JPS63188463A - 連続鋳造用モ−ルド内の溶鋼表面状況検出方法 - Google Patents

連続鋳造用モ−ルド内の溶鋼表面状況検出方法

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JPS63188463A
JPS63188463A JP1983887A JP1983887A JPS63188463A JP S63188463 A JPS63188463 A JP S63188463A JP 1983887 A JP1983887 A JP 1983887A JP 1983887 A JP1983887 A JP 1983887A JP S63188463 A JPS63188463 A JP S63188463A
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magnetic
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mold
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竹村 洋三
Keiichi Otaki
大滝 慶一
Tadashi Inoue
正 井上
Shigeki Takamori
茂樹 高森
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/16Controlling or regulating processes or operations
    • B22D11/18Controlling or regulating processes or operations for pouring
    • B22D11/181Controlling or regulating processes or operations for pouring responsive to molten metal level or slag level
    • B22D11/186Controlling or regulating processes or operations for pouring responsive to molten metal level or slag level by using electric, magnetic, sonic or ultrasonic means

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、連続鋳造用モールド(以下、これを連鋳モー
ルドと略称する)内にある溶鋼の表面レベル及び各レベ
ルにおける溶鋼表面の挙動(以下、これをリップリング
という)を正確に検出する方法に関する。
〔従来の技術〕
本出願人は、連鋳モールド内にある溶鋼の表面レベル及
び各レベルにおけるリップリング状況を検出する装置を
開発し、これをすでに出願している(特開昭55−14
9017号:特公昭60−8900号)。この装置を用
いて連続鋳造用モールド内の溶鋼表面レベルとリップリ
ングを磁束平衡型磁気センサーで検出するとき、連鋳モ
ールドの長片或いは短片の影響を受けて磁束平衡条件が
乱されて誤検出の原因になる。
そこで、この欠点を解消するために、本出願人は、磁気
センサーの作動環境に存在する連鋳モールドの長片、短
片等を含めた磁性体による磁束不均衡状況を予め調査し
て記憶しておき、実働時の検出値をこの記憶した磁束不
均衡条件をもとに補正して最終検出信号として、レベル
制御及びリップリング制御に供する方式を開発したく特
開昭58−161828号公報参照)。この方式により
、前述した作動環境に存在する磁性体゛が磁気センサー
に与える影響は一応実質的に無害化される。
しかし、近年特に拡大されてきた極低温域における鋼構
造物への鋼材用途、より経済的に優れた加工性を安定し
て得られることを強く要望し続けている薄鋼板用途等に
応えるため、鋼材を溶鋼の段階から見直し、連続鋳造時
