JPS63224137A - 走査型電子顕微鏡の試料ホルダ− - Google Patents
走査型電子顕微鏡の試料ホルダ−Info
- Publication number
- JPS63224137A JPS63224137A JP62054013A JP5401387A JPS63224137A JP S63224137 A JPS63224137 A JP S63224137A JP 62054013 A JP62054013 A JP 62054013A JP 5401387 A JP5401387 A JP 5401387A JP S63224137 A JPS63224137 A JP S63224137A
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- electric field
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- Pending
Links
- 230000005684 electric field Effects 0.000 claims abstract description 16
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 abstract description 7
- 238000009413 insulation Methods 0.000 abstract description 3
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 abstract description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 abstract 2
- 230000008030 elimination Effects 0.000 abstract 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 abstract 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 2
- 206010011878 Deafness Diseases 0.000 description 1
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、走査型電子顕微鏡(8EM)にSシ。
特に観察像のコントラスト向上に好適な試料ホルダ一部
の改良に関する。
の改良に関する。
従来用いられているサイドエントリ型試料ホルダーは、
特公昭58−12701に開示され、そのホルダーの基
本的構造を簡略化して第2図に示す。
特公昭58−12701に開示され、そのホルダーの基
本的構造を簡略化して第2図に示す。
このホルダーは、試料を対物レンズの中に配置する所謂
インレンズ製の対物レンズで用いられるものである。こ
のホルダーは試料ホルダー1に試料2を取シ付けてその
まま観察するものである。このようなホルダーを用いて
、凹凸の変化がほとんどなく材質のみが変化しているよ
うな試料を観察した場合、材質の変化像を十分なコント
ラストで観察できないという問題があった。
インレンズ製の対物レンズで用いられるものである。こ
のホルダーは試料ホルダー1に試料2を取シ付けてその
まま観察するものである。このようなホルダーを用いて
、凹凸の変化がほとんどなく材質のみが変化しているよ
うな試料を観察した場合、材質の変化像を十分なコント
ラストで観察できないという問題があった。
〔発明が解決しようとする問題点」
本発明の目的は、凹凸の変化がほとんどなく材質”のみ
が変化している試料でも十分なコントラストで像観察が
できるための手段を提供することにある。
が変化している試料でも十分なコントラストで像観察が
できるための手段を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段」
上記問題点を解決するための原理をまず説明する。一般
に8EMのコントラストは、試料表面の凹凸や材質の変
化により形成6れる。脣に、前者の方が後者に比べてコ
ントラストは非常に強いので、一般には試料の形態を1
!察している。逆に。
に8EMのコントラストは、試料表面の凹凸や材質の変
化により形成6れる。脣に、前者の方が後者に比べてコ
ントラストは非常に強いので、一般には試料の形態を1
!察している。逆に。
凹凸がほとんどなく材質のみが変化しているような試料
を観察すると、十分なコントラストが得られず、微細に
変化している部分は観察できないという問題がある。こ
の原因は、以下の現象によるものである。まず、材質の
違いによるコントラストは、材質表面の仕事関数の差に
よって試料から出てくる二次電子の放出量が異なる事に
よシ生じる。しかし、この仕事関数の差を打ち消すよう
な電界(パッチフィールドと呼ばれている)が試料表面
に自然に生じ、材質の差による二次電子放出量に差がつ
かなくなり、コントラストが生じなくなる。便って、こ
のような試料観察にはこのバッチフィールドを取り除け
ば、十分なコントラストで観察できるようになる。近年
、試料表面に適度の電界を強制的に印加してやればこの
フィールドを取9除けることが分かつてきた。
を観察すると、十分なコントラストが得られず、微細に
変化している部分は観察できないという問題がある。こ
の原因は、以下の現象によるものである。まず、材質の
違いによるコントラストは、材質表面の仕事関数の差に
よって試料から出てくる二次電子の放出量が異なる事に
よシ生じる。しかし、この仕事関数の差を打ち消すよう
な電界(パッチフィールドと呼ばれている)が試料表面
に自然に生じ、材質の差による二次電子放出量に差がつ
かなくなり、コントラストが生じなくなる。便って、こ
のような試料観察にはこのバッチフィールドを取り除け
ば、十分なコントラストで観察できるようになる。近年
、試料表面に適度の電界を強制的に印加してやればこの
フィールドを取9除けることが分かつてきた。
本発明は、このような点に着目してな速れたものである
。
。
従来の試料ホルダーは、第2図から分かるようにパッチ
フィールドを除去する為の電界を試料表面に印加できな
かった。すなわち、試料ホルダー1はアース電位である
ので当然試料2もアース電位となり、またホルダーの周
辺の部材(例えば。
フィールドを除去する為の電界を試料表面に印加できな
かった。すなわち、試料ホルダー1はアース電位である
ので当然試料2もアース電位となり、またホルダーの周
辺の部材(例えば。
対物レンズの磁路)も一般にアース電位であるので、す
べてが同電位となり、試料の表面に電界を生じさせるこ
とができなかった。この電界を生じさせるには、試料に
電圧を印加できるようにすればよい。ここで欲しいのは
電圧ではなく電界であるので僅かな電圧で強い電界が印
加できるようにすることが111Lい。その理由は、低
い電圧で動作できるので試料載面上に形成される静電レ
ンズ作用が無視でき、%にインレンズ製では磁界と静電
の重畳による混合収差を生じさせず1分解能に影響を与
えないで用いる事ができるからである。
べてが同電位となり、試料の表面に電界を生じさせるこ
とができなかった。この電界を生じさせるには、試料に
電圧を印加できるようにすればよい。ここで欲しいのは
電圧ではなく電界であるので僅かな電圧で強い電界が印
加できるようにすることが111Lい。その理由は、低
い電圧で動作できるので試料載面上に形成される静電レ
