JPS63184512A - 車両用スタビライザ・ブツシユ - Google Patents

車両用スタビライザ・ブツシユ

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Publication number
JPS63184512A
JPS63184512A JP1461187A JP1461187A JPS63184512A JP S63184512 A JPS63184512 A JP S63184512A JP 1461187 A JP1461187 A JP 1461187A JP 1461187 A JP1461187 A JP 1461187A JP S63184512 A JPS63184512 A JP S63184512A
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JP
Japan
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rubber
stabilizer
elastic body
inner hole
vehicle
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Application number
JP1461187A
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English (en)
Inventor
Akira Uehara
上原 朗
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/18Leaf springs
    • F16F1/26Attachments or mountings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G21/00Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
    • B60G21/02Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected
    • B60G21/04Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically
    • B60G21/05Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically between wheels on the same axle but on different sides of the vehicle, i.e. the left and right wheel suspensions being interconnected
    • B60G21/055Stabiliser bars
    • B60G21/0551Mounting means therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L21/00Compositions of unspecified rubbers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/122Mounting of torsion springs
    • B60G2204/1222Middle mounts of stabiliser on vehicle body or chassis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/41Elastic mounts, e.g. bushings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/41Elastic mounts, e.g. bushings
    • B60G2204/4104Bushings having modified rigidity in particular directions
    • B60G2204/41043Bushings having modified rigidity in particular directions formed by a U-shaped external bracket

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は車両用スタビライザ・ブッシュに係り、特にそ
の内部に挿入されるスタビライザ・バーに対する摺動性
に優れ、スタビライザ装置の機能を一有利に発揮せしめ
得ると共に、コスト上極めて有利に製造することのでき