の溶鋼の清浄度を高めることから、連鋳モールドに電磁
撹拌機能や電磁制動機能等(以下、これらを電磁機能と
いう)を内設した提案がされている。その−例が特開昭
56−160862号公報であり、他の例が特開昭57
−17356号公報である。
第3図は、この電磁機能を備えた連鋳装置の一例を示す
。すなわち、連鋳モールドを構成するモールド長片a及
びモールド短片すにより矩形状の鋳造空間を区画し、こ
こに溶鋼を注入する。この連鋳モールドは、水冷1Ti
Icによって冷却されており、また電磁コイルdを備え
ている。鋳造空間に注入された溶鋼は、冷却・凝固され
つつ、連鋳モールドから送り出され、ガイドローラeに
よって鋳片fとして搬出される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような連鋳モールドにおいて、従来にあっては、鋳
造空間にある溶鋼の表面レベル及び/又はリップリング
は、前記した磁束平衡型磁気センサーを用いて検出され
る。しかし、連鋳モールドが電磁コイルdを備えている
ため、磁束平衡型磁気センサーの作動環境に新たに環境
磁界が持ち込まれたことになる。これによって、それま
で円滑・安定に使用に供されていた磁束平衡型磁気セン
サーは、誤動作、誤検出を起こして誤信号を出力するこ
ととなり、実用性を失うこととなった。
本発明は、この磁束平衡型磁気センサーの実用性の回復
を図り、精度よく連続鋳造用モールド内の溶鋼表面状況
を検出することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の連続鋳造用モールド内の溶鋼表面状況検出方法
は、上記の問題点を解決するために、連続鋳造用モール
ド内溶鋼表面に磁束平衡型磁気センサーからなる検出器
を対向させ、該検出器と前記溶鋼表面との間の磁束平衡
状態を検出可能とし、前記溶鋼表面が変位したときに生
じる磁束不平衡を解消するように前記検出器を前記溶鋼
表面に近付く方向及び離れる方向に駆動し、磁束平衡を
得た前記検出器の進退位置によって前記溶鋼表面の位置
を検出する方法において、前記検出器のハウジング及び
これらを支持又は保持する架台1.ケーブル等の部材又
は部品を最大透磁率1.003以下の非磁性体で構成し
、前記検出器が用いられる連続鋳造用モールドに内設さ
れた電磁機能の励磁電流、又は該励磁電流用変成器への
供給電源の各々の周波数の高調波域外の周波数の励磁電
流で前記検出器の励磁コイルを励磁すると共に、該検出
器の前記進退作動予定範囲に存在する磁性体によって生
ずる磁束不平衡値を記憶装置に予め記憶しておき、実測
定時に該磁束不平衡値に基づいて前記検出器の出力を補
償することを手段とする。
前記補償を加えた前記検出器の出力信号を、連続鋳造用
モールド内溶鋼表面レベル信号と、各溶鋼表面レベルに
おける表面挙動信号とに分離して制御及び/又は表示に
供することにより、リップリングの自動制御あるいは監
視が可能となる。
〔作用〕
本発明者等は、このように磁束平衡型磁気センサーが実
用性を失った原因を調査した。
先ず磁束平衡型磁気センサー(例えば第1図、第2図に
符番1で示す検出器)の検出コイル(第1図。
第2図に符番ICで示す)回路において、前記連鋳モー
ルド内設電磁機能の作動時と非作動時における連鋳モー
ルド内溶鋼表面レベル信号(第1図、第2図の増幅器8
の出力信号)と、該レベル信号と、リップリング信号の
重畳された信号(第1図の比較器5.第2図のD/Aコ
ンバータ24の各出力つまり、検出コイルICの出力信
号を環境磁性体による影響値で補正し、更に基準距離信
号を減算した信号)の変化を調査した。その結果を第5
図に示す。
これにより、偏差信号には高調波成分の存在がうかがえ
、レベル信号は実際よりは高いレベルを示し、かつリッ
プリングは実際より激しく表示されることが分かった。
次いで、この要因を追って、磁束平衡型磁気センサーの
励磁コイル(第1図、第2図に符番1a+ lbで示す
)回路において、前記連鋳モールド内設電磁機能の作動
