JPS63174088A - トナ−回収ボトルの異常検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はトナー回収ボトルの異常検知装置、特に回収ボ
トルの装填有無検知及び回収ボトルの満杯検知を１個の
検知手段によって共に検知できるトナー回収ボトルの異
常検知装置に関するものである。

（従来の技術） 複写機やプリンタ装置においては転写工程の後段にクリ
ーニング装置が配置され、画像形成部材上に残留するト
ナーを各複写サイクル毎に除去し、除去されたトナーを
移送装置によって本体フレームの外側まで移送して所定
の位置に配置した回収ボトル内に順次回収するように構
成されている。

そして、回収ボトルが回収トナーだ一杯になったときに
回収ボトルの満杯状態が自動的に検知され、この検知信
号によって満杯状態が表示され、操作者によって新しい
空のボトルと交換される。一方、回収ボトルが装填され
ない状態で複写動作が行なわれると順次移送されてくる
トナーが飛散してしまい周囲を汚染する不都合が生ずる
ため回収ボトルを常時装填した状態で複写動作を行なう
必要がある。

回収ボトルの満杯状態を検知する装置として第３図に示
す装置が既知である。この既知の装置では、スプリング
１によって常時上方に向けて弾圧されている載置台２上
に回収ボトル３が配置され、ボトル３内に収容されてい
る回収トナーの重量に応じて載置台２及びボトル３が下
動するように構成されている。そして、回収ボトル３内
に収容したトナー重量とスプリング１の変形収縮長との
関係に基き回収ボトル３が満杯になったときの載置台２
の下動量βを求め、空のボトルを載置したときの基準位
置から距離ｌだけ下方にマイクロスイッチ４を配置し、
ボトルの満杯時に載置台２がマイクロスイッチ４のアク
チユエータ４ａと当接して回収ボトルの満杯検知が行な
われている。

（発明が解決しようとする問題点） 上述した既知の回収ボトルの満杯検知装置では、ボトル
内に収容した回収トナー重量に応じて載置台を下動させ
ると共に、ボトルが空のときから満杯になるまでのスプ
リングの変形圧縮長ｌだけ下方に検知手段を配置して回
収ボトルの満杯を検知しているので、回収ボトルの満杯
状態だけしか検知することができなかった。

一方、回収ボトルが装填されない状態で誤って複写動作
される場合も多く、このような場合クリーニング装置か
ら移送されてくるトナーが飛散してしまい、周囲を汚染
する不都合が生じていた。

この不都合を解消するには、満杯検知装置とは別に回収
ボトルの装填の有無を検知するための別の検知手段が必
要であり、回収ボトルの異常状態を。

検知するために２個の検知手段が必要となる欠点があっ
た。

更に、ボトル内に収容したトナー重量に応じて載置台を
所定の距離に亘って下動させる構成としているため、回
収ボトルの変形圧縮長に相当する距離空間を確保しなけ
ればならず、満杯検知装置の寸法が上下方向に大型化す
る欠点があった。一方、上下方向の寸法を小型化するに
はバネ定数の大きいスプリングを用いてストローク長を
小さくする方法があるが、ストローク長を小さくすると
、載置台のわずかな変位に対してボトル内のトナー重量
が大きく変動してしまい、検知精度が著しく低下する不
都合が生じてしまう。

従って、本発明の目的は上述した欠点を除去し、１個の
検知手段を用いて回収ボトルの満杯状態及びボトル装填
の有無を共に検知することができる　゛と共に、回収ボ
トルの異常を高精度に検知できるトナー回収ボトルの異
常検知装置を提供するものである。