る車両用スタビライザ・ブッシュに関するものである。
(背景技術) 従来から、車両に用いられているスタビライザ・ブッシ
ュは、良く知られているように、全体として略コ字状を
成すスタビライザ・バーの中央部分を車体やサスペンシ
ョンに回動自在に取り付けるためのものであって、通常
、略カマボコ型の外形形状を呈する筒状のゴム弾性体か
らなり、且つその略中心部を軸方向に貫通する内孔にお
いて前記スタビライザ・バーを挿通、保持する一方、そ
の略U字状の外周面部分を覆うU字状の取付金具により
、該ゴム弾性体の平坦な基部取付部が所定の取付部位に
押し付けられる状態で、該所定の取付部位に固定される
ようになっている。
ところで、このようなスタビライザ・ブッシュによって
保持されるスタビライザ・バーにあっては、該スタビラ
イザ・バーにて連結された、車両の左右に位置するサス
ペンション・アームに変位差が生じたとき、該スタビラ
イザ・バーに発生するねじれに基づく応力によって、そ
の変位差を修正して、車両の走行安定性の向上を図る一
方、それら両側のサスペンション・アームに対して略同
−の変位が発生した場合には、該スタビライザ・バー自
体が回動することによって、その変位を許容し得るよう
に構成されることとなるのであり、それ故かかるスタビ
ライザ・ブッシュにあっては、防振特性に加えて優れた
摺動性が要求されるのである。
ところが、従来のスタビライザ・ブッシュは、通常のゴ
ム材料にて形成されているために、摩擦係数が大きく、
充分な摺動特性乃至は潤滑機能を有するものではなかっ
たのであり、そのために前述の如き、スタビライザの機
能が有効に発揮され得す、車両の走行安定性の向上環が
充分に達成され得ないといった不具合を有していたので
ある。
一方、かかるスタビライザ・ブッシュの内周面に対して
フッ素樹脂製のライナーを設けたり、或いはその内周面
とスタビライザ・バーとの間に、オイルが含浸された樹
脂からなるスリーブ等の摺動部材を介装することによっ
て、それらの間の摺動特性を確保する等の技術が知られ
ているが、これらは、何れもスタビライザ・ブッシュと
スタビライザ・バーとの間に特別の摺動性部材を介在せ
しめるものであるために、何れも製造コストが高くなる
問題を内在しているのである。例えば、フッ素樹脂製の
ライナーについては、そのようなライナー自体の材料費
及びライナーをブツシュの内周面に形成するための加工
費が高く、性能に比べて、コスト的に問題があるのであ
り、また含油樹脂からなる摺動部材をブツシュの内周面
に配設する場合にあっても、そのような摺動部材を配設
するための特別の部品や構造を採用する必要があり、ま
たそのような構造の組立てにも時間がかかり、高コスト
化を免れ得ないものであった。
また、低コストのスタビライザ・ブッシュの実現のため
の一つの方策として、かかるブツシュを形成するゴム製
造用ゴムコンパウンド(ゴム組成物)に対して、適当な
潤滑剤を配合せしめて、ゴム本体から潤滑剤が漸次滲み
出すようにすることによって、かかるゴム自体を自己潤
滑性と為すことが考えられる。
しかしながら、一般に使用されている潤滑油をゴムコン
パウンドに配合して、自己潤滑性を付与しようとした場
合には、その配合量が少ないと、潤滑油の有効なブリー
ド(滲み出し)が見られず、またその配合量が多くなる
と、潤滑油の種類によってはある程度のブリードが期待
できるものの、そのような潤滑油がゴムコンパウンドの
軟化剤として作用し、得られるスタビライザ・ブッシュ
のバネ定数が小さくなるために、スタビライザ・バーの
保持が有効に為され得ず、それがサスペンションのアラ
イメントに影響を与え、車両の走行安定性を悪化させる
といった問題が惹起されることとなるのである。
一方、かかるゴムコンパウンドに配合せしめられる潤滑
剤として、二硫化モリブデンやグラファイト等の固体潤
滑剤を用いた場合にあっては、それら潤滑剤はゴム表面
において点在するものであることから、摩擦係数が有効
に低下せず、充分な摺動性能が確保できない問題を内在
しているのであり、また同様な固体潤滑剤であるフッ素
樹脂粒子を配合せしめた場合にあっても、得られるブツ
シュにおいて充分な摺動効果を得ることは困難であるの
である。
また、上記のように、ゴム表面にブリードするものでは
ないが、プルーム現象を惹起するものとして、ゴム用薬
品(配合剤)であるワックスの利用が考えられるが、そ
の配合による摩擦係数の低下には限界があり、またゴム
本体の温度が上がると、却ってゴムの中に溶は込んでし
まう問題を内在しているのである。
要するに、自己潤滑性のスタビライザ・ブッシュを得る
ために、そのゴムコンパウンドに配合せしめられる潤滑
剤としては、それがゴム表面に効果的にブリードするも
のであり、表面に対する効果的な補給が行なわれるもの
