JPS63233926A - ペプチド含有マイクロカプセルおよびその製造法 - Google Patents

ペプチド含有マイクロカプセルおよびその製造法

Info

Publication number
JPS63233926A
JPS63233926A JP62173523A JP17352387A JPS63233926A JP S63233926 A JPS63233926 A JP S63233926A JP 62173523 A JP62173523 A JP 62173523A JP 17352387 A JP17352387 A JP 17352387A JP S63233926 A JPS63233926 A JP S63233926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
polymer
microcapsules
emulsion
trh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62173523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2526589B2 (ja
Inventor
Toshiro Butani
部谷 敏郎
Hiroaki Okada
弘晃 岡田
Tairyo Ogawa
泰亮 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to HU53088A priority Critical patent/HU203479B/hu
Priority to NO88880502A priority patent/NO880502L/no
Priority to FI880511A priority patent/FI880511A/fi
Publication of JPS63233926A publication Critical patent/JPS63233926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526589B2 publication Critical patent/JP2526589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1605Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/1629Organic macromolecular compounds
    • A61K9/1641Organic macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyethylene glycol, poloxamers
    • A61K9/1647Polyesters, e.g. poly(lactide-co-glycolide)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/04Peptides having up to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • A61K38/06Tripeptides
    • A61K38/066TRH, thyroliberin, thyrotropin releasing hormone

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 葭1五Δ秤朋立訊 本発明はペプチド含有マイクロカプセルおよびその製造
法に関する。
従来の技術 既に種々のマイクロカプセル剤が提唱されている。例え
ば、特開昭57−118512号公報には、鉱物油、植
物油などのコアセルベーション剤を用いた相分離法によ
るマイクロカプセル剤が記載されている。
しかし、この方法で得られたマイクロカプセルは製造の
過程で粒子同志の粘着による合一、割断面の生成などが
起り易く、再分散性の低下、初期バーストの増大につな
がる恐れがある。また、用いる有機溶媒が複数であり、
調製したマイクロカプセル中の残留溶媒の問題がある。
特開昭60−100516号公報には、水中乾燥法によ
るマイクロカプセルの調製法が開示されており、この方
法によると、マイクロカプセル中に薬物を効率よく取り
込ませることかでき、その徐放性による薬物効果が期待
できる。
発明が解決しようとする間延状 マイクロカプセル剤として薬物を生体に投与する場合に
おいて、生体本来の機能との相互作用に依存する要素が
高いマイクロカプセル剤に対する要望は多面的であり、
またこと医薬品に関するものであるので、これら多面的
な要件をできるだけ満足しうるマイクロカプセルの提供
が求められている。
上記状況下、公知のマイクロカプセル剤によっては、満
足しうる効果が技術的に達成されているとはいいがたい
例えばいくつかの薬物において、マイクロカプセル壁膜
の構造が比較的線となる場合が生じ、初期に必要以上の
大きな薬物放出を見ることがあり、一定速度の放出から
大きく離れることがある。
また薬物のマイクロカプセル中へのトラップ率(取込み
率)においても、ある種の薬物においては通常用いる濃
度範囲で、低下する事実が見られ、実用上困難を生じる
問題点を解決するための手段 このような事情に鑑み、本発明者らは、水溶性のペプチ
ドの徐放性製剤を開発するため、鋭意研究を行ない、マ
イクロカプセルの良好な性状と用いる薬物の物理化学的
性状および薬物の濃度との間に強い相関関係が存在する
ことを見い出し、さらに研究を重ね本発明を完成した。
すなわち本発、明は、高分子重合物に対して2〜15重
量%に相当するTRH,そのアナログまたはそれらのp
Ka4.0以上の弱酸との塩と該高分子とからなるマイ
クロカプセル、および高分子重合物を含む油層と、該高
分子重合物に対して2〜15重里%に相当するT RH
、そのアナログまたはそれらのpKa4.0以上の弱酸
との塩を含む水層とでW10型乳化物を形成せしめ、こ
れと分散剤水溶液とを混合してW/O/W型乳化物を形
成せしめ、ついで油層溶媒を留去することを特徴とする
マイクロカプセルの製造法を提供するものである。
上記T RH(甲状腺ホルモン放出ホルモン)およびそ
のアナログとして、例えば式 [式中、Xは4,5.6員複素環基を、Yはイミダゾー
ル−4−イルまたは4−ヒドロキシフェニルを、R’、
R”は同一または異なって水素もしくは低級アルキルを
、R3は水素または置換基を有していてもよいアラルキ
ルを示す]で表わされる化合物が挙げられる。
Xで示される4、5.6員複素環基は窒素、酸素または
(および)硫黄原子を有していてよく、例などが挙げら
れる。
R1およびR2で表わされる低級アルキルとしては、C
l−3アルキル(例、メチル、エチル、プロピル。
イソプロピル)が挙げられる。
R3で表わされる置換基を有していてもよいアラルキル
としては、フェニルCI−fiアルキルなど例えば3.
