JPS6319297A - 電子黒板装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ロール状に巻いたシートまたはエンドレス状
のシート類を筆記媒体として筆記媒体上に描かれた内容
を読取りその内容を記録体に記録する電子黒板装置の改
良に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の電子黒板装置は、文字や図形などを筆記
する筆記媒体（以下単にシートと称する）と、このシー
トを駆動する手段と、シート上に筆記された内容を読取
る読取手段と、この読取手段により読取った筆記情報を
記録体に記録する記録手段から構成されている。

これを第２図、第３図を参照して説明すると、第２図に
おいて、ｌは筆記用のシート、２は巻取手段、３は巻戻
手段、４は筆記内容を光学的に読取る光学読取手段、５
は記録手段、６は記録体としての所定の用紙すなわち記
録紙で、巻戻手段３はシート１を巻付は保持すると共に
巻戻す手段であり、また、巻取手段２は巻戻手段３に対
して一筆記面分の間隔を置いてシート１を巻取る手段で
ある。光学読取手段４は、巻取手段２の近傍に配置され
ており、一筆記面分のシー１−１上に筆記された文字や
図形を光学的に読取りこれを記録手段５に与えるように
なっている。

筆記内容の記録を行う場合、第２図に示されるような構
成の巻取方式の装置では、文字や図形を筆記するための
フィルム状のシート１を巻取手段２と巻戻手段３とでシ
ート１を駆動しシート１上に筆記された内容を光学読取
手段４で読取り記録手段５で所定の用紙６に記録してい
た。第３図に示されるような構成のエンドレス方式の場
合についても同様で、シートｌを回転手段７で駆動し光
学読取手段４と記録手段５とでシート１上の内容を用紙
６に記録していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上述した従来の電子黒板装置は、文字や図形を
記入するためのシート１の大きさとして少な（とも２面
以上の筆記面分を有しているが、シートとしてはただ１
枚だけとなっているため、シート１の第１面目と第２面
目に文字や図形を筆記したとすると、第１面目に筆記し
た内容が見える状態では第２面目が隠れて見えなくなり
、その逆の状態では第１面目が見えない。このような状
態では、例えば第１面目の上半分と第２面目の下半分を
表面に出し比較しながら見ようとしてもそれは不可能で
、またそれを同一用紙６に記録することもできない。

すなわち、現在表面に出ている筆記の一部を他の筆記の
一部と組み合わせ見たり、更にまたそのような組み合わ
せのものを一筆記面分として記録することはできない。

このように、従来の電子黒板装置では各筆記面毎の内容
を個々に表示、記録するということはできても、各筆記
面間にわたる内容の一部を同時に表示あるいは記録体に
記録するということはできないという欠点がある。

本発明は上述のような欠点を除去するようにしたもので
、現在表面に出ている筆記内容全体を記録できるという
機能を損なうことなく、たとえ各筆記面毎の一部を組み
合わせて見、そして一筆記面分として記録したいという
ような場合でもこれを可能とする電子黒板装置を提供す
ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の電子黒板装置は、Ｎ　（Ｎ＝２．３，４゜・・
・）枚の筆記媒体と、 このＮ枚の筆記媒体を独立にあるいは同時に駆動する駆
動手段と、 筆記媒体上に筆記された内容を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った筆記情報を記録体に記録する記
録手段とを有することを特徴としている。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。本
実施例の装置は、文字や図形を筆記するためのＮ　（Ｎ
＝２．３．４．　　・・・）枚（図示の場合は２枚）の
シート８．９と、この２枚のシート８．９を巻付けて保
持すると共に独立にあるいは同時に巻戻す巻戻手段１０
と、この巻戻手段１０に巻付けられた２枚のシート８，
９を一筆記面分の間隔を置いて独立にあるいは同時に巻
取る巻取手段１１と、この巻取手段１１の近傍に配置さ
れ前記一筆記面分のシート上に筆記された文字や図形を
光学的に読取る光学読取手段４と、この光学読取手段４
で読取った筆記情報を所定の記録用の用紙６に記録する
記録手段１２とを有している。

シート８およびシート９は文字や図形を筆記する筆記媒
体で少なくとも２面分以上の筆記面を有しており、一筆
記面分の間隔を置いて巻取手段１１と巻戻手段１０に巻
付けられ保持されている。筆記内容の光学読取手段４に
よる読取りはシート駆動時のシートの移動に伴って行わ
れるが、従来のものが既述した如くただ１枚のシート１
を用いているのに対し、この電子黒板装置では、複数の
シート８，９を用いこれらを独立にあるいは同時に駆動
するようにしている。

