JPS6322343Y2 - - Google Patents

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JPS6322343Y2
JPS6322343Y2 JP3086982U JP3086982U JPS6322343Y2 JP S6322343 Y2 JPS6322343 Y2 JP S6322343Y2 JP 3086982 U JP3086982 U JP 3086982U JP 3086982 U JP3086982 U JP 3086982U JP S6322343 Y2 JPS6322343 Y2 JP S6322343Y2
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JP
Japan
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shell
roller
spring member
shell body
cylindrical
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JP3086982U
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English (en)
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JPS58133623U (ja
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Publication of JPS6322343Y2 publication Critical patent/JPS6322343Y2/ja
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はシエル型の一方クラツチに関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする問題
点) 従来のこの種の一方クラツチは、深絞り、端部
折曲げ加工等により殻体を成形し、その内部にロ
ーラ、保持器、ローラをカム面に向かつて付勢す
るばね等を組込む構造であるために、殻体の端部
折曲げ加工の前にローラ、保持器、ばね等の組付
けを行う必要があり、加工が面倒であるとともに
部品点数が多く、コストが高くつくという欠点が
あつた。
すなわち、従来、特公昭41−2806号公報または
特公昭46−13683号公報に示されているものがあ
る。上記した公報に記載されたものは、いずれも
ローラ及びばね部材が、殻体から軸方向に抜ける
のを防止するため、殻体の両端を折り曲げ加工し
たものである。
折り曲げ加工を完了した後にばね部材を組み込
むことは困難であるので、まず殻体の軸方向一端
を折り曲げ、次いでばね部材を装着し、その後殻
体の軸方向他端を折り曲げている。したがつて殻
体のカム溝加入からローラ装入までの組立て加工
工程を工程順に示すと、殻体カム溝加工、殻
体の軸方向一端折り曲げ、ばね部材装着、殻
体の方向他端折り曲げ、ばね部材の回転方向の
位置決め、ローラ装入、という6工程を要して
いる。
また、ばね部材が殻体の中で、周方向に動くた
め、ばね部材を殻体に装着した後のローラの組み
込み工程におけるローラの組み込みが難しい作業
となつている。
この考案は以上のような一方クラツチにおい
て、その構造を著しく簡単化すると同時に保持器
を省略することを可能となし、そのコストを大幅
に低減するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、カム面を形成するための所要数のカ
ム溝を形成した殻体と、上記殻体のカム溝と同数
の窓を開設し、該窓に、カム面に向かつてローラ
を付勢するばね部とばね部に対向するローラ保持
部とを折曲して形成した円筒形のばね部材と、上
記殻体のカム溝とばね部材のばね部及びローラ保
持部との間に保持されるローラとからなる一方ク
ラツチにおいて、上記殻体のカム溝が、プレス成
形等の塑性加工により該殻体の軸方向略中央に、
該殻体の軸方向両端部よりも半径方向外方へ突出
させられて形成されるとともに、殻体の軸方向両
端部が円筒形に形成され、該殻体の軸方向両端部
の上記円筒形部分の内周面に、上記円筒形のばね
部材の軸方向両端部が嵌着固定されたことを特徴
とするものである。
(実施例) 実施例について説明すれば、カム面1を形成す
るための所要数のカム溝2を、プレス成形、ロー
ル成形等の塑性加工により殻体3の略中央部に成
形し、該殻体3の軸方向両端部4を円筒形に成形
する。この殻体3の成形は、先ず帯状板にプレス
成形、ロール成形等によりカム溝2を所要のピツ
チ間隔で成形した後、その両突き合わせ端を溶接
等により一体に結合し円筒状の殻体3とする。
次にカム溝2と同数の窓5を開設し、該窓5に
殻体3のカム面1に向かつてローラ6を付勢する
ばね部7と、該ばね部7に対向するローラ保持部
8とを形成した円筒形のばね部材9を設けて、該
部材9の軸方向両端部を殻体3の上記両端部4の
内周面に嵌着固定する。このばね部材9の成形
も、前記同様に、帯状のばね材料に対し、所要ピ
ツチ間隔の窓5を開設して円筒形に成形するもの
であるが、この窓5の打ち抜き加工において、ば
ね部7及びローラ保持部8を同時に形成し、図示
のようにローラ6の付勢及び保持が可能な形状に
折曲する。またばね部材9は殻体3に嵌着した後
固定するから、円筒形に成形したときの突き合わ
せ端部は特に溶接等を行う必要はなく、前記嵌着
殻体3にスポツト溶接等により固定すればよい。
カム溝2は、少なくともローラ6の一部が臨入
可能な深さとするものであつて、これによりカム
溝2の軸方向両端部内面10と、ばね部材9の窓
5の同方向の両端部内面11との双方又はいずれ
