JPS63193846A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はインクジェット記録装置に関し、詳しくは安定
してインクを吐出させるためのキャッピング手段を設け
たインクジェット記録装置に関する。

〔従来の技術〕

複数の吐出口から選択的にインクを吐出させて、記録が
なされるインクジェット記録装置においては、その不使
用時にノズルに目詰りが生じ易ヘッドの液路先端部に接
合可能なキャッピング手段を設け、非記録時にはインク
吐出面をキャッピング手段に接合させ、記録ヘッドをあ
たかも蓋をかぶせた状態で周囲の７囲気から密閉し、そ
の接合部分の空間にインクの蒸気を充満させて飽和蒸気
圧を保たせることによりノズル内のインク液の乾燥およ
び粘度の増加を防止するようにしたものが開発されてい
る。

１、Ａｓ１−Ｐｌ「１１−Ａ？ｐ＋’ｉｅＪ＆ｆｆ＊＋
Ｌｆ−ＦｌしＡｅＭｒしＩＪｅ、＋・フーいても低湿の
環境下や長期間記録が休止されるような場合にはインク
の粘度増加は避けられず、記録時におけるインク不吐出
動作を完全に防止するには至らない。

そこで、このような不都合を解消するために、強制的に
キャッピング手段を介して吸引を行い、接合空間を低圧
状態となして液路からインクを吸い出すようにしたり、
あるいは記録ヘッドを含むインク供給系の側に設けたポ
ンプ手段により、自動釣または手動でノズル内のインク
液を加圧し、全ノズルからインクを排出させるようにし
たインクジェット記録装置がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上述したように強制的にインク吐出を行
わせる手段が設けられただけでは、記録中にキャッピン
グ手段を記録ヘッドに接合させる訳にはゆかず、一方、
記録ヘッドの方は、特に多数のノズル例え１２８ノズル
や２５６ノズルあるいはそれ以上のノズルが配置される
マルチノズルのような場合、インクの吐出が実施される
間隔が長くなるノズルが生じることによって、かかる７
夜路で低湿環境によりインクが蒸発し、粘度が高くなっ
て吐出しづらくなったり不吐出が発生し、かかる傾向は
特にカラーインクジェットの場合や濃い画像形成のため
に染料濃度の高いインク液が使用される場合顕著に発生
する。

そこで、本発明の目的は、以上に述べたような問題点に
着目し、その解決を図るべく記録時中においてインクの
不吐出な状態が発生する以前に記録ヘッドの液路からイ
ンクを吸引することが可能なようにしたインクジェット
記録装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

かかる目的を達成するために、本発明は、記録ヘッドを
キャリッジに搭載し、キャリッジをホームポジションか
ら記録領域に移動し、記録ヘッドの吐出口からインクを
吐出させて記録を実施し、記録の実施時以外はホームポ
ジションにおいて吐出口をキャッピング手段によりＮＭ
するようにしたインクジェット記録装置において、キャ
ッピング手段は吸引装置を具え、記録の実施中、記録ヘ
ッドを所定の時間隔毎にホームポジションに導き、キャ
ッピング手段との間に所定の間隙を保った状態で吸引装
置により吐出口からインクを吸引するようにしたことを
特徴とする。

（作用〕 本発明インクジェット記録装置によれば、所定の時間ご
とに記録ヘッドをホームポジションに導き、ここで、キ
ャッピング手段と所定の間隔を保ったまま吸引ポンプに
より吸引動作を行わせて、元の位置に記録ヘッドを戻す
ようにしたので、不吐出のまま長時間放置によって良好
な吐出が得られないというようなことをなくすことがで
きる。

〔実施例〕

以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示し、ここで、１は不図示
のモータにより駆動され、紙等の被記録ローラであり、
連続紙またはカット紙形態の被記録材を、記録ヘッド３
とプラテンローラ１との間にピンチローラ（不図示）に
より保持しながら搬送する。記録ヘッド３はキャリッジ
４の上に搭載されており、２本のガイドレール５Ａおよ
び５Ｂに沿って図中Ｓ方向に駆動され、その過程で被記
録材に対する記録が行われる。なお、キャリッジ４は、
プーリ６Ａと６Ｂとの間に張設されたベルト７に接続さ
れており、プーリ６Ａと同軸に設けられたモータ８によ
り駆動される。