4−ジヒドロキシフェニルエチルが挙げられる。
化合物(1)は2〜4のアミノ酸または誘導体らしくは
類似体からなる場合が好ましい。
化合物(1)に包含される化合物として、ピロG lu
 −His −P roN I−1t(T Rl−1)
、 a−ブチロラクトンカルボニル−His−ProN
Ht(DN −1417)、オロチル−His−Pro
NHt(CG−3509)、2−メチルテトラヒドロチ
アジン−3−オン−5−イルカルボニル−His−Pr
oNHt(cc−3703)、ピoGlu−Tyr−P
roNHt(Ro 10 2928)、ピロGIu−H
is−ProNH(3,4−ジヒドロキシフェニルエチ
ルXRo109430)、ピロGlu−His−(3,
4−ジヒドロキシフェニルエチルアミノカルボニルXR
o108802)、ピロー2−アミノアジピル−His
−チアゾリジン−4−カルボアミド(MK−771)。
ピロG lu −His −(3−モノメチル)Pro
NHt(nX74355)、ピロGIu−His−(3
,3−ジメチル)P roN Ht(RX 7736 
B )、アゼチジノン−4−イルカルボニル−His 
−P roN Htなど[これらの化合物の性状につい
てはニューロファーマコロジー(Neuropharm
ocology)、 20 、947−957(198
1)および同誌、23,339−348(1984)、
ブレーン・リサーチ・レビュー (Brain  Re
5earch  Reviews)、 4 、389−
403(1982)、EP公開第123.44.4号公
報参照]が挙げられる。
とりわけ化合物(A)としてT RH、D N −14
17、CG−3509が好ましい。
上記化合物(ベブヂド)と塩を形成しうるpKa(電離
指数)4.0以」二の弱酸としては無機酸および有機酸
のいずれでもよく、例えば無機酸としては炭酸1重炭酸
、ホウ酸などが挙げられ、また6機酸としてはモノカル
ボン酸、とりわけ低級(c+−3)アルカンモノカルボ
ン酸が好ましく、例えば酢酸。
プロピオン酸などが挙げられる。
これらの弱酸は、とりわけpKa 4.5以上が好まし
く、上限としてはpKa13以下とりわけpKa  9
.5以下のものが好ましい。
本発明方法における油層に含有される高分子重合物とし
ては、水に難溶または不溶で、生体適合性のある高分子
重合物を示し、その例としては酸性残基を有するものが
好ましく、たとえば、生体内分解型としてポリ脂肪酸エ
ステル(例、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリ乳酸−
グリコール酸。
ポリ−ε−カプロラクトン、ポリクエン酸、ポリリンゴ
酸など)、ポリアルキル−α−シアノアクリル酸エステ
ル(例、ポリブチル−2−シアノアクリレート)、ポリ
−β−ヒドロキシ酪酸、ポリアルキレンオキサレート(
例、ポリトリメチレンオキサレート、ポリテトラメチレ
ンオキサレートなど)。
ポリオルソエステル(例、ポリ(3,9−ジアルコキシ
−3,9−ジアルキル−2,4,8,10−テト 、ラ
オキサスピロ[5、5]ウンデカンなど)、ポリオルソ
カーボネートあるいはその他のポリカーボネート(例、
ポリエチレンカーボネート、ポリエチレンプロピレンカ
ーボネートなど)、ポリアミノ酸(例、ポリ−クーベン
ジル−し一グルタミン酸、ポリーL−アラニン、ポリー
γ−メチルーL−グルタミン酸など)などが挙げられる
。さらに、生体適合性を有するその他の高分子重合物と
して、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、アクリル
酸とメタアクリル酸との共重合物、デキストランステア
レート、メチルセルロース、エチルセルロース。
アセチルセルロース、ニトロセルロース、無水マレイン
酸系共重合物などが挙げられる。これらの重合物は一種
でもよく、また二種以上の共重合物、あるいは単なる混
合物でもよい。
これらの重合物の中で、特に、注射剤として用いる場合
は生体内分解型高分子重合物が好ましく、最も好ましい
ものとしては、ポリ乳酸、乳酸とグリコール酸との共重
合物、あるいはその混合物が挙げられる。この共重合物
中の乳酸とグリコール酸との比は乳酸が約40〜95モ
ル%、グリコール酸が約60〜5モル%がよく、好まし
くは乳酸が約50〜95モル%、グリコール酸が約50
〜゛5モル%がよく、さらに好ましくは乳酸が約60〜
90モル%、グリコール酸が約40〜lOモル%がよい
本発明に使用されるこれらの高分子重合物の平均分子量
は約1000ないし100000のものが好ましく、よ
り好ましくは約2000ないし50000、とりわけ約
5000ないし30000の範囲から選択される。
上記高分子重合物を含む溶液(油層)は、高分子重合物
を有機溶媒中に溶解したものが用いられる。
該有機溶媒としては、沸点が約120℃以下で、かつ水
と混和しにくい性質のもので、高分子重合物を溶解する
ものであればよく、たとえばハロゲン化アルカン(例、
ジクロロメタン、クロロホルノ1.クロロエタン、トリ
クロロエタン、四塩化炭素など)、酢酸エチル、エチル
エーテル、シクロヘキサン、ベンゼン、n−ヘキサン、
トルエンなどが挙げられ、これらは2種以上混合して用
いて乙よい。
極性を比較的有し、低沸点であるジクロロメタン、クロ
ロホルムが特に好ましい。
本発明のマイクロカプセルの製造法は、まずTRHもし
くはそのアナログの遊離体あるいは弱酸の塩を高分子重
合物に対して2〜15重量%に相当する債、好ましくは
5〜12%、とりわけ7.5〜I2%に相当する量を水
に溶解し内水層と4−る。所望により薬物と高分子重合
物の相互作用を防害しない範囲で薬物保持物質、あるい
はpH調整剤、薬物の安定化剤、保存剤を添加してもよ
い。
上記薬物保持物質としては、水溶性で、油層の有機溶媒
に溶解し難いもので、水に溶解した状態で、すでに粘性
の高い半固体状となるか、あるいは、何かの外的因子、