このように、文字や図形を筆記するフィルム状のシート
と、このシートを巻付は保持すると共に巻戻す巻戻手段
と、この巻戻手段に対して一筆記面分の間隔を置いてシ
ートを巻取る巻取手段と、この巻取手段の近傍に配置さ
れ一筆記面分のシート上に筆記された文字や図形を読取
る光学読取手段と、この光学読取手段で読取られた筆記
情報を所定の記録用紙に記録する記録手段とで構成され
る電子黒板装置において、シート、巻戻手段及び巻取手
段として、シートを巻取り可能な方向にＮ（Ｎ＝２．３
．４．　　・・・）分割しこの分割に相当するＮ枚のシ
ートと、このＮ枚のシートを巻付けて保持すると共に独
立にあるいは同時に巻戻す巻戻手段と、この巻戻手段に
巻付けられたＮ枚のシートを独立にあるいは同時に巻取
る巻取手段を用いるものである。

次に、本実施例装置による記録８表示動作について説明
する。

シート８およびシート９上に筆記された文字や図形は巻
取手段１１でシート８，９が巻取られる際シートの移動
によって光学読取手段４によって読取られ、記録手段１
２によって所定の用紙６に記録される。ここで、読取り
の際のシート８，９０巻取り及び筆記面を新しい面に更
新する際の巻取り巻戻しはシート８とシート９を独立に
あるいは同時に行うことができるようになっているから
、例えばシート８側の筆記内容を表面に出したままでシ
ート９側だけを移動させて表示面の下半分の筆記内容を
変えることができるし、またその状態からシート８，９
の両者を一緒に移動させて読取りを行わせることもでき
る。従って、現在表面に出ている筆記の一部を他の筆記
の一部と組み合わせ、例えば下半分の筆記を変えて上半
分のものと比較しながら見たいというような場合でも、
これに応えることができ、しかも、そのように組み合わ
せたものを一筆記面分の記録として得ることができる。

また、現在表面に出ている筆記内容のうち、例えば上半
分のものだけの記録が必要で下半分については記録不要
というような場合には、シート８側だけを移動させて読
取りを行わせればよ（、−部だけの筆記内容を読取って
用紙６に記録するというような使用方法も可能となる。

このように、複数枚のシート８，９を用い各々のシート
８，９を独立して巻取り巻戻しできるようにもすること
によって種々の使用方法が可能となり、また、従来のよ
うに表面に出ている筆記内容全部を一筆記面分として記
録したいときには、複数枚のシート８．９を同時に移動
させて読取りを行わせればよく、従来の機能を失うこと
もない。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、２枚以上の筆記媒体を用
い各々の筆記媒体を独立して駆動できるようにすること
により、各筆記面の一部だけの筆記内容を読取って記録
体に記録できると共に、各筆記面毎の一部を組み合わせ
て一筆記面分として記録できるという効果がある。さら
にまた、全表面に出ている筆記の一部を他の筆記の一部
と組み合わせて見ることができるという効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図、 第２図は従来の巻取方式の電子黒板装置を示す図、 第３図は同じ（エンドレス方式の電子黒板装置を示す図
である。 ４・・・・・光学読取手段 ６・・・・・用紙 ８．９・・・シート １０・・・・・巻戻手段 １１・・・・・巻取手段 １２・・・・・記録手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）Ｎ（Ｎ＝２、３、４、・・・）枚の筆記媒体と、 このＮ枚の筆記媒体を独立にあるいは同時に駆動する駆
   動手段と、 筆記媒体上に筆記された内容を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った筆記情報を記録体に記録する記
   録手段とを有することを特徴とする電子黒板装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載の電子黒板装置にお
   いて、 前記駆動手段は、Ｎ枚の筆記媒体を巻付けて保持すると
   共に独立にあるいは同時に巻戻す巻戻手段と、この巻戻
   手段に巻付けられたＮ枚の筆記媒体を一筆記面分の間隔
   を置いて独立にあるいは同時に巻取る巻取手段から成り
   、 前記読取手段が、前記巻取手段の近傍に配置され前記一
   筆記面分の筆記媒体上に筆記された内容を読取る光学読
   取手段であることを特徴とする電子黒板装置。