JPS63203702A - セラミツクまたは金属製品の製造方法 - Google Patents

セラミツクまたは金属製品の製造方法

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JPS63203702A
JPS63203702A JP62033780A JP3378087A JPS63203702A JP S63203702 A JPS63203702 A JP S63203702A JP 62033780 A JP62033780 A JP 62033780A JP 3378087 A JP3378087 A JP 3378087A JP S63203702 A JPS63203702 A JP S63203702A
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JP
Japan
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insert
molding
product
shape
ceramic
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Application number
JP62033780A
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English (en)
Inventor
Haruo Kitamura
治雄 北村
Kiyoshi Matsushita
清 松下
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Miyagawa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Miyagawa Kasei Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Miyagawa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Miyagawa Kasei Industry Co Ltd
Priority to JP62033780A priority Critical patent/JPS63203702A/ja
Publication of JPS63203702A publication Critical patent/JPS63203702A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/44Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
    • B29C45/4457Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using fusible, soluble or destructible cores

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、セラミックまたは金属製品の製造方法に関
するもので、特に、射出成形を用いて、セラミックまた
は金属製品の最終形状を得ようとする製造方法に関する
ものである。
[従来の技術およびその問題点] 近年、セラミックまたは金属製品を射出成形により製造
する技術が開発され、その実用化の範囲を拡げつつある
状況である。
このような射出成形法によるセラミックまたは金属製品
の製造にあたっては、セラミック粉末または金属粉末に
射出成形用バインダを添加しかつ混合した成形材料が用
いられる。そして、この成形材料を加熱流動化した状態
で、射出成形用の金型に形成されるキャビティ内に射出
し、それによって製品の形状を持つ未焼成成形体が得ら
れる。
この未焼成成形体は、固化後、金型から取出され、脱脂
および焼成処理に付される。これによって、所定の形状
を持つ製品が得られる。
このような射出成形において最も問題となるのは、未焼
成成形体を金型から離型するステップである。すなわち
、未焼成成形体は、強度および靭性の点で、たとえばプ
ラスチック材料の成形体に比べて劣り、離型するとき、
変形または破壊されることがある。そのため、たとえば
、°金型の抜き勾配を大きくしたりする処置が講じられ
るが、それでは、得ようとする製品の形状に制約を受け
ることになる。したがって、どうしても抜き勾配の小さ
い形状をもつ製品を得たい場合には、離型の際の成形体
の破壊等がしばしば生じ、極めて歩留りの悪い状態がも
たらされる。
また、上述したような問題点は、得ようとする製品が複