たとえば温度、pH、金属イオン(例、Cu”、 A 
I””、 Z n”+など)、化学縮合剤(例、グルタ
ルアルデヒド、アセトアルデヒドなど)などの作用を与
えることによって、より著しく粘度が増大し、半固体状
ないし固体状のマトリックスとなる性質を有する物質が
挙げられる。
該薬物保持物質の例としては、天然あるいは合成ガムあ
るいは高分子化合物があげられる。
pH調整剤としては、たとえば炭酸、酢酸、シュウ酸、
クエン酸、酒石酸、またはそれらのナトリウム塩あるい
はカリウム塩、塩酸、水酸化ナトリウムなどを添加して
もよい。
安定化剤としてはたとえばアルブミン、ゼラチン、クエ
ン酸、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム。
デキストリン、ブドウ糖、ソルビトールなどの糖類。
グリセリンなどのポリオール類、亜硫酸水素ナトリウム
などを、あるいは保存剤として、たとえばパラオキシ安
息香酸エステル類(例、メチルパラベン、プロピルパラ
ベンなど)、ベンジルアルコール、クロロブタノール、
チメロサールなどを添加してもよい。
本発明においては、内水層中のペプチドの重里比[%:
(ペプチド重量x100)/(ペプチド重重+水の重量
)]として約5〜80%(W/W)、好ましくは15〜
70%(W/W)とするのがよい。
このようにして得られた内水層用水溶液を、高分子重合
物を含む溶液(油層)中に加え、ついで乳化操作を行い
、W10型乳化物をつくる。
該乳化操作は、公知の分散法が用いられる。該方法とし
ては、たとえば、断続振とう法、プロペラ型攪拌機ある
いはタービン型攪拌機などのミキサーによる方法、コロ
イドミル法、ホモジナイザー法、超音波照射法などが挙
げられる。
ついで、このようにして調製されたW10型エマルジョ
ンをW/O/Wの三層に乳化し水中乾燥法に付す。すな
わち、該W10型エマルジョンをさらに第3層目の水層
中に加え、W/O/W型乳化物を形成させた後、油層中
の溶媒を除去し、マイクロカプセルを調製する。このW
/O/W型エマルジョンを調製する際に、内水層および
W10型エマルジョンの粘度が目的とするマイクロカプ
セルの形状、薬物のトラップ率などに影響し、適切な粘
度範囲内に設定することが好ましい。特にW10型エマ
ルジョンの粘度は薬物のトラップ率に対する影響は大き
く、その粘度を150〜10000cp(1,5xlO
” 〜1xlO’cp)とすることが好ましい。
しかし、この過程、およびW/O/W型エマルジョンと
して水中乾燥する際に、“マイクロカプセルの形状、薬
物トラップ率、薬物の初期放出単に影響を与えるもう一
つの重要な因子として、薬物と高分子重合物の相互作用
があり、これを考慮した前記の条件内に設定することに
よって、さらに優れた薬物放出機能を持ったマイクロカ
プセルの調製が可能となった。
すなわち、前記の条件で溶解したペプチド水溶液を上記
の薬物/高分子重合物の配合比率で、所定の容積比率の
W10型エマルジョンとした後、一定の温度範囲に設定
し、これも一定の温度に保たれた外水層中に注入し、脱
有機溶媒してマイクロカプセルとする。この場合、薬物
と高分子重合物の相互作用にも、Wloの容積比率、W
10型エマルジョンの温度、さらには外水層の温度なと
も影響するので、薬物、高分子重合物の種類、量によっ
である至適条件に設定する必要がある。
油層の高分子重合物の濃度は、その種類によって異なる
が、およそ5%ないし80%(W/W)、とりわけおよ
そ20%ないし60%が好ましい。
W10型エマルジョンの容積比は用いる薬物、重合物、
溶媒の種類、量によって異なるが、水層1に対してlな
いし200、より好ましくはIないし100の範囲内に
入るようにする。
W10型エマルジョン、および外水層の温度は約−1θ
℃から用いる有機溶媒の沸点までで行うことが出来るが
、通常、約θ℃から35℃の範囲内で乳化するのが好ま
しい。
外層の水層中には乳化剤を加えてもよく、その例として
は、一般に安定な0/W型エマルジヨンを形成するもの
であればいずれでもよいが、たとえば、アニオン界面活
性剤(例、オIツイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナト
リウム、ラウリル硫酸ナトリウムなど)、非イオン性界
面活性剤〔ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル(Tveen80、 Tween 60.アトラスパ
ウダー社製、米国)、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導
体(HCO−60゜14Go−50,日光ケミカルズ社
製〕なと]、あるいはポリビニールピロリドン、ポリビ
ニールアルコール、カルボキシメチルセルロ〜ス、レシ
チン。
ゼラチンなどが挙げられ、これらの中の一種類か、いく
つかを組み合せて使用してもよい。とりわけポリビニー
ルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン
の一種類または二〜三種類を組合せて使用するのが好ま
しい。使用の際の濃度は約0.01%から20%の範囲
から適宜、選定でき、より好ましくは約0.05%から
10%の範囲で用いられる。
水中乾燥法におけろ油層の溶媒の除去は、通常用いられ
る方法が採用される。該方法としては、たとえば単にW
/O/W型乳化物をプロペラ型攪拌機、あるいはマグネ
チックスクーラーなどで攪拌しながら放置するか、加温
するか、窒素ガスなどを吹きつけるかすることなどによ
る。また、徐々に減圧して行なうか、ロータリーエバボ
レーターなどを用いて、真空度を調節しながら除去して
もよい。溶媒の除去工程において、高分子重合物の固化
がある程度進行した時点で、溶媒の除去をより完全に事
る目的で、W/O/W型乳化物を徐々に加温して行うと
所要時間を短縮することができる。
