JPS63211284A - バージニアマイシンm↓1発酵類似体 - Google Patents

バージニアマイシンm↓1発酵類似体

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JPS63211284A
JPS63211284A JP62293132A JP29313287A JPS63211284A JP S63211284 A JPS63211284 A JP S63211284A JP 62293132 A JP62293132 A JP 62293132A JP 29313287 A JP29313287 A JP 29313287A JP S63211284 A JPS63211284 A JP S63211284A
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mammals
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virginiamycin
central nervous
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イウークエン テー.ラム
レイモンド エス.チヤング
オツトー デー.ヘンセンズ
シエリル デー.シユワルツ
デボラ エル.ツインク
エツチ.ボイド ウツドラフ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の目的は、コレシストキニン(CCK)あるいは
ガストリンの拮抗剤であるバージニアマイシンM、及び
その類似体を提供することにある。
本発明の他の目的は抗生物質活性をもつ、バージニアマ
イシンM1の新規類似体を提供することにある。本発明
の更に他の目的はバージニアマイシンM1及び構造式■
、■、■なる類似体を調製する醗酵方法を提供すること
にある。本発明の更に他の目的は構造式I、■、■なる
化合物の化学的合成方法を提供することにある。本発明
の更に他の目的はバージニアマイシンM+及びそれらの
類似体からなる薬剤組成物を提供することにある。
本発明の更に他の目的はバージニアマイシンM+、それ
らの類似体あるいは抗生物質、鎮痛剤、抗潰瘍性剤、抗
腫瘍剤、及び胃腸、中枢神経、そして食欲調節系疾患に
対する治療的物質となる構成物の投与方法を提供するこ
とにある。本発明のこれら及び他の目的は以下の記載に
より明白である。
以下の構造式をもつバージニアマイシンM+以下に記載
しである構造式Iから■をもつバージニアマイシンM1
の類似体 バージニアマイシンM+及びi似体1から■はコレシス
トキニンあるいはガストリンの拮抗剤である。
動物、特に人体に対してコレシストキニン拮抗剤は鎮痛
剤として、あるいは胃腸、中枢神経及び食欲調節系疾患
に対する治療及び予防薬として有効である。ガストリン
拮抗剤は人体に対してガストリンリセプターのブロック
という点で有効であり、また潰瘍、腫瘍及び、その他の
胃腸内疾患に対する治療用物質としても作用する。構造
式■から■なる化合物は抗生物質でもあることから人体
用も含め動物に対する抗菌物質として有効であり、動物
飼料の有効利用促進のための食品添加物としても有効で
ある。
コレシストキニン(CCK)及びガストリン(G)は胃
腸内Mi織あるいは中枢神経系中より検出される調節ペ
プチドである。〔マント(Mutt)、ガストロインテ
スティナルホルモンズ(Gastro−intesti
nal Hormones ) %グラス(Glass
 ) )著レイベン(Raven )プレス(Pres
s ) 、エヌ、ワイ、  (N、Y、)第169頁(
1980))。
CCKペプチドはある中脳神経細胞中でドーパミンと共
存しており、神経伝達物質としての役割はもちろんの事
、脳内におけるドーパミン作用性の機能をも担なってい
る〔プランジ(Prange)等、アン(Ann、) 
、レプツ(Repts、) 、メト(Med、)ケム(
Chen+) 、第17@:第31頁(1982))。
胃腸内CCK及びガストリンは哺乳動物の胃粘膜の壁及
び胃底腺主細胞において作用し、酸及びペプシノーゲン
の分泌に刺激を与える〔チュー(Chew)及びハーゼ
イ (Hersey) 、アム(八m)、ジェイ (J
、) 、フィシオル(Physiol、) 、第242
巻:G504 (1982))。
コレシストキニンは生理的飽満ホルモンとしても知られ
ており食欲調節としての役割をも担っている〔スミス(
Smith ) 、イーティング アンドイッツ ディ
スオーダーズ(Eating and ItsDiso
rders ) 、スタンカード(Stunkard)
 、及びステラ−(Steller ) 、共著、レイ
ベン(Raven )プレス(Press ) 、エヌ
、ワイ、  (N、Y、) 、第67頁(1984))
CCKのその他の効果としては腸の運動性、胆のう内胆
汁の濃度、膵消化酵素の分泌等に対する刺激、あるいは
空腹感の抑制などがあげられる。
腸内CCKはアミノ酸39あるいは33個よりなり33
個のアミノ酸配列のC−末端部は同定されている。
生物学的活性は生体系本来のペプチドにおいてはC−末
端の7個のペプチドにより制御されている、C−末端の
8個のペプチドもCCK−33と同様の効果をもち、し
かも約10倍以上の能力があるとされている〔ジエンセ
ン(Jensen)等、ブロク(Proc、 ) 、ナ
トル(Natl、 ) 、アカド(Acad)、サイ 
(Sci、) 、ニーニスエイ (U、S、A、) 、
第77巻、第2079頁(1980))。
ガストリンもまた当然種々の構造をもつとされている。
34個のアミノ酸、17個のアミノ酸、あるいは13個
のアミノ酸より構成されており、そのうち、チロシンは
硫酸塩になっているものや、そうでないものもある。1