であることは勿論、ゴム本体を媒体として利用するとこ
ろから、ゴム本体の物理的性質を劣化させず、また生産
性の目安である加硫成形などの加工性乃至は作業性を悪
化させず、更にはスタビライザ・ブッシュとじて要求さ
れる特性を満足するべく、その弾性率に関するゴムコン
パウンドの設計自由度が充分になくてはならないのであ
るが、従来、そのような要求を満足し得る、有効な配合
潤滑剤は未だ見い出されていないのが現状であったので
ある。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景として為さ
れたものであって、その目的とするところは、特別の摺
動性部材を用いる必要性の全くない、効果的な自己潤滑
性を有するゴム本体からなる車両用スタビライザ・ブッ
シュを提供することにあり、また他の目的とするところ
は、良好な摺動性を確保しつつ、低コストにて製造する
ことの出来る車両用スタビライザ・ブッシュを提供する
ことにある。
(解決手段) そして、本発明にあっては、かかる目的を達成するため
に、スタビライザ・バーを保持するための内孔を有する
一方、車体側若しくはサスペンション側への取付けのた
めの平坦面が外周面に軸心方向に形成された、筒状のゴ
ム弾性体からなる、前述の如き車両用スタビライザ・ブ
ッシュを、ゴム材料の100重量部に対して2〜20M
量部のシリコーンオイルが配合されてなるゴム組成物を
用いて形成するようにしたのである。
(発明の具体的構成・実施例) すなわち、本発明は、前述の如き事情に応える潤滑剤を
得るべく、本発明者らが鋭意検討した結果、シリコーン
オイルを配合せしめてなるゴムコンパウンドから得られ
るブツシュが、その物理的緒特性や加工性、作業性等を
低下せしめることなく、効果的な自己潤滑性を発揮して
、有効なスタビライザ・ブッシュとなり得ると共に、そ
のブリード性に優れ、摺動効果を長期間に亘って維持す
ることができる事実を見い出したことに基づいて完成さ
れたものであり、以下、かかる本発明を更に具体的に明
らかにするために、図面に示された本発明の実施例を参
照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、第1図において、10は、スタビライザ・ブッシ
ュであるゴム弾性体であり、車体の両側に配された車輪
12を支持するサスペンション14におけるサスペンシ
ョン・アーム16に対して、その両側端部がそれぞれ取
り付けられた、全体として略コ字状を呈するスタビライ
ザ・バー18に対して外挿されて、該スタビライザ・バ
ー18を、そのトーション部たる中央部において、車体
側に回転自在に取り付けている。
より詳細には、かかるゴム弾性体10は、第2図および
第3図に示されているように、中心部に内孔20を有す
る筒状を成し、その外周面の一部が内孔20の中心線方
向(軸心方向)に平行な平坦部(基部取付部)22とさ
れた、カマボコ型の外形形状乃至はアーチ状の断面を呈
している。
また、かかるゴム弾性体10には、その平坦部22にお
いて、外面から内孔20に至る切割部24が軸方向全長
に亘って形成されており、該切割部24を拡開廿しめて
、そこからスタビライザ・バー18を挿入せしめること
により、該スタビライザ・バー18が、かかるゴム弾性
体18の内孔20内に嵌め込まれるようになっている。
そして、その内孔20内にスタビライザ・バー18が内
挿された状態で、アーチ状の外周部を覆う略U字状の取
付金具26を用いて、その平坦部22が車体側の所定の
取付部位に押し付けられるようにして、ボルト・ナンド
等の如き締付具28にて該所定の取付部位に固定される
のであり、それによってスタビライザ・バー18が、車
体に対して位置固定に且つ回動自在に取り付けられるよ
うになっているのである。
すなわち、本発明においては、このようなゴム弾性体1
0として、そのゴムコンパウンドを構成する主体となる
ゴム材料(原料ゴム)に対して、シリコーンオイルが配
合されたゴム組成物を用いて形成されてなるものが用い
られるのであり、それによって、スタビライザ・バー1
8を優れた摺動性をもって保持し得るスタビライザ・ブ
ッシュを有利に得ることができるのである。
ここにおいて、かかるゴム材料としては、従来からブツ
シュの製造に用いられているゴム材料の何れもが使用可
能であり、例えば、NR,BR5IR,SBR,CR,
NBRXEPDM、I IR。
或いはこれらのブレンドポリマーを挙げることができる
そして、このようなゴム材料に配合するシリコーンオイ
ルは、良く知られているように、比較的低重合度の直鎖
状のポリシロキサンであって、例えばジメチルポリシロ
キサン等のアルキルポリシロキサンや、そのオレフィン
変性物、フッ素変性物等を挙げることができる。また、
このシリコーンオイルとしては、一般に、10〜300