時に非作動時における励磁電流の周波数分析を行った。
結果は第4図に示す通りで、励磁コイルla、 lbの
励磁周波数1.6K Hz近傍に多数の高調波成分があ
り、更に5に上前後にも同様に多数のかつ強力な高調波
成分が存在することが判明した。
つまり、磁束平衡型磁気センサーを用いて、連鋳モール
ド内溶鋼表面状況を検出して、レベルとリップリングを
把握するにあたっては、新たに登場した電磁機能付き連
鋳モールドが形成する各種の高調波を消滅せしめるか、
これを回避しなければ、新たな分野での実用性が確立し
ないことが判明したのである。
これ等の知見をもとに本発明者等は、各種の高調波の消
滅或いはそれの閉じ込め遮断と、高調波からの回避を検
討し、現状では、後者が工業的に経済性、技術信頼度の
面から有利であることを知得した。そこで、前記2種の
高調波成分の発生要因を解析した。その結果、1.6に
七近傍の成分は前記連鋳モールド付電磁機能の作動用励
磁電流の周波数の高調波成分であり、5KHz前後の成
分は、該連鋳モールド付電磁機能の作動用励磁電流を得
るために用いている周波数変換装置に供給している電源
周波数の高調波成分であることが判明した。
そこで本発明者等は、上記励磁コイルla、 lbの励
磁電流の周波数を連鋳モールドに内設した電磁機能の励
磁電流の高調波周波数域と、該励磁電流の源となってい
る電源周波数の高調波域を避けた8KHzで励磁コイル
を励磁して確認テストを行った。
結果を第6図に示すが、これによって前記第5図に示し
たデータとは振幅バラツキが異なるが、異常出力を比較
器5も増幅器8も共に出していることが判明した。
この原因は環境磁界の影響を除いた後に残留しているこ
とから、本発明者等は、前記第1図、第2図の磁気平衡
型磁気センサーにてなる検出器1の励磁コイルと検出コ
イルの相互インダクタンスMの影響と見て、これ等を支
持又は保持しているハウジングを構成している部品、及
び第1図、第2図に示す前記検出器lを操作するケーブ
ル10、並びにこれ等を支える架台(図示せず)等の部
材。
部品等すべての部材と部品の材質を調査したところ、ケ
ーブルlOと同じステンレスケーブルで一般に非磁性材
料の最大透磁率とされている1、03程度(電気学会、
昭和49年5月15日発行[電気工学ハンドブック」4
04頁)のSOS 301は、環境磁界の磁気的影響を
受けて誤発信をするが、一度焼鈍すると最大透磁率は1
.003程度となり、環境磁界の影響を実質的に受けな
くなることが判明した。
また、あらゆる部材及び部品を非磁性体で構成していて
も、各部品を部材に取り付けている小さなビス等の表面
処理に、磁性体、例えばニッケルのメッキが施されてい
ると、第6図の結果を招くことが判明した。
本発明者等は、これ等の知見をもとにビスの表面処理金
属迄をも含んで実験、検討を繰り返し、最大透磁率が1
.003以下の非磁性体で装置を構成すれば、第6図の
状態が第7図の状態となって、問題が解消することが分
かった。
これは、電磁機能が稼働しても、しなくても全く安定し
て正しく、連鋳モールド内の溶鋼の表面レベルと、表面
挙動をくまなく検出できることを示していた。
本発明者等は、上記の対策を検証するため、第7図の結
果を得た装置を用いて、検出器(磁気センサー)1の励
磁コイルの励磁電流の周波数を1.6に七に戻して実験
を行った。その結果を第8図に示す。第8図からみると
、レベル信号としてはレベルに差!まないが、パウダー
巻込み等の原因となるために正確に検出し、的確に対処
することが求められているリップリング信号は、実態以
上の異常を示すことが判明した。
以上の本発明者等の実験からレベルとリップリングの検
出側の装置に介在する磁性体は、環境磁界の影響を受け
て検出信号の強度或いは大きさを高めてレベルを誤報し
、環境磁界の形成に伴って生成された高調波は、検出信
号の振幅を局部的に過大ならしめ、リップリング状況を
誤報していたことが判明したと共に、それ等の関係を完
全に遮断するものとして、本発明が提案する対策も妥当