7および13個よりなるアミノ酸構造体は、それぞれ3
4個よりなるアミノ酸のC−末端断片であろう。そして
、それぞれが胃酸分泌刺激の面で種々の効力をもってい
る。ガストリン−17はガストリン−34に対して5倍
以上、ガストリン−13に対して2.5倍以上の能力を
もっている〔ウオルシュ(Walsh )およびグロス
マン(Grossman) 、ニューイングル(New
Engl、 ) 、ジェイ(J、) 、メト(Med、
) 、第292巻、;第1324頁(1975))。
ガストリンとCCKはそのC−末端部において、共通の
5個のペプチドアミド配列をもっている(Gly−Tr
p−Met−八5p−Phe−NHt  )  。
ガストリン及びCCK拮抗剤はそれぞれガストリン及び
CCKによってもたらされる疾患の治療面において有効
である。CCK拮抗剤は動物、特に人体において、胃腸
、中枢神経、及び食欲調節系のCCK関連疾患に対して
、予防あるいは治療という面において好結果が得られて
いる。
またCCK拮抗剤は鎮痛剤による無痛感覚状態の増強や
その持続時間の延長に有効であり、それによって痛みに
対する処置においても多用されるものである〔ファリス
(Paris )等、サイエンス(Science )
 、第226巻、第1215頁(1984) ]。
ガストリン拮抗剤はガストリン活性を減少させるところ
にその治療的価値があるので、人体あるいは動物の胃腸
系統のガストリン関連疾患、例えば潰瘍、ゾリンジャー
・エリソン症候群、胃前庭G細胞過形成あるいはその他
の同様な症状に対して治療及び予防面で有効に使用され
ている。CCK及びガストリンはある種の腫瘍に対して
属性効果をもっている〔オオヤマ(Ohyama) 、
ホソカイド− ジェイ (Ilokkaido J) 
、メト(Med、) 、サイ(Sci、) 、第60巻
:第206頁(1985))のでCCK及びガストリン
の拮抗剤はこれら腫瘍の治療においても有効である。
バージニアマイシン科の抗生物質は家禽、豚、牛の発育
促進用の飼料添加物として使用されている。抗生物質と
発育促進との関係はまだよくわかっていないが、その効
果の程度は腸内細菌叢の抑制に少なからずあるのではな
いかとされている〔コッチート(Coccito ) 
、ミクロ(Micro、)、レビ(Rev、) 、第4
3巻:第145頁(1979)バージニアマイシンM、
及びその関連抗生物質は一般的にダラム陽性菌に対して
特異性をもち細胞の増殖を阻止する。バージニアマイシ
ン系抗生物質は、それらが複合構造、つまりM及びSコ
ンポーネントをあわせもつときに最も効力を示す〔コソ
チート(Coccito ) 、ミクロ(Micro、
)、レビ(Rev、) 、第43巻:第145頁(19
79))発育促進用としてのこれら抗生物質の多面的利
用性は、毒性が低いこと、動物組織中へ蓄積されない、
抗生物質に対する耐性菌の出現がない、及び便中にすみ
やかに排出されるという点に関連している。
バージニアマイシンM1及び構造式I、III、■なる
化合物は制御された好気的醗酵法によりストレプトマイ
セスオリバセウス株から生産される。
バージニアマイシンM、及び構造式■、■、■な°る化
合物の醗酵製造に関する本発明では、ストレプトマイセ
スの特異的な種や株に対する使用が限定はされていない
と理解される。パージニアマイ〕、 シンM、及び構造
式■、■、■なる化合物あるいはその他の関連類似体を
生産する限りにおいては、ストレプトマイセス属に含ま
れる、明細中に記載されている培養による産生あるいは
誘導による他の自然的、人工的変異株あるいは、その他
の変異種、変異株の使用というものが、本発明の範囲内
であるということを特に要求し、その目的とする。  
ところである。
このストレプトマイセス株の変異種、変異株の人工的作
成には一般的な物理的方法あるいは化学的変異誘発物質
を使用する。例えば、記載されている培養菌への紫外線
照射、あるいはニトロソグアニジンまたはその類似物質
などによる処置である。またプラスミドを細菌や真菌あ
るいはその他同様の細胞中へ取り込ませるという最近の
組み換え DNA技術使用の有効性も証明されている。
バージニアマイシンM1及び構造式I、 I[I、IV
なる化合物は制御された好気的醗酵法により以下に記載
されている特定なストレプトマイセス種から生産される
。このストレプトマイセス種とは、特許作成の目的に対
する微生物の寄託に関する国際認可についてのブダペス
ト条約に基づいてアメリカン タイプ カルチャー コ
レクション(American Type Cu1tu
re Co11ection) 、12301バークロ
ーン(Parklawn) 、ドライブ(Drive 
)、ロックビル(Rockville ) 、メリーラ
ンド(Meryland)20852ニーニスエイ(U
、S、A、) 、7月29日付、1986年に寄託され
たもので、AT CCNl53527と指定されたもの
である。
ストレプトマイセス種はインドのピンプリ地方などから
木の根に付着している土壌中より得られたもので発現形
態や培養性状については以下の表に示しである。
第1表 形態:胞子柄は不完全ならせん鎖状で15個以上の胞子
が連らなり形づくっている。胞子は球から楕円状で大き
さは約0.9μから0.9×1.2μである。
培養性状:イースト・麦芽寒天培地(ISP培地!Ik
L2) V:裏面−灰複色、周辺部灰色 A:白みおびた明灰色、周辺部暗灰色 Sez無 オートミル寒天培地(ISP培地11h3)■:裏面−
明灰黄複色、周辺部灰色 A:白みおびた明灰色、周辺部暗灰色 Sez無 スターチ・無機塩寒天培地(ISP培地患■:裏面−灰
黄複色、周辺部灰色 A:白みかかった明灰色、周辺部暗灰色SP:無 グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP培地11h