センチストークス、好ましくは10〜100センチスト
ークスの動粘度(25℃)を有するものが用いられ、こ
れによってより一層優れた摺動性能が発揮されるのであ
る。
なお、かかるシリコーンオイルは、ゴムコンパウンドを
構成するゴム材料の100重量部に対して2〜20重量
部の割合において、好ましくは5〜10重量部の割合に
おいて、配合せしめられることとなる。けだし、シリコ
ーンオイルの配合量が余りにも少なくなり過ぎると、目
的とする自己潤滑性乃至は摺動性能を充分に発揮するこ
とが出来なくなるからであり、また余りにも多量の配合
は、ゴムコンパウンドの練り加工等の作業性やその成形
性を悪化せしめ、更には、得られる防振ゴムの物理的諸
特性を悪化せしめる等の問題を惹起するからである。
また、目的とするスタビライザ・ブッシュを製造するた
めに、ゴムコンパウンドは、上述の如きゴム材料やシリ
コーンオイルに加えて、従来から知られている各種の配
合剤、例えば加硫剤、加硫促進剤、加硫助剤、加工助剤
、老化防止剤、補強剤、更に必要に応じて、軟化剤、充
填剤、粘着付与剤等が従来と同様に配合されて、調整せ
しめられることとなる。
ところで、かかる配合剤のうち、加硫剤は、ゴム材料の
100重量部に対して、通常、0.1〜10重量部の割
合において配合されるものであり、例えば硫黄、過酸化
物、チオウレア、オキシム、アルキルフェノール樹脂、
ジスルフィド、金属酸化物、ポリアミン類等が適宜に選
択使用される。
また、加硫促進剤としては、スルフェンアミド系、チア
ゾール系、チウラム系、ジチオカルバミン酸塩類、キサ
ントゲン酸塩類等があり、一般にゴム材料の100重量
部に対して0.1〜10重量部の割合で配合され、更に
加硫助剤としては、酸化亜鉛等の金属酸化物が用いられ
、一般にゴム材料の100重量部に対して3〜15重量
部の割合で用いられることとなる。また、加工助剤とし
て、ステアリン酸等の脂肪酸や脂肪油等の植物系油脂類
がゴム材料の100重量部に対して0.5〜5重量部程
度の割合で用いられ、更に老化防止剤(劣化防止剤)が
、通常、ゴム材料の100重量部に対して0.5〜8重
量部の割合で配合せしめられる。
なお、この老化防止剤としては、アミン系、フェノール
系、イミダゾール系、カルバミン酸金属塩、ワックス等
を挙げることができる。更にまた、補強剤は、加硫物の
物性(引張強さ、硬さ、引裂き強さ、摩耗性等)の機械
的性質の増強の効果を持つ補強性充填剤であって、カー
ボンブラック、シリカ等があり、一般に、ゴム材料の1
00重量部に対して10〜100重量部の割合において
配合せしめられることとなる。
また、必要に応じて配合せしめられるもののうち、軟化
剤としては、パラフィン系、ナフテン系、アロマ系のプ
ロセスオイルやエステル系可塑剤があり、ゴム材料の1
00重量部に対して0〜40重量部の割合で用いられ、
また炭酸カルシウム、クレー、タルク等の充填剤が、ゴ
ム材料の100重量部に対して0〜150重量部の割合
において用いられ、更に粘着付与剤、例えばアルキルホ
ルムアルデヒド樹脂、クマロンインデン樹脂、キシレン
ホルムアルデヒド樹脂、石油系樹脂、水添ロジン等が、
ゴム材料の100重量部に対して0〜10重量部の割合
において配合せしめられることとなる。
そして、このようなゴムコンパウンド(ゴム組成物)は
、従来と同様な混合手法に従って、所定のゴム材料に対
して所定のシリコーンオイルを配合し、更に上記の各種
の配合剤を配合せしめることにより調整され、そして従
来と同様な加工手法に従って、練り工程、成形工程、加
硫工程を経由して、目的とする、前述の如きスタビライ
ザ・ブッシュ(ゴム弾性体10)とされるのである。
ここにおいて、このようなゴム組成物を用いて形成され
たゴム弾性体10にあっては、配合されたシリコーンオ
イルのブリードによって、効果的な自己潤滑性および耐
久性を示すものであり、且つバネ特性等のゴム本体の物
理的特性を実用的な範囲内に保ち得るものであるところ
から、スタビライザ・バー18を優れた摺動性及び弾性
特性をもって保持し得、以て車両の走行安定性の向上等
といったスタビライザ装置の効果が極めて有効に発揮さ
れ得ることとなるのである。
また、このようなゴム弾性体10にあっては、従来の摺
動性部材を用いることなく、優れた摺動特性を発揮し得
るものであることから、従来の高コスト化の原因が効果
的に排除され得て、スタビライザ・ブッシュを低コスト
にて有利に得ることが可能となるのである。
因みに、上述の如き本発明品たるスタビライザ・ブッシ
ュを用いて、その物理的特性及び摺動特性を測定した結
果が、第4図(a)及び(b)に示されている。なお、
かかる第4図(a)においては、前述の如くブツシュを
車両の幅方向に装着せしめた際に、車両の上下方向及び
前後方向に相当する方向に対して、それぞれ軸直角方向