であったことが確認できた。
本発明は、これらの知見をもとになされたのである。す
なわち、本発明は、連続鋳造において、磁束平衡型磁気
センサーを用いて連鋳モールド内の溶鋼表面のレベルと
リップリングを検出・測定するにあたって、上記のよう
に、検出器(磁束平衡型磁気センサー及びケーブル、並
びにケーブル作動機構を含む)を構成したので、センサ
ーが形成する磁界への環境磁性体の影響、すなわち励磁
コイルと検出コイル間の相互インダクタンスMの変化を
実質的に無害化するまでに補償すると共に、センサーが
形成する磁界への環境に存在する磁界とセンサーが有す
る磁性体の影響、すなわち前記相互インダクタンスMの
変化を解消し、かつ環境磁界の形成に伴って生成される
高調波の影響、すなわち励磁コイルの励磁周波数との重
畳を全く回避することができる。これにより、磁束平衡
型磁気センサーの実用性の回復を図ることができる。
〔実施例〕
次いで、図面を参照しながら、本発明の詳細な説明する
第1図及び第2図は、それぞれ本発明の第1実施例及び
第2実施例において使用した装置の構成例を示す。いず
れの例においても、検出器(磁気センサー)■の励磁は
、モールドに内設した電磁機能の励磁電流及びその励磁
電流を作り出すために用いた電源の各周波数の3〜5七
及び50〜60Hz(3相)等から生成された高調波が
存在する6KHz以下を避けた8KHzの電源を用いた
。その上、検出器1.ケーブル14等を含んで、これ等
を支えて作動させる架台9部材9部品は、メッキ金属を
含んですべて最大透磁率μが1.003以下の非磁性体
を用いた。
次に第1図の実施例について具体的に説明する。
本例においては、磁束平衡型磁気センサーを応用した検
出器1が使用されている。この検出器1は、特開昭58
−161828号公報に開示されているものと同様な構
造をもつ。
鋳型12内の溶鋼13が上下動すると、検出器1は磁界
の変化を励磁コイルla、 lb間に配置された検出コ
イルICで電圧として検出し、距離検出回路3で信号を
増幅して比較器5に入力する。比較器5には基準レベル
設定器4から設定電圧が人力されているのでここで信号
が比較されその偏差値がモータドライバ6に入力されサ
ーボモータ7を′駆動して巻取りドラム11を介して駆
動ケーブル10を駆動し、伝導ホイル14を介して検出
器lを磁界の検出値が一定となるように制御する。この
場合、その値がインダクタンス、インピーダンスであっ
ても良い。
一方、サーボモータフによってポテンションメータ2も
駆動される。ポテンションメータ2の出力は増幅器8に
入力されレベル表示器9でレベルが表示される。ここで
実線は信号を示し、一点鎖線は機械的な結合を示す。こ
のように磁界の変化を検出し、その値を常に一定とする
場合や電磁コイルのインダクタンス値を常に一定値にす
る場合には、鋳型12の影響等を受けて必ずしも検出器
1と溶!113の湯面との間隔rは一定とならない。
そこで、金属面一検出器間距離以外によって変わる測定
値すなわち環境影響値を予め記憶装置に記憶しておき、
実測定時に、記憶装置より読み出して、検出器からモー
タドライバ6に至る測定制御系に補正値として加える。
単純に言えば、検出値より環境影響値を除去した値を検
出器−金属面間距離信号とする。
スタティックRAM(ランダム・アクセス・メモリH5
の読み書きアドレスはA/Dコンバータ16の出力デー
タで定まる。A/Dコンバータ16には切替スイッチ1
7を介して、RAM15に環境影響値をセット(記憶)
するときには、増幅器8の出力すなわち検出器位置信号
が与えられ、実測定時には加算器18の加算出力が印加
される。実測定時には、加振機19で鋳型12に定周期
定振幅の上下振動が加えられ、検出器1と鋳型12の相
対位置が周期的に変動する。そこで変位量検出器20で
、振動の下死点を基点とする振動変位量を加算器18に
印加して検出器1の位置量、すなわち増幅器8の出力に
加算して鋳型12と検出器1の相対位置をA/Dコンバ
