
)を、ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体を触媒とし
て不斉水素化して光学活性カルボン酸(1)を製造する
方法である。
本発明を実施するには、α、β−不飽和カルボン酸(旧
を、メタノール、エタノール、メチルセロソルブ等のゾ
ロチック溶媒にとかし、基質によシ等モルのトリエチル
アミン、ジシクロヘキシルメチルアミン、ト!j−n−
ブチルアミン等の三級アミンを加え、オートクレーブに
仕込み、これにルテニウム−光学活性ホスフィン錯体を
上記のα。
β−不飽和カルメン酸に対して1/100〜1/100
0倍モルを加えて、水素圧4〜125 Kf/cm” 
、水素化温度5〜50℃で1時間から100時間攪拌し
て水素化を行う。反応後、溶媒を留去して残留物を減圧
下で蒸留すれば目的とする光学活性カルメン酸(I)が
ほぼ定量的収率で得られる。
本発明の原料であるα、β−不飽和カルゴン酸(II)
は、上記式(I[)中のRIXR2、R3はそれぞれ水
素原子、アルキル基、アルケニル基、置換基を有しても
よいアリール基である化合物であυ、R1、R2、R3
が同時に水素原子であることはなく、R1、R2が同時
に水素原子である場合はR3がメチル基でなく、R3が
水素原子である場合はR1とR2が水素原子以外の異る
基であることが必要である。これは本発明によシ得られ
る目的物のカルボン酸(I)のα位或はβ位の炭素原子
が不斉水素原子となシ、光学活性を有するための条件で
ある。このα、β−不飽和カルボン酸(II)の例とし
て、チグリン酸、アンプリカ酸((Z) −2−メチル
−2−ブテン酸入2−メチルー2−−127テン酸、ア
トロノQ酸、p−メトキシアトコノ9酸、2−メチレン
ノナン酸、2−メチル桂皮酸、3−メチル桂皮酸、2−
フェニル桂皮酸、ブテン酸、6−メドキシー〇−メチレ
ンー2−ナフタレン酢酸等が挙げられる。
本発明において、触媒として使用するルテニウム−光学
活性ホスフィン錯体は以下に説明する一般式(III)
、(V)および(■)で示されるものが好ましい。
■ nuxHyctz (R4−B INAP )z(
s)p(I[l)(式中、R’−BINAPは式(■) R漕 で表わされる三級ホスフィンを示し R4は水素原子ま
たはメチル基を示し、Sは三級アミンを示、し、yがO
のときXは2.2は4、pは1を示し、yが1のときX
は1.2は1、pは0を示す) 式(III)のルテニウム−光学活性ホスフィン錯体は
、T、 Ikariyaら; J、 Chem、 So
c。、 Chem。
Commun、、 (1985) p、922−924
及び特開昭61−63690号で開示されている方法に
よシ得ることができる。すなわち、y=0の場合の式(
III)の錯体は、ルテニウムクロライドとシクロオク
タ−1,5−ジエン(以下、CODと略す)をエタノー
ル溶液中で反応させることによシ得られる[” Ru 
C4(COD ) ) n  1モルと、2.2′−ビ
ス(シール+H4−フニニルホスフイノ) −1、1’
−ビナフチル(R’ −BINAP ) 12モルをト
リエチルアミンのごとき三級アミン4モルの存在下、ト
ルエンまたはエタノール等の溶媒中で加熱反応させるこ
とによシ得られる。
y=lの場合の化合物は、CRuC4(COD ) :
In 1モル、R’−BINAP  2.25モル及び
三級アミン4.5モルを反応させることによシ得られる
以上の製造法において、光学活性なH4+BINAPを
使用することによシ、これに対応する光学活性な性質を
有するルテニウム−ホスフィン錯体を得ることが出来る
以上のルテニウム−光学活性ホスフィン錯体の例として
次のものが挙げられる。
Ru5CLa(B INAP h (NE ts )[
: BINAPは、2,2’−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ) −1、1’−ビナフチルをいう〕BuzC4(
T −BINAP )2 (NE ts )1: T 
−BrNAPは、2,2’−ビス(シーp−トリルホス
フィノ) −1、1’−ビナフチルをいう〕 RuHCt(BINAP )2 RuHCt(T−BINAP)。
以下余白 の三級ホスフィンを示し BSは水素原子又は低級アル
キル基を示し、Xは水素原子、アミノ基、アセチルアミ
ノ基又はスルホン基を示し R6及びR7は低級アルキ