また、本例での記録ヘッド３は、例えばイエロー（Ｙ）
、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）、およびブラック（Ｂ
）の４色に対応して４つの記録ユニットを有し、これら
の記録ユニットには、それぞれ、供給管（パイプ）　Ｉ
ＯＹ、ＩＯＭ、ＩＯｃおよび１０Ｂが接続され、インク
タンクＩＩＹ、ＩＩＭ、１１に、ＩＩＢからインクが供
給される。

１３は記録ヘッド３のホーム位置におけるヘッド３の吐
出部と対向位置に設けられ、ｆ方向に８ｆｆＪ）しでへ
ψノド３Ｌ−■脅介可鮨ｔｒキ砂・１ピング車［侍であ
る。

かくして、本例のインクジェット記録装置では、記録が
なされないインクの非吐出時には記録ヘッド３がキャッ
ピング手段１３と接合し、ノズルの吐出口を外気からし
ゃ断すると同時に内部空間にインク液の蒸気を満たして
流路内のインク液の乾燥を防止しており、記録時には記
録ヘッド３のＳ方向往復動作により記録が行われる。

更にまた、本例では記録へラド３の移動にともなう記録
時中にあっても必要に応じてインクの強制吐出を実施し
目詰りを防止させようとするものであって、第２図はそ
のような状態において記録ヘッド３がキャッピング手段
１３の対向位置に導かれた状態を示す。

すなわち、本図において、ホーム位置に設けられたキャ
ッピング手段１３はその記録ヘッド３のインク吐出面３
Ａと対向する側に弾性枠１４を具えており、後述するよ
うにして記録動作の途中で記録ヘッド３がこのような対
向位置に導かれた場合、゛記録ヘッド３のインク吐出面
３Ａとキャッピング手段１３の弾性枠１４との間に所定
の間隔が保たれるようにする。なおこの間隔については
、例えば１２８個のノズル１６が６３．５μｍの間隔で
吐出面３Ａに配置され、Ａ１版の被記録材を約８分で走
査するように構成された装置の例の場合は、１〜８　ｍ
／ｍ程度あればよく、吸引を実施する場合の吸引ポンプ
１７の吸引力としては、その吸引部近傍において風速１
〜５　ｍ／ｓｅｃ程度あればよい。更に本図において、
１８は液室、１９はインク供給管、２０はノズル１６内
の吐出手段を駆動するドライバである。

また、キャッピング手段１３は先にも述べたようにｆ方
向に移動可能であり、記録装置による記録動作が終了し
て記録へラド３をホーム位置に戻した場合はキャッピン
グ手段１３の弾性枠１４を記録ヘッド３のインク吐出面
３＾に当接させるべくヘッド３を移動させればよい。か
くして、吸引ポンプ１７によりノズル内の粘度の高くな
ったインク液および気泡を吸出することができる。

ついで、第３図により記録ヘッドノズルの不吐出を防止
するために実施する予備吐出の制御用回路について説明
する。ここで、２０は記録制御用の主制御部（ｃｐｕ）
であり、主制御部２０においては色別を含む記録指令信
号Ｓｐによりヘッドドライバ２１を駆動し、記録ヘッド
３の選択されたヘッドノズル吐出口からインクを吐出さ
せることができ、更にはキャリッジ制御回路３０やプラ
テンｌを介して主走査および副走査を実施する。

３１は抵抗、３２はコンデンサであり、不図示の主スィ
ッチにより電源が投入されると、抵抗３１およびコンデ
ンサ３２間の接点から取出された出力がインバータ３３
を介してＨ”レベルとなり、オアゲート３４に供給され
る。よって、オアゲート３４ｂ１らのオア出力が“Ｈ”
となることにより、フリップフロップ回路３５ではその
アンドゲート３６への出力端子Ｑが“Ｈ”レベルに保た
れる。

このような状態にあって、主制御部２０から記録信号Ｓ
ｐがあると同時にアンドゲート３６に出力される信号Ｓ
ＡがＨ”レベルとなることによりアンドゲート３６から
予備吐出回路３７へのアンド出力が“Ｈ”レベルとなり
、予備吐出回路３７によりキャリッジ制御回路３０を介
してキャリッジモータ８が駆動され、キャリッジ４が所
定のホームポジションに復帰する。

