JPS63177869A

JPS63177869A - 体内用温熱治療装置

Info

Publication number: JPS63177869A
Application number: JP785787A
Authority: JP
Inventors: 康弘植田; 修一高山; 中田　明雄; 信二八田; 榮竹端; 塚谷　隆志; 金平　克之; 正明林; 鈴木　博雅; 志賀　明; 匡志阿部; 直樹内山
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1987-01-16
Filing date: 1987-01-16
Publication date: 1988-07-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は生体腔内における患部に温熱を与えてその患部
を治療する体腔内用温熱治療装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、マイクロ波を利用してたとえばがん組織を所定の
温度で加温する治療方法が知られている。そして、この
方法は人体の外表面のみならずに体腔内の患部に対して
も使用されるようになってきている（特開昭５９−１３
５０６６号公報）。

この体腔内の患部に対して使用する場合には管腔内に体
内電極を挿入し、この体内電極を体内患部に直接に接触
させるようにして体外電極との間に高周波電圧を印加す
るものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、この従来の体外電極は体腔内患部を温熱
治療するときに人体の管腔内に挿入しなければならない
が、体内の管腔より細い電極しか挿入できない。このた
めに大きさに制限があり、内径の比較的大きな管腔部位
に特定されていた。

また、電極を人体の管腔内に挿入したあともその部位に
単に置くのみで確実に固定できなかった。

さらに、管腔内面は一般に凸凹があり、このために体内
電極をその管腔内面に一様に接触させることができず、
治療の作用効果に支障をきたすこともあった。

本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは比較的狭い管腔内にも体内電極を容品に
挿入できるとともにその所定の位置に確実に保持させる
ことができ、しかも、体内電極を管腔内面に一様に接触
させることができる体腔内用温熱治療装置を提供するこ
とにある。

〔問題点を解決するための手段および作用〕上記問題点
を解決するために本発明は生体の管腔内に挿入される体
内電極と、この体内電極に対応して生体外表面に配置さ
れる体外電極との間に高周波電圧を印加し上記生体内の
患部を加温して治療する体内用温熱治療装置において、
上記体内電極は形状記憶材料からなり加熱手段により加
熱することにより外径を大きくする記憶形状を持った留
置本体と、この留置本体の少なくとも外周に肢管された
導電体からなる電極とからなるものとした。

しかして、管腔内に挿入するときにはその留置本体を細
くし、管腔内に留置するときには膨張させることにより
細い管腔内にも容品確実に挿入留置できる。

〔実施例〕

第１図および第２図は本発明の第１の実施例を示すもの
である。この実施例の体内電極１は形状記憶合金からな
るコイル２により加熱手段により加熱することにより外
径を大きくする記憶形状を持った留置本体３を構成して
いる。つまり、この留置本体３のコイル２は通常は第１
図で示すように外径が比較的細いが、これを加熱すると
第２図で示すようにその外径を大きくするように変形す
る記憶形状を持ち、また、その変態温度を４０８Ｃ前後
に設定する。さらに、可逆性の形状記憶合金を用いであ
る。したがって、変態温度を越えると第２図で示すよう
に太くなるが、その変態温度以下になると第１図で示す
ように細い状態に戻る。

また、」二記コイル２の両端には加熱用のリード線４．
５が接続され、このリード線４．５は体外に導かれて加
熱用電源６に接続されている。そして、このリード線４
，５を通じて上記コイル２に電流を流すことによりこの
ときの電気抵抗熱で発熱させるようになっている。つま
り、加熱手段を構成している。

また、上記コイル２の外周にはその筒状部分を覆うよう
に伸縮性がある導電性の膜７が取着されている。すなわ
ち、コイル２からなる留置本体３の外周はその導電性の
膜７によって覆われている。

そして、この導電性の膜７により体内電極面８を構成し
ている。ところで、この導電性の膜７の材料としては導
電性高分子材料の１種であるたとえばポリ（３−メチル
チオフェン）のフィルムがある。これは１センチ当り５
百十シーメンス（Ｉｎ当り１．９６％１０”３Ω）の導
電性を示す。さらに、この導電性の膜７には第２図で示
すように印加用のリード線９が接続されている。そして
、このリード線９は高周波電源１０の一端に接続されて
いる。高周波電源１０の他端には患者の人体外表面に当
る体外電極１１に接続されている。

しかして、この温熱治療装置を使用するときにはコイル
２の部分を伸ばして挿入しようとする管腔１２の狭窄部
１３に無理なく挿入できる程度に細長くする。そして、
これを内視鏡の挿入部１４に嵌め込み、第１図で示すよ
うに管腔１２の狭窄部１３に挿入し、被加温部である患
部１５に対向位置させる。ついで、加熱用電源６のスイ
ッチを入れてコイル２に通電し、そのコイル２の電気抵
抗を利用して発熱させる。このようにしてコイル２が変
態温度以上になると、第２図で示すようにコイル２は脹
らみ外径を大きくする。このために留置本体３たるコイ
ル２は導電性の膜７をその管腔１２の狭窄部１３の内壁
面に押し当り、患部１５に直接に接触して保持される。

