JPS63236016A - 調光板 - Google Patents
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- JPS63236016A JPS63236016A JP7068887A JP7068887A JPS63236016A JP S63236016 A JPS63236016 A JP S63236016A JP 7068887 A JP7068887 A JP 7068887A JP 7068887 A JP7068887 A JP 7068887A JP S63236016 A JPS63236016 A JP S63236016A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/15—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on an electrochromic effect
- G02F1/153—Constructional details
- G02F1/1533—Constructional details structural features not otherwise provided for
Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、エレクトロクロミック(以下、[ECJと
記す)現象を示す物質を用いた調光ガラス等の調光機能
を有する板体に関する。
記す)現象を示す物質を用いた調光ガラス等の調光機能
を有する板体に関する。
EC現象を利用した調光ガラスは、光の入射量に応じて
透過する光の量を任意に制御しうるようになっており、
建造物の窓材料、自動車の窓ガラス、照明器具の調光材
料等としての用途が期待されている。
透過する光の量を任意に制御しうるようになっており、
建造物の窓材料、自動車の窓ガラス、照明器具の調光材
料等としての用途が期待されている。
従来一般の調光ガラスは、一対のガラス基板の間にEC
素子を備えている。EC素子としては、一対の電極板を
備え、両電極板の間に、WO3゜MOO3、I r2
o、l ビオロゲン、金属フタロシアニン等のEC現象
(電圧を印加すると、酸化還元反応等により物質に色が
付いたり、光透過度が変化する反応)を示す物質(以下
、rEC物質」と記す。)からなる層とこのEC物質を
着色。
素子を備えている。EC素子としては、一対の電極板を
備え、両電極板の間に、WO3゜MOO3、I r2
o、l ビオロゲン、金属フタロシアニン等のEC現象
(電圧を印加すると、酸化還元反応等により物質に色が
付いたり、光透過度が変化する反応)を示す物質(以下
、rEC物質」と記す。)からなる層とこのEC物質を
着色。
消色させうるイオンを含む電解液を挟持させるようにし
たものが知られている。このEC素子は、両電極間に電
圧を印加して、EC物質の着色度を調節することにより
調光を行うようになっているしかし、このようなEC素
子を備えた調光ガラスは、太陽光や照明光源から照射さ
れる強い熱線や紫外線が当たる場所で長時間使用すると
、輻射熱や紫外線によりEC物質層の自然着色や劣化あ
るいは電解液の劣化が生じたり、輻射熱による電解液の
熱膨張によってEC素子が破壊されたりして調光機能が
損なわれるという問題があった。
たものが知られている。このEC素子は、両電極間に電
圧を印加して、EC物質の着色度を調節することにより
調光を行うようになっているしかし、このようなEC素
子を備えた調光ガラスは、太陽光や照明光源から照射さ
れる強い熱線や紫外線が当たる場所で長時間使用すると
、輻射熱や紫外線によりEC物質層の自然着色や劣化あ
るいは電解液の劣化が生じたり、輻射熱による電解液の
熱膨張によってEC素子が破壊されたりして調光機能が
損なわれるという問題があった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、紫外線や熱線により調光機能が損なわれる恐れが
非常に少ない調光ガラス等の調光板を提供することを目
的としている。
って、紫外線や熱線により調光機能が損なわれる恐れが
非常に少ない調光ガラス等の調光板を提供することを目
的としている。
前記のような目的を達成するため、この発明は、光透過
性を有する基板が互いに向かい合わされていて、両基板
のうちの一方の内面には透明電極が設けられ、他方の内
面にはEC物質からなる層および透明電極が設けられ、
両基板の間には前記EC物質を着色、消色させうる電解
