JPS63210274A - ロ−ル端面における真空シ−ル装置 - Google Patents
ロ−ル端面における真空シ−ル装置Info
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- JPS63210274A JPS63210274A JP4140487A JP4140487A JPS63210274A JP S63210274 A JPS63210274 A JP S63210274A JP 4140487 A JP4140487 A JP 4140487A JP 4140487 A JP4140487 A JP 4140487A JP S63210274 A JPS63210274 A JP S63210274A
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- vacuum
- rolls
- casing
- roll
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- Sealing Devices (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ロール端面における真空シール装置に関し、
詳しくは帯板の表面を蒸着メッキさせるための蒸着装置
に用いられているロール端面における真空シール装置に
関するものである。
詳しくは帯板の表面を蒸着メッキさせるための蒸着装置
に用いられているロール端面における真空シール装置に
関するものである。
一般に、真空蒸着法を行う装置には真空形成装置が必要
である。そこで、その真空度を高く保って真空ポンプの
小容化を図る提案が特開昭60−234964号公報で
紹介されている。すなわち、これを添付第4図で説明す
れば、真空ケーシング1内に回転自在に横架された1対
のロール2.2と、これらロール2.2の両端面にその
軸方向に移動自在な側板(カーボンまたはカーボン繊維
ライニングを形成された鋼板)3をバネ4で弾接するよ
うなロール端面における真空シール装置が紹介されてい
る。
である。そこで、その真空度を高く保って真空ポンプの
小容化を図る提案が特開昭60−234964号公報で
紹介されている。すなわち、これを添付第4図で説明す
れば、真空ケーシング1内に回転自在に横架された1対
のロール2.2と、これらロール2.2の両端面にその
軸方向に移動自在な側板(カーボンまたはカーボン繊維
ライニングを形成された鋼板)3をバネ4で弾接するよ
うなロール端面における真空シール装置が紹介されてい
る。
これを更にいえば、帯板5を大気圧から真空蒸着を行う
真空ケーシング1へ連続的に導入する場合、大気圧側か
らの気体の侵入を防ぐため、真空ケーシング1前後に数
段の予備真空ケーシングを設け、これらを真空ポンプで
排気することにより、大気側から真空蒸着用ケーシング
までの圧力勾配を形成する。そしてかかる真空ケーシン
グに使用されているロール端面における真空シール装置
が前記公報に紹介されている。
真空ケーシング1へ連続的に導入する場合、大気圧側か
らの気体の侵入を防ぐため、真空ケーシング1前後に数
段の予備真空ケーシングを設け、これらを真空ポンプで
排気することにより、大気側から真空蒸着用ケーシング
までの圧力勾配を形成する。そしてかかる真空ケーシン
グに使用されているロール端面における真空シール装置
が前記公報に紹介されている。
ところが、かかるロール端面における真空シール装置は
、真空ケーシングの凹部に嵌合された側板3を、ロール
端面ヘバネ4より弾接しているため、各種の不都合が生
じている。これを分析してみると、次のことが判明した
。すなわち、第4図(E)、(F)に示すように、該ロ
ール2.2をピンチロールとすれば、該ピンチロール2
.2の回転力は、 T=RX(FoXμI −2Fl Xμ2)ここでR
=ピンチロール2の半径 Fo=ピンチロール2の押圧力 μm−帯板5とピンチロール2間の 摩擦係数 Fl−側板3の押圧力 で、かかるピンチロール2の回転力Tを得るためには、
ロール径Rを大きくするか、ピンチロール2の押圧力F
。を大きくする必要があるので、そのようにすれば、抗
張力の低い帯板材料に適用するのが困難となる。一方、
ピンチロール2の押圧力F0を小さくすれば、ロール径
Rを大きくする必要上、装置全体が大となる。
、真空ケーシングの凹部に嵌合された側板3を、ロール