かくしてキャリッジ４がホームポジションに復帰したあ
と、回路３７から更に吸引ポンプ１７に駆動信号が供給
されて所定７の短時間吐出口からの予備の強制吐出が実
施される。なお、キャリッジ４がホームポジションに復
帰し、て所定の時間の予備強制吐出が終了するまでの間
は、予備吐出回路３７から主制御部１８に記録動作を禁
止する信号Ｓアが出力されており、上記の予備吐出が終
了すると、信号ＳＴの消滅により主制御部２０ではキャ
リッジ４の移動、記録ヘッドノズルからの選択的なイン
ク吐出による記録動作が信号Ｓｐによって再開される。

また、予備吐出が終了すると同時にその完了信号ＳＥが
タイマ回路３８に供給され、タイマ回路３８ではその時
点から時間パルスを計数し始める。それと同時に完了信
号Ｓ６によってフリップフロップ回路３５がリセットさ
れ、アンドゲート３６への出力は“Ｌ”レベルとなる。

従ってこの状態では記録信＋Ｓｐと共に主制御部２０か
らアンドゲート３６への信号ＳＡが“Ｈ”レベルとなっ
ても予備吐出回路３７が駆動されることはない。

しかして次に、タイマ回路３８においてその計数値が設
定値に達すると、オアゲート３４を介してフリップフロ
ップ回路３５のセット端子Ｓを“Ｈ”レベルとする。よ
ってフリップフロップ回路３５の出力端子からアンドゲ
ート３６への信号は“Ｈ″レベル保たれ、このあと主制
御部２０において吐出指令によって信号ＳＡが発生する
とそれにより予備吐出回路３７を介して一連の予備吐出
動作が実施されるが、主制御部２０において記録信号Ｓ
ｐが出力されない限り、アントゲ−３６からのアンド出
力は“Ｈ”レベルとな・らず予備吐出は行われず、時間
待ちの待機の状態となる。

なお、上述した予備吐出が実施される時間隔としてタイ
マをセットする時間は例えば１分毎程度であればよい。

更にまた、図面には示さないが例えばキャリッジ４のレ
フトマージン位置近傍に位置検出センサを設け、この位
置検出センサからの検出信号と第３図に示したアンドゲ
ート３６からのアンド出力とによってアンド出力を求め
るようになし、予備吐出回路３７による一連の予備吐出
動作を行わせるようにすることもできる。

また、以上の説明では一定の時間毎に吸引による予備吐
出を実施したが、例えば記録ヘッド近傍の温度を検出す
るようになして、環境が低温になったときにも上述した
ような予備吐出を行わせるようにすることも可能である
。

（発明の効果） 以上説明してきたように、本発明によれば、記録動作中
所定の時間毎に記録ヘッドをホームポジションに移動さ
せて、キャッピングを介し非接触の状態で吸引によるイ
ンク吐出動作を行わせるようにしたので、特にマルチノ
ズルのヘッド等において、長時間吐出の機会がなかった
ノズルに目詰りが生じて安定した吐出が得られないよう
なことがなくなり、かかる支障がなくなることによって
総括的に記録スピードの向上を図ることが可能となった
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明インクジェット記録装置の構成の一例を
示す斜視図、 第２図は本発明にかかるキャッピング手段の概要を示す
斜視図、 第３図は本発明インクジェット記録装置によりインクの
予備吐出を実施するための回路の構成図である。 １・・・プラテン、 ３・・・記録ヘッド、 ４・・・キャリッジ、 １１・・・インクタンク、 １３・・・キャッピング手段、 １６・・・ノズル、 １７・・・吸引ポンプ、 ２０・・・主制御部、 ２１・・・ヘッドドライバ、 ３０・・・キャリッジ制御回路、 ３５・・・フリップフロップ回路、 ３６・・・アンドゲート、 ３７・・・予備吐出回路、 ３８・・・タイマ回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録ヘッドをキャリッジに搭載し、該キャリッジをホー
   ムポジションから記録領域に移動し、前記記録ヘッドの
   吐出口からインクを吐出させて記録を実施し、該記録の
   実施時以外は前記ホームポジションにおいて前記吐出口
   をキャッピング手段により覆蓋するようにしたインクジ
   ェット記録装置において、 前記キャッピング手段は吸引装置を具え、前記記録の実
   施中、前記記録ヘッドを所定の時間隔毎に前記ホームポ
   ジションに導き、前記キャッピング手段との間に所定の
   間隙を保った状態で前記吸引装置により前記吐出口から
   前記インクを吸引するようにしたことを特徴とするイン
   クジェット記録装置。