ータ16に与える。RAM15に、A/Dコンバータ2
1が書き込みデータを与える。A/Dコンバータ21に
は、RAM15に環境影響値をセットするときに、開閉
スイッチ22を介して距離検出信号が回路3より与えら
れる。
RAM15は、R/W(読み書き)指示スイッチ23が
閉のときに; A/Dコンバータ16の出力データで定
まるアドレスの記憶データ(l!境影響値)をD/Aコ
ンバータ24に化カスる。D/Aコンバータ24は読み
出しデータをアナログ変換して加算器25に印加する。
加算器25は、読み出し値に設定器4よりの基準値(金
属面一検出器1間の距離指示値)を加算して比較器5に
与える。環境影響値(以下環境データという)をRAM
15にセットする記憶操作用に、比較器5とモータドラ
イバ60間に切替スイッチ26を介挿し、かつスイッチ
26の選択接点の1つに、モータ正逆転指示スイッチ2
7を接続する。
第1図において、28は環境データ記憶操作用のスイッ
チ、29は書込み指示スイッチ、30はA/Dコンバー
タ16の出力コードに変化があると所定時間幅の書込指
示パルス(プラスH)を発生するコード変化検出器であ
る。コード変化検出器30は人力コードをうγチコード
と常時比較し、入力コードがラッチコード(初期状態は
「0」を示すコード)と異なると入力コードを更新ラッ
チして所定時間幅のパルスを出力する。
次に環境データメモリ動作を説明する。まずオペレータ
がスイッチ28誓閉とする。これに連動して切替スイッ
チ26がモータドライバ6にスイッチ27を接続し、開
閉スイッチ22が閉じ、切替スイッチ17がA/Dコン
バータ16に増幅器8の出力ラインを接続する。次にオ
ペレータは鋳型12を加振下死点に置き、スイッチ27
を+VCC側又は−VCC側に閉じてサーボモータ7を
正転駆動又は逆転駆動して検出器1を上下動範囲の最下
点又は最上点に移動させる。以下の説明の便宜上、サー
ボモータ7を正転駆動(+Vcc印加)して最下点に位
置決めしたとする。次にはオペレータはスイッチ29を
閉とし、スイッチ27が一■。C側に接続する。スイッ
チ27が−vce側に閉じられたことにより、サーボモ
ータ7が定速度逆転付勢されて検出器lが定速度で上昇
する。この上昇に伴って増幅器8の出力電圧(検出器位
置信号)がリニアに変化し、A/Dコンバータ16の出
力コードが所定周期で変化する。
この変化のときに検出器30がパルスを発し、スイッチ
29を介してスイッチ23を閉付勢してRAM15に「
記憶」を指示する。これにより、検出器1がA/Dコン
バータ16の分解能相当分上昇する毎に、つまりA/D
コンバータ16の出力コードが変わる毎に、該出力コー
ドで定まるアドレスにその時点の検出出力データすなわ
ち環境データがメモリされる。検出器lが最上点に到達
すると、オペレータはスイッチ27を中立位置に戻して
モータ7を止め、スイッチ29を開く。
次に実測定時の動作を説明する。鋳型12に溶鋼13を
注入するト、オペレータスイッチ28を開とする。スイ
ッチ28が開くと、スイッチ26がモータドライバ6に
比較器5を接続し、スイッチ22が開き、スイッチ17
がA/Dコンバータ16に加算器18を接続する。これ
により、加算器18が検出器1の位置(増幅器8め出力
)に鋳型12の振動による変位分の補正を加えた相対位
置信号をA/Dコンバータ16に与えるので、RAM1
5のアクセスアドレスは振動中の鋳型12と検出器1の
相対位置データで定まり、そのアドレス、の環境データ
がD/Aコンバータ24でアナログ値に変換されて加算
器25に与えられ、ここで所定距離lを示す値と加算さ
れて比較器5に印加される。比較器5は、距離検出回路
3の出力と加算器25の出力を比較して両者の差、つま
りは、検出出力より環境影響値を引いた値である正確な
距離測定値と設定値すなわち目標距離との門差を示す信
号(プラス、マイナス)をスイッチ26を介してモータ
ドライバ6に与える。これにより従来と同様に、金属面
が上下しても金属面一検出器1間距離を目標値に維持す
る追従制御が行われる。