端面ヘバネ4より弾接しているため、各種の不都合が生
じている。これを分析してみると、次のことが判明した
。すなわち、第4図(E)、(F)に示すように、該ロ
ール2.2をピンチロールとすれば、該ピンチロール2
.2の回転力は、 T=RX(FoXμI −2Fl Xμ2)ここでR
=ピンチロール2の半径 Fo=ピンチロール2の押圧力 μm−帯板5とピンチロール2間の 摩擦係数 Fl−側板3の押圧力 で、かかるピンチロール2の回転力Tを得るためには、
ロール径Rを大きくするか、ピンチロール2の押圧力F
。を大きくする必要があるので、そのようにすれば、抗
張力の低い帯板材料に適用するのが困難となる。一方、
ピンチロール2の押圧力F0を小さくすれば、ロール径
Rを大きくする必要上、装置全体が大となる。
また、ピンチロール2の端面と側板3との間にはバネ4
による弾接により摩擦力が発生するが、バネ4が強すぎ
ると両者の間にブレーキの作用が起こり、抗張力の高い
帯板材料であっても通板動゛力を多く必要とし、またバ
ネ力が弱いとシール作用が損なわれる他、側板3の傾動
により空気流入抵抗値が変動するということも判明した
。
による弾接により摩擦力が発生するが、バネ4が強すぎ
ると両者の間にブレーキの作用が起こり、抗張力の高い
帯板材料であっても通板動゛力を多く必要とし、またバ
ネ力が弱いとシール作用が損なわれる他、側板3の傾動
により空気流入抵抗値が変動するということも判明した
。
そこで本発明は、かかる従来技術の判明した不都合を解
消するために創作されたもので、真空ケーシングに回転
自在に横架された1対のロールに挾み搬送される長尺物
の真空蒸着装置において、前記各ロール両端面に、それ
ぞれスラストボールベアリングのインナーレースの外面
を当接・押圧させ、かつ、該インナーレースの外周面を
、前記真空ケーシングに凹設した円形凹部に微小間隔を
もたせて嵌合させたロール端面における真空シール装置
を提供することにある。
消するために創作されたもので、真空ケーシングに回転
自在に横架された1対のロールに挾み搬送される長尺物
の真空蒸着装置において、前記各ロール両端面に、それ
ぞれスラストボールベアリングのインナーレースの外面
を当接・押圧させ、かつ、該インナーレースの外周面を
、前記真空ケーシングに凹設した円形凹部に微小間隔を
もたせて嵌合させたロール端面における真空シール装置
を提供することにある。
本発明の構成を作用とともに、添付図面に示す実施例に
より詳細に説明する。なお、第4図示の従来例と同一の
部分は同一符号で示し、その説明を省略する。
より詳細に説明する。なお、第4図示の従来例と同一の
部分は同一符号で示し、その説明を省略する。
本実施例の1対のロール2.2はフリーローラを示し、
厚さ0.6龍巾300m■の帯体(ストリップ)5をコ
イラー(図示せず)等で引張られながら、ロール2.2
間を、15m1/minの速度で搬送される。これらロ
ール2は同一構造であるのでその一方について述べる。
厚さ0.6龍巾300m■の帯体(ストリップ)5をコ
イラー(図示せず)等で引張られながら、ロール2.2
間を、15m1/minの速度で搬送される。これらロ
ール2は同一構造であるのでその一方について述べる。
ロール2は、第2図に示すように、周表面をゴムライニ
ング2aL、両端面にはカーボンプレート2bを添着し
ている。
ング2aL、両端面にはカーボンプレート2bを添着し
ている。
カーボンプレート2bと、真空ケーシング1の側蓋1b
に設けた円形の凹部6との間にスラストボールベアリン
グ7を介在させている。該スラストボールヘアリング7
のアウターレース7bは勿論、インナーレース7aの外
周面は該凹部6に嵌合し、その外周面と該凹部6の内周
面6aとの間は20〜30μの間隙8を形成し、大気側
よりの空気流入抵抗部としている。ロール端面の一方の
スラストボールベアリング7のアウターレース7bの外
面には、押圧用のボルト9 (バネでもよい)を当接し
、ロール2の加工誤差などを調整するとともに、これら
スラストボールヘアリング7やロール2を真空ケーシン
グ1に押圧している。なお、スラストボールベアリング
7の押圧装置(ボルトあるいはバネ)をロール2の両端
面に配置するものでもよい。10はロール軸、11はロ
ール軸10の軸受、12は真空ケーシング1のシールブ
ロックで側蓋1bの外面で上下方向に摺動できるように
構成されている。13はシールバーで、ロール2の周表