ル基、ハロゲノ低級アルキル基、低級アルキル基が置換
してもよ゛いフェニル基、a−アミノアルキル基又はa
−アミノフェニルアルキル基を示すか、あるいはR6と
R7が一緒になってアルキレン基を示し、qは1又は2
を示す) (v)式の錯体は、例えば、さきに本発明者らが出願し
た特願昭61−108888号の方法に従って、上記方
法により得られる Ru5CLa (X−R’−B’INAP )鵞(NE
 ts )  を原料とし、これとカルボン酸塩をメタ
ノール、エタノール、t−ブタノール等のアルコール溶
媒中で、約20〜110℃の温度で3〜15時間反応さ
せた後、溶媒を留去して、エーテル、エタノール等の溶
媒で目的の錯体を抽出した後、乾固すれば粗製の錯体が
得られる。更に酢酸エチル等で再結晶して精製品を得る
ことができる。
また、トリフロロアセテート基を有する錯体は、上記の
如くして得たジアセテート錯体Ru(X−R’−BIN
AP)(OzCCHs)iにトリフ0口酢酸を塩化メチ
レンを溶媒として約25℃にて約12時間反応せしめる
ことにより得られる。
さらに、ルテニウム金属に2当量の配位子の配位した錯
体、すなわちqが2のものを製造する場合は、上記の方
法で得たRuHCt(X−RII−BINAP)2を原
料として、これとカルボン酸塩を塩化メチレン等の溶媒
中で反応せしめればよい。
以上の製造法において、光学活性な X−R5−BINAP t−使用すルコとニヨυ、コレ
ニ対応する光学活性な性質を有するルテニウム−ホスフ
ィン錯体(v)を得ることが出来る。斯かる錯体の例と
して次のものが挙げられる。
Ru (B INAP ) (OzCCH3)2Ru(
BINAP)(0*CCFs)zRu(T−BINAP
)(OzCCFs)zRu (T−B INAP )2
 (02CCHs )!Ru(BINAP)(OzCt
−Bu)zRu(BINAP)(ChCPh)z Ru(T−BINAP)(OzCCHs)zRu(T−
BINAP)(OzCCFs)zRu (t−BuB 
INAP ) (OzCCHs )zRu(アミノB 
INAP ) (02CCH3)2Ru(アセチルアミ
ノBINAP)(02CCHshRu(ス)Laンイヒ
B INAP )(02CCHs hRu (T−B 
INAP h (0zCCFs )2上記式中の記号の
説明は次の通りである。t−Bu:ターシャリープチル
基、1−Pr:インデロビル基、Ph:フェニル基、t
 −BuBINAP:2.2′−ビス(シーp−ターシ
ャリ−ブチルフェニルホスフィノ) −1、1’−ビナ
フチル、スルホン化BINAP : 2 、2’−ビス
(ジフェニルホスフィノ) −5、5’−ビス(スルホ
ン酸ソータ)−1’、1’−ビナフチル、アミノBIN
AP : 2 、2’−ピス(ジフェニルホスフィノ)
 −5、5’−ビス(アミン) −1、1’−ビナフチ
ル、アセチルアミノBINAP : 2 、2’−ビス
(ジフェニルホスフィノ) −5、5’−ビス(アセチ
ルアミノ)−1,1′−ビナフチル ■ (Ru Hl−(R’ −B I N A P )
 v ) Yw     (■)(式中、R’−BIN
APは式(■)で表わされる三級ホスフィンを示し、Y
はClO2、BF4又はPF、を示し、Lが0のときV
は1、wは2を示し、tが1のときVは2、Wは1を示
す) (■)式の錯体は、本発明者らが特願昭61−1846
51号として出願した方法によって得ることができる。
すなわち、(■)式の錯体のうち、tがQ、vが1、W
が2の場合の錯体は、原料として上記方法によシ得た RuzC4(R’−BINAPh(NEts)を用い、
このものと、次式(■) MY        (■) (式中、MはNa、に、Li、Mg、Agの金属を示し
、Yはcto4、BF4、PF6を意味する)で表わさ
れる塩とを、溶媒として水と塩化メチレンを用いて、次
式(DO R’ R’ R10R11A B      (IX)
(式中、Ra、  R11、Rlo、R11は炭素数1
〜16のアルキル基、フェニル基、ベンシル基を意味し
、Aは窒素原子tたはリン原子を意味し、Bは)為ロダ
ン原子を意味する) で表わされる四級アンモニウム塩または四級ホスホニウ
ム塩を相関移動触媒として使用し、反応せしめてルテニ
ウム−ホスフィン錯体を得る。
Ru*CL4(R−B INAP h (NE ts 
)と塩(■)との反応は、水と塩化メチレンの混合溶媒