液が挾まれている調光板であって、前記両基板のうちの
少なくとも一方に熱線および紫外線を遮るフィルタが設
けられていることを特徴とする調光板をその要旨として
いる。
性を有する基板が互いに向かい合わされていて、両基板
のうちの一方の内面には透明電極が設けられ、他方の内
面にはEC物質からなる層および透明電極が設けられ、
両基板の間には前記EC物質を着色、消色させうる電解
液が挾まれている調光板であって、前記両基板のうちの
少なくとも一方に熱線および紫外線を遮るフィルタが設
けられていることを特徴とする調光板をその要旨として
いる。
以下に、この発明の詳細な説明する。
第1図は、この発明にかかる調光板をあられす。図にみ
るように、この調光板は、光透過性を有する基板4.6
が互いに向かい合わされている。
るように、この調光板は、光透過性を有する基板4.6
が互いに向かい合わされている。
内側に向けられる基板6の内面には、透明電極(導電層
)5が設けられている。外側に向けられる基板4の内面
には、熱線および紫外線を遮る(カットする)フィルタ
1が設けられている。フィルタ1上には、前記透明電極
5の対向電極となる透明電極2が設けられ、透明電極2
上には、ECCOOらなる層(EC膜)3が設けられて
いる。両基板4.6間の周縁部にはシール7が設けられ
ており、これにより得られたシール空間には、電解液8
が注入されている。透明電極2,5、EC物質からなる
層3、電解液8およびシール7は、EC素子(EC層)
を構成している。
)5が設けられている。外側に向けられる基板4の内面
には、熱線および紫外線を遮る(カットする)フィルタ
1が設けられている。フィルタ1上には、前記透明電極
5の対向電極となる透明電極2が設けられ、透明電極2
上には、ECCOOらなる層(EC膜)3が設けられて
いる。両基板4.6間の周縁部にはシール7が設けられ
ており、これにより得られたシール空間には、電解液8
が注入されている。透明電極2,5、EC物質からなる
層3、電解液8およびシール7は、EC素子(EC層)
を構成している。
基板としては、光透過性を有するガラス板、プラスチッ
クス板等が用いられ、透明板が用いられるのが好ましい
。ガラス板としては、並板ガラス、硬質板ガラス、強化
板ガラス等が用いられる。
クス板等が用いられ、透明板が用いられるのが好ましい
。ガラス板としては、並板ガラス、硬質板ガラス、強化
板ガラス等が用いられる。
透明電極としては、I nz 03 、 S n 0
2等からなるものが用いられる。
2等からなるものが用いられる。
EC物質としては、可視光域で着色、消色が可能なもの
であれば、特に限定されず、たとえば、代表的なものと
して、WO+ 、Mob、、1 r203、プルシアン
ブルー、ビオロゲン、金属フタロシアニン等をあげるこ
とができる。EC物質からなる層は、蒸着等により透明
電極上に所望の厚みとなるよう設けるようにするとよい
。
であれば、特に限定されず、たとえば、代表的なものと
して、WO+ 、Mob、、1 r203、プルシアン
ブルー、ビオロゲン、金属フタロシアニン等をあげるこ
とができる。EC物質からなる層は、蒸着等により透明
電極上に所望の厚みとなるよう設けるようにするとよい
。
熱線および紫外線を遮るフィルタとしては、可視光を透
過し、紫外線および赤外線を反射するものが好ましい。
過し、紫外線および赤外線を反射するものが好ましい。
具体的には、たとえば、多層干渉膜を用いたダイクロイ
ックフィルタが好ましい。
ックフィルタが好ましい。
ダイクロイックフィルタは、太陽熱や照明光等の入射光
に対する吸収作用を極めて少なくし、しかも、可視光の
充分な透過率を維持することができるので、熱線や紫外
線によるEC物質の劣化や電解液の温度上昇による熱膨
張を防止し、しかも、調光性能に影響を及ぼさず、強い
エネルギーにさらされる条件下では極めて重要なもので
あるからである。このフィルタは、たとえば、電子ビー
ム蒸着法、金属アルコラードを用いたゾル−ゲル法等に
よりつくることができる。電子ビーム蒸着法を用いる場
合は、たとえば、真空中で、TiO□、ZnS等の高屈
折率物質とSiOx、MgFz等の低屈折率物質を交互
に電子ビームで加熱蒸発させ、基板上に適当な膜厚で数
層から数十層交互に積層させるようにするとよい。ゾル
−ゲル法を用いる場合は、たとえば、T 1(OR)
4 、 S 1(OR)a (Rは有機基〕等の金
属アルコラード溶液を基板上に塗布したのち、加水分解
、熱分解等の分解反応を行って、高屈折率の金属酸化物
と低屈折率の金属酸化物の膜を前記の電子ビーム蒸着法
の場合と同様に基板上に適当な膜厚で数層から数十層交