雑な形状を有している場合、さらに顕著なものとなる。
たとえば、製品にアンダカット形状を有していたり、製
品の少なくとも一部にねじ形状または比較的高いリブや
ボスがある場合などである。このような形状を、すべて
射出成形用の金型で得ようとする場合には、スライドコ
ア、ねじ付きコア、等の構造を金型内に装備しなければ
ならず、金型の構造が複雑になり、したがって金型が高
価なものとなる。また、そればかりでなく、成形体にパ
リが発生したり、金型に「かじり」(摩耗)が生じたり
する等の問題点に遭遇するとともに、成形体の破壊等は
一層生じやすくなる。
他方、前述したような複雑な形状に製品を得る場合、焼
成後の段階で、後加工することも行なわれている。しか
しながら、そのような方法は、能率が悪いばかりでなく
、後加工においてクラック等が発生したり、また、切削
屑を再利用できないため不経済である、などの問題点を
含んでいる。
なお、これらの問題点を解決するための技術として、特
開昭59−224306号公報に記載のものがある。こ
の公報では、セラミック粉末または金属粉末を含有する
射出成形用材料を所定形状に射出成形した後、まず、そ
のような射出成形体を、未焼成の段階で、最終形状とす
るように加工してから、脱脂および焼成処理を行なうこ
とが開示されている。
しかしながら、上記の従来技術では、最終形状とするた
めの加工が、少なくとも焼成後に行なう場合に比べれば
容易になるかもしれないが、複雑な形状を有する製品を
得ようとする場合に伴うそのような加工は、依然として
、面倒なものである。
そこで、この発明は、金型構造を簡単にでき、しかも複
雑な形状を有する製品を、そ゛の最終形状にまで、直接
、射出成形により得ることができる、セラミックまたは
金属製品の製造方法を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 一般に、成る種の製品を射出成形により得ようとする場
合、そのような製品の形状は、射出成形用の金型のキャ
ビティの形状によって決まるが、この発明では、上述し
た技術的課題を解決するため、簡単に言えば、有機物を
含むインサートによって成形用のキャビティの少なくと
も一部を規定しておくことが特徴である。
すなわち、この発明は次のようなステップを備えること
を特徴とするものである。
(1) 得ようとする製品の形状の少なくとも一部に沿
う形状をもつ形状付与面を有するとともに有機物を含む
インサートを用意するステップ、(2) セラミック粉
末または金属粉末に射出成形用バインダを添加しかつ混
合した成形材料を用意するステップ、 (3) 前記インサートを射出成形用の金型内に配置し
、この配置状態において前記インサートの前記形状付与
面によつて少なくとも一部が規定されたキャビティを形
成するステップ、(4) 前記キャビティ内に前記成形
材料を加熱流動化した状態で射出し、それによつて前記
製品の形状を持つ前記成形材料からなる未焼成成形体を
得るステップ、 (5) 前記成形材料の固化後、前記未焼成成形体を前
記インサートとともに前記金型から取出すステップ、お
よび (6) 前記インサートを保持した前記未焼成成形体に
対して、脱脂および焼成処理を施し、それによって前記
インサートに含まれる前記有機物および前記射出成形用
バインダを焼失させるとともに、前記形状をもつ焼成さ
れた前記製品を得るステップ。
[発明の作用および効果] この発明では、上述のように、有機物を含むインサート
が用いられる。このインサートは、たとえば樹脂のよう
に、たとえ複雑な形状であっても容易に成形が可能な材
料をもって構成することができる。すなわち、インサー
トは、射出成形、押出成形、圧縮成形、トランスファ成
形、ブロー成形、真空成形、カレンダ加工、回転成形、
注型、切削加工、等の従来から汎用されている成形方法
をもって、極めて複雑な形状のものであっても、容易に
得ることができる。したがって、このようなインサート
に対して、得ようとするセラミックまたは金属製品の形
状の少なくとも一部に沿う形状をもつ形状付与面をほぼ
任意の形態で与えることができる。インサートは、射出
成形用の金型内に配置されるが、この配置状態において
、インサートの形状付与面は、キャビティの少なくとも
一部を規定するようになる。このようなキャビティ内に
加熱流動化した成形材料を射出すれば、成形材料は、製
品の形状をもつ未焼成成形体を形作る。
そして、成形材料の固化後に未焼成成形体がインサート
とともに金型から取出される。この状態において、イン
サートは、比較的脆くまた変形しやすい未焼成成形体の
機械的強度を補う機能をも果たしており、そのため、た