中に両者と相関移動触媒(IX)を加えて攪拌して行わ
しめる。
塩(■)及び相関移動触媒(■)の量は、ルテニウムに
対してそれぞれ2〜10倍モル(好シ<は債 5倍モル)、1/100〜1/10モルである。反応は
5〜30℃の温度で6〜18時間、通常は12時間の攪
拌で充分である。塩としてはNa。
K% Lj% Mgs Agの過塩素酸塩、ホウ弗化塩
、ヘキサフルオロホスフェイトが用い°られる。相関移
動触媒(DOとしては、文献〔例えば、w、p。
Webe r 、 G、 W、 Goke 1共著、田
伏岩夫、西谷孝子共訳「相関移動触媒」■化学同人(1
978−9−5)第11E”lに記載されているものが
用いられる。
反応終了後、反応物を静置し、分液操作を行い、水層を
除き、塩化メチレン溶液を水洗した後、減圧下、塩化メ
チレンを留去し目的物を得る。
もう一つの方法として、前記のRu (R’ −B I
NAP )(0鵞CCHshを原料とし、次式(X))
(Y        (X) (式中、Yはcto4、BF4、PF、を意味する)で
表わされる酸とを、塩化メチレンとメタノールの混合溶
媒中で攪拌して反応させる。酸(X)の量はルテニウム
に対して2〜6倍モル、好ましくは4倍モルである。反
応は5〜30℃の温度で、6〜18時間、通常は12時
間攪拌することで充分である。
(■)式の錯体のうち、tが1、vが2、Wが1に相当
する錯体を製造する場合は、上記方法で得たRuH(、
t(R’ −B INAP )2を原料として、これと
塩(■)とを相間移動触媒(■)の存在下に塩化メチレ
ン等と水の混合溶媒中で反応せしめればよい。塩(■)
と相間移動触媒(■)の量は、ルある。反応は、5〜3
0℃の温度で6〜18時間、通常は12時間の攪拌で充
分である。
斯かる(■)式の錯体の例として次のものが挙げられる
(Ru(T−BINAP):) (BFa)z[RuH
(T−BINAP )2〕BF4(Ru(BINAP)
)(BF4)g (Ru (BINAP )) (ClO2)!(Ru(
T−BINAP):1(CtOi)z(Ru(T−BI
NAP)] (PFa)z[RuH(B INAP )
2]BF4[RuH(T−BINAP )z)C2O4
(RuH(T−BINAP )2)PF6〔実施例〕 次に参考例及び実施例により本発明を説明する。
尚実施例中の分析は、次の分析機器を用いて行った。
ガスクロマトグラフィ:高滓GC−9A(株式会社島津
製作所製) カラム:0V−101シリカキヤぎラリ−1φ0、25
 m X 25 m (ガスクロ工業株式会社製) 測定温度100〜250℃で3℃/分で。
昇温 高速液体クロマトグラフィー:日立液体クロマトグラフ
ィー665A−11(株式会社日立製作所製) カラム: Chemeopack Nucleosil
 100−3、φ4.6m X 300 xx CCh
emco社製)展開溶媒:ヘキサン:エーテル=7:a
  1ml/分 検出器:Uv検出器635M(UV−254)(株式会
社日立製作所製) IH核磁気共鳴スペクトル:  JNM−GX400型
(400MH2) (日本電子株式会社製) 内部標準:テトラメチルケイ素 旋光度計:旋光度計DIP−4(日本分光工業株式会社
製) 31p核磁気共鳴スペクトル(以下”IPNMRと略す
):JNM−GX400型(161MHz )を用いて
測定し、化学シフトは85%リン酸を外部標準として測
定 参考例1 RuxC1*((−)−T−BINAPh(NEts 
ン (ゾ C2、2’−ビス(シーp−)リルホスフィ
ノ)−Ll’−ビナフチル〕テトラククロゾルテニウム
トリエチルアミン)の合成: (RuC4(COD):ln1 ? (3,6ミリモル
)と(−) −T−BINAP Z 9 f (4,3
ミリモル)全、250−のシュレンク管に入れ、充分窒
素置換を行ってから、トリエチルアミン1.!M、)ル
エン50−を加え、6時間加熱還流して反応させた。
反応終了後、溶媒を減圧下で留去した。結晶を塩化メチ
レンに溶解した後、セライト上で濾過し、F液を濃縮乾
固し、濃赤色の固体nuzct4((−) −T−B 
INAP )z(NEts) 3.6 fを得た。収率
100チ0 元素分析値: CtozHssCt4NP4Ruzとし
てRu      CHP 理論値(4): 11.21 67.96 5.31 
6.87実測値r<: 10.97 67.51 5.