互に積層させるようにするとよい。
に対する吸収作用を極めて少なくし、しかも、可視光の
充分な透過率を維持することができるので、熱線や紫外
線によるEC物質の劣化や電解液の温度上昇による熱膨
張を防止し、しかも、調光性能に影響を及ぼさず、強い
エネルギーにさらされる条件下では極めて重要なもので
あるからである。このフィルタは、たとえば、電子ビー
ム蒸着法、金属アルコラードを用いたゾル−ゲル法等に
よりつくることができる。電子ビーム蒸着法を用いる場
合は、たとえば、真空中で、TiO□、ZnS等の高屈
折率物質とSiOx、MgFz等の低屈折率物質を交互
に電子ビームで加熱蒸発させ、基板上に適当な膜厚で数
層から数十層交互に積層させるようにするとよい。ゾル
−ゲル法を用いる場合は、たとえば、T 1(OR)
4 、 S 1(OR)a (Rは有機基〕等の金
属アルコラード溶液を基板上に塗布したのち、加水分解
、熱分解等の分解反応を行って、高屈折率の金属酸化物
と低屈折率の金属酸化物の膜を前記の電子ビーム蒸着法
の場合と同様に基板上に適当な膜厚で数層から数十層交
互に積層させるようにするとよい。
電解液としては、EC物質を化学反応等により着色、消
色させる物質(イオン)を含む液体であれば、特に限定
されず、たとえば、過塩素酸リチラム等の電解質をプロ
ピレンカーボネート等の非水溶媒に溶かしたもの等があ
げられる。電解液の注入は、シールに注入口を設けてお
き、この注入口から行うようにするとよい。注入口は、
電解液の注入のち、シールに用いたのと同じシール材等
でシールするようにするとよい。
色させる物質(イオン)を含む液体であれば、特に限定
されず、たとえば、過塩素酸リチラム等の電解質をプロ
ピレンカーボネート等の非水溶媒に溶かしたもの等があ
げられる。電解液の注入は、シールに注入口を設けてお
き、この注入口から行うようにするとよい。注入口は、
電解液の注入のち、シールに用いたのと同じシール材等
でシールするようにするとよい。
シールとしては、エポキシ樹脂等を用いるようにすると
よい。
よい。
この調光板は、前記のようなフィルタを備えているので
、このフィルタによりEC物質からなる層および電解液
を熱線や紫外線から保護することができ、これにより、
輻射熱や紫外線によりEC物質からなる層の自然着色や
劣化あるいは電解液の劣化が生したり、輻射熱による電
解液の熱膨張によってEC素子が破壊されたりして調光
機能が損なわれるという恐れが非常に少なくなるのであ
る。
、このフィルタによりEC物質からなる層および電解液
を熱線や紫外線から保護することができ、これにより、
輻射熱や紫外線によりEC物質からなる層の自然着色や
劣化あるいは電解液の劣化が生したり、輻射熱による電
解液の熱膨張によってEC素子が破壊されたりして調光
機能が損なわれるという恐れが非常に少なくなるのであ
る。
なお、EC物質からなる層は、フィルタが設けられない
基板に設けられるようであってもよいし、フィルタは二
つの基板の少なくとも一方に設けられるようであれば、
基板の外面に設けられるようであってもよいし、二つ以
上設けられるようであってもよい。
基板に設けられるようであってもよいし、フィルタは二
つの基板の少なくとも一方に設けられるようであれば、
基板の外面に設けられるようであってもよいし、二つ以
上設けられるようであってもよい。
つぎに、実施例および比較例について説明する(実施例
1) 2枚のガラス基板のうちの一方に、ITOの透明電極を
蒸着により設け、その上にさらにEC物質のWO,を蒸
着した。他方の基板には、電子ビーム蒸着により、Ti
O,、SiO□からなる熱線・紫外線カントフィルタを
設け、その上にさらにITOの透明電極を蒸着により設
けた。蒸着面が内側になるようにして、両基板を互いに
向かい合わせ、周囲をエポキシ樹脂でシールした。そし
て、シールに設けた注入口から、電解液としての過塩素
酸リチウムのプロピレンカーボネート溶液を注入したの
ち、注入口をエポキシ樹脂で閉じて、調光板を得た。
1) 2枚のガラス基板のうちの一方に、ITOの透明電極を
蒸着により設け、その上にさらにEC物質のWO,を蒸
着した。他方の基板には、電子ビーム蒸着により、Ti
O,、SiO□からなる熱線・紫外線カントフィルタを
設け、その上にさらにITOの透明電極を蒸着により設
けた。蒸着面が内側になるようにして、両基板を互いに
向かい合わせ、周囲をエポキシ樹脂でシールした。そし
て、シールに設けた注入口から、電解液としての過塩素
酸リチウムのプロピレンカーボネート溶液を注入したの
ち、注入口をエポキシ樹脂で閉じて、調光板を得た。