5) V:裏面−黄複色、周辺部灰色 A:白みかかった明灰色、周辺部門灰色SP:無 ペプトン−イースト−鉄寒天培地(ISP培地階6) ■=裏裏面−黄色 色:白みかかった薄灰色、周辺部中天色SP:無 メラニン:無 チロシン寒天培地(ISP培地7) V二N面−黄複色、周辺部複色 A:白と灰の混合灰色、周辺部間灰色 SP:淡中複色 ツアペック・ドック寒天培地 V:裏面−灰黄複色 A:白みかかった明灰色 SP:淡中複色 ■==育菌糸(vegetative growth 
)  ; A =気中菌糸、SP=可溶性色素。
色調はカラーハーモニーマニュアル(Color ll
armonyManual)  (1958、第4版、
コンチェイナーコーポレーション オブ アメリカ、シ
カゴ、イリノイ〕により色別判定した。
ATCC53527の糖質化性をプリドハム・ゴトリー
ブ基礎培地(ISP培地隘9)に以下の表に示しである
炭素源1%を追加して検討した。
第■表 グルコース  +    マユトール  +アラビノー
ス +    マンノース  +セルロース  −  
  ラフィノース ±フラクトース +    ラムノ
ース  +イノシトール +    シュクロース +
ラクトース  +    キシロース  +マルトース
  + 〔+=発育良好;±=発育不良あるいは判別しにくいも
の、−=発育なし、(炭素源を含まない)ネガティブコ
ントロール対照〕 生育温度範囲及び酸素要求性についてイーストエキスデ
キストロース・食塩寒天培地を使用して検討した。
結果を以下の表に示す。
第■表 温度範囲(イーストエキス・デキストロース・食塩寒天
培地) 28℃  発育菌糸及び胞子形成良好 37℃  発育菌糸及び胞子形成良好 42℃  生育なし 50℃  生育なし 酸素要求性(イーストエキス・デキストロース・食塩寒
天培地の穿刺栄養) 好気性である 以上の判定は28℃、3週間培養後に行なう。
pHはすべての培地においてだいたい中性付近(6,8
〜7.2)とする。
当該菌体の培養性状をバーギーズ マニュアルオブ デ
ターミイナティブ バクテリオロジー(Berger’
s Manual of Determinative
 Bacteriology)、第8版、1979、ウ
ィリアムズ アンド ウィルケンス(Williams
 & Wilkens) 、ボルチモアー、エムデー(
MD) 、記載のストレプトマイセス種の培養説明書と
比較検討することにより、当該ストレプトマイセス種は
ストレプトマイセス オリバセウス株であると推定した
醗酵は約20℃から約37℃の温度範囲内で行゛なった
が、28℃が好ましい温度であった。
一般的に同化性栄養培地の組成は広範囲に及んでいる。
必須栄養培地成分としては、炭素源及び窒素源があげら
れる。その他の必須成分としては、以下の無機塩類があ
る。たとえばナトリウム、カリウム、アンモニウム及び
カルシウムに対する塩素化物、窒素化物、硫酸化物、炭
酸化物そしてリン酸化物などである。更に栄養培地とし
て微量の以下の無機成分源を含むものもある。つまりマ
グネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、コバルト等であ
る。炭素源となる代表的なものは、糖、油、有機酸、デ
キストリン、スターチ、グリセロール等。
窒素源となる代表的なものは、アミノ酸、野菜汁、及び
エキス(例えば、麦芽、大豆、綿花の種、イチジク、ト
マト、コーンなど)、動物の内臓、種々の加水分解物(
例えば、カゼイン、イースト、等)及びラード嶌あるい
は蒸留可溶化物などの工業的副産物などである。
至適条件下の醗酵によるバージニアマイシンMI及び構
造式■、■、■なる化合物の最大生産量は、だいたい2
4時間から96時間の培養により得られるが、約48時
間から72時間の培養が一般的な培養時間とされている
醗酵用の菌体としては、微生物の迅速な発育を目的とし
た培地における発育菌糸を使用するか、あるいは、凍結
菌体を直接醗酵装置に殖菌してしまうかである。
“シード”培地あるいは“プロダクション培地の用語は
公知の技術用語として使用されている。
一般的にシード用培地とは微生物の迅速な発育に使用さ
れるものであり、ここから一部を取り、大量醗酵用のプ
ロダクション用培地に性菌されるべきものである。
醗酵操作後、蓄積生産されたバージニアマイシンM1及
び構造式■、■、■なる化合物は、常法のクロマトグラ
フィーにより培養培地中より回収される。個々の化合物
は逆相高速クロマトグラフィーにより分離される。
バージニアマイシンM、及び構造式■、■、■なる化合
物の全醗酵培地からの分離は、その全培地と、等容量の
水と混ざりにくい、微極性溶媒との混合により行なう。
その溶媒とは、クロロホルム、エチルアセテート、メチ
ルエチルケトン等であり、メチルエチルケトンが好まし
い。二重層を静置して有機層を補集する。有機層にはバ
ージニアマイシンM、及び構造式■、■、■なる化合物
が含まれている。
それらの化合物の醗酵用培地中からの分離は、それらの
特異的な生物学的活性を基準としている。
更に、バージニアマイシンMlの化学的転換により生成
された化合物■及び、そこから導びかれる化合物■、■
などの産生物質についても同様にその生物学的活性につ
いてのアッセイを行なった。
生物学的アッセイは補乳動物胃腺に対するガストリン結
合を測定することであり、動物としてはギエーニアピン
グが好ましく、また、哺乳動物脳(ギューニアビッグが
好ましい)、及び哺乳動物膵Va<ラットが好ましい)
等に対するCCK結合を測定する以上の様な方法よりな
る。
培養培地より分離された活性有機層を減圧下、において
急速乾燥した。温度としては約30℃から約50℃であ
るが、40℃が好ましい、更に、ヘキサンの様な飽和炭
化水素とメタノールの様なアルコールとによる分配抽出
に供した。メタノール層を約30℃から約50℃の間に
