JPS63205469A

JPS63205469A - 容量可変型斜板式圧縮機

Info

Publication number: JPS63205469A
Application number: JP62035910A
Authority: JP
Inventors: Shigeru Kikuchi; 菊池　成; Kiyoshi Terauchi; 清寺内; Kazuhiko Takai; 和彦高井; Teruo Higuchi; 輝夫樋口
Original assignee: Sanden Corp
Current assignee: Sanden Corp
Priority date: 1987-02-20
Filing date: 1987-02-20
Publication date: 1988-08-24
Also published as: KR960001636B1; US4878817A; DE3860270D1; EP0281824B1; JPH0313432B2; AU609092B2; KR880010248A; AU1202588A; EP0281824A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は容量可変型斜板式圧縮機に関し、特に。

クランク室圧力を調整して、斜板の傾斜角を変化する容
量可変型斜板式圧縮機に関する。

（従来の技術）従来から、主軸に連結され、クランク室に配設された斜
板の回転運動を揺動板の揺動運動に変換して、この揺動
運動によってピストンを往復動させ、さらにクランク室
圧力を調整して斜板の主軸に対する傾斜角を変化させる
ことで、ビストンストロークを変化させ、これによって
圧縮容量を変化させるようにした容量可変型斜板式圧縮
機が知られている。

ここで第２図（、）及び（ｂ）を参照して、従来の容量
可変型斜板式圧縮機について説明する。

（９Ｓ圧縮機ケーシング１にはその中央部ニオイテ貫通孔が形
成され、この貫通孔には主軸２が挿通されて、圧縮機ケ
ーシングに回転可能に支持されている。主軸２の右端面
側において、上述の貫通孔にはアジャストスクリュー３
が配設されている。

圧縮機ケーシング１に形成されているクランク室４には
ロータ５が配置され、主軸２に取シ付けられている。こ
のロータ５にはヒンジ機構５１を介して斜板６が取り付
けられ、この斜板６の内壁面は主軸２に当接して、摺動
可能となっている。そして、斜板６はヒンジ機構５１に
よって主軸２に対する傾斜角が変化するようになってい
る。この斜板６にはベアリング６１を介して揺動板７が
配置されておシ、との揺動板７には球連接によって複数
のピストンロッド８が連結されている。圧縮機ケーシン
グ１には、主軸２を取し囲むようにして、複数のシリン
ダー９が所定の間隔をおいて形成されている。ピストン
ロッド８はシリンダー９内に配置されたピストン１０に
連結されている。

クランク室４内において、圧縮機ケーシング１には主軸
２と平行にガイド棒１１が固定されており。

このガイド棒１１は揺動板７の一端部によって挾持され
、これによって揺動板６の一端部はガイド棒１１に対し
て主軸方向に摺動可能となっている。

圧縮機ケーシングｌの右端面には弁板１２を介してシリ
ンダ−ヘッド１３が配設され、圧縮機ケーシングｌが閉
塞される。シリンダ−ヘッド１３には吸入室１４及び吐
出室１５が形成されておシ。

この吸入室１４及び吐出室１５はそれぞれ吸入ポー　）
　１４　ａ及び吐出ポート１５ａに連結されている。弁
板１２には吸入口１２ａ及び吐出口１２ｂが形成され、
吸入室１４及び吐出室１５はそれぞれ吸入口１２ａ及び
吐出口１２ｂを介してシリンダー９に連通している。

一方、圧縮機ケーシング１には吸入室１４とクランク室
４とを連通するバイｉ９ス路１６が形成されており、こ
のパイｉ９ス路１６は連通路１６ａ。

連通室１６ｂ、及び連通孔１６ｃにより構成されている
。連通室１６ｂには台座１６ｄが形成されてオリ、この
台座１６ｄに所定のガス圧でガスが封入されたベローズ
１７が装着されている。そして、ベローズ１７のニード
ル弁１７ａが連通孔１６ｃに対応しており、このニード
ル弁１７ａによって連通孔１６ｃが開閉される。

主軸２にエンジン等（図示せず）によって１回転運動を
与えると、主軸２に嵌合しているロータ５に回転運動が
伝達され、さらにこの回転運動が斜板部６に取り付けら
れている揺動板７に伝達される。ところが揺動板７の一
端部はガイド棒１１に対して摺動するから、ロータ５の
回転方向に対する揺動板７の運動は阻止される。よって
ロータ５によって揺動板略に伝達された回転運動は揺動
運動に変換される。