(比較例1) 。
熱線・紫外線カツトフィルタを設けないほかは、実施例
1と同様にして調光板をつくった。
1と同様にして調光板をつくった。
実施例1および比較例1の調光板につき、サンシャイン
ウエザオメータ(カーボンアーク)で300時間の照射
を行った。このときの分光透過率の経時変化を第2図に
示す。図中、実線は実施例1の経時変化を示し、破線は
比較例1の経時変化を示す。
ウエザオメータ(カーボンアーク)で300時間の照射
を行った。このときの分光透過率の経時変化を第2図に
示す。図中、実線は実施例1の経時変化を示し、破線は
比較例1の経時変化を示す。
第2図より、実施例1は透過率の低下がほとんどないの
に対し、比較例1は透過率が低下していることがわかる
。これは、実施例1においては、熱線・紫外線カツトフ
ィルタのため、熱線あるいは紫外線によるEC物質ある
いは電解液の着色。
に対し、比較例1は透過率が低下していることがわかる
。これは、実施例1においては、熱線・紫外線カツトフ
ィルタのため、熱線あるいは紫外線によるEC物質ある
いは電解液の着色。
劣化がほとんど生じなかったのに対し、比較例1におい
ては、熱線あるいは紫外線によるEC物質あるいは電解
液の着色、劣化が生じたためであると考えられる。
ては、熱線あるいは紫外線によるEC物質あるいは電解
液の着色、劣化が生じたためであると考えられる。
(実施例2)
2枚のガラス基板のうちの一方に、ITOの透明電極を
蒸着により設け、その上にさらにEC物質のWO3を蒸
着した。他方の基板には、ゾル−ゲル法により、TiC
h、5iOzからなる熱線・紫外線カツトフィルタを設
け、その上にさらにITOの透明電極を蒸着により設け
た。蒸着面が内側になるようにして、両基板を互いに向
かい合わせ、周囲をエポキシ樹脂でシールした。そして
、シールに設けた注入口から、電解液としての過塩素酸
リチウムのプロピレンカーボネート溶液を注入したのち
、注入口をエポキシ樹脂で閉じて、調光板を得た。
蒸着により設け、その上にさらにEC物質のWO3を蒸
着した。他方の基板には、ゾル−ゲル法により、TiC
h、5iOzからなる熱線・紫外線カツトフィルタを設
け、その上にさらにITOの透明電極を蒸着により設け
た。蒸着面が内側になるようにして、両基板を互いに向
かい合わせ、周囲をエポキシ樹脂でシールした。そして
、シールに設けた注入口から、電解液としての過塩素酸
リチウムのプロピレンカーボネート溶液を注入したのち
、注入口をエポキシ樹脂で閉じて、調光板を得た。
(比較例2)
熱線・紫外線カントフィルタを設けないほかは、実施例
2と同様にして調光板をつくった。
2と同様にして調光板をつくった。
実施例2および比較例2の調光板につき、サンシャイン
ウエザオメータ(カーボンアーク)で300時間の照射
を行った。このときの分光透過率の経時変化を第3図に
示す。図中、実線は実施例2の経時変化を示し、破線は
比較例2の経時変化を示す。
ウエザオメータ(カーボンアーク)で300時間の照射
を行った。このときの分光透過率の経時変化を第3図に
示す。図中、実線は実施例2の経時変化を示し、破線は
比較例2の経時変化を示す。
第3図より、実施例2は透過率の低下がほとんどないの
に対し、比較例2は透過率が低下していることがわかる
。
に対し、比較例2は透過率が低下していることがわかる
。
この発明にかかる調光板は、光透過性を有する基板が互
いに向かい合わされていて、両基板のうちの一方の内面
には透明電極が設けられ、他方の内面にはエレクトロク
ロミック物質からなる層および透明電極が設けられ、両
基板の間には前記エレクトロクロミック物質を着色、消
色させうる電解液が挟まれている調光板であって、前記
両基板のうちの少なくとも一方に熱線および紫外線を遮
るフィルタが設けられているので、紫外線や熱線により
調光機能が損なわれる恐れが非常に少ない
いに向かい合わされていて、両基板のうちの一方の内面
には透明電極が設けられ、他方の内面にはエレクトロク
ロミック物質からなる層および透明電極が設けられ、両
基板の間には前記エレクトロクロミック物質を着色、消
色させうる電解液が挟まれている調光板であって、前記
両基板のうちの少なくとも一方に熱線および紫外線を遮
るフィルタが設けられているので、紫外線や熱線により
調光機能が損なわれる恐れが非常に少ない
第1図はこの発明にかかる調光板の1実施例の構造説明
図、第2図は実施例1および比較例1の分光透過率の経
時変化をあられすグラフ、第3図は実施例2および比較
例2の分光透過率の経時変化をあられすグラフである。 1・・・フィルタ 2,5・・・透明電極 3・・・E