面の軸方向の近傍に並設している。15はボルト緩み止
め用のバネ、16はインナーレース7aの回転支持用ボ
ールベアリングを示す。なお、このボールベアリング1
6は側蓋1bに嵌着されているが、ロール軸IOに嵌着
させるようにしてもよい。
に設けた円形の凹部6との間にスラストボールベアリン
グ7を介在させている。該スラストボールヘアリング7
のアウターレース7bは勿論、インナーレース7aの外
周面は該凹部6に嵌合し、その外周面と該凹部6の内周
面6aとの間は20〜30μの間隙8を形成し、大気側
よりの空気流入抵抗部としている。ロール端面の一方の
スラストボールベアリング7のアウターレース7bの外
面には、押圧用のボルト9 (バネでもよい)を当接し
、ロール2の加工誤差などを調整するとともに、これら
スラストボールヘアリング7やロール2を真空ケーシン
グ1に押圧している。なお、スラストボールベアリング
7の押圧装置(ボルトあるいはバネ)をロール2の両端
面に配置するものでもよい。10はロール軸、11はロ
ール軸10の軸受、12は真空ケーシング1のシールブ
ロックで側蓋1bの外面で上下方向に摺動できるように
構成されている。13はシールバーで、ロール2の周表
面の軸方向の近傍に並設している。15はボルト緩み止
め用のバネ、16はインナーレース7aの回転支持用ボ
ールベアリングを示す。なお、このボールベアリング1
6は側蓋1bに嵌着されているが、ロール軸IOに嵌着
させるようにしてもよい。
本実施例は以上の構成となっているので、以下の動作を
行う。すなわち、帯板5は図示しないコイラーにより巻
かれながら真空ケーシング1内を通過するように搬送さ
れるが、真空ケーシング1内中央部のメッキ処理室通過
時に金属蒸気が帯板5の表面に凝縮して薄膜を形成する
。
行う。すなわち、帯板5は図示しないコイラーにより巻
かれながら真空ケーシング1内を通過するように搬送さ
れるが、真空ケーシング1内中央部のメッキ処理室通過
時に金属蒸気が帯板5の表面に凝縮して薄膜を形成する
。
かかる真空ケーシング1は第1図では紙表面側を真空側
の室Aとすれば、背面側が大気側の室Bとなるので、紙
表面側に向け、つまり手前に帯板5が導入される。その
ため、手前側の室Aを真空にしなければならないので、
ロール2.2の周表面と帯板5とはゴムライニング2a
で密着させ両室A、 Bを隔絶している。また、ロール
2の周表面の軸方向と真空ケーシングlの内面とは、第
1図、第2図および第3図に示すように、シールパー1
3でシールしている。したがって、大気側の室Aと真空
側の室Bとは、ロール2が回転することから、ロール2
の周表面とシールパー13の下端面との若干の間隙から
、矢印aのように空気が侵入する。更に、凹部6とイン
ナーレース7aの外周面との間隙8より矢印すのように
若干の空気が侵入する。そのため、これら侵入した空気
は真空ポンプ14で真空ケーシングlより排出する。
の室Aとすれば、背面側が大気側の室Bとなるので、紙
表面側に向け、つまり手前に帯板5が導入される。その
ため、手前側の室Aを真空にしなければならないので、
ロール2.2の周表面と帯板5とはゴムライニング2a
で密着させ両室A、 Bを隔絶している。また、ロール
2の周表面の軸方向と真空ケーシングlの内面とは、第
1図、第2図および第3図に示すように、シールパー1
3でシールしている。したがって、大気側の室Aと真空
側の室Bとは、ロール2が回転することから、ロール2
の周表面とシールパー13の下端面との若干の間隙から
、矢印aのように空気が侵入する。更に、凹部6とイン
ナーレース7aの外周面との間隙8より矢印すのように
若干の空気が侵入する。そのため、これら侵入した空気
は真空ポンプ14で真空ケーシングlより排出する。
そして、ロール2はスラストボールベアリング7を介し
て真空ケーシング1の側蓋1bに押圧され密着されなが
ら真空シールを形成し、かつ、軽快に自転する。
て真空ケーシング1の側蓋1bに押圧され密着されなが
ら真空シールを形成し、かつ、軽快に自転する。
なお、本実施例はストリップの真空蒸着で説明したが、
本発明はこれに限らず、合成樹脂の帯板の真空蒸着にも
適用できることは云う迄もない。
本発明はこれに限らず、合成樹脂の帯板の真空蒸着にも
適用できることは云う迄もない。
ロールの端面にスラストボールベアリングのインナーレ
ースの外面を当接・押圧させ、かつ、インナーレースを
真空ケーシングに設けた凹部に微小隙間をもたせて嵌合