このようにして得られたマイクロカプセルは遠心分離あ
るいはろ過して分取した後、マイクロカプセルの表面に
付着している遊離の水溶性薬物などを、蒸留水で数回繰
り返し洗浄し、必要に応じ、凍結乾燥、あるいは加温し
減圧下でマイクロカプセル中の水分の除去およびマイク
ロカプセル膜中の溶媒の除去をより完全に行なう。
上記で得られたマイクロカプセルは、必要であれば篩過
などによって、大きすぎるマイクロカプセル部分の除去
など、必要とする粒子径部分の分取を行なう。マイクロ
カプセルの粒子径は、徐放性の程度により、懸濁剤とし
て使用する場合には、その分散性2通針性を満足させる
範囲であればよく、たとえば、平均径として約0.5〜
400μmの範囲が挙げられ、より好ましくは約2〜l
OOμmの範囲にあることが望まれる。
このように、本発明の方法によれば、主薬であるペプチ
ドのマイクロカプセルへのトラップ率を高めることがで
き、初期過剰放出の少ない強固な壁膜を存するマイクロ
カプセルを製造することができる。
また、本発明方法によって製造されたマイクロカプセル
は、製造工程中でマイクロカプセル同志の凝集が少なく
、球形状のよく整ったマイクロカ溶媒の除去工程の制御
が容易で、それによって、薬物放出速度を左右するマイ
クロカプセルの表面構造(たと差ば薬物の主な放出経路
となる細孔の数および大きさなど)を調節することか出
来ることなど多くの長所を有している。
本発明方法によって製造されたマイクロカプセルは、そ
のまま埋込剤として生体に投与することができる。また
、種々の製剤に成形して投与することもでき、そのよう
な製剤を製造する際の原料物質としても使用され得る。
上記製剤としては、注射剤、経口投与剤、経鼻投与剤、
直腸、尿道、膣坐剤などが挙げられる。
たとえば、本発明のマイクロカプセルを注射剤とするに
は、本発明のマイクロカプセルを分散剤(例、Twee
n  80.  HCO−60,、カルボキシメチルセ
ルロース、アルギン酸ナトリウムなど)、保存剤(例、
メチルパラベン、プロピルパラベンなど)。
等張化剤(例、塩化ナトリウム、マンニトール、ソルビ
トール、ブドウ糖など)などと共に水性@開削り、  
−)−2λ、イーフ :d+   ++  −〜、4h
 ンvL’tハ 虹古井−晴1−+  L−41−ン−
I\散して油性懸濁剤として実際に使用できる徐放性注
射剤とする。
さらに、上記のマイクロカプセルの徐放性注射剤は、懸
濁剤として、上記の組成以外に、賦形剤(たとえば、マ
ンニトール、ソルビトール、ラクトース、ブドウ糖など
)を加えて、再分散した後、凍結乾燥もしくは噴霧乾燥
して固型化し、同時に、注射用蒸留水あるいは適当な分
散媒を加えると、より安定した徐放性注射剤が得られる
本発明の徐放性製剤の投与量は、主薬であるペプチドの
種類と含量、網形、薬物放出の持続期間。
投与対象動物E例、温血哺乳動物(例、マウス、ラット
、ウマ、ウシ、人)]、投与目的により種々異なるが、
該主薬の有効量であればよい。たとえば、上記温血哺乳
動物に1回あたり投与量として、マイクロカプセルの重
量が好ましくは約0 、1 mgないし100 mg/
 kg体重、より好ましくは約0 、2 mgないし5
0mg/kg体重の範囲から、適宜選択することができ
る。なお、上記注射剤として投与する場合の懸濁溶液の
容量は、約0.1ないし5d、好ましくは約0.2ない
し3rallの範囲から適宜選ぶことができる。
このようにして、通常の一回投与債上り多い有効量の水
溶性薬物、およ゛び生体適合性のある高分子重合物より
なり、長期間にわたって薬物を持続的に放出させること
ができるマイクロカプセルとして調製された医薬組成物
が得られる。
本発明においては、酸性残基を有する高分子が上記の塩
基性残基を有するペプチドとその残基同志の相互作用に
よって、強固なマイクロカプセル壁の形成、およびマイ
クロカプセルの比較的表層に近い部における拡散速度の
低下による、トラップ率の向上、不必要な初期放出の抑
制が得られると考えられる。従って、塩基性残基を有す
るペプチドのうち、その残基の、塩基性が高い程、また
残基の数が多い程過剰な初期放出を防げるし、トラップ
率も高くなる。すなわち、既存のペプチドにリジン、ア
ルギニン、ヒスチジン残基などを化学的に付加してもよ
く、さらにはペプチド以外の生理活性を有する有機化合
物に、この塩基性残基を有するペプチド鎖を化学結合さ
せることによって、同様の優れたマイクロカプセルを製
造することができる。
本発明により製造された徐放性製剤は、たとえば次の特
徴を有する。
(1)41々の投与剤形でペプチドの良好な徐放性が得
られ、特に注射剤においては期待される治療を行なうの
に、長期間投与が必要な場合、毎日投与するかわりに、
−週間に一回、−月間に一回、あるいは一年間に一回の
注射で、所望の薬理効果が安定して得られ、従来の徐放
性製剤に比較して、より長期にわたる徐放性が得られる
(2)生体内分解型高分子重合物を用い注射剤として投
与する場合、埋込みなどの外科手術が一切不用で、一般
の懸濁注射剤とまったく同様に容易に皮下および筋肉内
に投与でき、再び取り出す必要がない。
(3)従来のW/O/W型の三層エマルジョンをつくり
、これを水中乾燥に付す製造法よりも、内7に屑lこ絡
lこ韮絢a浩働質を砥加することなくマイクロカプセル
中に主薬であるペプチドを効率よく取込ませることがで
き、しかも微細な、球状の整ったマイクロカプセルを得
ることができる。
(4)従来のW/O/W型エマルジョンを調製しこれを
水中乾燥に付す製造法よりも必要以上な初期放出を減少
させたマイクロカプセルが得られ、より一定速度の安全
な優れた徐放性製剤となり得る。
作用および実施例 以下に実施例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例1 TRH(遊離体)50+ng−1000mgを水0.6
25−に溶解し、乳酸・グリコール酸共重合物(乳酸/