C物質からなる層 4.6・・・基板 8・・・電解液
代理人 弁理士 松 本 武 彦 第2図 第3図
図、第2図は実施例1および比較例1の分光透過率の経
時変化をあられすグラフ、第3図は実施例2および比較
例2の分光透過率の経時変化をあられすグラフである。 1・・・フィルタ 2,5・・・透明電極 3・・・E
C物質からなる層 4.6・・・基板 8・・・電解液
代理人 弁理士 松 本 武 彦 第2図 第3図
Claims (2)
- (1)光透過性を有する基板が互いに向かい合わされて
いて、両基板のうちの一方の内面には透明電極が設けら
れ、他方の内面にはエレクトロクロミック物質からなる
層および透明電極が設けられ、両基板の間には前記エレ
クトロクロミック物質を着色、消色させうる電解液が挟
まれている調光板であって、前記両基板のうちの少なく
とも一方に熱線および紫外線を遮るフィルタが設けられ
ていることを特徴とする調光板。 - (2)フィルタは、ダイクロイックフィルタである特許
請求の範囲第1項記載の調光板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068887A JPS63236016A (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | 調光板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068887A JPS63236016A (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | 調光板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63236016A true JPS63236016A (ja) | 1988-09-30 |
Family
ID=13438831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7068887A Pending JPS63236016A (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | 調光板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63236016A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0416424U (ja) * | 1990-05-29 | 1992-02-10 | ||
EP0752612A1 (en) * | 1995-07-04 | 1997-01-08 | Nippon Oil Co., Ltd. | Electrochromic device |
US6115171A (en) * | 1997-01-23 | 2000-09-05 | Nippon Mitsubishi Oil Corporation | Electrochromic device |
WO2023153064A1 (ja) * | 2022-02-14 | 2023-08-17 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 調光装置およびパネルユニット |
-
1987
- 1987-03-25 JP JP7068887A patent/JPS63236016A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0416424U (ja) * | 1990-05-29 | 1992-02-10 | ||
EP0752612A1 (en) * | 1995-07-04 | 1997-01-08 | Nippon Oil Co., Ltd. | Electrochromic device |
US6115171A (en) * | 1997-01-23 | 2000-09-05 | Nippon Mitsubishi Oil Corporation | Electrochromic device |
WO2023153064A1 (ja) * | 2022-02-14 | 2023-08-17 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 調光装置およびパネルユニット |
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