させたので、ロール端面における真空シールは向上でき
る。殊に、インナーレースとロールとが一体化し、かか
る回転状態のインナーレースの外周面と、静止状態の真
空ケーシングの凹部とで間隙を形成するので安定した空
気流入抵抗部が得られ、ひいて、使用する真空ポンプの
容量を下げることができる。更に、スラストボールベア
リングを使用したので、ロール軸方向に押圧しても、ロ
ールの回転は軽快にでき、長尺物の搬送動力の節減、ロ
ール径を小とすることや、更には脆弱な長尺物を良好に
搬送することができる等、多くの効果が期待できる。
ースの外面を当接・押圧させ、かつ、インナーレースを
真空ケーシングに設けた凹部に微小隙間をもたせて嵌合
させたので、ロール端面における真空シールは向上でき
る。殊に、インナーレースとロールとが一体化し、かか
る回転状態のインナーレースの外周面と、静止状態の真
空ケーシングの凹部とで間隙を形成するので安定した空
気流入抵抗部が得られ、ひいて、使用する真空ポンプの
容量を下げることができる。更に、スラストボールベア
リングを使用したので、ロール軸方向に押圧しても、ロ
ールの回転は軽快にでき、長尺物の搬送動力の節減、ロ
ール径を小とすることや、更には脆弱な長尺物を良好に
搬送することができる等、多くの効果が期待できる。
第1図は本発明の実施例の全体断面図、第2図は第1図
の要部詳細図、第3図は第2図のX−X断面図、第4図
は従来例を示す。 1・・・真空ケーシング、2・・・ロール、5・・・帯
板、6・・・凹部、7・・・スラストボールベアリング
、7a・・・インナーレース。 代理人 弁理士 加 藤 正 信 (ほか1名)
の要部詳細図、第3図は第2図のX−X断面図、第4図
は従来例を示す。 1・・・真空ケーシング、2・・・ロール、5・・・帯
板、6・・・凹部、7・・・スラストボールベアリング
、7a・・・インナーレース。 代理人 弁理士 加 藤 正 信 (ほか1名)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 真空ケーシングに回転自在に横架された1対のロールに
挟み搬送される長尺物の真空蒸着装置において、 前記各ロール両端面に、それぞれスラストボールベアリ
ングのインナーレースの外面を当接・押圧させ、かつ、
該インナーレースの外周面を、前記真空ケーシングに凹
設した円形凹部に微小隙間をもたせて嵌合させたロール
端面における真空シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140487A JPH0718009B2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | ロ−ル端面における真空シ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140487A JPH0718009B2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | ロ−ル端面における真空シ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63210274A true JPS63210274A (ja) | 1988-08-31 |
JPH0718009B2 JPH0718009B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=12607429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4140487A Expired - Lifetime JPH0718009B2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | ロ−ル端面における真空シ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718009B2 (ja) |
-
1987
- 1987-02-26 JP JP4140487A patent/JPH0718009B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0718009B2 (ja) | 1995-03-01 |
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