JPS63170697A - 楽音画像化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は楽音画像化装置、特に楽音の曲想等にもとづ
いて画像パターンを制御するものに関する。

従来、レコード演奏装置においてスピーカから発生され
る音の周波数をフィルタによって検出し、このフィルタ
の出力信号によって例えば、陰極線管等の受像装置を制
御することにより、この受像装置によって表示される画
像パターンの輝度を変化させて音を画像化するようにし
たものが提案されている。

しかしながら、このようなシステムは単に画像の輝度を
変化させるだけであるので、視聴者に与えるイメージの
変化に乏しいという欠点を有していた。

この発明の目的は、電子楽器等から発音される楽音の曲
想等に応じてディスプレイ装置で表示される画像のパタ
ーンを変化するようにして、上記欠点を除去するもので
ある。

この発明は、このような目的を達成するために、電子楽
器の操作子設定状態または演奏音の状態を検出する曲情
報検出手段を有し、この曲情報検出手段からの出力信号
にもとづいて画像ファイルに記憶された複数の画像パタ
ーンのいずれかを選択するようにして、選択された画像
パターンをディスプレイ装置で表示するようにしたもの
である。

第１図はこの発明による楽音画像化装置を組み込んだ電
子楽器の一実施例を示すブロック図であり、同図におい
て１は鍵盤部であり、各社にそれぞれ対応するキースイ
ッチから成るキースイッチ回路と、上記各キースイッチ
の動作を検出して押圧鍵に対応するキーコード信号ＫＣ
を出力する押鍵検出回路等から構成されている。上記キ
ーコード信号ＫＣは楽音形成回路２に供給される。楽音
形成回路２はキーコード信号ＫＣにもとづき押圧された
鍵の音高に対応する楽音信号Ｓを形成して出力する。こ
の場合、楽音形成回路２はパターンメモリ３から発生さ
れるコードパターンパルス。

ベースパターンパルス及びアルベジョパターンパルスを
用いて自動コード音、自動ベース音、自動アルペジョ音
等を示す楽音信号も適宜形成して出力する。この楽音形
成回路２から出力される楽音信号Ｓは増幅器４を介して
スピーカ６に供給され、スピーカ６から楽音として発音
される。

上記パターンメモリ３は各種リズムに対応して複数のパ
ターンを記憶しており、このパターンにはリズム音（打
楽器音）を制御するためのパターン以外に自動コード音
を制御するためのコードパターン、自動ベース音を制御
するためのベースパターン、自動アルペジョ音を制御す
るためのアルペジョパターン等が含まれており、それぞ
れの記憶量は例えば２小節分である。このパターンメモ
リ３は拍子カウンタ７から出力される並列ビット出力Ｔ
Ｏ及び小節カウンタ８の第１ビツト出力Ｑから成る動的
アドレス信号及びリズム選択スイッチ回路９から出力さ
れる静的アドレス指定信号によって読出される。上記拍
子カウンタ７はテンポ発振器１０から発生されるテンポ
パルスＴＰによって駆動される。テンポ発振器１０はそ
の発振周波数を可変することができる。拍子カウンタ７
の計数値は１小節分に対応し、１小節分を計数するとオ
ーバーフローして、小節パルスＣｉを出力する。上記オ
ーバーフローした小節パルスＣｉによって小節カウンタ
８が駆動され、この小節カウンタ８は小節数を計数する
。上記リズム選択スイッチ回路９は各リズムに対応した
複数のスイッチを備えており、このスイッチのいずれか
をオンにすることにより選択されたリズムを示す複数の
ビットのリズム選択信号Ｒｎを発生する。このリズム選
択信号Ｒｎはパターンメモリ３における静的アドレス指
定信号として加えられる。パターンメモリ３から読出さ
れたパターンパルスは、伴奏音に関するパターンパルス
Ｐ１　とリズム音に関するパターンパルスＰ２とに分け
られ、伴奏音に関するパターンパルスＰ１は前述したよ
うに楽音形成回路２に加えられ、自動コード音、自動ベ
ース音。