また、導電性の膜７は弾性的に変形できるから、その接
触する管腔１２の内面に凹凸があってもその凹凸に沿っ
て密着することができる。なお、内視鏡は単独で体外に
引き抜く。

ここで、高周波電源１０のスイッチを入れてその導電性
の膜７と、患者の人体外表面に当る体外電極１１とに高
周波電圧を印加する。しかして、導電性の膜７と体外電
極１１との間に高周波が通電され、特に接触面積が小さ
い体内電極１の電極表面に接触する患部１５を集中的に
加温し、治療することができる。このように管腔１２の
狭窄部１３に留置した体外電極１１に必要に応じて高周
波電圧を印加することにより比較的長期間にわたり温熱
治療を続行することができる。

また、この体内電極１を取り外すときには加熱用電源６
からコイル２への通電を止めることによりそのコイル２
の形状を第１図で示した元の状態に戻し、細くすれば単
独あるいは内視鏡とともに体外に抜去できる。

なお、上記膜７を網状導線あるいは導電ゴムか・らなる
ものに置き換えてもよい。

第３図および第４図は本発明の第２の実施例を示すもの
である。この実施例は形状記憶合金からなる板状体２０
を第３図で示すように巻き留置本体３を構成するととも
にこの板状体２０の少なくとも外側板面に導電膜２１を
取着し、これを電極面としたものである。さらに、この
形状記憶合金からなる板状体２０は変態温度以下では第
３図で示すように巻かれているが、変態温度以上になる
と第４図で示すように広がりその外径を大きくする。す
なわち、通常は第３図で示すように外径が比較的細いが
、これを加熱すると第４図で示すようにその外径を大き
くするように変形する記憶形状を持ち、また、その変態
温度を４０９Ｃ前後に設定する。さらに、可逆性の形状
記憶合金を用いである。したがって、変態温度を越える
と第４図で示すように太くなるが、その変態温度以下に
なると第３図で示すように細い状態に戻る。また、板状
体２０の両端には上記同様に加熱用のリード線（図示し
ない）が接続され、このリード線は体外に導かれて加熱
用電源（図示しない）に接続されている。そして、この
リード線を通じて上記板状体２０に電流を流すことによ
りこのときの電気抵抗熱で発熱させるようになっている
。つまり、加熱手段を構成している。また、導電膜２１
には高周波電源（図示しない。）に通じるリード線（図
示しない。）が接続されている。しかして、この構成に
よる温熱治療装置も上記同様に使用できる。

第５図および第６図は本発明の第３の実施例を示すもの
である。この実施例は網（メツシュ）または導電性膜に
より筒状の電極２５を構成するとともに、この電極２５
の内側に形状記憶合金からなるコイル２６を嵌挿しＩて
なり、このコイル２６を形状記憶効果により第５図の状
態と第６図で示す状態を選択できるようにしたものであ
る。

すなわち、第５図は加温しない低温側における形状であ
り、細径な状態にある。第６図は加温した高温側におけ
る形状で太い状態にある。そして、この変態温度を上記
同様に４０’Ｃに設定する。

また、上記筒状の電極２５は高周波電源に接続され、コ
イル２６は上記実施例と同様にこれに加熱用電流を流す
か、このコイル２６を電極２５の一部として高周波電流
を印加して加熱する。これを使用する場合には内視鏡ま
たは単独でこの体内電極１を管腔内に導入し、コイル２
６を加熱することによりその管腔部分に保持させること
ができる。

なお、この実施例の構成において上記筒状の内部に第６
図で示すようにチューブ２７を貫通させて、これにより
液体を給排するようにしてもよい。

また、バルーンを形状記憶材料からなるコイルなどによ
り膨縮させる場合において、第７図で示す、ようにバル
ーン３０をその長手方向に沿って段数の帯状に分け、こ
の各帯状部分を交互に導電性高分子材料のものと一般の
ゴム材料のものとにする。そして、各導電性高分子材料
のものを電極３１、・・・とじて使用する。また、各電
極３１．・・・はアプリケータ本体３３に配設した導電
部に接続しである。

また、上記電極を縞状に配置することなく、たとえば網
状に配置してもよい。また、なお、上記実施例では形状記憶合金を用いたが、本発明
は形状記憶効果を示す物質ならそれでもよい。この場合
、通電よる発熱性がない場合にはお湯を飲むなどしてこ
れを加熱するようにしてもよい。