ンズ作用が無視でき、%にインレンズ製では磁界と静電
の重畳による混合収差を生じさせず1分解能に影響を与
えないで用いる事ができるからである。
そのためには、試料の極弐面にアース電極を配置し、試
料に電圧を印加するようにすれば可能となる。
料に電圧を印加するようにすれば可能となる。
本発明は、このような観点にたって実施され九ものであ
る。
る。
以下1本発明の一笑施例t−第1図により説明する。ま
ず、試料ホルダーlは金属でできているのでこのホルダ
ーと絶縁を取るための絶縁スペーサ41を介して試料台
5を配置し、この台に試料2を取り付けるようにした。
ず、試料ホルダーlは金属でできているのでこのホルダ
ーと絶縁を取るための絶縁スペーサ41を介して試料台
5を配置し、この台に試料2を取り付けるようにした。
さらに、試料表面側に薄い絶縁スペーサ42を介して電
極3がホルダー1に堆9付けられるようになっている。
極3がホルダー1に堆9付けられるようになっている。
もちろんこの電極には試料像観察の為の小さな穴が開い
ている。この電極3は当然アース電位であり、試料台5
は真空外よシミ圧7が印加されるが、スペーサ42が薄
いので弱い電圧で強い電界が印加できる。また、電界は
試料2の極表面にしか存在しないので、静電レンズ作用
がほとんど生じないので。
ている。この電極3は当然アース電位であり、試料台5
は真空外よシミ圧7が印加されるが、スペーサ42が薄
いので弱い電圧で強い電界が印加できる。また、電界は
試料2の極表面にしか存在しないので、静電レンズ作用
がほとんど生じないので。
入射電子線に与える影響も無視できる。
この試料ホルダーにより、試料電圧10ボルト程度で2
0ポルト/■程度の電界を容易に実現でき、パッチフィ
ールド除去に十分な電界が得られ友。このホルダーを用
いて、たとえば半導体レーザで用いられているような(
1aAs超格子構造の骨開面をmst、たところ、従来
の試料ホルダーでは得られなかつ九高いコントラストが
得られ、十分観察できるようになった。
0ポルト/■程度の電界を容易に実現でき、パッチフィ
ールド除去に十分な電界が得られ友。このホルダーを用
いて、たとえば半導体レーザで用いられているような(
1aAs超格子構造の骨開面をmst、たところ、従来
の試料ホルダーでは得られなかつ九高いコントラストが
得られ、十分観察できるようになった。
本実施例ではサイドエントリ聾の試料ホルダーで行った
が1本発明はこれに限ることなく、一般に用いられてい
るタイプの試料ホルダーすべてにおいて実施できること
は言うまでもな−0〔発明の効果〕 以上に述べたごとく1本発明によれば容易に試料面のパ
ッチフィールドを除去することができ。
が1本発明はこれに限ることなく、一般に用いられてい
るタイプの試料ホルダーすべてにおいて実施できること
は言うまでもな−0〔発明の効果〕 以上に述べたごとく1本発明によれば容易に試料面のパ
ッチフィールドを除去することができ。
凹凸によるコントラストではなく材質によるコントラス
トを強調させうる効果がある。
トを強調させうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一笑施例を示す試料ホルダーの基本断
面図、第21iAは従来の試料ホルダーの基本断面図で
ある。 l・・・試料ホルダー、2・・・試料、3・・・アース
電極。 41.42・・・絶縁スペーサ、5・・・試料台、6・
・・絶縁パイプ、7・・・印加電圧。
面図、第21iAは従来の試料ホルダーの基本断面図で
ある。 l・・・試料ホルダー、2・・・試料、3・・・アース
電極。 41.42・・・絶縁スペーサ、5・・・試料台、6・
・・絶縁パイプ、7・・・印加電圧。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、走査型電子顕微鏡の試料ホルダーにおいて、試料は
ホルダーと絶縁し、かつ試料の表面近傍に電極を配置せ
しめてホルダーとともに接地し、試料に電圧を印加せし
めて試料表面に電界を形成せしめるように構成したこと
を特徴とした走査型電子顕微鏡の試料ホルダー。 2、試料ホルダーはサイドエントリ型であることを特徴
とした第1項記載の走査型電子顕微鏡の試料ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62054013A JPS63224137A (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 走査型電子顕微鏡の試料ホルダ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62054013A JPS63224137A (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 走査型電子顕微鏡の試料ホルダ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63224137A true JPS63224137A (ja) | 1988-09-19 |
Family
ID=12958703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62054013A Pending JPS63224137A (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 走査型電子顕微鏡の試料ホルダ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63224137A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0769799A2 (en) * | 1995-10-19 | 1997-04-23 | Hitachi, Ltd. | Scanning electron microscope |
WO2001084593A3 (en) * | 2000-05-04 | 2002-04-04 | Univ Singapore | A lens for a scanning electron microscope |
-
1987
- 1987-03-11 JP JP62054013A patent/JPS63224137A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0769799A2 (en) * | 1995-10-19 | 1997-04-23 | Hitachi, Ltd. | Scanning electron microscope |
EP0769799A3 (en) * | 1995-10-19 | 2004-11-24 | Hitachi, Ltd. | Scanning electron microscope |
WO2001084593A3 (en) * | 2000-05-04 | 2002-04-04 | Univ Singapore | A lens for a scanning electron microscope |
US6906335B2 (en) | 2000-05-04 | 2005-06-14 | National University Of Singapore | Lens for a scanning electron microscope |
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