自動アルペジョ音を示す楽音信号Ｓの形成を制御する。

また、リズム音に関するパターンパルスＰ２はリズム音
源回路１１に加えられる。リズム音源回路１１は各打楽
器に対応する音色の複数の音源回路を備えており、パタ
ーンメモリ３から読み出されたリズムパターンパルスＰ
３に応じて各音源回路の出力を開閉制御してリズム音を
示すリズム音信号りを出力する。このリズム音信号りは
楽音信号Ｓに加えられる。

また、楽音形成回路２には音色選択回路１２から出力さ
れる音色選択信号ＴＳが供給されており、この音色選択
信号Ｔｓにより、楽音形成回路２において形成される楽
音信号Ｓの音色が設定されるようになっている。音色選
択回路１２は各音色にそれぞれ対応して設けられた複数
のトーンボリウムまたは音色選択スイッチなどからなる
音色選択操作子を備えており、各音色選択操作子の出力
を音色選択信号ＴＳとして出力する。従って各音色選択
操作子を適宜操作設定することによりこの音色選択操作
子の設定状態に対応した音色の楽音信号Ｓが得られる。

２０は曲想検出部であり、押鍵状態検出回路２１、テン
ポ検出回路２２．音色検出回路２３゜リズム検出回路２
４．楽音音量検出回路２５．オートリズム音色検出回路
２６及びパターンセレクト回路２７から構成される。上
記押鍵状態検出回路２１は上記キーコード信号ＫＣにも
とづいて例えば鍵の押鍵頻度を検出しいずれの、押鍵頻
度の判定結果に対応する出力信号Ｍ１をパターンセレク
ト回路２７に出力する。或いはこの押鍵状態検出回路２
１はキーコード信号ＫＣにもとづいてレガート演奏され
ているか否かを検出し、この検出結果に対応する出力信
号Ｍ１をパターンセレクト回路２７に出力するようにし
てもよい。上記テンポ検出回路２２は上記テンポ発振器
１０から出力されるテンポパルスＴｐをカウントするカ
ウンタ回路を有し、テンポパルスＴｐの周期に対応する
信号Ｍ２をパターンセレクト回路２７に出力する。

上記音色検出回路２３は上記音色選択回路１２に設けら
れた音色選択操作子の操作状態を検出して、楽音形成回
路２から出力される楽音信号Ｓの音色に対応する信号Ｍ
、をパターンセレクト回路２７に出力する。上記リズム
検出回路２４はリズム選択スイッチ９に設けられたリズ
ム選択スイッチの設定状態を検出して、選択されたリズ
ムに対応する信号Ｍ、をパターンセレクト回路２７に出
力する。また、楽音音量検出回路２５は楽音形成回路２
の出力側に設けられた音量設定ボリウム２９の設定状態
を検出して、楽音信号Ｓの音色に対応する信号Ｍ、をパ
ターンセレクト回路２７に出力する。オートリズム音量
検出回路２６は上記リズム音源回路１１の出力側に設け
られた音量設定ボリウム３０の設定状態を検出して、オ
ートリズム音の音色に対応する信号Ｍ６をパターンセレ
クト回路２７に出力する。上記パターンセレクト回路２
７は上記８信＠Ｍ１ないしＭ、にもとづいてパターンセ
レクト信号ＣＨを画像ファイル３１に出力する。画像フ
ァイル３１は上記セレクト信号ＣＨによって選択されて
駆動する複数のパターンメモリ３１１ないし３１ｎを有
している。上記パターンメモリ３１１の各アドレスには
例えば第２図（ａ）に示すように、人間がゆっくりと歩
くような画像の各コマがそれぞれ記憶され、パターンメ
モリ３１２には第２図（ｂ）に示すように、人間がやや
早く歩くような画像の各コマがそれぞれ記憶され、また
パターンメモリ３１ｎの各アドレスには第２図（Ｃ）に
示すように、人間が走るような画像の各コマがそれぞれ
記憶されている。

