JPS63225449A - 電流遮断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電流遮断装置に関する。

（背景技術） 従来、電気製品の電気回路を含む部分は、水が導電性を
有するため、非絶縁部分から水中に電流が漏れる恐れが
有り、電気製品の回路部分は水とは接しないようにして
用いている。

防湿程度の機能を目的とするならばケーシング等の間隙
をパツキン等で詰めてしまう方法も有るが、例えば浴槽
内に落としてしまった場合等の効果はほとんど無い。さ
らに電気製品によっては必ず開口部が必要な物も有る（
例ヘアドライヤ）。

従って使用に当っては水に接しないように用いるのが原
則である。しかしヘアドライヤ等を浴室で使用中に誤っ
て浴槽内に落下させた場合等は非常に危険であり、電源
プラグをコンセントから抜かずに浴槽内に手を入れて拾
う場合、水を介して感電することが有るという問題点が
有り、これを解決する手段の開発が望まれていた。

よって本発明は水に浸った際に自動的に電源回路を開き
感電防止を可能にする電流遮断装置を提供することを目
的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するため、本発明は次の構成を備える
。

すなわち、電源と電気製品本体との間に接続され、通常
は回路を閉じるべく付勢する付勢手段及び、前記回路が
開いた際にはその状態を保持するためのロック手段から
なる開閉装置と、電源に並列に接続され、前記付勢手段
に抗して前記開閉装置を開くための駆動装置と、該駆動
装置に直列に接続されたゲート素子と、前記電気製品本
体内に配され、電気製品本体が水に浸かった際に電気製
品本体からのリーク電流を前記ゲート素子に延長コード
を介して流すための電極と、該電極と前記ゲート素子の
間に直列に接続されたゲート素子制御用のコンデンサと
を具備することを特徴とする。

（作用） 作用を図面と共に説明する。

第２図に示す電気製品のヘアドライヤの本体３８を使用
中に水の中へ落とした際には、本体３８の通電部分から
電流が漏れ、水を介して電極３６へ流れる。

電流は電極３６から延長コード４０ｃを通りコンデンサ
４４に充電する。コンデンサの充電電圧がゲート素子４
８を構成するダイアック５０のブレイクオーバー電圧以
上になるとダイアック５０に電流が流れ、ゲート素子４
８を構成するトライアック５２のゲートにゲート信号が
入力される。

するとトライアック５２がＯＮになり電磁コイル４６に
電流が流れる。すると第１図に示す駆動装置たるソレノ
イド２８がロッド３０を吸引する。

ロッド３０がソレノイド２８方向へ引かれるとロック手
段の係止体３１の係止部３２と押接体１６の突部３４と
の係止が解除される。すると付勢手段たるコイルスプリ
ング２４ａはセットボタン２２を図面上の上方へ押し上
げる。この時押接体１６はセットボタン２２に固着され
ているのでセットボタン２２と共に上方へ移動しスイッ
チ片１４ａ、１４ｂは自らの弾性力により回路基板１２
から離れ電源回路を開く。それによりヘアドライヤの通
電はストップされる。

（実施例） 以下、本発明の好適な実施例について添付図面と共に詳
述する。

まず第１図と共に、構成について説明する。

第１図に示すのは電気製品の電源プラグ１１の側面断面
図と、（ｂ）平面断面図である。

ｌＯは入力端子であり、不図示のコンセントに挿入して
電気製品に商用電源から電力を電気製品へ供給する。

１２は回路基板であり、後述する電気回路が組まれてい
る。

１４ａ、１４ｂはスイッチ片であり、弾性を有する金属
片で形成され、一端は回路基板１２上の電気回路内に固
定され、他端は外力が加わらない状態では回路基板１２
から離れ、電気回路を開くようになっており、所定の外
力が加わって電気回路と接触してその電気回路を閉成す
るようになっている。

１６は押接体であり、図示した形状の押接片１８ａと押
接片１８ｂを直角に交叉させて固着することにより形成
されており、下端は回路基板１２に穿設された透孔内に
遊挿されている。押接片１８ｂは後述するロッドフレー
ム２０に穿設された透孔内を貫通して先端はセットボタ
ン２２に連結されている。

セントボタン２２は押接片１８ｂの頂部に固定されると
共に、セットボタン２２下面とロッドフレーム２０の間
に介挿された付勢手段であるコイルスプリング２４ａに
より図面上、上方へ付勢されており、その頂部はケーシ
ング２６に穿設された透孔から突出入自在になっている
。