従来では前述のように、検出器が不正確なものであるの
で、金属面一検出器1間距離が目標値から大きくずれ、
したがってレベル表示器9の指示値は誤差が大きかった
が、この実施例では、このような誤差を生ずる環境影響
値を比較器5部で相殺しているので、金属面の上下に正
確に検出器1が追従し、金属面一検出間距離が一定値に
維持され、したがってレベル表示器9の指示値が正確で
ある。
以上述べた記憶操作は鋳型内に溶鋼を入れていない状態
で行ったが、更に誤差を小さくするためには、検出器の
下方に一定間隔離して金属板、例えば鉛板あるいはアル
ミ板等を固定し、その状態で鋳型内を昇降せしめ各レベ
ル位置に対応した検出器の値を記憶させる方法をとるこ
とが好ましい。
第2図にもう1つの装置構成を示す。これにふいてはマ
イクロコンビニータシステム31で、キースイッチ32
の操作に応じて環境データのメモリ及び実測定時の検出
器倣い制御をするようにしている。このマイクロコンピ
ニータシステム31は、中央処理ユニットCP U31
 a 、読み出し専用メモリROM31 b 、入出力
回路l1031C,A/D:Iンバータ31d及びRA
 M2Sを備えている。このシステム31は、環境デー
タのメモリを指示するキースイッチ32が閉とされると
、検出器1を最上点に位置決めするモータ駆動制御を行
い、次にモータドライバ6に低速下降駆動をセットして
環境データのメモリを行う。このメモリ動作において中
央処理ユニットCP U31 aは、定周期でA/Dコ
ンバータ31dに入力チャンネル3のA/D変換を指示
して変換データを読み、変換データが前回取り込んだ変
換デ、−夕と異なると、今回取り込んだ変換データをR
A M2Sの書込アドレスにセットしてコンバータ31
dに入力チャンネル2のA/D変換を指示して変換デー
タをRA M2SのメモリデータラインにセットしてR
AM15に書込を指示する。これを繰り返している間に
入力チャンネル3の変換データが検出器lの最下点を示
す値になるとモータドライバ6に停止及び上昇駆動を指
示し、入力チャンネル3の変換データが最上点を示す値
になるとモータドライバ6にモータ停止を指示する。
キースイッチ32の実測定を指示するキースイッチが閉
になると、システム31は、A/Dコンバータ31dに
人力チャンネル1.2及びA/D変換を順次に指示して
、振動変位量データ、検出距離データ及び検出器位置デ
ータを読み込み、振動変位量+検出器位置でRAM15
をアクセスして環境データを読み、検出距離データ値よ
り環境データ値を差し引いた残り、すなわち補償を施し
た正確な測定値を、予め設定されている目標距離データ
と比較して、前者が後者に合致する方向にモータを付勢
セットする動作を所定周期で行う。
以上の装置を用いて測定した結果は既に示した第7図の
通りで、環境磁性体の影響も、また環境磁界の影響も受
けることなく、正常なレベル信号とリップリング信号が
得られた。
この混合信号からリップリング信号を分離するには、第
1図、第2図に示す通り、両信号の重畳信号を整流回路
40を介して直流変換出力を得、これをリップリング許
容限界つまりアラーム発信基準値R0を設定した比較器
41に出力してリップリング警報信号を得る。前記直・
流変換出力を記録すると、リップリングレベルの特別記
録が得られ、整流回路40及び比較器41の出力をリッ
プリング制御装置(図示せず)に供給すると、リップリ
ング自動制御が可能となる。
本実施例では、検出器1の昇降を、ワイヤーケーブル1
0を巻き付けたドラム11をサーボモータ7で駆動して
行ったが、これに代えてコンベックスケーブルを油圧シ
リンダーのピストンロッドに連結し、該ピストンロッド
をサーボモータ7に代えたサーボ弁で調整する圧油で駆
動して、前記検出器lの昇降を行うようにしてもよい。
このようにすると、前記検出器1の降下がより迅速1円
滑となるので好ましい。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明は、連鋳モールドに付加