88 6.4631P NMR(CDC23)δppm
 : 49.65 (S)49.89(s) 51.07(S) 51.30(S) 参考例2 RuHC2((+) −B I NA P )x (ゾ
C2、2’−ビス〔ジフェニルホスフィノ) −1、1
’−ビナフチル〕ヒドリドクロリドルテニウム)の合成
:(RuC2!(COD):]n0.5 ? (1,8
ミリモル)、(+)−BINAP  2.6 F (4
,1ミリモル)を、250ゴのシュレンク管に入れ、充
分窒素置換を行ってから、トリエチルアミン0.8 F
 (8ミリモル)及びエタノール50rntを反応器に
入れ、6時間加熱還流して反応させた。反応終了後、エ
タノールを減圧下で留去し、乾燥すると黄色の結晶Ru
HC2((+)−BINAP)z  2.8 fを得た
。収率100%。
元素分析値: Cs5HssC2P4RuとしてRu 
     CHP 理論値(→: 7.31 76.43 4.74 8.
96実測値(4): C9576A7 5.15 8.
67” P NMR(CDC2,)δppm : 21
.90 (t 、 J=0.83Hz )37.74 
(t 、 J=0.83Hz )参考例3 Ru ((−) −B INAP ) (0sCCHs
 )* ((2v 2’−ビス(ジフェニルホスフィノ
) −1、1’−ビナフチル〕ルテニウムーゾアセテー
ト)の合成:参考例1に示した方法に準じて(−) −
BINAPを原料として合成したRu2C4((−)−
BINAP)2 (NK ts )1、43 P (0
,9ミリモル)と酢酸ンーダ3.06 F(3’t ミ
+)モル)を、250*のシュレンクfK入れ、充分窒
素置換を行ってから、t−ブタノール100 atを加
え、12時間加熱還流して反応させた。反応終了後、2
0 mHyの減圧下で、t−ブタノールを留去して乾固
した後、エチルエーテル10−で2回抽出した。エチル
エーテルを留去して乾固し、得られた固体を更にエタノ
ール10mで2回抽出した。抽出液を濃縮して乾固し、
粗製のRu((−) −BINAP ) (OzCCH
s)s 1.5 ’Iを得た。
このものを更に酢酸エチルエステルから再結晶を行い、
黄褐色の固体0.79 S’を得た。収率52 %0融
 点:180〜181℃(分解)。
元素分析値: C<5Hss04PzRuとしてRu 
    P     CH 理論値(4): 12.01 7.36 68.48 
4.55実測値(→: 11.85 7.28 68.
35 4.6131P NMR(CDC15)δppm
 : 65.00 (s)1HNMR(CDCt、 )
δppm  : 1.75 (s 、 6H、0CCH
s)6.5〜7.8 (m 、 32H、ナフチル環と
フェニルプロトン) 参考例4 Ru ((−)−T−BINAP ) (OzCCFs
)z (2? 2’−ビス(シーp−)リルホスフイノ
) −1、1’−ビナフチル〕ルテニウムーシトリフロ
ロアセテート)の合成: 参考例3に示した方法に準じて(−) −T −B I
NAPを原料として合成したRu((−) −T−BI
NAP )(02CCHsh 0.74 f (0,8
2ミリモル)を、あらかじめ窒素置換を行った250−
のシュレンク管に入れ、塩化メチレン10−にとかし、
均一溶液とした。この中にトリフロロ酢酸0.14m(
1,81ミリモル)を加えて、室温で12時間攪拌した
反応終了後、反応液を濃縮乾固し、茶褐の固体Ru((
−−) −T−BINAP ) ((hccFs)!0
.7 fを得た。
収率91%。
元素分析値: Cl12 H40F@ 04 P! R
uとしてRu       CHP 理論値((転): 10.05 62.09 4.01
 6.16実測値(→:  9.89 62.27 4
.15 5.8231PNMR(CDC23)δppm
 : 59.91 (s)参考例5 [:Ru ((−)−BINAP )、l (BF4)
! (C2、2’−ビス(ジフェニルホスフィノ) −
1,1’−ビナフチル〕ルテニウムーゾテトラフロロゴ
レート)の合成: 上記参考例3で得たRu ((−)−BINAP ) 
(OzCCHs)zO,51F (0,61ミリモル)
をシュレンク管に入れ、充分窒素置換を行ってから、塩
化メチレン7−、メタノール7ml、42%ホウ弗化水
素酸水溶液0.52d(2,48ミリモル)を加え、室
温にて12時間攪拌した。その後減圧下で濃縮し、黄褐
色の固体(Ru((−)−BINAP):1(BF4)
z o、 53 tを得た。°収率972%。
元素分析値5 C44H3C44H32B1FとしてR
u      P      CH 理論値(4):11.26 6.90 58.90 3
.59実測値(→: 10.88 6.51 5&62