各パターンメモリ３１１ないし３１ｎにはアドレス信号
発生回路３２１ないし３２ｎが設けられており、これら
アドレス信号発生回路３２．ないし３２ｎはクロックパ
ルスを出力する発振器とこの発振器の出力パルスをカウ
ントし、そのカウント値に相当する並列ビット信号をア
ドレス信号として各パターンメモリ３１１ないし３１ｎ
にそれぞれ出力するカウンタから構成される。アドレス
信号発生回路３２１に設けられた発振器の出力パルスの
周期はパターンメモリ３１１のアドレスをゆっくりと指
定するように長く設定され、また、アドレス信号発生回
路３２２に設けられた発振器の出力パルスはパターンメ
モリ３１２のアドレスをやや早く指定するように短く設
定され、アドレス信号発生回路３２ｎに設けられた発振
器の出力パルスの周期はパターンメモリ３１ｎのアドレ
スを早く指定するように最も短く設定される。これらパ
ターンメモリ３１１ないし３１ｎから読み出されたデー
タはディスプレイ装置３３に供給され、このディスプレ
イ装置３３は画像ファイル３１の出力データに対応する
画像を表示する。なお、こ−のディスプレイ装置３３は
例えば陰極線管或いは液晶表示装置等を用いて構成され
る。

以上の構成による電子楽器の動作について以下説明する
。鍵盤部１からキーコード信号ＫＣが出力されることに
より、押鍵状態検出回路２１が押鍵状態またはレガート
演奏の有無等に対応する信号Ｍ１を出力し、また、テン
ポ発振器１０から出力されるテンポパルスＴｐにもとづ
いてリズムのテンポの速さに相当する信号Ｍ２がテンポ
検出回路２２から出力され、さらに音色選択回路１２に
設けられた音色選択操作子の操作状態ずなわち楽音の音
色に対応する信号Ｍ、が音色検出回路２３から出力され
、リズム選択スイッチ回路９に設けられた選択スイッチ
の設定状態に対応する信号Ｍ、がリズム検出伺路２４か
ら出力され、楽音形成回路２の楽音信号Ｓの音量に相当
する信号Ｍ５が楽音音量検出回路２５から出力され、更
にリズム音源回路１１から出力されるリズム音信号りの
音量に対応する信号Ｍ、がオートリズム音音量検出回路
２６から出力され、パターンセレクト回路２７はこれら
各信号Ｍ１ないしＭ、にもとづいて曲想を判定し、この
曲想に対応するセレクト信号ＣＨを出力する。このセレ
クト信号ＣＨにもとづいて画像ファイル３１のいずれか
のパターンメモリ３１．ないし３１ｎが選択される。例
えば、リズムのテンポが遅く、楽音音量、オートリズム
音音量が小ざい場合にあっては、パターンメモリ３１、
が選択駆動される。この時、アドレス信号発生回路３２
１が駆動されるので、パターンメモリ３１１の各アドレ
スに記憶された画像信号がアドレス信号発生回路３２１
のアドレス信号にもとづいて順次指定される。ディスプ
レイ装置３３は上記パターンメモリ３１１から読み出さ
れるデータにもとづいて第２図（ａ）に示すような画像
を表示する。この場合、パターンメモリ３１１のアドレ
スは比較的ゆっくりと指定されるのでディスプレイ装置
３３で表示される人間の動画像の動きが歩くような動き
となる。また、例えばリズムのテンポが早く、かつ楽音
音量、オートリズム音音量が大きく設定されている場合
には、パターンメモリ３１ｎが選択駆動される。これに
よってパターンメモリ３１ｎのアドレスがアドレス信号
発生回路３２ｎのアドレス信号によって順次指定されて
、各アドレスのデータが読み出されこのデータに基づい
てディスプレイ装置３３に第２図（Ｃ）に示す画像が表
示される。この場合、パターンメモリ３１ｎのアドレス
は早く指定されるのでディスプレイ装置３３によって表
示される動画像の動きが早くなり、あたかも人間が走っ
ているようなイメージを与えることができる。