揺動板７が揺動すると、揺動板７に連結しているピスト
ンロッド８を介してピストン１０が往復運動を行う。そ
の結果、吸入ポー）１４ａから吸入された冷媒ガスは吸
入室１４を通シ、シリンダ９で圧縮されて、吐出室１５
に吐出される。そしてこの高圧圧縮ガスは吐出ポー）１
５ａから冷媒回路（図示せず）に送り出される。

ベローズ１７が配設されている連通室１６ｂは連通路１
６ａによってクランク室４と連結されているから、クラ
ンク室４の圧力がシリンダ９からのブローパイガスによ
りベローズ１７の封入圧よ□シも高くなるとベローズ１
７が縮んで連通孔１６ｃがニードル弁１７ａによって開
かれ、クランク室４内のガスは吸入室１４へ逃げ、クラ
ンク室４の圧力は低下する。一方、クランク室４の圧力
がベローズ１７の封入圧よりも低くなると、ベローズ１
７が伸張して、ニードル弁１７ａによって連通孔１６ｃ
が閉じられ、シリンダ９からのブローノぐイガスによっ
てクランク室４の圧力は上昇する。

このようにして、クランク室４の圧力を調整（制御）し
て、斜板６をヒンジ機構５１のまわ如に回動させて、斜
板６の主軸２に対する傾斜角を変化させて、ビストンス
トロークを変化させている。即ち、圧縮容量を変化させ
ている。

なお、第２図（ｃ）に示すようにニードル弁１７ａ通路
１６ａを開閉しクランク室４の圧力を調整してもよい。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、上述の容量可変型斜板式圧縮機の場合、ケー
シングにベローズ等の圧力制御装置を収納するための室
を形成しなければならない。また。

ケーシングには複数のシリンダーが形成されているから
、圧力制御装置を収納する室を形成するとなると、第２
図（ｂ）に示すようにシリンダーの間隔（ピッチ）が不
等ピッチとなるばかシでなく、圧縮機ケーシングが径方
向に出張ってしまうという問題点がある。つマ）、圧縮
機ケーシングが径方向に大きく々ってしまう。

また、シリンダヘッドに圧力制御装置を収納した場合、
シリンダ−ヘッドに形成される吸入室及び吐出室容積が
小さくなって、冷媒の圧力変動（脈動）が増大してしま
うという問題点がある。

（問題点を解決するための手段）本発明によれば、クランク室が形成されだケーシングと
、吐出室及び吸入室が形成されたシリンダ−ヘッドと、
上記ケーシングに回転可能に支持された主軸と、クラン
ク室に配置され、主軸の回転により回転する斜板と、こ
の斜板の傾斜面に配設され、斜板の回転に応じて揺動す
る揺動板と。

主軸の回転を斜板に伝達するとともに斜板を主軸に対し
て傾斜角可変に支持するヒンジ機構と、上記主軸の径方
向外側でケーシングに主軸心に対して略平行に形成され
た複数のシリンダーと、このシリンダーに往復動可能に
配置されて、上記揺動板に連結されたピストンと、クラ
ンク室と吸入室との連通を制御する制御機構とを備える
容量可変型斜板式圧縮機に訃いて、上記の制御機構はケ
ーシング内で主軸心の略延長線上に配設されていること
を特徴とする容量可変型斜板式圧縮機が得られる。

（実施例）以下本発明について実施例によって説明する。　　。

なお、ここでは、従来の圧縮機と同様の構成について説
明を省略する。

第１図（ａ）及び（ｂ）を参照して、主軸２の一端（右
端）近傍はベアリング１８を介して圧縮機ケーシング１
に支持されておシ、主軸２の右端側の貫通孔は後述する
ように弁室１９として用いられる。

この弁室１９は圧縮機ケーシング１に形成された連通路
１９ａ及び弁板１２に形成された連通孔１９ｂを介して
吸入室１４に連結されている。

弁室１９には脚部２０ａを備える箱体２ｏが配置され１
脚部２０ａが弁板１２に固定されるとともに、弁室１９
の内壁面との間がシールされている。箱体２０の脚部２
０ａ、底面部２０ｂ、及び上面部２０ｃＫｔｄ、それぞ
れ連通孔２０ｄ、２０ｅ。

及び２Ｏｆが形成されている。上面部２０ｃの内面には
台座２０ｇが形成されておシ、この台座２０ｇに所定の
ガス圧でガスが封入されたベローズ２１が装着されてい
る。そして、ベローズ２１のニードル弁２１ａが連通孔
２０ｅに対応しており、このニードル弁２１ａによって
連通孔２０ｅが開閉される。