 3.82”P NMR(CDC13)δりE)m :
 10.357(d、J=48.9Hz)77.450
 (d 、J =4&9Hz)参考例6 [Ru ((+) −T−BINAP )) (C1O
4)z ((2t 2’−ビス(シーp−)リルホスフ
イノ) −1、1’−ビナフチル〕ルテニウム過塩素酸
塩)の合成:上記参考例1に示した方法によシ得られ九
RuzC1a((+) −T−BINAP )2 (N
Kts) 0.54 f(0,3ミリモル)を、250
mのシュレンク管に入れ、充分窒素置換を行ってから、
塩化メチレン60ゴを加え、つづいて過塩素酸ソーダ0
.36 F(3,0ミリモル)を60dの水に溶解した
ものと、トリエチルペンシルアンモニウムプロマイト1
611F (0,06ミリモル)を3−の水に溶かした
ものを加えた後、室温にて12時間攪拌して反応させた
。反応終了後、°静置し、分液操作を行い水層を取シ除
き、塩化メチレンを減圧下にて留去し、減圧下で乾燥を
行い、濃褐色の固体(Ru((+)−T−BINAP 
) ) (C204)20.59 Fを得た。収率99
.6チ。   ・ 元素分析値: CaaHaoClzOsPzRuとして
Ru      P      CH 理論値(4): 10.32 6.33 5&90 4
.12実測値(→: 10.08 5.97 5&61
 4.53slPNMR(CDCLs)δppm : 
IZ920(d、J−41,1Hz)6L402(d 
、J=41.1Hz)実施例1 (28)−(+)−2−メチル酪酸の製造:あらかじめ
アルゴン置換した1 00 mlのステンレスオートク
レーブに(E) −2−メチル−2−ブテン酸α2?C
2ミリモル)とメタノ°−ル20mを入れ、続いて参考
例5で合成したR u [(−) −nrmp))(B
F4)z  6.01’9 (0,007ミリモル)を
入れ、水素圧4Kf/cn12、反応温度20℃で12
時間水素化を行い、溶媒を留去して0.22の2−メチ
ル酪酸を得た。収率100%。
沸  点: 50℃/ 0.07 m HyIHNMR
(CDCLs )δppm : 0.95(t、3H)
、1.17(d。
3H)、1.15〜100 (m 、 2H)、Z 4
 (m ? I H) 、9.76 (s tIH) 旋光度: C(1,ID+18.05°(neat )
得られたカルボン酸と(R) −(+) −1−(1−
ナフチル)エチルアミンとからアミドを合成し、高速液
体クロマトグラフィー分析を行った結果、もとのカルボ
ン酸は(2S) −(+) −2−メチル醋酸95.8
 %と(2R)−(−)−2−メチル酪酸4.2チの混
合物でろ!D (28) −(+) −2−メチル酪酸
の光学純度は91.6%eeであった。
実施例2 (2R) −(−) −2−メチル酪酸の製造:あらか
じめアルゴン置換した100mのステンレスオートクレ
ーブに(K) −2−メチル−2−ブテン酸0.2f(
2ミリモル)とジシクロヘキシルメチルアミン0.39
 f (2ミリモル)とテトラヒドロフラン2−とエタ
ノール20dを入れ、続いて参考例1と同様にして(+
)−BINAP yk原料として合成したRu2C4(
(+) −B INAP )2 (NE ts ) 6
.3■(α004ミ、リモル)を入れ、水素圧4に4/
cm2、反応温度O℃で12時間水素化を行い、溶媒を
留去して0.2tの2−メチル酪酸を得た。収率100
′sO 旋光度: (Q)D−17,30’ (neat )実
施例1と同様な方法でアミドを合成し分析を行った結果
、2−メチル酪酸の光学純度は86.9%eeであった
実施例3 (2R) −(−) −2−メチル酪酸の製造:アルゴ
ン置換した100++/のステンレスオートクレーブに
、(K)−2−メチル−2−ブテン酸0、2 f (2
ミリモル)とトリエチルアミン0.2f(2ミリモル)
とテトラヒドロ7ラン2ゴとエタノール20mを入れ、
続いて参考例2で合成したRuHCA((+)−BIN
AP)z  6.9 ”i (0,005ミリモル)を
入れ、水素圧30Kp/備2、反応温度80℃−で14
時間水素化を行い、溶媒を留去して0.2Fの2−メチ
ル酪酸を得た。収率100 %0旋光度:〔a)二’−
15,6°(neat )実施例1と同様な方法でアミ
ドを合成し分析を行った結果、2−メチル酪酸の光学純
度は77.0%eeであった。
実施例4 (28) −(+) −2−メチル酪酸の製造:アルゴ
ン置換した100−のオートクレーブに(Z) −2−
メチル−ブテン酸0.2 f (2ミリモル)とメタノ
ール20−、ジシクロヘキシルメチルアミン0.39 
t (2ミリモル)を加え溶解し、参考例3に示した方
法に準じて(+)−BINAPを原料として合成したR