かがローラ6の軸方向の移動を規制する。図にお
いて12は軸、13は殻体3の円筒部4に嵌着し
た密封板である。
なお、ばね部材9の窓5に、第3図、第4図、
第5図に示すように該窓5の両端部内面11から
半径方向内方に延出し、その先端をローラ6側に
折曲した爪14によりローラ6を係止するように
した係止部14aを、ばね部7及びローラ保持部
8と同時に成形して、該係止部14aによりロー
ラ6を組込んだ後、該ローラ6の半径方向内方へ
の脱落を防止するようにしても良い。
またばね部材9の剛性向上のためその軸方向両
端部を折曲した折曲縁部15を形成しても良い。
この場合、縁部15は密封板の機能を持たせるこ
ともできるので、密封板13は不要となる。
(考案の効果) この考案は、カム面を形成するための所要数の
カム溝を形成した殻体と、上記殻体のカム溝と同
数の窓を開設し、該窓に、カム面に向かつてロー
ラを付勢するばね部とばね部に対向するローラ保
持部とを折曲して形成した円筒形のばね部材と、
上記殻体のカム溝とばね部材のばね部及びローラ
保持部との間に保持されるローラとからなる一方
クラツチにおいて、上記殻体のカム溝がプレス成
形等の塑性加工により形成されるものであるか
ら、成形加工が容易であるとともに加工精度もよ
く、従来の深絞り型殻体に比べて、その加工が格
段に容易化されると同時に材料取りの無駄が殆ど
なくなり、材料費が大幅に節減される。
さらに、殻体のカム溝が、プレス成形等の塑性
加工により該殻体の軸方向略中央に、該殻体の軸
方向両端部よりも半径方向外方へ突出させられて
形成されるとともに、殻体の軸方向両端部が円筒
形に形成され、該殻体の軸方向両端部の上記円筒
形部分の内周面に、上記円筒形のばね部材の軸方
向両端部が嵌着固定されており、カム溝の成形を
プレス加工等により半径方向外方へ突出させて設
けられているので、殻体に特別な折り曲げ加工が
不要で、しかも殻体両端部の円筒形部分にばね部
材を嵌着固定するようにしたので、ばね部材は軸
方向から殻体内に容易に装着でき、かつ、装着後
は殻体と固定されるのでローラ組み込み時にばね
部材が回転方向にふらふらすることがない。した
がつて、殻体のカム溝加工した後は、ばね部材を
装着しローラを装入するという工程で組立てが完
了するので、従来より工程数を半分にすることが
できる。
また、保持器が不要であるので、グリース保有
量が増し、潤滑性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の縦断面図、第2図は横断面
図、第3図は他の実施例の要部のみを示す平面
図、第4図は第3図の−線における縦断面
図、第5図は第3図の−線における横断面図
である。 1……カム面、2……カム溝、3……殻体、4
……両端部、5……窓、6……ローラ、7……ば
ね部、8……ローラ保持部、9……ばね部材、1
0,11……端部内面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カム面を形成するための所要数のカム溝を形成
    した殻体と、 上記殻体のカム溝と同数の窓を開設し、該窓
    に、カム面に向かつてローラを付勢するばね部と
    ばね部に対向するローラ保持部とを折曲して形成
    した円筒形のばね部材と、 上記殻体のカム溝とばね部材のばね部及びロー
    ラ保持部との間に保持されるローラとからなる一
    方クラツチにおいて、 上記殻体のカム溝が、プレス成形等の塑性加工
    により該殻体の軸方向略中央に、該殻体の軸方向
    両端部よりも半径方向外方へ突出させられて形成
    されるとともに、殻体の軸方向両端部が円筒形に
    形成され、 該殻体の軸方向両端部の上記円筒形部分の内周
    面に、上記円筒形のばね部材の軸方向両端部が嵌
    着固定されたことを特徴とする 一方クラツチ。
JP3086982U 1982-03-03 1982-03-03 一方クラツチ Granted JPS58133623U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3086982U JPS58133623U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 一方クラツチ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3086982U JPS58133623U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 一方クラツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58133623U JPS58133623U (ja) 1983-09-08
JPS6322343Y2 true JPS6322343Y2 (ja) 1988-06-20

Family

ID=30042555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3086982U Granted JPS58133623U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 一方クラツチ

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JP (1) JPS58133623U (ja)

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Publication number Publication date
JPS58133623U (ja) 1983-09-08

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