荷重を作用せしめたときの撓み量が、また(b)におい
ては、ブツシュの内孔内に挿入された部材に対してトル
クを作用せしめた際の、捩り角度が、それぞれ示されて
いる。
また、これら第4図(a)、(b)においては、本発明
品たるスタビライザ・ブッシュと共に、従来のゴム単体
から構成されたブツシュおよび内孔内周面にフッ素樹脂
ライナーが設けられたブツシュについても、同様な物理
的特性及び摺動特性の測定結果が併せ示されている。な
お、本発明品としては、従来のゴム単体からなるスタビ
ライザ・ブッシュを形成するゴムコンパウンドと同一の
組成を有するゴムコンパウンドを用いて、その100重
量部に対して10センチストークスの動粘度を有するシ
リコーンオイルが10重量部配合されてなるゴム組成物
にて形成されたものを用いた。
すなわち、かかる図からも、本発明に係るスタビライザ
・ブッシュが、優れた摺動特性を有し、且つ有効な物理
的特性を発揮し得るものであることが、容易に理解され
るところである。
以上、本発明に従うスタビライザ・ブッシュについて、
詳細に説明してきたが、本発明は、前記具体的説明や或
いは図示されている如き具体的構造等によって、限定し
て解釈されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、
修正、改良等を加えた態様において実施され得るもので
あることが理解されるべきである。
例えば、ゴム弾性体10に対して、その軸方向端面に開
口する所定深さの空所を設けることによって、それぞれ
の径方向において異なるバネ特性を与えたり、或いはそ
のバネ定数を荷重に応じて変化させるようにすることが
可能であり、更には該ゴム弾性体10の内部に鋼板等を
埋設することによって、スタビライザ・バー18から伝
達される荷重の分散を図るようにしても良い。
(発明の効果) 従って、以上の説明から明らかなように、本発明に係る
スタビライザ・ブッシュにあっては、要求されるバネ特
性等の物理的特性を満足しつつ、配合されたシリコーン
オイルのブリードによって効果的な自己潤滑性を示すも
のであることから、スタビライザ・バーの保持を、極め
て効果的に為し得るのであり、それによって車両の走行
安定性の向上等といったスタビライザ装置の効果がより
有効に発現され得るのである。
また、このうよなスタビライザ・ブッシュにあっては、
従来の如き特別な摺動性部材を必要としないことから、
従来の高コスト化の要因が効果的に排除され、その低コ
スト化が有利に達成され得るといった効果をも、有効に
奏し得るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はスタビライザ・ブッシュの取付状態を概略的に
示す、自動車の前輪部分の部分的な平面略図であり、第
2図は本発明が適用されるスタビライザ・ブッシュの一
例を示す正面図であり、第3図はかかるスタビライザ・
ブッシュの取付状態説明するための、第1図における■
−■断面に相当する断面説明図である。また、第4図(
a)及び(b)は、それぞれ本発明の一実施例たるスタ
ビライザ・ブッシュの物理的特性および摺動特性を、従
来例と共に示すグラフである。 10:ゴム弾性体(スタビライザ・ブッシュ)18ニス
タビライザ・バー 20:内孔      22:平坦部 26:取付金具 出願人  東海ゴム工業株式会社 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スタビライザ・バーを保持するための内孔を有する一方
    、車体側若しくはサスペンション側への取付けのための
    平坦面が外周面に軸心方向に形成された、筒状のゴム弾
    性体からなる車両用スタビライザ・ブッシュであって、
    ゴム材料の100重量部に対して2〜20重量部のシリ
    コーンオイルが配合されてなるゴム組成物を用いて形成
    されていることを特徴とする車両用スタビライザ・ブッ
    シュ。
JP1461187A 1987-01-21 1987-01-23 車両用スタビライザ・ブツシユ Pending JPS63184512A (ja)

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FR8800642A FR2609767B1 (fr) 1987-01-21 1988-01-21 Element en caoutchouc coulissant et isolant des vibrations et coussinet comportant un tel element

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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