u ((+) −B INAP ) (02CCH3h
 3.4η(0,004ミリモル)を加え、水素圧12
5恥/Cm”で25℃の反応温度で4時間攪拌して水素
化を行い、溶媒を留去して、0.2Fの2−メチル酪酸
を得た。収率100%。
旋光度:〔α几5+ 1 m25’ (neat )実
施例1と同様な方法でアミドを合成し、分析を行った結
果、(28) −(+) −2−メチル酪酸の光学純度
は57.9%eeであった。
実施例5 2−メチル吉草酸の製造: アルゴン置換した100−のオートクレーブK(E) 
−2−メチに−2−−Q7テン酸0.23 f (2ミ
リモル)とメタノール20mを加え、これに参考例3で
合成したRu((−)−BINAP)(02CCHs)
z 8.4W(α01ミリモル)を入れ、水素圧4 K
fA−で25℃の反応温度で24時間水素化を行い、溶
媒を留去して、0.23Fの2−メチル吉草酸を得た。
収率100%。
沸  点: 50℃/ 0.0 71EIHylHNM
R(CDCts )δppm : 0.92(t 、3
H)、1.18(d、3H)、1.3〜1.5(m、2
H)、1.6〜L75(m、IH)、2.48(m、I
H)sll、00(s、IH) 旋光度: (Q)D+ 14.40’ (neat )
実施例1と同様な方法でアミドを合成し、分析を行った
結果、2−メチル吉草酸の光学純度は779ヂeeであ
った。
実施例6 (2R)−(−)−2−メチルフェニル酢酸の製造:ア
ルゴンで置換した100mのオートクレーブに2−メチ
レンフェニル酢酸0.3y (2ミリモル)とメタノー
ル20−を加え、これに参考例3に示した方法に準じて
(+)−BINAPを原料として合成したRu((+)
−BINAP)(OzCCHs)z  &4”P(0,
01ミリモル)を入れ、水素圧100 KfAcm”で
30℃の反応温度で24時間水素化を行い、溶媒を留去
して、0.3Fの2−メチルフェニル酢酸を得た。収率
100%。
沸 点:120℃/ 0.07 wHyIHNMR(C
DC4)δppm : 1.51(d、3H)、3.7
3(Q、2H)、7.31=7.3j(m、5H)、1
4.05(s、IH) 旋光度:  ((1:lD −6&37°(cl、72
.クロロホルム)実施例1と同様な方法でアミドを合成
し、分析を行った結果、(2R) −(−) −2−メ
チルフェニル酢酸の光学純度は9LO%eeであった。
実施例7 (2R) −(−) −2−メチルノナン酸の製造:ア
ルゴン置換した200mのオートクレーブに2−メチレ
ンノナン酸3.0f(17,6ミリモル)とエタノール
50dを加え、これに参考例6に示した方法に準じて(
−) −T −B I NAPを原料として合成したC
Ru((−) −T−BINAP)) (C1o4h 
 6.9 wq(0,007ミリモル)を入れ、水素圧
30 Kg/cry?で、20℃の反応温度で、15時
間水素化を行ない、溶媒を留去し、3.Ofの2−メチ
ルノナン酸を得た。収率100チ。
m  点’: 110−1120/ 2xxHy”HN
MR(CDC2s )δppm : 0.85−1.8
0 (m 、 18H)、2.24〜L75 (m 、
LH)、11.90 (s 、IH)旋光度: 〔(1
)  −5,40’(CZII、エタノール)実施例1
と同様な方法でアミドを合成し、分析を行った結果、(
2R) −(−) −2−メチルノナン酸の光学純度は
37 % eeであった。
実施例8 (2R) −(−) −2、3−ゾフェニルデロノQン
酸の製造: アルゴン置換したLoosg/のオートクレーブに(g
) −2−フェニル桂皮酸0.45 f (2ミリモル
)とエタノール−20ゴを加え、参考例3で合成したR
u((−)−BINAP)(020CH3)211.2
 ’11 (0,013ミリモル)を入れ、水素圧4′
14/cm”、40℃の反応温度で100時間反応を行
い、溶媒を留去し、0.45fI)2.3−ゾフェニル
デロノ9ン酸ヲ得り。
収率100%。
沸  点: 230 ℃/ 0.0 7 jIJHyl
HNMRCCDC& )δppm ’ 3−03 (d
 o f d t IH)、3.41 (dof ′d
、LH)、3.86(d of d。
IH)、7.07〜7.40(m、l0H)15.2(
s、IH) 旋光度: ((1:Ir、−54,05°(c 0.5
18 、tアセトン)実施例1と同様な方法でアミドを
合成し、分析を行った・結果、(2R) −(−) −
2、3−ゾフェニルグロ、eン酸の光学純度は40.5
%eeであった。
実施例9 (3S)−(−)−シトロネリル酸の製造:アルゴン置
換した100mのオートクレーブに、ダラン酸0.34
 t (2ミリモル)とメタノール20d、ジシクロヘ