おいて、減圧下で急速乾燥した。温度としては40℃が
好ましい、その後、ヘキサン中に対する約50%から約
75%のアセトンを移動相としたシリカゲルクロマトグ
ラフィーを行なった。そして、活性分画物を逆相高速液
体クロマトグラフィー(HP L C)により情製した
。バージニアマイシンM1の構造式■なる化合物への構
造転換は、バージニアマイシンM1の無水ピリジン溶液
に対して、約1モル等価の塩化メタンスルホニルを加え
る事により行なった。メシレーション反応は約25℃、
約20分で行ない、ピリジンは急速乾燥により除去した
乾固物を約1%の食塩水とジクロロメタンとの間におけ
る分配抽出を行ない、有機層を乾燥し逆相HPLCによ
るクロマトグラフィーにかけた。
構造式■なる化合物を水素化はう素ナトリウム還元剤に
より還元反応を行ない構造式■、■なる化合物を得た。
構造式■なる化合物のメタノール性溶液に対して若干過
剰量となる約10■/mllのNaBHa /メタノー
ル溶液を1モル等価量加えた。
精製は醗酵生産物の時と同様の操作がとられた。
バージニアマイシンM1構造式■、■、■、■なる化合
物の生物学的活性は、ガストリンレセプター結合、膵C
CKリセブター結合、脳CCK結合、及び微生物発育阻
止アッセイにより測定した。
バージニアマイシンM8、構造式I、I[、■、■なる
化合物を人体も含めて、哺乳動物に投与するに際しては
、それぞれ単独でもよいがむしろ、薬学的許容キャリヤ
ーとの混合物または希釈したもの、あるいは薬学的構成
物質としたものが好ましく、標準薬理実施に従かうもの
である。投与経路には経口あるいは非経口がある。
非経口投与には、静脈注射、筋注、腹腔内注射皮下注射
及び局所投薬などがある。
CCKあるいはガストリン拮抗剤として、または抗生物
質として、経口投与する時には選定化合物を以下の例に
おける形で投与される。錠剤、カプセル、あるいは水溶
液、懸濁液などである。
経口投与用の錠剤には、一般によく使用されるキャリヤ
ーとして、ラクトース、コーンスターチあるいは潤滑剤
としてステアリン酸マグネシウムなどが含まれている。
経口投与用のカプセルには、有効な希釈剤としてラクト
ースや、乾燥コーンスターチが含まれている。
経口投与用の水性懸濁液とした時には、活性成分は乳化
剤あるいは懸濁剤との調合が行なわれる。
家畜に対する抗生物質として経口投与する時には、構造
式■、■、■、■なる化合物を動物用飼料に加えてやれ
ばよい。もし必要があれば、甘味剤や、あるいは芳香成
分を加えてやればよい。筋注、腹腔内、皮下、及び静脈
内注射として使用するためには、活性成分を滅菌溶液に
溶かし、pHに関して調整及びその溶液の緩衝作用に注
意すべきである。特に静注の際には、その溶質の総濃度
を等張的調製をすることによって制御する。
バージニアマイシンMl、構造式■、■、■、■なる化
合物をCCKあるいはガストリンの拮抗剤あるいは抗生
物質として人体用に適用する時には、−日あたりの投薬
量はもっばら医師の処方により決定される。更に投薬量
は患者例々の年令、体重及び感受性に従がうものであり
、また、その患者の症状の度合にもよるであろう。しか
しながら、一般的な実例としては、効果的な一日あたり
の投薬量は約1■から約1500■の範囲にあるであろ
う。
好ましい量としては、1回でもあるいは数回に分けても
よいが、10■から500■であろう。
これに反して、場合によっては、これら許容範囲を超え
て使用することも必要であろう。
構造式I、■、■、■なる化合物を家畜用の経口抗生物
質として使用する際には対応゛動物の種、年、体重によ
り一日の投与量を決定する。効果的投与量はその飼料容
量あたり約5から約200ppmがよいであろう。
バージニアマイシンM+ 、Jlt造式I、■、■、■
なる化合物はCCKあるいはガストリンレセプターにそ
れぞれ結合する。それによってバージニアマイシンM、
や4つの類僚化合物は食欲調節や胃腸内及び中枢神経系
のCCK−関連疾患に対する治療においモユニークな機
能を果たすものである。バージニアマイシンM、や4つ
の類似化合物のガストリン拮抗剤としてのユニークな作
用により、潰瘍、ゾリンジャー・エリソン症候群あるい
は胃前庭G細胞過形成などにみられるガストリン−関連
疾患の治療及び予防において利用されている。
4つのi(U構造化合物も抗生物質因子としての機能を
もち微生物感染の際の治療に用いられる。
以下の実施例は本発明を実例をあげて説明したものであ
るが、それに限定されるものではない。
爽旌拠上 朋 凍結乾燥されているストレプトマイセスATCC第53
527番の菌体を、無菌的条件下で54mβのシード用
培地を含む、250mj!用のパンフル付きエレンメイ
ヤーフラスコに入れる。
シード用培地は以下の物質を含む。デキストロース、1
gm/l:可溶性澱粉、10 g/l ;ビーフェキス
、3g/j!;アルダミンpH,5g/j2;NZアミ
ン5 g / 1 ; MgSO4・7HzO,0,0
8g/l;リン酸緩衝?夜、2mj2 / l ; C
aC0z 、0.5μl10 尚、培地のptlは、7.0〜7.2.28℃、48時
間、220rpmの回転振盪培養とする。この48時間
の培養後、その一部10…2を無菌的に500m1の培
地が入っている2β用のバッフル付きエレンメイヤーフ
ラスコへ移入する。28℃、24時間、220rpmの
回転振盪培養を行なう。第2シード培養により得られた
500Illlの菌液を101のプロダクション用培地
の入った14g用の醗酵装置に注入する。プロダクショ
ン用培地は以下の物質を含む。
コーングルテンミール、5.0g/l;プリマトンH5
,2,5g/l:酵母エキス(ディフコ)、1.0g/
l:麦芽エキス、10.0g/Il;シュクロース、5
.0 g/ 1 :CaCO5,5,0g/ l ; 
P −2000,2,0m l。pHは、7.2〜7.