グリコール酸ニア 5/25.重量平均分子fft14
000JJ下、P L G Aと略称)5gをジクロロ
メタン6.25−に溶解した液に加え、小型ホモジナイ
ザー(ポリトロン0キネマチ力社製、スイス)で30〜
60秒間混合し、W10型ニーy  11.:j  m
  ・ツメ−2n ン−−6)丁 −+P +LXj 
 −s  ’ツメー IQ’f”I−冷却した後、あら
かじめ18℃に調整しておいた0、25%ポリビニルア
ルコール(P V A)水溶液125 Od中に注入し
タービン式ホモミキサーを使用してW/O/W型エマル
ジタンとした。この後、W/O/W型エマルジジン液を
攪拌しつつジクロロメタンの揮散によって内部のW10
型エマルジョンを固化させた後、遠心分離器で捕集した
これを再び蒸留水に分散しさらに遠心分離を行ない遊離
薬物等を洗滌した。
捕集されたマイクロカプセルは凍結乾燥によって脱溶媒
および脱水をより完全とした後、粉末として得られた。
上記の方法で、PLGAに対して1〜20%のTRHを
仕込んだマイクロカプセルの薬物トラップ率(仕込み虫
に対して実際に取込まれた量の%)。
および37℃で、pH7、0リン酸緩衝液中で行なった
 in  vitro  溶出試験の中で、1日後のマ
イクロカプセル中に残存する量を測定し表−1に示す。
表−1 率(%)  残存率(%、b) 25      1       82.1     
34451      2.5      83.6 
    85.426      5      10
5.2     83.752      7.5  
    95.9     91.227     1
0      105.9     74.0101 
    12       83.7     84.
6102     15       72.1   
  83.02g      20       47
.5     61.2a)  PLGAに対するTR
H重遣(%)b)pH7,0,1730Mリン酸緩衝液
、37℃(n−2の平均値) T RHのPLGAに対する濃度が1%の時は、マイク
ロカプセル中への薬物トラップ率も少し低下し、1日後
の放出が65.7%と著しく大きかった。しかし、2.
5〜I5%においては掻めて高いトラップ率と、1日後
における放出(初期放出)も比較的少なく、良好なマイ
クロカプセルを調製することができた。また、PLGA
に対する濃度が20%では、トラップ率は逆に低下し、
初期放出も増大した。これは、親水性薬物の増大によっ
て、水中乾燥をする際のW10型エマルジョンの破壊と
、形層された高分子重合物カプセル壁中の細孔水路(a
queous  channel)  の増大に基づく
ものと考えられる。
また、本実施例の中でTRH53mgを0.5滅の水に
溶解し、ジクロロメタン4.5蔵中にPLGAを4gお
よび6gと増加させ、従来の水中乾燥法にあるようにW
10型エマルジョンの粘性を2000cp程度に増大さ
せ、以下、本実施例と同様にして調製した場合、TRH
のPLGAに対するそれぞれ1.33%、0.88%の
マイクロカプセルはトラップ率がそれぞれ77%、98
%で良好であったが、初期放出は、それぞれ71%、6
7%で、まったく改存することができなかった。
実施例2 TRHの遊離体100m1!を0.5hθ葦留水、ある
いはこれと等モルの酒石酸、クエン酸、酢酸あるいは塩
酸を加えた0、5旙水溶液に溶解し、これにI) L 
G A  5 gを5Mlジクロロメタンに溶解したも
のを加え、以下、実施例1と同様にして、TRHあるい
はその塩のマイクロカプセルが得られた。
なお、3層エマルジョン調製時の両液層の温度は15℃
に設定した。
得られたマイクロカプセルのトラップ率、初期バースト
を表−2に示す。
表−2 0ツトTRH塩 トラップ  1日後の率(%)   
残存率(%)°) 53   遊離体   98.5    84.254
   酒石酸塩  93.2     055   ク
エン酸塩 91.8     056   酢酸塩  
 90.4  ’    66.857   塩酸塩 
  1115.7     1.2まず、W10エマル
ジョンの粘度を高くしたのでTRHの取込みはいずれも
良好であった。一方、この実施例はT rt Hの仕込
み債がPLGAに対して2%で、比較的低く、塩種の影
響が出やすいところではあるが、添加酸の効果は顕著で
、遊離体の場合1日後の放出が15.8%しか見られな
いのに、酒石酸、クエン酸、塩酸添加の場合98.8〜
100%とほとんど完全に初期に薬物を放出した。一方
、弱酸の酢酸塩では33.2%の初期放出で比較的少な
いく、またT I’(HがPLGAに対して5%の場合
は22.6%と良好であったが、遊離体の場合よりは少
し増大した。
これらの結果から、薬物と高分子重合物の相互作用によ
って、安定なWlo、あるいはVJ/O/W型エマルジ
タンの形成によるトラップ率の向上。
マイクロカプセル壁の強化、マイクロカプセル内での拡
散、放出の抑制による初期放出の減少がもたらされ、乳
酸、あるいはグリコール酸残基のpKaより小さい酸の
添加によって、この相互作用が妨害されると考えられる
実施例3 実施例1の方法で得られたマイクロカプセルのin  
vitro  およびラット皮下に投与された後のin
  vivo  の薬物放出性(投与部位マイクロカプ
セル中の薬物残存量を測定)を検討し、その結果を表−
3および表−4に示す。
表−3 in  vitro放出性(マイクロカプセル中残存m
(%))、n= 3 薬 物 ロフト1日 1週 2週 3週 4週TRH5
094,5g2.2 59.0 44.6 7.8表−
4 in  vivo放出性(マイクロカプセル中残存量(
%))、n= 5 薬 物 ロット1日 1週 2週 3週 4週TRH5
079,872,831,316,73,2マイクロカ
プセルはPLGA(乳酸/グリコール酸比ニア 5/2