２８は駆動装置であるソレノイドであり、後述する電気
回路の電磁コイルを備え、通電された際にはロッド３０
を吸引する。そのロッド３０のソレノイド２８と反対側
の端部近傍にはロック手段たる係止体３１が設けられて
いる。係止体３１には前記押接体１６を図面上の下方へ
押し下げた状態を保つための係止部３２が形成されてお
り、押接体１６の押接片１８ｂの側面に突設された突部
３４に係止可能になっている。

２０はロッドフレームであり、両端面には適宜な透孔が
穿設され、ロッド３０の両端が遊挿されている。

２４ｂはコイルスプリングであり、ロッド３０に外嵌さ
れ、ロッドフレーム２０と係止体３１の係止部３２との
間に弾装され、ロッド３０をソレノイド２８から離反さ
せる方向へ付勢している。

次に第２図と共に電気回路について説明する。

なお、本実施例では電気製品としてヘアドライヤを挙げ
て説明するが、電気カミソリやラジオ等にも応用可能な
ことは言うまでもない。

３６は電極であり、ヘアドライヤ本体３８とは１絶縁さ
れた状態でヘアドライヤ本体３８の適宜な位置に固定さ
れている。電極３６は延長コード４０ｃにより後述する
電流遮断装置に接続されている。

ヘアドライヤ本体３８の他の部分は公知のヘアドライヤ
と同一なので説明は省略する。

４４はコンデンサであり、容量は０．３μＦの物を用い
ている。

４６は前述のソレノイド２８を構成する電磁コイルであ
る。

４８はゲート素子であり、ブレイクオーバー電圧が３５
Ｖのダイアック５０と、ダイアック５０の出力側とゲー
トを接続されたスイッチング用のトライアック５２とか
らなっている。

なお、１４ａ、１４ｂは前述のスイッチ片であり、１０
も前述の入力端子である。

電流遮断装置は前述のとおりヘアドライヤの電源プラグ
１１のケーシング２６内に配されており、ヘアドライヤ
本体３８への電力供給は延長コード４０ａ、４０ｂによ
り行われるので、電源プラグとヘアドライヤ本体３８と
の間は適　宜な長さの３芯コードで連結されている。

本発明に係る電流遮断装置は以上のように構成されてい
る。

次に動作について説明する。

まずセットボタン２２をケーシング２６内に押し込むと
、セットボタン２２はコイルスプリング２４ａの弾発力
に抗して押接体１６を押し込む。

その際押接体１６を構成する押接片１８ｂの突部３４に
設けた斜面５４が係止体３１を押すので、係止体３１と
一体になったロッド３０はソレノイド２８の方向へ僅か
動き、前記突部３４が係止部３２の先端より第１図（ｂ
）の図面上の下方に位置するとロッド３０はコイルスプ
リング２４ｂの弾発力により再び従前位置へ移動し、係
止部３２と突部３４が係止して押接体１６はスイッチ片
１４ａ、１４ｂを押圧し、スイッチ片１４ａＳ　１４ｂ
の葬固定側の端部は回路基板１２に接し、電源回路を閉
成する。

この状態ではソレノイド２８の電磁コイル４６には通電
されないのでソレノイド２８は作動せず、スイッチ片１
４ａ、１４ｂは回路を閉成した状態を保っている。

ここでヘアドライヤに通電すればヘアドライヤは使用す
ることができる。

ヘアドライヤを使用中に誤ってヘアドライヤ本体３８を
誤って水中（例えば浴槽等）へ通電したまま落下させる
と、ヘアドライヤ本体３８の通電部分から水を介して電
流（１００ｍ八以下へが漏れ、電極３６に流れ込む。

電極３６に流れ込んだ電流は延長コード線４０Ｃを通り
コンデンサ４４に遠来、コンデンサ４４は充電される。

コンデンサ４４の充電電圧が３５Ｖを超えると、ゲート
素子４８のダイアック５０のブレークオーバー電圧を超
え、ダイアック５０からトライアック５２のゲートに１
０ｍＡのゲート信号電流が入り、トライブック５２がＯ
Ｎとなり、電磁コイル４６に入力端子１０からの電力が
供給される。すると電磁コイル４６は磁化し、電磁コイ
ル４６を備えたソレノイド２８は作動しロッド３０をコ
イルスプリング２４ｂの付勢力に抗して吸引する。