キシルメチルアミン0.39 f(2ミリモル)とを加
え、参考例3に示した方法に準じて(+)−BINAP
を原料として合成したRu((+)−BINAP)((
hccH3)z  5.6 +’lF (0,007ミ
リモル)を入れ、水素圧100 Kti/cm” 、2
5℃の反応温度で12時間反応を行い、溶媒を留去して
、α341のシトロネリル酸を得た。収率100%。
沸  点:  1 0 0 C/ 0.0 7 ymH
yIHNMR(CDCt、 )δppm : 0.97
(d、3H)、1.1〜1.5(m。
2H)、1.60(S、3H)、1.67(S。
3H)、1.73〜2.50 (m 、4H)、5.0
8(t、LH)、12.30(s、LH)旋光度:  
CQ)25−7.82’ (α199 、メタ/−ル)
実施例1と同様な方法でアミドを合成し、分析を行った
結果、(3S) −(−)−シトロネリル酸の光学純度
は87.0%eeであった。
実施例10 す7°;キセノ(6−メドキシー〇−メチル−2−す7
タレン酢酸)の製造: アルゴン置換したZoomのオートクレーブに、6−メ
トキシ−α−メチレン−2−ナフタレン酢えツ赫 酸0.45 f (2ミリモル)とメタノール、ジシク
ロヘキシルメチルアミン0.39 f (2ミリモル)
訟ホーを加え、これに参考例1に準じて(−) −T−
BINAPを原料として合成したRu((−)−T−B
INAP)(02CCH3)!  9.0岬(0,01
0ミリモル)を入れ、水素圧135147cm” 、1
7℃の反応温度で12時間水素化を行い、溶媒を留去し
て、0.39Vのナプロキセンを得た。収率84%。
融点:154〜155℃ IHNMR(CDC13)δppm: 1.57(d、
3H)、3.86 (q、 IH)、3.90(s、3
H)、7.07〜7.87(m。
6H)% 10.83 (s t IH)旋光度: 〔
α)、+59.21°(cl、076、り筒口ホルム)
実施例1と同様な方法でアミドを合成し、分析を行った
結果、ナプロキセンの光学純度は90.4%eeであっ
た。
実施例11 ナプロキセンの製造: アルゴン置換した100−のオートクレーブに、6−メ
トキシ−α−メチレン−2−す7タレン酢酸0.45 
t (2ミリモル)とメタノール20ゴを加え、これに
参考例1で合成したRuzC4((−) −T−BIN
AP)(NEts−) 3.6■(0,OO4ミリモル
)を入れ、水素圧40 Kf/cm” 、20℃の反応
温度で24時間水素化を行い、溶媒を留去して、0.4
21のナプロキセンを得た。収率92%。
融 点:154〜155℃ ’Hm(cDC7,)δppm : 1.57(d 、
3H)、3.86 ((1、LH)、3.90(s 、
3H)、7.07”7.87(m。
6H)、10.83 (s + I H)行った結果、
ナプロキセンの光学純度は74%eeであった。
実施例12 ナプロキセンの製造: アルゴン置換した100−のオートクレーブに、6−メ
トキシ−ミーメチレン−2−す7タレン酢酸0.45P
(2ミリモル)とメタノール20−を加え、これに参考
例3と同様にして(−) −T −BINAPを原料と
して合成し九Ru ((−) −T−BINAP )(
02CCF3 )z Z O”i (0,OO2ミリモ
ル)を入れ、水素圧40 h/cm” 、20℃の反応
温度で24時間水素化を行い、溶媒を留去して、α43
yのナゾロキセンを得た。収率93.7%。
融 点:154〜155℃ ’HNMR(CDC23)δppm: 1.57(d、
3H)、3.86(q、IH)、3.90 (s 、 
3H)、7.07〜7.87 (m。
6H)、10.83(S 、IH) 旋光度:  ((1)二’ + 38.87°(co、
982.りooホルA)実施例1と同様な方法でアミド
を合成し、分析を行った結果、ナゾロキセンの光学純度
は58.8チeeであった。
実施例13 (38) −(+) −3−フェニル酪酸の製造:アル
ゴン置換した100−のオートクレーブに(Z) −3
−メチル桂皮酸0.32 F (2ミリモル)とメタノ
ール20−を加え、これに参考例3に準じて(+)−B
INAPを原料として合成したRu((+)−BINA
P)(OzCCHa)z 2.9119 (0,003
4ミリモル)を入れ、水素圧104 Kf/cm” 、
25℃で700時間反応行い、溶媒を留去し、0.32
Fの(3S)−(+)−3−フェニル酪酸を得た。収率
100%。
沸 点:170℃/ 0.05 UHyIHNMR(C
DC43)δppm:1.30(d、3)1)、Z57
(d、IH)、2.60 (d 、 IH)、3.27
 (m、 IH)、7.32(broads、5H)、
12.20(s、IH) 旋光度: 〔α)、+0.438°(co、9415.