（問題点を解決するための手段） ゛　　本発明によるトナー回収ボトルの異常検知装置は
、クリーニング装置によって除去されたトナーを収容す
る回収ボトルが載置される載置台と、この載置台を上方
に向けて弾圧する弾性部材と、回収ボトルを介して載置
台を基準位置に位置させるためのストッ、４部材と、載
置台の基準位置からの変位を検知する１個の検知手段と
を具え、前記基準位置を、回収ボトルが装填されていな
いときの載置台の垂直方向の位置よりも、前記弾性部材
の満杯状態にある回収ボトルの重量にほぼ相当する圧縮
変形長だけ下方に位置させたことを特徴とするものであ
る。

（作　用） 回収ボトルが載置される載置台を弾性部材によって上方
に向けて弾圧すると共に、回収ボトルを介して載置台を
基準位置に位置決めするためのストッパ部材を設ける。

そして、回収ボトルが装填されていない載置台の位置よ
りも、満杯状態の回収ボトルの重量に相当する弾性部材
の圧縮変形長＋＋Ｉｌだけ下方の位置を基準とする。こ
のように構成すれば、回収ボトルが載置台上に装填され
ていないとき載置台が基準位置より上方に変位し、回収
ボトルの重量が満杯時の重量を超えると基準位置より下
方に変位する。この結果、載置台が基準位置に位置する
か否かを検知するだけで回収ボトルの装填有無検知及び
満杯検知を１個の変位検知手段によって共に検知するこ
とができる。

（実施例） 第１図は本発明によるトナー回収ボトルの異常検知装置
の一例の構成を示すものであり、第１図ａは回収ボトル
が基準位置にあるときの状態を示す線図的断面図、第１
図すは回収ボトルが装填されていない状態を示す線図的
断面図及び第１図Ｃは回収ボトル内のトナーが満杯状態
を超えたときの状態を示す線図的断面図である。トナー
移送装置１０から移送されてくるトナーを回収ボトルｌ
ｌ内に収容し回収する。トナー移送装置１０はクリーニ
ング装置（図示せず）に連結され、シリンダ１０ａ内に
装着したスクリューローラ１０ｂを回転させてクリーニ
ング装置によって除去したトナーを矢印ａ方向に移送す
る。移送されてくるトナーは排出口１０Ｃを経て回収ボ
トル１１内に落下し回収される。

この回収ボトル１１を載置台１２上に装填する。載置台
１２は、一端が本体フレーム１３の水平部分に固定され
ているコイルスプリング１４によって上方に向けて常時
弾圧されている。この載置台１２の本体フレーム１３側
の側端部に遮光片１５を固着すると共、に、本体フレー
ム１３の遮光片１５と対応する垂直方向の位置に載置台
１２の変位を検知する検知手段として作用するフォトイ
ンクラブタ１６を取り付ける。このフォトインクラブタ
１６は、紙面と直交する水平方向に離間して配置されて
いる光源及び受光素子を有し、これら光源と受光素子と
の間の空間内を遮光片１５が垂直方向に通過できるよう
に構成され、遮光片１５が光源と受光素子との間の光路
をさえぎるとき（第１図ａに示す状態のとき）だけオン
信号を発生し、遮光片１５が光路をさえぎらないときく
第１図す及びＣに示される状態のとき）にはオフ信号を
発生するものとする。そして、フォトインクラブタ１６
からオン信号が発生しているときは本体側の制御装置に
よって回収ボトルに異常がないこと（回収ボトル１１が
正規の位置に装着され且つ回収ボトル内の回収トナー量
が満杯になっていない）を表示し、オフ信号が発生した
ときは回収ボトル１１に異常（回収ボトルが装填されて
いない又は回収ボトルが満杯状態にある）が発生したこ
とを表示する。フォトインクラブタ１６が取り付けられ
ている垂直方向の位置を基準位置とし、この基準位置よ
り回収ボトル１１の底部から肩部１１ａまでの長さに相
当する距離だけ上方の位置にストッパ部材１７を本体フ
レームに取り付ける。回収ボトル１１はスプリング１４
によって上方に向けて弾圧されるので、回収ボトル１１
の肩部１１ａがストッパ部材１７と当接する。この結果
、載置台１２は回収ボトル１１を介してストッパ部材１
７によって基準位置に位置決めされることになる。第１
図すに示すように回収ボトル１１が装填されていないと
き、すなわちスプリング１４が非圧縮状態にあるときに
は載置台１２を基準位置より垂直方向に距離Δｌだけ上
方に位置させる。この距離Δｌは、満杯状態の回収ボト
ルを載置したときのスプリング１４の圧縮変形長にほぼ
等しく設定する。距離Δｌは基準位置からストッパ部材
１７までの距離より小さい距離であれば任意の値とする
こができる。従って、スプリング１４のバネ定数を任意
の値、とすることができ、バネ定数を比較的小さい値の
ものを用いて距離Δｌを大きく設定し、スプリングの単
位変形長に対する荷重を小さくすることができる。回収
ボトル１１を装填するには、載置台１２を基準位置より
下方に押し下げてから回収ボトル１１を載置し、スプリ
ング１４の上方に向く押圧力を利用して回収ボトル１１
の肩部１１ａをストッパ部材１７に当接させる。