4.28℃、64時間、毎分31の通気、400rpm
の攪拌培養を行なう。
去11江1 バージニアマイシンM、及び構造式I、■、■なゑ北澄
潰9」」μΔ」壮口し一一一一一一一〜−−実施例1に
よる菌体培養液401総べてを、481のメチルエチル
ケトンで抽出。有機層は生物学的活性を示し、40℃に
おける減圧操作で瞬間的に乾燥する。乾燥物質は、11
のヘキサンと11のメタノールにより分配抽出し、ヘキ
サン層を除去する。活性物質を含むメタノール層は40
℃、減圧下で急速乾燥し、50gの乾固物とする。シリ
カゲル60 (4μl11)、500g使用、50%ア
セトン/ヘキサン溶媒系による迅速なりロマトグラフィ
ーを5回繰り返し、75%アセトン/ヘキサンによる展
開層から活性分画物として3gの乾燥物質を得る。次に
ゾルパックスC−8,2,12X25CIlOカラムに
よる。逆相高速流体クロマトグラフィーを室温で3回繰
り返し溶媒組成の一定なイソクラチック移動相として、
40%アセトニトリル/水系により15mj2/min
の流速で、バージニアマイシンM+、92■;構造式I
なる化合物、5.2■;構造式m、16.4 mg ;
構造式■、25、9 ovを得る。本醗酵法により分離
し゛たバージニアマイシンM1の生理化学的性状はキン
グストン(Kingstone )等による文献〔ジエ
イ(J、)、ケム(Chem、 ) 、ツク(Soc、
) 、第19巻;第1669頁(1966))、及び市
販利用されているバージニアマイシンの精製により得た
確認済みサンプルとの比較により電子イオン法質量スペ
クトル、’H−NMRデーター(M”=525)として
同定された。
さらに、1illLW済みサンプルと、バージニアマイ
シンM、についての生物学的/生化学的なテストが行な
われた。
両サンプルは同一のHPLC保持時間、UVスペクトル
(λmax−210,5nm;E%=535)を示した
。300MHz H’−H’同−核相関N M Nスペ
クトルが最初の性状として記録された。
構造式Iなる化合物は高分解能質量スペクトルデーター
により、分子式Cz IIHz s N 30 b  
(計算値: 509.2526 :  実測値: 50
9.2528)であることが示された。300MH2H
’−NMRスペクトル、CDzCl z使用、第1図参
照、により、この化合物の精製、同定がより一層確かな
ものとなった。
CD2Cl 2使用のブロードバンドデカンブリングC
ICl5−Nスペクトルは以下の共鳴を示す。
12.11;  18.82:  19.77;  2
0.34;  29.91;30.13;  36.7
7;  38,87;  42.26;  51.08
;  70.93;82.46:  123.77; 
 123.85;  125.78;  126.46
;127.11;  127.72;  129.20
;  132.85フ 132.93;135.20;
  137゜13:  143.29;  143.5
8:  161.37:161.86;  167.1
3 ppm。
メタノールによる紫外スペクトルは最大吸収212nn
+(E%=557)及び274.5nm (E%=76
4)を持ち、cuzc I!!溶液による赤外スペクト
ルは、3595;  3375;  1730; 16
70;1620cm−’において、それぞれ吸収バンド
が認められた。培養による本来の物質あるいは、その半
合成物質、実施例4について、質量スペクトル、H’−
NMRスペクトル、UVスペクトル、HPLC保持時間
での同定を行ない、以下の構造式を推定した。
O 構造式■なる化合物は高分解能質量スペクトルにより分
子式Cz s Hx z N 30 b (計算値: 
507.2369;実測値=507.2369) 、3
00 MHz H’−NMRスペクトル、CD、C1t
、第3図参照、ブロードバンドデカップリング C1C
13−Nスペクトル、CO□C1,、の共鳴は以下の通
りである。
12.19;  18.78;  1960;  21
.37;  30.10;30.22;  37.60
:  40.65;  42.04;  52.33;
  81.18;125.38;  126.56: 
 126.79;  127.25;  129,46
;131.85:  136.98;  142.91
;  143.20;  143.32;146゜19
;  160.28;  160.54:  167.