とえば、未焼成成形体を金型から取出すステップや、そ
の後の製造ステップにおいて、不可避的に及ぼされる機
械的な衝撃等から未焼成成形体を保護するという作用を
も果たすことになる。
次に、未焼成成形体は、インサートとともに、脱脂およ
び焼成処理に付される。これによって、インサートに含
まれる有機物および射出成形用バインダが焼失するとと
もに、所望の形状をもつ焼成されたセラミックまたは金
属製品が得られる。
このとき、インサートは、既に初期の形状を失っており
、その形状付与面がもっていた形状が、焼成された製品
に与えられる。なお、インサートが、たとえ無機物を含
有していたとしても、有機物の存在のため、脱脂処理に
おいて、インサートは、その形を失うか、容易に壊れや
すい状態になるため、これを容易に除去することができ
る。
このように、得られた製品には、インサートの形状付与
面が有する形状が与えられるので、製品の形状において
、たとえば、複雑な部舟、従来の射出成形技術ではスラ
イドコアやねじ付きコア等を必要とする部分、等を、こ
の発明の特徴となるインサートで形作るようにすれば、
金型構造が簡単になり、安価に金型を提供できるととも
に、抜き勾配や、離型のための工夫等を考慮する必要が
ない。また、比較的高いリブやボスの有する製品のよう
に、未焼成の段階では、機械的強度が問題となる場合で
あっても、このような機械的強度の低い部分の成形をイ
ンサートに担わせるようにすれば、問題なく、そのよう
な製品も得ることができる。
以上述べたような議論から明らかなように、この発明に
よれば、比較的複雑な最終形状を有する製品であっても
、能率的に、かつ安価に製造することができる。
[実施例] 第1実施例 第1図ないし第4図は、第1実施例を説明するための図
である。
第1図および第2図には、この実施例で用いられる射出
成形機の金型1が示されている。金型1は、従来からプ
ラスチックの射出成形に用いられているものと実質的に
同様の構成を備えている。
したがって、はとんどが周知の構成であるので簡単な説
明に留めることにする。
すなわち、金型1は、たとえば第1図において上下に分
離されて示されているように、固定側の要素と可動側の
要素とを備えている。固定側においては、固定側型板2
、固定側取付板3およびロケートリング4が配置される
。型板2には、キャビティ5を規定する壁面の一部をな
す凹面6が形成されるとともに、キャビティ5に通じる
スプル7およびゲート8が設けられる。また、型板2に
は、ガイドビンブツシュ9が取付けられる。スプル7の
入口10は、取付板3およびロケートリング4を貫通す
る貫通孔11の内部に向かって開口している。
他方、可動側においては、可動側型板12、上下の突出
し板13および14、可動側取付板15、突出しビン1
6、スプルロックビン1°7、ならびにリターンビン1
8が配置される。型板12には、ガイドビン19が取付
けられ、ガイドビンブツシュ9内に挿入されるように配
置される。取付板15には、貫通孔20が設けられ、こ
の貫通孔20を介して突出し板13.14を作動させる
ための機構(図示せず)が挿入される。
突出しビン16の上端面によって、その底面が規定され
るように、可動側型板12には、保持穴21が設けられ
る。この発明の特徴となるインサート22は、その下端
部が保持穴21内に挿入されることによって、可動側型
板12に保持される。
インサート22は、たとえばプラスチックを射出成形す
ることによって得られるものである。インサート22の
、型板12の上面から突出する部分は、第2図かられか
るように、キャビティ5内に位置され、雄ねじ形状をも
つ形状付与面23を構成している。
以下、金型1を用いて未焼成成形体を得る工程について
説明する。
まず、第1図に示すように、別に用意されたインサート
22が、保持穴21内に挿入される。そして、第2図に
示すように、可動側型板12が固定側型板2と接触する
状態にもたらされる。これによって、キャビティ5は、
固定側型板2の凹面6と可動側型板12の上面とインサ
ート22の形状付与面23とによって規定される。
他方、成形材料として、アルミナ粉末に射出成形用バイ
ンダを添加しかつ混合したものが用意され、これを、加
熱流動化した状態で、スプル7の入口10から射出ノズ
ル(図示せず)により射出する。これに応じて、第2図
に示すように、成形材料24は、スプル7およびゲート
8を介してキャビティ5内に充填される。
その後、成形材料24を冷却固化後、離型作業が行なわ
れる。この離型作業において、突出しビン16による突
上げが行なわれるが、このような突上げ力は、成形材料
24ではなく、インサート22に直接及ぼされるので、
キャビティ5内に形成された未焼成成形体25が不所望