シリンダー９からのブローパイガスは破線矢印で示すよ
うにベアリング１８のすきまを通って弁室１９に流れ、
連通孔２Ｏｆを通って箱体２ｏへはいる。

従って、クランク室４の圧力がベローズ２１の封入圧よ
シも高くなると、ベローズ２１が縮んで連通孔２０ｅが
ニードル弁２１ａによって開かれ。

クランク室４内のガスは吸入室１４へ逃げ、クランク室
４の圧力は低下する。一方、クランク室４の圧力がベロ
ーズ２１の封入圧よシも低くなると。

ベローズ２１が伸張して、ニードル弁２１ａによって連
通孔２０ｅが閉じられて、シリンダー９からのブローパ
イガスによってクランク室４の圧力が上昇する。

なお、第１図（ｃ）に示すように１箱体２ｏの上面部２
０ｃ及び側面部２０ｈにそれぞれ連通孔２Ｏｆ及び連通
孔２０ｉを形成し、ニードル弁２１ａが連通孔２０ｆを
開閉するようにベローズ２１を箱体２０内に配設すれば
、吸入圧変化によシ連通孔２０ｆが開閉され、クランク
室の圧力が調整される。

上述の実施例では、ベローズを用いた圧力制御装置につ
いて示しだが、圧力センサ等によりクランク室圧力、あ
るいは吸入室圧力を検知して電磁弁等を用いて、クラン
ク室と吸入室との連通を制御してもよい。

このように、主軸心の略延長線上に圧力制御装置が備え
られているから、第２図（ｂ）に示すように径方向への
出張シがなくなり、しかも圧縮機の駆動時、クランク室
内のオイルは径方向に飛ばされるから、即ち、クランク
室底面に集まるから、吸入室へのオイルの流出が極めて
少なくなる。また。

吸入室へ漏れるオイルによりベアリング１８の潤滑がで
きる。

（発明の効果）以上説明したように１本発明では主軸を挿通ずるために
形成する貫通孔にベローズ等の圧力制御装置を配置して
いるから、即ち、主軸心の略延長線上に圧力制御装置を
配設したから、従来のように圧力制御装置を収納するた
めの室を新たにケーシングに形成する必要が々〈、従っ
て、圧縮機ケーシングが径方向に出張ることがない。即
ち、圧縮機の製造組立てが容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明による容量可変型斜板式圧縮機の
一実施例を示す断面図、第１図（ｂ）は第１図（、）の
Ａ−Ａ線断面図、第１図（ｃ）は本発明による容量可変
型斜板式圧縮機の他の実施例を示す断面図。第２図（、）は従来の容量可変型斜板式圧縮機の一例を
示す断面図、第２図（ｂ）は第２図（ａ）のＡ−Ａ線断
面図、第２図（ｅ）は従来の容量可変型斜板式圧縮機の
他の例を示す断面図である。１・・・圧縮機ケーシング、２・・・主軸、３・・・ア
ジャストスクリュー、４・・・クランク室、５・・・ロ
ータ。５１・・・ヒンジ機構、６・・・斜板、７・・・揺動板
、８・・・ピストンロッド、９・・・シリンダー、１０
・・・ピストン、１１・・・ガイド棒、１２・・・弁板
、１３・・・シリンダ−ヘッド、１４・・・吸入室、１
５・・・吐出室、１６・・・パイノクス路、１７・・・
ベローズ、１８・・・ヘアリング、１９・・・弁室、２
０・・・箱体、２１・・・ベローズ。（１２）　　　　　　　　、、−、代理人（７７８３）弁理士池田憲保゛、　　。へ一第１図（ｂ）第２図（Ｑ）第２図（ｂ）手続補正書（自発）昭和Δ２年夕月２２日

Claims

【特許請求の範囲】

１、クランク室が形成されたケーシングと、吐出室及び
吸入室が形成されたシリンダ−ヘッドと、該ケーシング
に回転可能に支持された主軸と、前記クランク室に配置
され、前記主軸の回転により回転する斜板と、該斜板の
傾斜面に配設され、斜板の回転に応じて揺動する揺動板
と、前記主軸の回転を前記斜板に伝達するとともに前記
斜板を前記主軸に対して傾斜角可変に支持するヒンジ機
構と、前記主軸の径方向外側で前記ケーシングに前記主
軸心に略平行に形成された複数のシリンダーと、該シリ
ンダーに往復動可能に配置されて、前記揺動板に連結さ
れたピストンと、前記クランク室と前記吸入室との連通
を制御する制御機構とを備える容量可変型斜板式圧縮機
において、前記制御機構は前記ケーシング内で前記主軸
心の略延長線上に配設されていることを特徴とする容量
可変型斜板式圧縮機。