5.平均分子1t14000)を用いたマイクロカプセ
ルで、重合物に対して5%のTRHa離体を仕込み、調
製したものであるが、in vivo  においても、
低い初期放出性の後、0次放出に近い良好な放出制御を
有するマイクロカプセルが得られていることを示してい
る。これらのマイクロカプセルは走査型電子顕微鏡によ
る観察の結果、平均粒子径が10〜40ミクロンのよく
整ったきれいな球形をしていた。また適当な分散媒を用
いて23〜22ゲージの注射針によってスムースに容易
に注射可能であった。
実施例4 CG−3509(遊離体)50mg 〜1000mgを
水0.5−に溶解しく内水層)、一方PLGA  5g
をジクロロメタン6.25dに溶解した(油層)。
内水層を、ポリトロン0 (キネマチカ社製、スイス)
で攪拌しつつ油層を添加しW10エマルジョンを得た。
このエマルジョンを15〜!8℃に冷却し、あらかじめ
18℃に冷却しておいた0、5%ゼラチン水溶液125
0−中に注入しタービン式ホモミキサーを使用してW/
O/W型エマルジコ・ノ、レ 1  ナー   P a
)mVJ  /n  /wメジ鵬沖 l  −s  −
i h [/7’1ジクaロメタンを揮散させ、油層を
固化させた。
これを遠心分離機で捕集し、蒸留水で洗浄した後凍結乾
燥により脱溶媒および脱水を十分に行ない粉末状のCG
−350’9含有マイクロカプセルを得た。
このマイクロカプセルのCC;−3509のトラップ率
および37℃でI)H7,0リン酸緩衝液中で行った1
n−vitro放出試験のうち1日後のマイクロカプセ
ル中に残存するCG−35091を測定した。結果を表
〜5に示す。
表−5 0フト CG−3509トラップ率 1日後の残存率1
06   1     91.7    44.110
7   2.5    95.6    81.610
8   5    113.5    88.4110
  10     88.11    88.0111
  20     45.8    78.7a)  
PLGAに対するCG−3509重量(%)実施例1の
T RHの場合と同様にCG−3509のPLGAに対
する濃度が2.5〜lO%のときトラップ率も高く1日
後の放出(初期放出)も少ない良好な徐放性マイクロカ
プセルが得られた。
実施例5 T RHの遊離体600mgを0.36d蒸留水に溶解
し、これにPLGA5.4gを6.7滅ジクロロメタン
に溶解したものを加え、以下、実施例1と同様にして、
TR)Iのマイクロカプセルが得られた。なお、3層エ
マルジョン調製時の両液層の温度は19℃に設定した。
発明の効果 本発明の製造法によれば、生薬のマイクロカプセルへの
取込率が高く、初期過剰放出が少なく、長期にわたり安
定に生薬を放出する徐放性マイクロカプセルが得られる

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高分子重合物に対して2〜15重量%に相当する
    TRH、そのアナログまたはそれらのpKa4.0以上
    の弱酸との塩と該高分子重合物からなるマイクロカプセ
    ル。
  2. (2)TRHもしくはそのアナログが、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Xは4、5または6員複素環基を、Yはイミダ
    ゾール−4−イルまたは4−ヒドロキシフェニルを、R
    ^1、R^2は同一または異なって水素もしくは低級ア
    ルキルを、R^3は水素または置換基を有していてもよ
    いアラルキルを示す]で表わされる化合物である特許請
    求の範囲第1項記載のマイクロカプセル。
  3. (3)Xが、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    または▲数式、化学式、表等があります▼ である特許請求の範囲第2項記載のマイクロカプセル。
  4. (4)R^1およびR^2が、共に水素である特許請求
    の範囲第2項記載のマイクロカプセル。
  5. (5)R^3が水素または3,4−ジヒドロキシフェネ
    チルである特許請求の範囲第2項記載のマイクロカプセ
    ル。
  6. (6)化合物が、ピロGlu−His−ProNH_2
    、α−ブチロラクトンカルボニル−His−ProNH
    _2またはオロチル−His−ProNH_2である特
    許請求の範囲第2項記載のマイクロカプセル。
  7. (7)TRHもしくはそのアナログが、遊離体である特
    許請求の範囲第1項記載のマイクロカプセル。
  8. (8)TRHもしくはそのアナログが、無機酸または有
    機酸との塩である特許請求の範囲第1項記載のマイクロ
    カプセル。
  9. (9)有機酸が、低級アルカンモノカルボン酸である特
    許請求の範囲第8項記載のマイクロカプセル。
  10. (10)高分子重合物が、ポリ脂肪酸エステルのホモポ
    リマーまたはコポリマーである特許請求の範囲第1項記
    載のマイクロカプセル。
  11. (11)高分子重合物が、乳酸とグリコール酸のコポリ
    マーである特許請求の範囲第10項記載のマイクロカプ
    セル。
  12. (12)高分子重合物が、ポリオルソエステルである特
    許請求の範囲第1項記載のマイクロカプセル。
  13. (13)高分子重合物の平均分子量が、約1,000な
    いし100,000である特許請求の範囲第10項また
    は第12項記載のマイクロカプセル。
  14. (14)平均径が約0.5〜400μmである特許請求
    の範囲第1項記載のマイクロカプセル。
  15. (15)高分子重合物を含む油層と、該高分子重合物に
    対して2〜15重量%に相当するTRH、そのアナログ
    またはそれらのpKa4.0以上の弱酸との塩を含む水
    層とでW/O型乳化物を形成せしめ、これと分散剤水溶