に変形されたり破壊されたりするようなことはない。
第3図に、金型1から離型された未焼成成形体25が拡
大された断面図で示されている。未焼成成形体25は、
インサート22を保持しており、このままの状態で、脱
脂および焼成処理に付される。まず、1時間に5℃の昇
温速度で400℃まで昇温し、脱脂処理が行なわれる。
この段階で、インサニト22は、焼失し、未焼成成形体
25部分の脱指体のみが残る。次に、1時間に200℃
の昇温速度で1620℃まで昇温し、この1620℃で
2時間の焼成が行なわれる。これに応じて、第4図に示
すように、雌ねじ部26を有する焼成された製品27が
得られる。
第2実施例 第5図ないし第8図は、第2実施例を説明するための図
である。
この実施例では、第1実施例と同様の金型1が用いられ
る。第1実施例と比べて、インサート28の形状のみが
異なっている。したがって、対応の部分には同様の参照
番号を付し、第1実施例で行なった説明をここに援用す
る。
インサート28は、可動側型板12から突出した部分に
おいて、2個のフランジを有する形状付与面29を構成
している。特に、第2実施例は、インサート28の形状
を第1実施例のインサート22のものに代えるだけで、
別の製品を製造できることを具体的に示した点で意義が
ある。
第2実施例で採用される製造方法は、第1実施例と同様
である。したがって、第5図および第6図にそれぞれ示
した各ステップを経た後で、第7図に示すようなインサ
ート2Bを保持した未焼成成形体30が得られる。そし
て、この未焼成成形体30を、インサート28とともに
、脱脂および焼成することにより、第8図に示した製品
31が得られる。製品31は、その内周面にアンダカッ
ト32を有している。
第3実施例 第9図ないし第12図は、第3実施例を説明するための
図である。
第3実施例において用いられる金型1aは、第1実施例
で用いた金型1と共通する要°素を多く備えているため
、対応の部分には同じ参照番号に添字″a”を付したも
のを用いることによって、重複する説明は省略する。
第3実施例では、まず、可動側型板12aは、突上げプ
レートを兼ねており、この可動側型板12aは、突出し
ビン16aを介して突上げられるように構成されている
。また、固定側型板2aに形成された凹面6aの位置に
対応して、可動側型板12a側には、コアビン33が設
けられる。その他の構成は、第1実施例の金型1と実質
的に同様である。
この第3実施例では、凹面6aがそのまま成形用のキャ
ビティを規定しておらず、凹面6aの全面にわたって接
触するようにインサート34が配置される。インサート
34は、全体としてコツプを伏せたような形状であり、
その内周面側に形状付与面35を構成している。形状付
与面35は、螺旋状の溝36(第11図参照)を備え、
この溝36信、第11図によく示されているように、そ
の断面が外方に向かって斜め上方に傾いている。
インサート34は、プラスチックの射出成形により得ら
れるものであるが、好ましくは、熱可塑性エラストマー
(たとえば、硬度ニジコアD55〜70)から構成され
る。これは、インサート34を射出成形により成形した
とき、離型を容易にするためである。すなわち、螺旋状
の溝36の存在により、離型に困難を伴うのが通常であ
るが、エラストマーにより構成することにより、その特
性を利用して、離型は、いわゆる「無理抜き」によって
行なうことができる。
第9図に示すように、インサート34が凹面6aに接触
するように配置されてから、第10図に示すように、可
動側型板12aが固定側型板2aに接触する状態にもた
らされる。このとき、成形用のキャビティ5aは、可動
側型板12aの上面、コアビン33の外周面およびイン
サート34の内周面によって規定される。
他方、成形材料24aとして、3モル重量比のイツトリ
アを添加した部分安定化シリコニア粉末に、射出成形用
バインダを添加しかイ混合したものが用意される。この
ような成形材料24aは、第1実施例と同様の方法で、
スプル7aおよびゲー) 8 aを介してキャビティ5
a内に導入され、キャビティ5a内において未焼成成形
体37が形成される。
次に、可動側型板12aを固定側型板2aから離し、そ
の後、可動側型板12aを上方へ変位させれば、離型が
達成され、第11図に示すように、未焼成成形体37が
、インサート34に囲まれた状態で取出される。
次に、インサート34を保持した未焼成成形体37は、
1時間に5℃の昇温速度で400℃まで昇温され、脱脂
処理される。これによって、インサート34は、焼失し
た状態となる。
次に、このようにして得られた未焼成脱脂体(未焼成成
形体37と同一形状)は、さらに、1時間に200℃の