係止体３１の係止部３２もソレノイド２８方向へ動き、
押接体１６の突部３４との係止を解除する。すると押接
体１６と一体に動くよう押接体１６に固定されているセ
ットボタン２２はコイルスプリング２４ａの弾発力によ
りケーシング２６の外方へ突出するよう押され、その例
に押接体１６もセントボタン２２と同方向へ移動する。

するとスイッチ片１４ａ、１４ｂを回路基板１２へ押接
する力が解除されるので、スイッチ片１４ａ、１４ｂは
自らの弾性力で回路基板１２から離反し、電源回路は開
き、ドライヤ本体３８への電力の供給はストップされる
。

従って、水中のドライヤ本体３８へ触れても感電の危険
は無（なる。

以下、本発明の好適な実施例について種々述べて来たが
、本発明は上述の実施例に限定されるのではな（、例え
ばコイルスプリング２４ａは必ずしも設ける必要はなく
、例えばスイッチ片１４ａ、１４ｂに十分な弾性力を持
たせただけでもよい等発明の精神を逸脱しない範囲でさ
らに多くの改変を施し得るのはもちろんである。

（発明の効果） 本発明に係る電流遮断装置を用いると、通電中の電気製
品を誤って水中に落としても自動的に落下した本体への
電力の供給はストップされるので、手で触れても感電事
故を防ぐことが可能となる。

従って水の有る所でも電気製品を安心して用いることが
できる等の著効を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電流遮断装置を組み込んだ電気製
品の電源プラグの（ａ）平面断面図、（ｂ）同側面断面
図、（Ｃ）同正面断面図であり、第２図は同装置を用い
たヘアドライヤの回路図である。 １０・・・入力端子、　１２・・・回路基板、１４ａ、
１４ｂ・・・スイッチ片、　　１６・・・押接体、　２
８・・・ソレノイド、　３０・・・ロッド、　３１・・
・係止体、　３２・・・係止部、　３４・・・突部、　
３６・・・電極、３８・・・ヘアドライヤ本体、 ４４・・・コンデンサ、　４６・・・電磁コ４７Ｌ／、
４８・・・ゲート素子。 図　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　面フ　　　　２　　　　図 手続補正書 昭を１６２年　８月１１日 特許庁長官　小　川　邦　夫　殿 ２、発明の名称 電流遮断装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 ４、代理人 ７、補正の対象 明細書 Φ）、 ８、補正の内容　　　　　　　　　　　　（゛別紙の通
り　　　　　　　　　・１．　神゛１５．・８、補正の
内容 １）特許請求の範囲を次のように補正する。 ゛−ト４ＩＩ′　　のコンー゛ンサと　旦　　ること　
　′と　る−一兼　１萱。」 ２）明細書第３頁第５行目〜第１６行目の「すなわち、
・・・特徴とする。」を「すなわち、電源と接続される
入力端子へ接断可能なスイッチ片と、該スイッチ片と前
記入力端子とを離反させ電気製品本体への電力の供給を
停止する方向へスイッチ片を付勢する付勢手段と、通常
は前記付勢手段の付勢力に抗して電気製品本体へ電力を
供給すべく入力端子とスイッチ片の接触状態を保持する
ロック手段からなる開閉装置と、電源と並列に接続され
、前記ロック手段を解除するための駆動装置と、該駆動
装置に対し直列に接続されたゲート素子と、前記電気製
品本体内に通常は電気的に絶縁されて配され、電気製品
本体が水に浸った際に水を介して電気製品本体からのリ
ーク電流を拾うべく電源に接続された電極と、該電極と
電源の間に直列に接続され、前記ゲート素子制御用のコ
ンデンサとを具備することを特徴とする特許

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電源と電気製品本体との間に接続され、通常は回路
   を閉じるべく付勢する付勢手段及び、前記回路が開いた
   際にはその状態を保持するためのロック手段からなる開
   閉装置と、 電源に並列に接続され、前記付勢手段に抗 して前記開閉装置を開くための駆動装置と、該駆動装置
   に直列に接続されたゲート素子 と、 前記電気製品本体内に配され、電気製品本 体が水に浸かった際に電気製品本体からのリーク電流を
   前記ゲート素子に延長コードを介して流すための電極と
   、 該電極と前記ゲート素子の間に直列に接続 されたゲート素子制御用のコンデンサとを具備すること
   を特徴とする電流遮断装置。