された電磁機能が形成する環境磁界の影響を完全に遮断
して、磁束平衡型磁気センサーによるモールド内溶鋼表
面状況の検出を可能としている。これにより、需要用途
の拡大に基づく材質向上に応える鋼材を製造する場合に
最も効果的な電磁機能付きモールドを用いて正確、迅速
にレベル制御とリップリング制御を行いながら連続鋳造
を行うことが可能となり、鋼材材質を経済的且つ飛躍的
に向上せしめることを可能とする等、当業分野にもたら
す効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に用いた装置の構成説明図、
第2図は他の実施例に用いた装置の構成説明図、第3図
は電磁機能付モールドの設置状況説明図、第4図はモー
ルドに内設した電磁機能が作動している時に検出器の励
磁コイルの回路に流れる電流の周波数分布を示す図、第
5図は電磁機能付モールドに従来のモールド内湯面検出
装置を用いたときの電磁機能のオン、オフ各々にふける
レベルと偏差の各出力信号を示す図、第6図は電磁機能
の励磁電流及び該励磁電流の電源の各周波数の高調波を
もつノイズ周波数域を回避した励磁電流で検出器の励磁
コイルを励磁した従来のモールド内湯面検出方法におけ
る装置を用いたときの電磁機能のオン、オフ各々におけ
るレベルと偏差の各出力信号を示す。第7図は本発明方
法を実施する装置による第6図と同様の試験におけるレ
ベルと偏差の各出力信号を示す。また、第8図は、検出
器1.ケーブル10及びこれ等を支える架台等の部材9
部品等すべてを非磁性体とした装置を従来の周波数対策
を施さない場合の励磁電流で励磁したときの第6図及び
第7図と同様の各出力信号を示す図である。 特許出願人     新日本!l!m  株式會社(ほ
か1名) 代  理  人        小  堀   益 (
ほか2名)第 3vl 第 4 図 (励風コイルla、lti+n!η磁周涙牧)第 5 
口 時間 第7図 悟 6  r’i 時間 第8171

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、連続鋳造用モールド内溶鋼表面に磁束平衡型磁気セ
    ンサーからなる検出器を対向させ、該検出器と前記溶鋼
    表面との間の磁束平衡状態を検出可能とし、前記溶鋼表
    面が変位したときに生じる磁束不平衡を解消するように
    前記検出器を前記溶鋼表面に近付く方向及び離れる方向
    に駆動し、磁束平衡を得た前記検出器の進退位置によっ
    て前記溶鋼表面の位置を検出する方法において、前記検
    出器のハウジング及びこれらを支持又は保持する架台、
    ケーブル等の部材又は部品を最大透磁率1.003以下
    の非磁性体で構成し、前記検出器が用いられる連続鋳造
    用モールドに内設された電磁機能の励磁電流、又は該励
    磁電流用変成器への供給電源の各々の周波数の高調波域
    外の周波数の励磁電流で前記検出器の励磁コイルを励磁
    すると共に、該検出器の前記進退作動予定範囲に存在す
    る磁性体によって生ずる磁束不平衡値を記憶装置に予め
    記憶しておき、実測定時に該磁束不平衡値に基づいて前
    記検出器の出力を補償することを特徴とする連続鋳造用
    モールド内の溶鋼表面状況検出方法。 2、前記補償を加えた前記検出器の出力信号を、連続鋳
    造用モールド内溶鋼表面レベル信号と、各溶鋼表面レベ
    ルにおける表面挙動信号とに分離して制御及び/又は表
    示に供することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の連続鋳造用モールド内の溶鋼表面状況検出方法。
JP1983887A 1987-01-29 1987-01-29 連続鋳造用モ−ルド内の溶鋼表面状況検出方法 Granted JPS63188463A (ja)

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