12:及び192.78ppm。
メタノールによる紫外スペクトルの最大吸収212nm
(E%=545.5)及び325nm(E%=417)
。CHzC1g溶液による赤外スペクトルの吸収バンド
3380;  1730;  1662;1625 a
m−’、培養による本来の物質あるいは半合成物質、実
施例3、質量スペクトル、H’−NMRスペクトル、U
vスペクトル、HPLC保持時間により、以下の構造式
を推定した。
構造式■なる化合物、ビス−トリメチルシリル誘導構造
物、の高分解能質量スペクトルによる分子式はCz*H
xsNzOi+Tz (計算値: 653.3316゜
実測値: 653.3452)である。300MHzH
’−NMRスペクトル、co、cl、、第4図参照。メ
タノールによる紫外スペクトルはバージニアマイシンM
1のデーグーとほとんど同一であり、213nm(E%
=542)に最大吸収をもち以下の構造式を推定した。
実施例2または市販されている物より得たバージニアマ
イシンMIを無水ピリジン溶液5Illl中でバージニ
アマイシンM、、199.36■に0.2+1/の塩化
メタンスルホニルを加える事により、構造式■なる化合
物へと構造転換した。メシレーション反応は室温、20
分で行なう。
ピリジンなる溶媒の急速蒸発を減圧下、40℃で行ない
、乾固物を得る。1%食塩水、20ne!とジクロロメ
タン(2X 25m1)によるこの乾固物の分配抽出物
質を無水NazSO,で有機層を乾燥し、減圧下、40
℃における溶媒の迅速な除去によって245■の粗生産
物とした。高速液体クロマトグラフィーの分析から、こ
の生産物は、その主成分物質として、化合物■が大部分
を示し、バージニアマイシンM、の残存がなかった事を
示している。調製用逆相クロマトグラフィー、ゾルパッ
クスODSカラム使用にこの粗生産物をのせ、移動相と
して40%水性MeCNより15mA!/分の流速で、
精製化合物■を88.15■得た。
叉亙斑土 構造式■ び■なる化合物の合成 化合物■を構造式■あるいは■なる物質へと構造転換し
た。
実施例1あるいは実施例3から得た化合物■を含むメタ
ノール性溶液(10n+42)に10rrg/Tl12
NaBHa /MeOH溶液Q、 5 m lを加え、
高速流体クロマトグラフィーの分析より反応はすみやか
に行こなわれ、生産物は化合物I及びそのエピマー、化
合物■を含んでいた。
反応をさらに進めた後、その反応混合液にアセトン、0
.In+jl!を加え種々の過剰反応試薬を分解した。
1%食塩水、501I11とCl1tCj2z 、2x
50n+j!によるこの混合物の分配抽出物を無水Na
、SO4で有機層を乾燥し、減圧下、30℃における蒸
発により54.8■の産物を得た。調製用ゾルパックス
ODSカラム、2.12X25cm、イソクラチック移
動相として35%水成MeCNよりこの産物を精製、1
5mj!/分の流速、室温において、27.69■の化
合物I及び15.7■のエピマー、構造式■なる化合物
を得た。
構造式Iなる化合物の生理化学的性状は実施例2に記載
されている。構造式■なる化合物の高分解能質量スペク
トルデーターは、分子式がCzsHssN*Ob  (
計算値: 509.2526 ;  実測値: 509
.2528)であることを示している。300MHz 
H’ −NMRスペクトル、CDtCl z使用、第2
図参照によりこの化合物の精製、同定がより一層確かな
ものとなった。cDtclt使用のブロードバンドデカ
ップリングCICl5−Nスペクトルは以下の共鳴を示
す。
12.03;  18.83;  19.6’l  2
0.47;  30.07;35.95;  39.1
0;  42.06;  51.04;  69.88
;  81.75;124.39;  124.47;
  125.52;  126.98;  127.5
1;127.57;  129.60;  129.6
2;  132.6b  135.19;137.19
;  143.22;  143.50;  161.
23;  161.90及び167.04 pp++1
゜ メタノールによる紫外スペクトルは最大吸収212nm
(E%=522)及び274.5nm(E%=701)
を持ち、CH,Cl 2溶液による赤外スペクトルは、
3600;  3375;  1730; 1670;
1625CIm−’において、それぞれ吸収バンドが認
められた。これらの性状から以下の構造式を推定した。
〔構造式〕
大施炭立 ギューニアピング胃腺におけるガストリンリセプター結
合 ギューニアビッグ胃粘膜腺をプライスマン(Prais
sman )等の方法により調製〔ジエイ(J、)、リ
セプター(Receptor) レス(Res、) 、
第3巻:第647頁(1983))。雄のハートレイギ
ューニアピッグ(体重250〜400 g)から摘出し
た胃をよく洗浄し、良く切れるハサミで)IEPEs緩
衝液中において細かく切りきざむ。HEPES緩衝液の
組成は以下の通りである。130mM NaC1,12
mM  NatlCO3,3mM  NaHzPO4,
3mM  NatllPO4,31IIM  にzll
PO4,2mM  MgSO4,1mM  CaCl 
z、5mMグルコース及び4mM  L−グルタミン、
25m M  HE P E Sよりなり、pHは7.