    液とで混合してW/O/W型乳化物を形成せしめ、つい
    で油層溶媒を留去することを特徴とするマイクロカプセ
    ルの製造法。
  16. (16)油層が、有機溶媒に溶解した高分子重合物であ
    る特許請求の範囲第15項記載の製造法。
  17. (17)有機溶媒が、ハロゲン化アルカンである特許請
    求の範囲第16項記載の製造法。
  18. (18)水層が、約5〜80%のペプチド重量比のTR
    H、そのアナログまたはそれらの塩と水である特許請求
    の範囲第15項記載の製造法。
  19. (19)W/O型乳化物形成を、分散法により行う特許
    請求の範囲第15項記載の製造法。
  20. (20)W/O型乳化物の粘度を、150〜10,00
    0センチポアーズとする特許請求の範囲第19項記載の
    製造法。
  21. (21)W/O型乳化物を温度調整下分散剤を含有する
    第三層目の水層に分散させてW/O/W型乳化物を形成
    させる特許請求の範囲第15項記載の製造法。
  22. (22)分散剤がポリビニルアルコール、カルボキシメ
    チルセルロースまたはゼラチンである特許請求の範囲第
    21項記載の製造法。
  23. (23)温度を約0℃〜35℃に調整する特許請求の範
    囲第21項記載の製造法。
  24. (24)油層の溶媒留去を攪拌により行う特許請求の範
    囲第21項記載の製造法。
JP62173523A 1986-08-08 1987-07-10 ペプチド含有マイクロカプセルおよびその製造法 Expired - Lifetime JP2526589B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
HU53088A HU203479B (en) 1987-07-10 1988-02-04 Process for microcapsulating trh or analogues
NO88880502A NO880502L (no) 1987-07-10 1988-02-04 Innkapsling av trh etter dets analog.
FI880511A FI880511A (fi) 1987-07-10 1988-02-04 Inkapsling av trh eller dess analoger.

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18746786 1986-08-08
JP61-187467 1986-08-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63233926A true JPS63233926A (ja) 1988-09-29
JP2526589B2 JP2526589B2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=16206591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62173523A Expired - Lifetime JP2526589B2 (ja) 1986-08-08 1987-07-10 ペプチド含有マイクロカプセルおよびその製造法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5652220A (ja)
EP (1) EP0256726B1 (ja)
JP (1) JP2526589B2 (ja)
KR (1) KR880002514A (ja)
AT (1) ATE81288T1 (ja)
CA (1) CA1300011C (ja)
DE (1) DE3782117T2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992004891A1 (en) * 1990-09-14 1992-04-02 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Microencapsulated sustained-release preparation and production
JPH04321622A (ja) * 1990-02-13 1992-11-11 Takeda Chem Ind Ltd 長期徐放型マイクロカプセル
EP0781548A2 (en) 1995-12-15 1997-07-02 Takeda Chemical Industries, Ltd. Production of sustained-release preparation for injection
JP2007526287A (ja) * 2004-03-03 2007-09-13 エティファルム 分級された生分解性微小球を調製するための方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5271945A (en) * 1988-07-05 1993-12-21 Takeda Chemical Industries, Ltd. Sustained release microcapsule for water soluble drug
ATE133865T1 (de) * 1989-11-17 1996-02-15 Takeda Chemical Industries Ltd Therapeutisches mittel für erkrankungen des zentralnervensystems
MY107937A (en) * 1990-02-13 1996-06-29 Takeda Chemical Industries Ltd Prolonged release microcapsules.