なお、高分子導電材料としては次のようなものでもよい
。すなわち、ポリバラフェニレンで、これは１センチ当
り百シーメンス（ｌｃＴ１当り１×１０−２Ω以下）の
導電性を示す。また、ポリジアセチンでもよい。さらに
、ポリα−ターチニルでもよく、これは１センチ当り十
シーメンス（１ｃＩ！１当りｌＸ１０−１Ω）の導電性
を示す。さらにはポリピロールとポリビニルアルコール
のハイブリット材料でもよく、これは１センチ当り百シ
ーメンス（１ｃ１１当りＩ　Ｘ　１０−２Ω）の導電性
を示す。

第８図および第９図は開示例を示すものである。

この開示例は筒状のアプリケータ本体４０の先端部分に
形状記憶合金からなるコイル４１を巻き付け、この先後
両端をアプリケータ本体４０の先端部分に設けた接続用
端子４２．４３に接続したものである。この接続用端子
４２．４３はアプリケータ本体４０内に挿通したリード
線４４．４５に接続され、外部の加熱用電源４６に接続
されている。また、上記アプリケータ本体４０の先端部
分には処置用の電極４７を構成している。そして、この
電極４７はアプリケータ本体４０内に挿通した図示しな
いリード線を通じて高周波電源に接続されるようになっ
ている。また、上記形状記憶合金からなるコイル４１は
上記第１の実施例等と同じようにその特性が設定され、
記憶効果を示して管腔内途中に留置させ得るようになっ
ている。第８図は縮少した状態であり、第９図は膨張し
て管腔内に保持された状態を示す。

第１０図は別の開示例を示すものである。この開示例は
筒状のアプリケータ本体５ｏの先端部分に筒状の網体か
らなる処置用の電極５１を設け、さらに、アプリケータ
本体５０の先端部分にはこれらを覆うようにバルーン５
２を設けたものである。また、アプリケータ本体５０に
は上記バルーン５２内の先端側部分に連通ずる送液口５
４とバルーン５３内の後端側部分に連通ずる排水口５５
が設けられていて、そのバルーン５２内に冷却用液を通
すことができるようになっている。さらに、筒状の網体
からなる処置用の電極５１におけるメツシュは先端側部
分が粗く、中間部分が密になっている。したがって、温
度が上がり易い先端部分の温度上昇を抑制できる。

また、第１１図のものは同じ目的で筒状のアプリケータ
本体５０の先端部分にコイル体からなる処置用の電極５
６を設けてその螺旋ピ・ソチを先端側部分を大きくし、
中間部分を密にしたものである。

第１２図は形状記憶合金によりなるコイル６６を処置用
の電極６７とするとともにバルーン６８を膨縮させる駆
動用として用いるものである。すなわち、形状記憶効果
によりコイル６６が伸びているときにはバルーン６８を
縮少させ、コイル６６を縮少させているときにはバルー
ン６８を膨張させる。さらに、螺旋ピッチを先端側部分
を太キ＜シ、中間部分を密にすることにより温熱治療中
に温度が上がり易い先端部分の温度上昇を抑制できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、比較的狭い管腔内
にも体内電極を容易に挿入できるとともにその所定の位
置に確実に保持させることができ、しかも、体内電極を
管腔内面に一様に接触させることができる。したがって
、体腔内の部位の温熱治療を種々改善できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す使用状態の側面図
、第２図は同じくその第１の実施例を示す使用状態の側
面図、第３図は本発明の第２の実施例を示すその斜視図
、第４図は同じくその第２の実施例を示す斜視図、第５
図は本発明の第３の実施例を示すその側断面図、第６図
は同じくその第３の実施例を示すその側断面図、第７図
は本発明の第４の実施例を示すその斜視図、第８図は開
示例を示す斜視図、第９図はその開示例の使用状態の斜
視図、第１０図ないし第１２図はそれぞれ異なる他の開
示例を示す側断面図である。１・・・体内電極、２・・・コイル、３・・・留置本体
、７・・・膜、８・・・体内電極面、１０・・・高周波
電源、１１・・・体外電極、１２・・・管腔、１３・・
・狭窄部、２０・・・板状体、２５・・・電極、２６・
・・コイル、３０・・・バルーン、３１・・・電極。第　１　図第　２　図第３図　　　　第４図ｂ第５図Ｚ’／第６図第９図第１０　ｒｇＪらフ）◇ 第１１図第１２　　図

Claims

【特許請求の範囲】

生体の管腔内に挿入される体内電極と、この体内電極に
対応して生体外表面に配置される体外電極とに高周波電
圧を印加し上記生体内の患部を加温して治療する体内用
温熱治療装置において、上記体内電極は、形状記憶材料
により形成され加熱手段により加熱することにより外径
を大きくする記憶形状を持った留置本体と、この留置本
体の少なくとも外周に被着された導電体からなる電極と
からなることを特徴とする体内用温熱治療装置。