4である。細かくされた組織は洗浄後0.1%コラゲナ
ーゼ、0.1%ウシ血清アルブミン(B S A)を含
むHE P E S緩衝液により振盪恒温槽中、37℃
40分間、95%0□と5%CO2のバブリングと伴に
インキュベーションする。この組織を5nlのガラスシ
リンジに2回通して胃腺を遊離した。
次に200メツシユナイロンを使用して、フィルトレー
ジョンし、得られた腺を270Xg、5分間の遠心にか
け、この遠心沈澱、サスペンションを2回繰り返して、
洗浄をする。洗浄後ギューニアビッグ胃腺を0.25■
/Illのバシトラシンを含む25IIllのHEPE
S緩衝液で再浮遊させる。結合試験を行なうために、1
4.2μlの50%MeOH/IIzO(&@結合)、
ガストリン(最終濃度1μ門、非特異的結合)、培地、
実施例2.3、4より得た被検化合物、以上のサンプル
プルをそれぞれ20μlの125)−ガストリンにュー
イングランドヌユークリアー(Nei+ Englan
d Nuclear )(NEN ) 、20.000
cpm 20μl)と供に95%0t15%CO!で充
満されている220μlの青線の入ったチューブ3本づ
つに分注し密閉する。
反応混合液は、振盪恒温槽中、25℃、30分間のイン
キュページジン後ガラスGF/Bフィルター(ワットマ
ン)を使用して、減圧下でフィルトレージョンを得ない
、0.1%BSAフラクション■を含むHEPES緩衝
液4緩衝液4凹lみやかに洗浄を行なう。フィルター上
に吸着している放射活性物質、125 I−ガストリン
をベックマン5500ガンマ−カウンターで測定。ガス
トリン結合アッセイの結果を以下の表に示した。
第■表 ガストリンリセプター結合 化合物          rc、。(nM)バージニ
アマイシンM 、      710n       
       13 I[190 ■360 放射性@!J質標識CCK−8は”’ I−CCK −
8として、ニューイングランドヌユークリアー社より入
手。リセプター結合試験はイニス(lnnis )及び
シンダー(Snyder)  (ブロク(Proc、 
) 、ナトル(Natl、)、アカド(Acad、 )
 、サイ(Sci、 ) 、。
第77巻:第 6917頁(1980)〕の方法により
行なうか、以下の点において若干の改良を施こした。つ
まり ”J−CCKリセプター結合アッセイにはなんら
影響を与えない、プロテアーゼインヒビター、ぶつ化フ
ェニルメタンスルホニル(PMSF)及びO−フェナン
トロリンを加える事である。すべてのアッセイは、−サ
ンプルあたり、3点測定とした。膵すセブター膜は、プ
リンクマンポリトロンPTIO(ブリンクマン)を使用
し、pH7,7のトリス−塩酸(50mM) 30ml
中で1g新鮮ラット膵臓組織のホモジナイズより得た。
ホモジネートを2回洗浄し、4B、000Xg、4℃、
10分間の遠心により沈澱物として補集。
この膜性澱物を5mMジチオスレイトール、0.1mM
バシトラシン、5mM MgC1z  ihO,0,2
%加熱処理BSA、1.2mM  PMSF、0.5m
M  O−フェナントロリンを含むアッセイ用緩衝液で
再遊淫する。濃度は100m1/1gの膵臓とする。
0.45m1の膜調製物の入ったチューブに、氷水中に
おいて25μlのアッセイ用緩衝液(総結合)、非標識
CCK26−33(非特異的結合)、培地、実施例2.
3.4より得た、被検化合物をそれぞれ、25 p l
(D ”’I−CCKト供に加え、ツレらのサンプルに
よる特異的CCK結合に対する阻止を判定した。
反応混合液は手足に混ぜ合わせた後37℃の恒温水槽中
で30分間ゆるやかに振盪する。更に1■/ll11の
ウシ血清アルブミンを含むpl+7.7、氷冷トリス緩
衝液4mlで希釈し、直ちにワットマンCF/Bフィル
ターによりフィルトレージョンする。フィルターを同一
緩衝液4tmlで3回洗浄後、フィルター上に吸着して
いる放射活性物質をベックマンガンマ5500カウンタ
ーで測定。それぞれのサンプルはもとのサンプルに2倍
量のアセトンを加え、1500g、10分間の遠心上清
を凍結乾燥しその乾燥物質をメタノール/水(l:1)
に入れてアッセイ用試料とした。膵CCK結合ア、ツセ
イの結果を以下の表に示した。
第7表 膵CCKリセプター結合 化合物          IC5゜(nM)バージニ
アマイシンM +    >100.0001、   
          >1(1,000n      
            >to、oo。
m                  >10,00
0天】〔IL 脳コレシストキニンリセプター結合アッセイCCK−8
結合試験は膵すセプターアソセイ方法にサイト−(Sa
ito )等〔ジエイ (J、)、ニューロケム(Ne
urochem、) 、+第37巻:第483頁(19
81))が改良を加えた方法に従かった。
雄のハートレイギューニアピングより摘出した脳(30
0〜500 g)を7.58g/j!)リズマ−7,4
(25℃においてpH7,4を示す〕を加えた氷冷50
1I+Mトリスー塩酸中に移す。脳皮質を切開し、リセ
プター源とする。新鮮ギューニアビッグ脳組織それぞれ
1gに対して、10m1lのトリス/トリズマ緩衝液、
pl+7.4でブリンクマンポリトロンPT−10によ
りホモシナイスした。このホモジネートを42.000
Xg、15分間の遠心により、ペレットとして、次に以
下の組成からなる結合アッセイ緩衝液200溶量により
再浮遊した。
緩衝液:10mMN2−ヒドロキシ−エチル−ピペラジ
ン−N′−2−エタン−硫酸(IIHPEs)、25℃
においてpH7,7、mM MgC1z 、ln+Mエ
チレングリコール−ビス−(β−アミノ−エチル−エー
テル−N、N’−四酢酸(EGTA) 、0.4%BS
A及び0.25 rrg/rn lバシトラシン、p+
+e、sより成る。結合アッセイ方法のこの続きは実施
例6記載の膵すセプターアセツイ法でよいが、フィルト
レージョン前の反応混合液のインキュベーションは25
℃、2時間とし、またフィルターの洗浄にはHEPES
緩衝液を使用する。
脳CCK結合アッセイの結果を以下の表に示した。
第■表 脳CCKリセプター結合 化合物          IC3゜(nM)バージニ
アマイシンM 、     571■7.8 ■6.I III              13.3■   
               270実施例8 抗生物質活性 構造式I、■、■なる化合物及びバージニアマイシンM
1は実施例2により調製されマツセン(Matsen)
及びバーリー(Barry )  (マニュアルオブ 
クリニカル ミクロバイオロジー、レネソティ(Len
nette) 、スボルディング(Spaulding