ZA918168B (en) * 1990-10-16 1993-04-14 Takeda Chemical Industries Ltd Prolonged release preparation and polymers thereof.
DK0686045T3 (da) * 1993-02-23 2001-03-05 Genentech Inc Stabilisering af med organisk opløsningsmiddel behandlede polypeptider med et hjælpestof
US6090925A (en) 1993-03-09 2000-07-18 Epic Therapeutics, Inc. Macromolecular microparticles and methods of production and use
US5981719A (en) 1993-03-09 1999-11-09 Epic Therapeutics, Inc. Macromolecular microparticles and methods of production and use
US6149953A (en) * 1993-11-08 2000-11-21 Delta Food Group, Inc. Seeded microcapsules
WO1998008464A1 (en) * 1996-08-29 1998-03-05 Advanced Research & Technology Institute Novel pharmacotherapeutic process and composition for central nervous system disorders
CA2406846C (en) 2000-04-21 2008-11-18 Advanced Research And Technology Institute, Inc. Pharmacotherapeutic process and composition for central nervous system disorders
DE10025948A1 (de) * 2000-05-26 2001-11-29 Gruenenthal Gmbh Wirkstoffkombination
US20040126900A1 (en) * 2001-04-13 2004-07-01 Barry Stephen E High affinity peptide- containing nanoparticles
US20080305175A1 (en) * 2006-11-30 2008-12-11 Agency For Science, Technology And Research Micro-Container

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE792550A (nl) * 1971-12-23 1973-06-12 Agfa Gevaert Nv Procede voor het vervaardigen van microcapsules
JPS5944308B2 (ja) * 1976-03-23 1984-10-29 武田薬品工業株式会社 ペプタイド
PH19942A (en) * 1980-11-18 1986-08-14 Sintex Inc Microencapsulation of water soluble polypeptides
JPS57188526A (en) * 1981-05-14 1982-11-19 Takeda Chem Ind Ltd Peptide-containing pharmaceutical preparation
JPS60100516A (ja) * 1983-11-04 1985-06-04 Takeda Chem Ind Ltd 徐放型マイクロカプセルの製造法
JPS60125245A (ja) * 1983-12-12 1985-07-04 Nitto Electric Ind Co Ltd 液状活性物質含有マイクロカプセルの製造方法
DE3678308D1 (de) * 1985-02-07 1991-05-02 Takeda Chemical Industries Ltd Verfahren zur herstellung von mikrokapseln.

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04321622A (ja) * 1990-02-13 1992-11-11 Takeda Chem Ind Ltd 長期徐放型マイクロカプセル
WO1992004891A1 (en) * 1990-09-14 1992-04-02 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Microencapsulated sustained-release preparation and production
EP0781548A2 (en) 1995-12-15 1997-07-02 Takeda Chemical Industries, Ltd. Production of sustained-release preparation for injection
JP2007526287A (ja) * 2004-03-03 2007-09-13 エティファルム 分級された生分解性微小球を調製するための方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE3782117D1 (de) 1992-11-12
ATE81288T1 (de) 1992-10-15
EP0256726B1 (en) 1992-10-07
CA1300011C (en) 1992-05-05
US5652220A (en) 1997-07-29
KR880002514A (ko) 1988-05-09
EP0256726A2 (en) 1988-02-24
JP2526589B2 (ja) 1996-08-21
DE3782117T2 (de) 1993-03-11
EP0256726A3 (en) 1988-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2827287B2 (ja) 水溶性薬物含有徐放型マイクロカプセル
JPS63233926A (ja) ペプチド含有マイクロカプセルおよびその製造法
JPH01216918A (ja) 生理活性物質含有ポリ乳酸系微小球およびその製造法
JPH10502673A (ja) 持続性の局所麻酔を施すための製剤および方法
LV10055B (en) Prolonged release preparation and polymers thereof
JP5713897B2 (ja) 生理活性ペプチドを含有する微粒子を調製するためのプロセス
PT98497B (pt) Processo para a preparacao de particulas para a libertacao controlada de um ingrediente activo
IE902435A1 (en) Processes for the preparation of sustained release formulations of water soluble peptides
IE68436B1 (en) Prolonged release microcapsules
JP2004518708A (ja) 放出性が改良された新規な処方物
JPS62201816A (ja) マイクロカプセルの製造法
JP2001515862A (ja) 制御放出微小球体デリバリーシステム
EP1972336A1 (en) Hot-melt micropellets
PT754034E (pt) Formulacoes farmaceuticas efervescentes contendo microcapsulas biodegradaveis de libertacao controlada
US5569467A (en) Process for the preparation of microballs and microballs thus obtained
JP2023506175A (ja) カリプラジン放出製剤
RU2331410C2 (ru) Способ получения фармацевтических мультичастиц
JP2004501188A (ja) インスリンの放出制御製剤及びその方法
WO2018108163A1 (zh) 一种Talazoparib药物组合物及其应用
KR20210100986A (ko) 고밀도 서방출성 미립구의 제조방법
JPH0436233A (ja) 生理活性物質含有生体内分解吸収性の徐放性製剤
US20090110744A1 (en) Sustained release pharmaceutical compositions
US20130316010A1 (en) Polymeric microparticles
CA2123481C (en) Process for the preparation of microballs and microballs thus obtained
JPS6341416A (ja) 鎮痛性ペプチド含有マイクロカプセルの製造法