JPS6317806Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は出窓ユニツトに関するものであり、雨
戸、カーテン、棚を備えた出窓ユニツトの提供を
目的とする。

本考案の出窓ユニツトを図面に示す実施例に従
い以下に説明する。

第１図、第２図及び第３図は本考案の出窓ユニ
ツトを示し、該出窓ユニツト１は上面の天板３、
下面の地板４及び両側面の側板６，６により形成
された外枠体を有する。

外枠体は内部において中央の窓部Ａと、両側の
棚部Ｂ，Ｂとを有する。

まず窓部Ａであるが、ここにはサツシ２（図示
の実施例では引違い式）が装着される。

次に棚部Ｂは窓部Ａとを仕切る仕切板９、正面
の内板８及び外枠体により囲まれた空間である。

棚部Ｂは図示の実施例では棚板５が１枚設けら
れると共に扉が装着されていない。

次に外枠体の正面両端部には内板８，８との間
に隙間を有して正面板７，７が設けられる。

正面板７，７と内板８，８との間の隙間はカー
テン１１の収納スペースとして用いられる。

このカーテン１１は第３図に示す様に天板３の
先端部下面に固定されたカーテンレール１０に吊
下げられる。

次に天板３及び地板４の正面縁及び両側面縁に
は側板６，６及び正面板７，７の外方に位置して
レール１３，１３が設けられる。

該レール１３，１３には不使用時には側板６，
６及び正面板７，７の外方に納められ、使用時に
はサツシ２の外方に引出される雨戸１２が装着さ
れる。

雨戸１２の詳細を第４図に示すが、該雨戸１２
は小片のスラツト１４を連結しボール車１５を取
付けたものであり、天板３及び地板４の正面縁及
び両側面縁に屈曲して設けられたレール１３，１
３上を移動可能にされている。

雨戸１２は第５図に示す様なロツク機構１６に
より所定位置でロツク可能にされる。

以上の実施例に示した本考案の出窓ユニツトの
使用方法を次に説明する。

すなわち出窓ユニツト１は窓部Ａにおいてサツ
シ２の開閉により室内を外気に開放可能にする。

更に雨戸１２は不使用時には側板６，６及び正
面板７，７の外方に納められるために窓部Ａを遮
断することはない。

更にカーテン１１については不使用時には正面
板７，７と内板８，８との間の隙間に納められ
る。

雨戸１２及びカーテン１１は必要に応じ引出さ
れて窓部Ａの遮断に用いられる。

次に棚部Ｂ，Ｂであるが、ここは収納空間とし
て窓部Ａとは独立して使用される。

本考案の出窓ユニツトは以上の実施例以外に次
の構成にしても良い。

すなわち棚部Ｂ，Ｂに扉を設けても良く、又棚
部Ｂ，Ｂを窓部Ａの両側のみでなく窓部Ａの上部
（天板３の下方）及び下部（地板４の上方）にも
形成しても良い。

本考案の出窓ユニツトは以上の構成、使用方法
において次の効果を有する。

(1) 本考案の出窓ユニツトは実用新案登録請求の
範囲に記載した構成であり、特に窓部Ａの両側
に棚部Ｂ，Ｂを有するために窓部Ａと独立した
収納空間が確保される。

(2) 本考案の出窓ユニツトは同上の構成であり、
特に正面板７，７と内板８，８との間の隙間に
カーテン１１を納めたため不使用時に窓部Ａが
カーテン１１により遮断されることはない。

(3) 本考案の出窓ユニツトは同上の構成であり、
特に側板６，６及び正面板７，７の外方に雨戸
１２を納めたため不使用時に窓部Ａが雨戸１２
により遮断されることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の出窓ユニツトを室内側から見
た図、第２図は第１図２−２断面図、第３図は本
考案の出窓ユニツトの一部分解図、第４図は同上
雨戸の横断面図、第５図は同上雨戸のボール車等
を示す縦断面図。 １：出窓ユニツト、２：サツシ、３：天板、
４：地板、５：棚部、６：側板、７：正面板、
８：内板、９：仕切板、１０：カーテンレール、
１１：カーテン、１２：雨戸、１３：レール、１
４：スラツト、１５：ボール車、１６：ロツク機
構、Ａ：窓部、Ｂ：棚部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天板３、地板４及び側板６，６からなる外枠体
   と、該外枠体内中央の窓部Ａと、窓部Ａとを仕切
   る仕切板９、正面の内板８及び外枠体に各々囲ま
   れ窓部Ａの両側に設けられた棚部Ｂ，Ｂと、外枠
   体の正面両端部において内板８，８との間に隙間
   を有して設けられた正面板７，７と、正面板７，
   ７と内板８，８との間の隙間に納められたカーテ
   ン１１と、天板３及び地板４の正面縁及び両側面
   縁間において側板６，６及び正面板７，７の外方
   に納められた雨戸１２とからなる出窓ユニツト。