なお、上記実施例において、パターンメモリ３１１に第
３図（ａ）に示すように人間が歩くような画像を記憶し
、パターンメモリ３１２に第３図（ｂ）に示すように動
物が運動するような画像を記憶し、パターンメモリ３１
ｎに第３図（Ｃ）に示すように物体が動くような画像を
記憶して曲想検出回路２０から出力されるセレクト信号
Ｃ）−１にもとづいて、いずれかの画像パターンを選択
するようにしてもよい。この場合、各パターンメモリ３
１１ないし３１ｎのアドレス信号発生回路３１１ないし
３２ｎから出力されるアドレス信号の発生周期は予め記
憶された画像の内容に応じて所定の値に設定されること
はもちろんである。

また、この発明においては、画像ファイル３１を第４図
に示すような画像における静止画像パターンＸを記憶す
るパターンメモリと、動画像パターンＹを記憶するパタ
ーンメモリとから構成し、曲想検出回路２０から出力さ
れる信号にもとづいて上記動画像パターンＹを記憶する
パターンメモリのアドレスの指定速度を制御するように
しても良い。このような構成とすることにより、曲想検
出回路２０によって検出される曲想に応じて動画像に変
化を与えることができる。ざらに、この発明において、
ディスプレイ装置３３で表示する画像は上述したものに
限らず、例えばダンスの画像や幾何学模様の画像・・・
など何でもよいものである。

ざらにまた、この発明においては、ディスプレイ装置３
３で表示される画像の変化は上述した実施例のように画
像の動きだけでなく、画像の色調や輝度なども検出回路
２０の出力に基づいて変化させるようにしてもよい。こ
の場合、画像の制御は動きや色調や輝度などの各種要素
のうちのいずれか１つだけであってもよいし、複数を組
み合わせて行なってもよい。

ざらにまた、画像ファイル３１として磁気カード等の外
部メモリを用い、この外部メモリから供給される画像情
報（画像選択情報）に従ってディスプレイ装置３３に所
望の画像を表示するようにし、そして検出回路２０の出
力によって画像を変化させるようにしてもよい。

ざらにまた、ディスプレイ装置３３で表示される画像と
して何種類か用意しておき、演奏者が予め所望の画像種
類をスイッチ等によって選択指定できるようにしてもよ
い。

以上説明したようにこの発明によれば、電子楽器等から
発音される楽音の曲想等に対応してディスプレイ装置に
表示される画像のパターンを変化するようにしたので、
演奏状態に応じたイメージの画像を表示することができ
、演奏効果をより高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の楽音画像化装置を組み込んだ電子楽
器の一実施例を示すブロック図、第２図（ａ）、（ｂ）
、（Ｃ）、第３図（ａ）、（ｂ）。 （Ｃ）は上記電子楽器の動作を説明するための図、第４
図は本発明による楽音画像化装置の他の実施例を示す図
でる。 １・・・・・・鍵盤部、２・・・・・・楽音形成回路、
３・・・・・・パターンメモリ、１０・・・・・・・・
・テンポパルス発生器、１１・・・・・・リズム音源回
路、１２・・・・・・音色選択回路、９・・・・・・リ
ズム選択スイッチ回路、２０・・・・・・曲想検出回路
、２１・・・・・・押鍵状態検出回路、２２・・・・・
・テンポ検出回路、２３・・・・・・音色検出回路、２
４・・・・・・リズム検出回路、２５・・・・・・楽音
音量検出回路、２６・・・・・・オートリズム音音量検
出回路、３１・・・・・・画像ファイル、３３・・・・
・・ディスプレイ装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 電子楽器の操作子設定状態または演奏者の状態を検出す
   る曲情報検出手段と、 上記曲情報検出手段からの出力信号によって選択される
   複数の画像パターンを有する画像ファイルと、 上記画像ファイルから出力されるデータにもとづいて画
   像を表示する表示手段と、 から構成されたことを特徴とする楽音画像化装置。