従って、回収ボトル１１はスプリング１４の押圧力とス
トッパ部材１７によって位置決め固定されることになる
。回収ボトル１１が載置台１２に装填されると載置台１
２に取り付けられている遮光片１５がフォトインクラブ
タ１６の光路をさえぎり、フォトインクラブタ１６から
の出力信号がオフ信号からオン信号に切り換わり、回収
ボトル１１が正規の位置に装填されたことが検知される
。画像形成装置の作動に伴ないトナー移送装置１０から
排出口１０ｃを経て回収トナーが順次回収ボトル１１内
に収容される。複写動作を繰り返すことによって回収ボ
トル１１内に回収トナーが徐々に蓄積され、回収トナー
を含む回収ボトル重量が徐々に増大する。この回収ボト
ル重量が満杯時の重量よりも軽い場合スプリング１４０
弾圧力が回収ボトル重量よりも大きいため載置台１２は
静止しフォトインクラブタ１６からオン信号が発生し続
ける。一方、回収ボトル１１が回収トナーによって満杯
状態になると、回収トナーを含むボトル１１の重量がス
プリング１４の弾圧力に打ち勝ち載置台１２が基準位置
より下方に移動しはじめる。この結果、第１図Ｃに示す
ように載置台１２に取り付けられている遮光片１５がフ
ォトインクラブタ１６の光路からはずれ、フォトインク
ラブタ１６からオフ信号が発生し、回収ボトルが満杯に
なったことが検知される。この検知信号を受は装置本体
の表示部に回収ボトルの異常が表示され、操作者によっ
て新しい空の回収ボトルに交換される。このボトル交換
によって載置台１２が基準位置に移行し、画像形成動作
を行なうことができる。このように構成すれば、回収ボ
トルの装填有無検知及び満杯検知を１個の変位検知手段
により共に行なうことができる。

第２図は本発明によるトナー回収ボトルの異常検知装置
の変形例の構成を示すものであり、第１図で用いた部材
と同一の部材には同一符号を付して説明する。本例では
載置台の変位検知手段として機械的に動作するマイクロ
スイッチ２０を用いる。

マイクロスイッチ２０を、そのアクチュエータ２０ａが
下向きとなるようにストッパ部材１７に取り付ける。回
収ボトル１１はスプリング１４によって上方に向けて弾
圧されるので、回収ボトル１１の肩部１１ｂがマイクロ
スイッチ２０のアクチュエータ２０ａ　に当接し、載置
台１２が回収ボトル１１及びマイクロスイッチ２０を介
してストッパ部材１７によって基準位置に位置決めされ
ることになる。尚、基準位置の設定条件は前述した実施
例と同一とする。回収ボトル１１が載置されていない場
合マイクロスイッチ２０のアクチュエータ２０ａが内蔵
されているスプリングによって下方に突出しマイクロス
イッチ２０からオフ信号が発生し、回収ボトル１１が装
填されるとアクチュエータ２０ａが回収ボトルの肩部と
圧接してオン信号が発生し、更に回収ボトル１１が満杯
になると回収ボトル１１が下動してマイクロスイッチの
アクチュエータ２０ａとの当接がはずれオフ信号が発生
する。従って、機械的に作動する１個のマイクロスイッ
チを用いるだけ回収ボトルの装填有無検知及び満杯検知
を共に行なうことができる。