)及びトルーアント(Truant) 、共著、アメリ
カン(American)ソサアイアティ(Socie
ty )フォーミクロバイオロジー(Microbio
logy) 、ワシントン、デー、シー0.第418頁
(1974))の報告による方法により、その抗生物質
活性をアッセイした。構造式I、■、■なる化合物及び
バージニアマイシンM、の段階希釈したものに対する最
小発育阻止濃度(M I C)を標準円形濾紙法により
判定した。被検化合物の濃度範囲は希釈サンプル溶液2
0μlでディスクあたり0.05μgから3.0ggで
ある。試験菌体のミクロコッカスルテウスをペトリー皿
の普通寒天培地の表面に塗抹する、そして更にその培地
の上にディスクをのせる。この栄養培地には0.2%イ
ーストエキス、1.5%寒天が更に追加されている。
殖菌プレートは15時間、28℃で培養し、阻止範囲を
判定する。それぞれの化合物のMICをマツセン及びバ
ーリー(上述)記載の方法により決定する。その結果を
以下の表に示した。
第4表 最小阻止濃度 化合物            MIC(μM)バージ
ニアマイシンM11.5 I                 90.OI[1
250,、O rV                15.0
【図面の簡単な説明】
第1図は構造式■なる化合物のH′−核磁気共鳴(NM
R)スペクトルを示す図である。 第2図は構造式■なる化合物のHl−核磁気共鳴(N 
M R)スペクトルを示す図である。 第3図は構造式■なる化合物のHl −核磁気共鳴(N
MR)スペクトルを示す図である。 第4図は構造式■なる化合物の計−核磁気共鳴(NMR
)スペクトルを示す図である。 出願  人  メルク エンド カムバニーインコーポ
レーテッド 手続補正書 昭和63年2月16日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、構造式 I なる化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼。 2、構造式IIなる化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼。 3、構造式IIIなる化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼。 4、構造式IVなる化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼。 5、同化性栄養培地によるストレプトマイセスオリバセ
    ウス株の醗酵から産生された特許請求の範囲第1項、第
    3項および第4項記載の化合物とバージニアマイシンM
    _1の混合物。 6、ストレプトマイセスオリバセウス株がATCC53
    527である特許請求の範囲第5項記載の混合物。 7、同化性液体栄養培地によるストレプトマイセスオリ
    バセウス株の制御された好気的醗酵からなる特許請求の
    範囲第1項、第3項および第4項記載の化合物及びバー
    ジニアマイシンM_1の調製方法。 8、ストレプトマイセスオリバセウス株がATCC53
    527である特許請求の範囲第7項記載の方法。 9、ストレプトマイセスオリバセウスATCC5352
    7菌体の生物学的純粋培養。 10、塩化メタンスルホニル及びピリジン存在下でのバ
    ージニアマイシンM_1の脱水反応よりなるバージニア
    マイシンM_1から特許請求の範囲第3項記載の化合物
    への構造転換方法。 11、特許請求の範囲第3項記載の化合物の還元反応よ
    りなる、特許請求の範囲第3項記載の化合物から、特許
    請求の範囲第1項、及び第2項記載の化合物への構造転
    換方法。 12、哺乳動物における胃腸疾患、中枢神経系疾患、食
    欲調節の治療に有効利用される、バージニアマイシンM
    _1の薬学的有効量及び薬学的許容キャリアーを含む薬
    学的組成物。 13、哺乳動物における胃腸疾患、中枢神経系疾患、食
    欲調節の治療に有効利用される、特許請求の範囲第1項
    記載の化合物の薬学的有効量及び薬学的許容キャリアー
    を含む薬学的組成物。 14、哺乳動物における胃腸疾患、中枢神経系疾患、食
    欲調節の治療に有効利用される、特許請求の範囲第2項
    記載の化合物の薬学的有効量及び薬学的許容キャリアー
    を含む薬学的組成物。 15、哺乳動物における胃腸疾患、中枢神経系疾患、食
    欲調節の治療に有効利用される、特許請求の範囲第3項
    記載の化合物の薬学的有効量及び薬学的許容キャリアー
    を含む薬学的組成物。 16、哺乳動物における胃腸疾患、中枢神経系疾患、食
    欲調節の治療に有効利用される特許請求の範囲第4項記
    載の化合物の薬学有効量及び薬学的許容キャリアーを含
    む薬学的組成物。 17、哺乳動物における胃腸疾患、中枢神経系疾患、食
    欲調節に対するバージニアマイシンM_1の薬学的有効
    量の投与よりなる、治療方法。 18、哺乳動物における胃腸疾患、中枢神経系疾患、食
    欲調節に対する特許請求の範囲第1項記載の化合物の薬
    学的有効量の投与よりなる治療方法。 19、哺乳動物における胃腸疾患、中枢神経系疾患、食
    欲調節に対する特許請求の範囲第2項記載の化合物の薬
    学的有効量の投与よりなる治療方法。 20、哺乳動物における胃腸疾患、中枢神経系疾患、食
    欲調節に対する特許請求の範囲第3項記載の化合物の薬
    学的有効量の投与よりなる治療方法。 21、哺乳動物における胃腸疾患、中枢神経系疾患、食
    欲調節に対する特許請求の範囲第4項記載の化合物の薬
    学的有効量の投与よりなる治療方法。 22、哺乳動物における細菌感染に際して特許請求の範
    囲第1項記載の化合物の抗菌活性有効量の経口、非経口
    投与よりなる治療方法。 23、哺乳動物における細菌感染に際して特許請求の範
    囲第2項記載の化合物の抗菌活性有効量の経口、非経口
    投与よりなる治療方法。 24、哺乳動物における細菌感染に際して特許請求の範
    囲第3項記載の化合物の抗菌活性有効量の経口、非経口
    投与よりなる治療方法。 25、哺乳動物における細菌感染に際して特許請求の範
    囲第4項記載の化合物の抗菌活性有効量の経口、非経口
    投与よりなる治療方法。
JP62293132A 1986-11-21 1987-11-21 バージニアマイシンm↓1発酵類似体 Pending JPS63211284A (ja)

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