昇温速度で1450℃まで昇温され、この1450℃で
2時間の焼成処理に付される。これによって、第12図
に示すような製品38が得られる。製品38は、その中
心軸線上に貫通孔39を有するとともに、その外周面上
には、インサート34の溝36に対応した形状の突出し
た螺旋状のリブ40を形成している。螺旋状のリブ40
は、外方へ向かって斜め上方に傾いた断面を有している
第4実施例 第13図ないし第18図は、第4実施例を説明するため
の図である。
ここで用いられる金型1bも、第1実施例で用いた金型
1と多くの点で共通しており、対応の部分には、同じ参
照番号に添字“b”を付したものを用いることにより、
重複する説明は省略する。
第14図に示すような成形用のキャビティ5bを形成す
るため、固定側型板2bおよび可動側型板12bのそれ
ぞれに、凹部41および42が設けられる。これら凹部
41および42の形状は、第15図および第16図に拡
大して示した未焼成成形体43およびインサート44の
形状から容易に類推されるであろう。すなわち、未焼成
成形体43は、その両端部にフランジ45および46を
存するとともに、その中心軸線上には、インサート44
が貫通しており、インサート44の両端部は、未焼成成
形体43から突出している。固定側型板2bおよび可動
側型板12bのそれぞれには、インサート44の両端部
を受入れかつインサート44を位置決めするための溝4
7および48が形成されている。突出しピン16bは、
第16図に想像線で示すように、インサート44の、未
焼成成形体43から突出した両端部に作用するように配
置される。
この第4実施例では、第1実施例と同じ成形材料24b
が用いられ、また、第1実施例と実質的に同じ方法によ
り、第15図および第16図に示した未焼成成形体43
が製造されかつ金型1bから取出される。そして、第1
実施例と同様に、脱脂および焼成処理が施され、第17
図および第18図に示すような製品49が得られる。製
品49は、ボビン形状を有しており、その中心軸線上に
は、インサート44の外周面によって構成された形状付
与面51によって与えられた貫通孔50を有するととも
に、その両端部において、前述したようにフランジ45
および46を形成している。
第5実施例 まず、第5実施例では、第3実施例で用いた金型1aお
よびインサート34が用いられる。
第5実施例は、第3実施例とは、用いる成形材料が異な
っている。この実施例では金属粉末を含有する成形材料
が用いられ、金属製品が製造される。
すなわち、成形材料としては、鉄70%、ニッケル9%
、クロム18%のステンレス系金属粉で、粒径50μm
以下が95%の粒度分布をもつものが用意される。この
ノー金属粉末に、40容量%のワックスを主成分にした
バインダを添加し、加熱状態で混合した後、冷却し、ベ
レット化する。
次に、射出成形機のスクリュで加熱溶融した後、第10
図に示した金型1a内のキャビティ5aに、上述の成形
材料を射出する。そして、キャビティ5a内を埋める未
焼成成形体が冷却され固化された後、離型し、未焼成成
形体をイン÷−ト34とともに取出す。次に、空気中に
て、1時間に4℃の昇温速度で280℃まで昇温し、脱
脂処理を施す。そして、水素雰囲気中で、1時間に10
0℃の昇温速度で1200℃まで昇温し、1200℃で
1時間の焼成を施す。このようにして、第12図に示し
た製品38と同様の形状の金属製品が得られる。
その他の実施例 上述した各実施例では、インサートを1個の製品に対し
て1個用いただけであったが、得ようとする製品の形状
に応じて、インサートを2個以上用いてもよい。
また、上述した各実施例では、インサートの形状付与面
がキャビティを規定する壁面の一部のみを構成していた
が、キャビティを規定する壁面すべてをインサートで形
成するようにしてもよい。
インサート材料について インサートを構成する材料としては、少なくとも有機物
を含むという条件さえ満たせばよい。その意味で、合成
樹脂および天然樹脂のいずれでもよく、また、熱硬化性
樹脂および熱硬化性樹脂のいずれでもよい。さらに木材
またはボール紙のようなものであってもよい。さらに、
無機物を積極的に混入させた樹脂であってもよい。
容易に入手可能な種々の樹脂材料等を用いて、インサー
トを作り、焼成後の製品の表面の性状がら評価を行なっ
たところ、スチロール樹脂、アクリル樹脂、フェノール
樹脂、木材、ボール紙が、最も優れており、アクリロニ
トリル豐スチレン樹脂、ポリカーボネートが、はぼ良好
な結果を示し、アクリロニトリル・ブタジェン。スチレ
ン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、