本発明は上述した実施例だけに限定されず種々の変形が
可能である。例えば上述した実施例では載置台を上方に
変移させる弾性部材としてコイルスプリングを用いたが
、コイルスプリング限定されず種々のスプリングを用い
ることができ、更に弾性シート部材のような弾性部材も
用いることができる。

更に、ストッパ部材の形状を回収ボトルの肩部と適切に
係合できる形状とし、スプリングの弾圧力を利用して回
収ボトルを確実に位置決め固定できるようにすることも
できる。

（発明の効果） 以上説明した本発明の効果を要約すると次の通りである
。

（１）回収ボトルが載置されるべき載置台をスプリング
によって上方に向けて弾圧し、回収ボトルが装填されて
いないときの載置台の垂直方向の位置よりも満杯状態の
回収ボトルの重量に相当するスプリングの圧縮変形長１
１１！だけ下方の位置を基準位置とし、回収ボトルと当
接するストッパ部材により非満杯状態の回収ボトルを載
置したとき載置台を基準位置に位置させるように構成し
ているので、回収ボトルが装填されていないときには載
置台が基準位置より上方に変位し、回収ボトル内に収容
したトナー重量が所定の満杯重量を超えたとき載置台が
基準位置より下方に変位する。この結果、載置台が基準
位置から変位したか否かを検知する１個の変位検知手段
を用いるだけで回収ボトルの装填有無検知及び満杯検知
を共に行なうことができる。従って、異常検知装置の構
造を簡単化することができると共に製造コストを一層低
減することができる。

（２）プリンタ装置の作動中における載置台の変位量が
極めて小さいので、すなわち検知手段としてフォトイン
クラブタを用いる場合は光束の幅程度、機械的に作動す
るマイクロスイッチを用いる場合にはアクチュエータの
作動長で済むので、装置の上下方向の寸法を小型にする
ことができる。この結果、スロント力バー周囲の空間を
有効に利用することができる。

（３）載置台を上方に向けて弾圧するスプリングの自由
長を大きく設定できるので、スプリングの単位変形長轟
りの負荷重量を小さく設定でき、従って検知精度を一層
向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ　−Ｃは本発明によるトナー回収ボトルの異常
検知装置の一例の構成を示す線図的断面図、第２図は本
発明によるトナー回収ボトルの異常検知装置の変形例の
構成を示す線図的断面図、第３図は従来のトナー回収ボ
トル異常検知装置の構成を示す線図的断面図である。 １１・・・回収ボトル　　　　１２・・・載置台１３・
・・本体フレーム　　　　１４・・・スプリング１５・
・・遮光片 １６・・・フォトインクラブタ １７・・・ストッパ部材　　　２０・・・マイクロスイ
ッチ第２図 第３図 ／３（本体７Ｌ−４） 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、クリーニング装置によって除去されたトナーを収容
   する回収ボトルが載置される載置台と、この載置台を上
   方に向けて弾圧する弾性部材と、回収ボトルを介して載
   置台を基準位置に位置させるためのストッパ部材と、載
   置台の基準位置からの変位を検知する１個の検知手段と
   を具え、 前記基準位置を、回収ボトルが装填されて いないときの載置台の垂直方向の位置よりも、前記弾性
   部材の満杯状態にある回収ボトルの重量にほぼ相当する
   圧縮変形長だけ下方に位置させたことを特徴とするトナ
   ー回収ボトルの異常検知装置。