ベンゼン)実施例1と同様な方法でアミドを合成し、分
析を行った結果、(3S) −(+) −3−フェニル
酪酸の光学純度は84.8%eeであった。
実施例14 (2R) −(−) −2−(p−メトキシフェニル)
ブローオン酸の製造: アルゴン置換した100dのオートクレーブにp−メト
キシアトロノ9酸0.36 f (2ミリモル)とメタ
ノール20ゴを加え、これに参考例3に準じて(+)−
BINAPを原料として合成したRu ((+) −B
 INAP )(OzCC)Is h 7.5 * (
0,009ミリモル)を入れ、水素圧100 Kf/c
m2.19℃で12時間反応を行い、溶媒を留去し、0
.32Fの(2R) −(−) −2−(p−メトキシ
フェニル)7゜ロビオン酸を得た。収率89%。
沸  点: 220℃/ 0.0 5 wsHyIHN
MR(CDCl2)δppm: 1.49(d、3H)
、3.71(q、IH)、3.82(s、3H)、6.
88 (d 、 2)I)、7.28 (d 、 2H
)、I L’3 (broads。
IH) 旋光度:  (Q)D −53,91°(cl、022
.メタノール)実施例1と同様な方法でアミドを合成し
、分析を行った結果(2R) −(−) −2−(p−
メトキシフェニル)ゾロピオン酸の光学純度は83.0
 %eeであった。
〔発明の効果〕
本発明は、ルテニウム−光学活性ホ瀕フィン錯体を触媒
として用いて、α、β−不飽和力、ルゴン酸を不斉水素
化することによシ、種々の有用な化合物の合成原料、例
えば天然物の生理活性物質を合成するための中間体、ま
た液晶材料等に広範囲に利用できる光学活性カルボン酸
を工業的に有利に製造することのできるものである。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1、R^2、R^3はそれぞれ水素原子、
    アルキル基、アルケニル基、置換基を有してもよいアリ
    ール基を示す。ただし、R^1、R^2、R^3が同時
    に水素原子であることはなく、R^1、R^2が同時に
    水素原子である場合はR^3がメチル基でなく、R^3
    が水素原子である場合はR^1とR^2が水素原子以外
    の異る基である。) で表わされるα,β−不飽和カルボン酸を、ルテニウム
    −光学活性ホスフィン錯体を触媒として不斉水素化する
    ことを特徴とする一般式( I )▲数式、化学式、表等
    があります▼( I ) (式中、R^1、R^2、R^3は前記と同様の意義を
    有する) で表わされる光学活性カルボン酸の製法。 2 ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体が一般式(I
    II) Ru_xH_yCl_z(R^4−BINAP)_2(
    S)_p(III)(式中、R^4−BINAPは式(IV
    ) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) で表わされる三級ホスフィンを示し、R^4は水素原子
    またはメチル基を示し、Sは三級アミンを示し、yが0
    のときxは2、zは4、pは1を示し、yが1のときx
    は1、zは1、pは0を示す) で表わされるものである特許請求の範囲第1項記載の製
    法。 3、ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体が一般式(V
    ) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中、X−R^5−BINAPは式(VI)▲数式、化
    学式、表等があります▼ の三級ホスフィンを示し、R^5は水素原子又は低級ア
    ルキル基を示し、Xは水素原子、アミノ基、アセチルア
    ミノ基又はスルホン基を示し、R^6及びR^7は低級
    アルキル基、ハロゲン低級アルキル基、低級アルキル基
    が置換してもよいフェニル基、α−アミノアルキル基又
    はα−アミノフエニルアルキル基を示すか、あるいはR
    ^6とR^7が一緒になつてアルキレン基を示し、qは
    1又は2を示す) で表わされるものである特許請求の範囲第1項記載の製
    法。 4、ルテニウム−光学活性ホスフィン錯体が一般式(V
    II) 〔RuHl(R^4−BINAP)_v〕Y_w(VII
    )(式中、R^4−BINAPは式(IV)の三級ホスフ
    ィンを示し、YはClO_4、BF_4又はPF_6を
    示し、lが0のときvは1、wは2を示し、lが1のと
    きvは2、wは1を示す) で表わされるものである特許請求の範囲第1項記載の製
    法。
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