ポリ塩化ビニルが、やや劣る、という結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、この発明の第1実施例を説明す
るための図であって、第1図は金型lが開いた状態を示
し、第2図は金型1が閉じた状態を示し、第3図はイン
サート22を保持した未焼成成形体25を示し、第4図
は得られ゛た製品27を示す。 第5図ないし第8図は、この発明の第2実施例を説明す
るための図であって、第5図は金型1を開いた状態で一
部示し、第6図は金型1を閉じた状態で一部示し、第7
図はインサート28を保持した未焼成成形体30を示し
、第8図は得られた製品31を示す。 ′1s9図ないし第12図は、この発明の第3および第
5実施例を説明するための図であって、第9図は金型1
aを開いた状態で示し、第10図は金型1aを閉じた状
態で示し、第11図はインサート34を保持した未焼成
成形体37を示し、第12図は得られた製品38を示す
。 1J13図ないし!11B図は、この発明の第4実施例
を説明するための図であって、第13図は金型1bを開
いた状態で示し、第14図は金型1bを閉じた状態で示
し、第15図はインサート44を保持した未焼成成形体
43を示し、第16図は第15図の線XVI−XVIに
沿う断面図であり、第17図は得られた製品49を示し
、第18図は第17図の線X■−X■に沿う断面図であ
る。 図において、i、la、lbは金型、51 5a。 5bはキャビティ、22.2B、34.44はインサー
ト、23.29,35.51は形状付与面、24、 2
4 a、  24 bは成形材料、25.30゜37.
43は未焼成成形体、27. 31. 38゜49は製
品である。 第1図 第2図 第7図 第9図 第10図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)得ようとする製品の形状の少なくとも一部に沿う
    形状をもつ形状付与面を有するとともに有機物を含むイ
    ンサートを用意し、 セラミック粉末または金属粉末に射出成形用バインダを
    添加しかつ混合した成形材料を用意し、前記インサート
    を射出成形用の金型内に配置し、この配置状態において
    前記インサートの前記形状付与面によって少なくとも一
    部が規定されたキャビティを形成し、 前記キャビティ内に前記成形材料を加熱流動化した状態
    で射出し、それによって前記製品の形状をもつ前記成形
    材料からなる未焼成成形体を得、前記成形材料の固化後
    、前記未焼成成形体を前記インサートとともに前記金型
    から取出し、前記インサートを保持した前記未焼成成形
    体に対して、脱脂および焼成処理を施し、それによって
    前記インサートに含まれる前記有機物および前記射出成
    形用バインダを焼失させるとともに、前記形状をもつ焼
    成された前記製品を得る、 各ステップを備える、セラミックまたは金属製品の製造
    方法。
  2. (2)前記製品は、少なくとも一方端に開口を有する空
    洞を備え、前記インサートは、前記未焼成成形体の前記
    空洞に対応する空間を埋めるように配置される、特許請
    求の範囲第1項記載のセラミックまたは金属製品の製造
    方法。
  3. (3)前記製品は、その外周面に凹部を形成するもので
    あり、前記インサートは、前記未焼成成形体の前記凹部
    に対応する空間を埋めるように配置される、特許請求の
    範囲第1項記載のセラミックまたは金属製品の製造方法
  4. (4)前記インサートは、樹脂からなる、特許請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれかに記載のセラミックま
    たは金属製品の製造方法。
  5. (5)前記インサートは、無機物を混合した樹脂からな
    る、特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記
    載のセラミックまたは金属製品の製造方法。
  6. (6)前記インサートは、射出成形、押出成形、圧縮成
    形、トランスファ成形、ブロー成形、真空成形、カレン
    ダ加工、回転成形、注型、および切削加工からなるグル
    ープから選ばれた少なくとも1つの成形方法により得ら
    れる、特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに
    記載のセラミックまたは金属製品の製造方法。
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